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WWE女王フレアーが屈辱のDDT葬、「小悪魔」ブリスと抗争

呪い人形シャーリーを引き裂くロウ女子王者フレアー(上)。下は倒れたブリス(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇20日(日本時間21日)◇米ノースカロライナ州ローリー・PNCアリーナ

ロウ女子王者シャーロット・フレアー(35)が次期挑戦者「小悪魔」アレクサ・ブリス(30)に怒りのDDT葬へと追い込まれた。26日(日本時間27日)のPPVエクストリーム・ルールズ大会で挑戦を受けるブリスの不気味な人気コーナー「アレクサズ・プレイグラウンド」に登場。ブリスから「シャーリーを連れてきてないのね」と、フレアーが捨てたはずの呪い人形シャーリーを取り出され、ブランコに乗せられた。

マイクを握ったフレアーは「シャーリーは必要ない。以前、アレクサはタイトルを持っていたのに、今では人形を抱いている」と皮肉たっぷりに侮辱した。するとブリスから「タイトルがなかったら、あなたは何者なの? 何の価値もないじゃない。エクストリーム・ルールズでは、私のことを王者と呼ぶことになるわ」と反撃されると女王は黙っていられなかった。

いきなりブリスの顔面をつかみながら突き飛ばしたフレアーは、そのまま乱闘に突入。奪ったシャーリーの頭部を引きちぎって王者の風格を漂わせた。しかし背後から襲撃を受け、コーナーに誤爆すると、そのままブリスによる怒りのDDTを浴びて頭部をマットに強打。何とか場外回避し、ベルトとシャーリーの残骸を手にステージに戻ると、そのままシャーリーを引きちぎって悔しそうな表情を浮かべていた。

ブランコに乗ったブリス(右)と舌戦を繰り広げたロウ女子王者フレアー(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
ブリス(右)のDDTを浴びたロウ女子王者フレアー(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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7年ぶり出場の田中将斗「1番強いのは俺や!」連覇狙う中嶋勝彦を撃破

中嶋勝彦(左)にエルボードロップを浴びせる田中将斗(撮影・中島郁夫)

<プロレスリング・ノア後楽園大会>◇12日◇後楽園ホール

「N-1 VICTORY」に7年ぶり2度目の出場となった田中将斗(48)が、Cブロック初戦で、連覇を狙う中嶋勝彦(33)を撃破した。

中嶋のサッカーボールキック連発に耐え抜き、前後からのスライディングDで沈めた。真っ向勝負のぶつかり合いを制し「前年度の王者倒したんやから、今N-1で1番強いのは俺や!」と叫んだ。

ゼロワンを主戦場としながら、今年から武藤、丸藤らのユニット「M's alliance」に加入し、ノアに参戦するようになった。8月にはGHCナショナル王者の杉浦と自身の持つ世界ヘビー級のベルトを掛けて対戦。「2本のベルトを持ち帰る」と臨んだが、35分を超える戦いで敗れた。リベンジを臨む田中にとって、N-1で結果を残すことが、ベルト奪取のチャンスにつながる。

ゼロワンのリーグ戦「火祭り」では06年から3連覇するなど、5度の優勝。昨年12月にはDDTの「D王グランプリ」を制覇するなど、リーグ戦での実績は豊富だ。次は19日に桜庭和志を迎え撃つ。「優勝するためにエントリーした」という田中が、次戦も強さを発揮する。

中嶋勝彦(左)の背後から首元にエルボーを浴びせる田中将斗(撮影・中島郁夫)

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AEW初参戦小島聡、モクスリーに敗退も「パワフルな打撃の応酬」と高評価

AEWマットでジョン・モクスリー(左)とシングル戦に臨んだ新日本プロレスの小島聡(AEW公式SNSより)

<オール・エリート・レスリング(AEW):PPVオール・アウト大会>◇5日(日本時間6日)◇米イリノイ州シカゴ・NOWアリーナ

新日本プロレスの小島聡(50)がAEWに初参戦し、元AEWヘビー級王者ジョン・モクスリー(35)とのシングル戦に敗れた。11分52秒、パラダイムシフト(変形のDDT)でフォール負けを喫した。

試合前の握手を拒否された小島はチョップを打ち込み、ショルダータックルで先制。剛腕ラリアットを場外回避された後にリングに戻すとコーナーでマシンガンチョップも連打した。コーナートップの攻防では、モクスリーにかみつかれると、負けじとかみつきで反撃。エプロンでのDDTも敢行した。

狙った剛腕ラリアットを回避されると、逆に背後に回られてジャーマンスープレックスで返された。天山広吉の得意技モンゴリアンチョップまで繰り出したものの、剛腕ラリアットをかわされ、最後はパラダイムシフトを浴びて3カウントを許してしまった。

試合前、小島は公式ツイッターで「緊張は…めちゃめちゃしていますが、自分を信じて闘ってきます」などと投稿。負けはしたものの、米専門メディアからも「パワフルな打撃の応酬だった」だったと高い評価を受けていた。

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中邑真輔がブーグスのシングル初勝利に歓喜“ギター”共演

WWEのインターコンチネンタル王者中邑(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:スマックダウン大会>◇3日(日本時間4日)◇米フロリダ州ジャクソンビル・Vystarベテランズ・メモリアル・アリーナ

WWEインターコンチネンタル王者のキング中邑真輔(41)が仲間のWWEシングル戦初勝利に歓喜した。

生ギター演奏で自らの入場を盛り上げるリック・ブーグスが難敵ドルフ・ジグラーとのシングル戦に挑み、得意技でフォール勝ちを収めた。寝技の攻防から、頭上へと持ち上げたジグラーをマットにたたき落として先制。ジグラーのDDTを浴びながらも、得意技パンプハンドルスラムで沈めて3カウントを奪取した。

セコンドに入っていた中邑は場外に置かれていたギターをブーグスに手渡し、リング上で一緒に歓喜していた。

中邑(右端)のセコンドをバックに、ジグラー(上)を持ち上げるブーグス(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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タッグ王者オートン・リドル組、前王者組を撃退 必殺技を決め勝利アピール

リドル(右)にキックボードを送られたオートン(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇23日(日本時間24日)◇米カリフォルニア州サンディエゴ・ペチャンガアリーナ

新ロウタッグ王者ランディ・オートン、リドル組が祝勝ムードをぶち壊した前王者AJスタイルズ、オモス組を撃退した。

オートン、リドルによるユニット「RKブロ」が祝勝会を開催し、リドルはお祝いに名前入りキックボードをオートンにプレゼント。オートンが困惑気味に反応していると、21日(日本時間22日)のPPVサマースラム大会で王座陥落したAJスタイルズ、オモス組が目の前に姿をみせた。

AJスタイルズに「オートンはリドルにプレゼントを用意していないようだ。それなら俺からリドルに(必殺技)フェノメナル・フォアアームを贈ってやるから対戦しろ」と対戦要求を受けた。受諾したリドルはシングル戦でオーバーヘッドキックからスープレックス、セントーンと連続攻撃でAJスタイルズを攻め込んだ。

DDTからカーフ・クラッシャーを受けたリドルはブロミッションで応戦。リップコード・ニーストライクを成功させ、コーナートップからとどめを狙った。敵セコンドに入ったオモスの妨害が入ると、今度はオートンが持ち出したキックボードでオモスをめった打ちするサポート。油断したAJスタイルズに対し、リドルがブロデリックをたたき込んで3カウントを奪った。さらに試合後、オートンもAJスタイルズに必殺RKOを見舞い、2人でポーズを決めて勝利をアピールしていた。

AJスタイルズ(右)にRKOを成功させたオートン(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
リドル(左)と勝利をアピールするオートン(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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毒蛇オートンが3カ月半ぶりの復帰戦で勝利 最後はリドルにもだまし討ち

AJスタイルズ(左端)と場外戦を展開したオートン(中央)左端はオモス(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇9日(日本時間10日)◇米フロリダ州オーランド・アムウェイ・センター

右肩負傷で4月下旬から戦線離脱していた「毒蛇」ランディ・オートンが復帰戦を勝利で飾ってカムバックした。

メインイベントでロウ・タッグ王者AJスタイルズと対戦し、RKOで撃破。救援に駆けつけた仲間のリドルにもだまし討ちのRKOをたたき込み、傍若無人ぶりをみせた。

大会オープニングからオートンがリングイン。リドルも姿をみせてチーム復活を喜んでいると「俺は1人の方がうまくやれる。俺たちはいいチームだったよ」とチーム復活を否定した。そのリングにロウ・タッグ王者AJスタイルズもコンビを組むオモスとともに登場し、挑発しながらシングル戦を要求してきた。復帰戦としてオートンが受諾し、メインでのシングル戦が決まった。

試合ではオートンがエレベイテッドDDTでAJスタイルズを追い込むと、敵セコンドに入ったオモスの介入を受けた。救援に現れたリドルによってオモスが排除されると、リングではオートンがフェノメナルフォアアームを狙うAJスタイルズを空中で捕獲し、カウンターでのRKOで仕留め、3カウントを奪った。復帰戦を勝利で飾ったオートンは戸惑いながらも一時はリドルとハグを交わし、両手を挙げて勝利を喜んだ。しかし、最後はリドルにもだまし討ちのRKOをたたき込み、「毒蛇」らしく大会を締めくくっていた。

リドル(左)にRKOを放ったオートン(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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「悪女」と化したフレアーが乱入ライバル2人を襲撃、ベルト奪回を宣言

A.S.H.の保持するベルトを掲げたフレアー(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇9日(日本時間10日)◇米フロリダ州オーランド・アムウェイ・センター

「悪女」と化したシャーロット・フレアーがライバル2人を襲撃した。21日(日本時間22日)に米ラスベガスで控える真夏のPPV大会サマースラムで「オールモスト・スーパーヒーロー(A.S.H.)」こと同王者ニッキーA.S.H.、元王者リア・リプリーとの3WAY形式ロウ女子王座戦を控える。この日組まれたA.S.H.-リプリー戦に乱入し、存在感をみせつけた。

ターンバックルやエプロンにたたきつけられた王者A.S.H.がDDTやハリケーン・ラナで反撃。相手必殺技リップタイドをかわし、コーナートップからとどめを刺そうとすると、そこにフレアーが姿を現した。背後からA.S.H.を強襲し、スープレックスで投げ飛ばすと、リプリーをナチュラルセレクションでマットにたたきつけてKO。2人を見下ろしながら、A.S.H.の保持するベルトを掲げたフレアーは「サマースラムで私がロウ女子王者になることを止めることはできないわ」と前王者としてベルト奪回を宣言してみせた。

元王者リプリー(左)に攻められるロウ女子王者A.S.H.(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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新日本ジェイ・ホワイト米団体デビュー、試合後にフィンレー襲撃

米団体インパクト・レスリングに初参戦した新日本のホワイト(左端)はベイ(左から2番目)と組み、アンダーソン(同3番目)、ギャローズ組と対戦(インパクト・レスリング公式サイトより)

<インパクト・レスリング:インパクト・オン・AXSTV>◇29日(日本時間30日)◇米ナッシュビル

新日本プロレスのNEVER無差別級王者ジェイ・ホワイトが米団体インパクト・レスリングで試合デビューを果たした。前週22日大会に登場し、勧誘に成功したクリス・ベイと組み、現インパクト・タッグ王者のユニット「グッドブラザース」カール・アンダーソン、ドク・ギャローズ組とノンタイトル戦に臨んだが、ベイが3カウントを許して黒星となった。

ホワイトはアンダーソンに強烈なチョップを見舞って先制。ベイの軽快な動きを敵2人に封じられ、ギャローズに滞空時間の長いブレーンバスターを浴びた。さらに強烈なラリアットで大きなダメージを受けながらもクロスボディーで反撃。ベイから交代タッチを受けたホワイトはアンダーソン、ギャローズにそれぞれDDTを見舞い、ペースをつかんだ。ベイが敵2人の合体技マジックキラーを受けそうになるとアンダーソン、ギャローズに蹴りを入れて回避。しかしギャローズのビッグブーツを浴びてホワイトが倒されると、ベイがギャローズのチョークスラム、最後はマジックキラーで撃沈した。

試合後、同興行の8人タッグ戦に出場していた新日本のデビッド・フィンレー、ジュース・ロビンソンをバックステージで襲撃。8月14日(同15日)の新日本ロサンゼルス大会でNEVER無差別級王座に挑戦するフィンレーを抑え込みながら「お前はオレに勝つことができない」などと挑発していた。

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WWEロウ王者アッシュ、8月PPV大会で元王者2人と3WAY初防衛戦

8月のPPV大会で3WAY形式の初防衛戦に臨むロウ女子王者アッシュ(中央)。左端はフレアー、右端はリプリー(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇26日(日本時間27日)◇米ミズーリ州カンザスシティー・T-モバイルセンター

「オールモスト・スーパーヒーロー(A.S.H)」こと新ロウ女子王者ニッキー・アッシュが8月21日(日本時間22日)、米ラスベガスで開催される真夏の祭典PPVサマースラム大会で初防衛戦に臨むことが決まった。

新王者アッシュがベルトを手にオープニングから登場し「新王者としてここに立ててうれしい。夢が現実になった。自信がなく失敗を恐れていたけど、このコスチュームを着て自信が持てるようになった。誰でも『ほぼ』スーパーヒーローになれるんだ」と観客に呼びかけた。

すると目の前に姿をみせた前王者シャーロット・フレアーから「ハッピーエンディングにはならないわよ。リア(・リプリー)が暴れたからキャッシュイン(王座挑戦権行使)が成功しただけ。ニッキーがタイトルを盗んだも同然よ。サマースラムでリマッチし、本物の王者にひれ伏すことになるわ」と王座挑戦を要求された。さらに元王者リア・リプリーも現れ「シャーロットはわざと反則裁定にしたんでしょ。ニッキーとサマースラムで対戦するのは私の方よ」と前週のフレアーとの王座戦を振り返りながらこちらも王座戦を要求してきた。

この事態を受け、WWEオフィシャルのアダム・ピアースとソーニャ・デビルが仲裁し、サマースラムで3WAY形式の王座戦を決めた。

自信満々のフレアーから「ばかげている。私はニッキーと今日対戦したい」と主張。王者らしくアッシュも受諾し、ノンタイトル戦ながらメインイベントで対戦した。「これがチャンピオン?」とフレアーに挑発された上で、チョップや踏みつけの連打で追い込まれたアッシュはブルドッグや旋回式DDTで反撃。さらにコーナートップからのクロスボディーを放ったものの、捕獲されて反転。そのまま丸め込まれて3カウントを許してしまった。

試合後、アッシュは「試合には負けたけれど、シャーロットを倒す自信がある! 次週リマッチだ」と再戦を要求。フレアーから了承された後、強烈なエルボーやビックブーツを浴びていた。

ロウ大会オープニングに登場したロウ女子王者アッシュ(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
フレアー(左)に王座戦を要求されたロウ女子王者アッシュ(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
場外からダイビングクロスボディーをフレアー(右)に放ったロウ女子王者アッシュ(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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ジョン・シナWWE電撃復帰 「見えっこねえ」ポーズで王者レインズを挑発

王座防衛したWWEユニバーサル王者レインズ(右)の目の前にサプライズ登場したシナ(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:PPVマネー・イン・ザ・バンク(MITB)大会>◇18日(日本時間19日)◇米テキサス州フォートワース・ディッキーズアリーナ

ハリウッド俳優としての活動を続けていた看板スターのジョン・シナが電撃復帰した。

「R指定の男」エッジの挑戦を退けたWWEユニバーサル王者ローマン・レインズの前に姿をみせ、得意の「YOU CAN,T SEE ME(見えっこねえ)」ポーズで挑発した。

防衛成功後、レインズがマイクを握って「全世界は俺を認めろ」と勝ち誇った直後だった。シナが姿を現し、リング上でレインズと対峙(たいじ)した。王座ベルトを見つめながら「見えっこねえ」ポーズ。絶対王者レインズに向けて余裕の表情を浮かべた。8月21日(日本時間22日)に米ラスベガスで予定される真夏の祭典サマースラムに向け、両者の因縁が一気にヒートアップしそうなムードとなってきた。

PPV大会のメインイベントで、レインズはエッジの挑戦を受けた。場外のサモアン・ドロップからポストや鉄製階段に挑戦者をたたきつけて圧倒。エッジのフラップジャックやDDTからの顔面絞めで反撃されたものの、何とか回避。エッジと激突したレフェリーが不在の状況下で、レインズが鉄パイプを持ち出したが、逆にエッジに奪われて鉄パイプ式顔面絞めで苦しめられた。

このピンチに王者のいとこウーソズ(ジミー、ジェイ兄弟)が救出に現れたが、ミステリオ親子(レイ、ドミニク)に妨害された。すると姿をみせたロリンズによる介入でエッジの捕獲から逃れたレインズがエッジの猛攻をしのぎ、最後はスピアーで沈めて王座防衛に成功していた。

大歓声を浴びながら、WWEにカムバックしてきたジョン・シナ(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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王者里村明衣子がアメール下し初防衛成功 NXT UK女子王座戦

初防衛成功の勝ち名乗りを受けたNXT UK女子王者里村(右)(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT UK大会>◇15日(日本時間16日)◇英ロンドン

NXT UK女子王者里村明衣子(41=センダイガールズ)が初防衛に成功した。フランス人の挑戦者アメールをスコーピオライジングで粉砕してフォール勝ち。リングで「ネクスト(次)! ネクスト! ネスクトー!」と指さしながら、次期挑戦者を募った。

アッパーカットや蹴り8連打で攻め込んだ里村は、アメールの粘りの攻撃をすべてしのぎ切った。ネックブリーカー、エルボーの応酬、スパインバスターと浴びると、オーバーヘッドキック、顔面へのハイキック、強烈なエルボースマッシュなど打撃技を次々とさく裂させた。さらにDDTや側転式ニー・ドロップでたたみかけ、背後から必殺スコーピオライジングで脳天にかかとを蹴り落とし、確実にベルトを守った。

試合後、里村は自らのSNSを更新。「ベルトは誰にも渡さない。私の名前がこのベルトに刻印されているんだ! 里村明衣子とね」とベルト写真ととも投稿。UK女子王者としての風格を漂わせていた。

アメール(下)にスコーピオライジングを成功させたNXT UK王者里村(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
NXT UK女子ベルトを肩に掛けて入場したNXT UK女子王者里村(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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乃蒼ヒカリ2度目の防衛「アップアップガールズ」同士の戦い らく倒す

東京女子プロレス「Don’t miss the signs」の「インターナショナル・プリンセス選手権」で2度目の防衛に成功し取材に応じる乃蒼ヒカリ(撮影・大友陽平)

<東京女子両国大会>◇10日◇両国KFCホール

インターナショナル・プリンセス選手権は、王者・乃蒼ヒカリ(23)が、挑戦者・らく(23)に勝利し、2度目の防衛に成功した。持ち味の多彩な技を繰り出しながら優位に試合を進め、最後はブリザード・スープレックスホールドで3カウントを奪った。「前回も今回もなんとか防衛できた」とホッとした表情を見せた。

17年に結成された、最強アイドルを目指す「アップアップガールズ」同士の戦い。「デビュー後から大事な場面でのシングルマッチが多かった。ずっと一緒にいる中、らくちゃんとベルトをかけて戦えて良かった」と振り返る。6月26日の前哨戦では、らくに初めて3カウントを奪われた。「100倍にして返してやる」と悔しさをあらわにしていた。髪を切って気合を入れて臨んだ同期のらくに「全部出し切った」と差を見せつけた。

インターナショナル・プリンセス王者として7月22日からの、シングルトーナメント「東京プリンセスカップ」に向かう。8月21日にはDDTの「WRESTLEPETERPAN2021」の電流爆破デスマッチにスーパー・ササダンゴ・マシンや安田大サーカスのクロちゃんらと参戦する。「王者としてトーナメントに優勝して(デスマッチに)向かいたい」と意欲を見せた。

東京女子プロレス「Don’t miss the signs」の「インターナショナル・プリンセス選手権」で2度目の防衛に成功し取材に応じる乃蒼ヒカリ(撮影・大友陽平)

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WWE「R指定の男」エッジが王者の右腕2人をクロスフェイス葬

ジェイ・ウーソ(手前)を鉄パイプ・クロスフェイスで追い込むエッジ(中央)。後方はドミニク、右端はレイ・ミステリオJr.(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:スマックダウン大会>◇9日(日本時間10日)◇米フロリダ州タンパ

WWEの「R指定の男」エッジが、ウーソズ(ジェイ、ジミー兄弟)を鉄パイプ・クロスフェイス葬し、WWEユニバーサル王者ローマン・レインズを挑発した。18日(日本時間19日)のPPV大会マネー・イン・ザ・バンクでレインズに挑戦するエッジが、王者を精神的に追い詰めた。

先にレインズから挑発を受けた。オープニングのリングに登場した王者から「エッジはうそつきだ。俺がエッジを恐れているだって? 恐怖を感じたのは一瞬だけで、その後にお前たちを倒しただろ」とキッパリ。今年4月のレッスルマニア37大会の3WAY形式王座戦を制したことを触れながら非難してきた。さらに「右腕」のいとこ2人、ウーソズに「俺のやり方ならうまくいく。一緒にやっていくぞ」とハグを交わして一族が一致団結していると、エッジは異を唱えた。

大会エンディングに姿をみせ「レインズに何人の手下がいようが構わない。俺がMITBで王座奪取する! 出てこい」とレインズを呼び出し、乱闘に発展した。エッジのためにミステリオ親子(レイ&ドミニク)もリングサイドにいたウーソズを襲撃。6人が入り乱れた大乱闘となった。エッジがレインズにDDTからスピアーを狙うと、ウーソズにスーパーキックで妨害されたが、ミステリオ親子の連係した619(ロープ上のブーメランキック)でウーソズを蹴散らした。

たまらずステージに退避するレインズに見せつけるように、エッジは鉄パイプ・クロスフェイスでウーソズ2人を絞めあげ、精神的優位に立っていた。

ジミー・ウーソ(下)を鉄パイプ・クロスフェイスで絞めるエッジ(中央)(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
WWEユニバーサル王者レインズ(左奥)を呼び出したエッジ(右)(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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清宮海斗悔しさあらわ 敗戦、襲撃…悲劇の結末も「自分で解決していく」

試合後、バックステージでイ悔しい表情を見せる清宮海斗(右)とマサ北宮(撮影・松熊洋介)

<ノア:横浜大会>◇3日◇神奈川・横浜ラジアントホール

22日の後楽園大会でマサ北宮(32)とGHCタッグ王者決定戦に臨む清宮海斗(24)が、中嶋、征矢との初の前哨戦に臨むも敗れ、試合後も襲撃を受けた。

8人タッグマッチに出場した清宮は、リング上で征矢と壮絶なぶつかり合いを演じ、これまでとは違う気合を見せた。ところが、味方の大原が3カウントを奪われ敗れると、場外にいた清宮は征矢に襲撃され、花道の奥の鉄扉にたたきつけられた。北宮に抱えられながらバックステージに現れると「ここで終わったら何も変わんねえよ」と悔しさをあらわにし、会場を引き揚げた。

2月、GHCヘビー級選手権で武藤に敗れ、自分を見失ってから苦悩の日々が続いていた。再起をかけた6月6日のサイバーファイトフェスティバルでも「ノアの強さを見せつける。この試合にかけている」と挑むも、DDTの竹下・上野組に完敗。「俺たちが弱かっただけだよ」と自暴自棄に陥った。その後も納得の結果は残せていなかったが、30日の大会で、北宮からパートナーに指名され、ベルト挑戦のチャンスを手にした。「今いる環境はうんざりするほど恵まれている」と誘ってくれた北宮にも感謝。この日は、征矢に何度も痛めつけられながらも、たまった鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように、ブーメランエルボーやミサイルキックで応戦し、存在感を見せた。

試合には敗れ、さらにその後襲撃されるという悲劇の結末となったが、目は死んでおらず、厳しい表情でしっかりとベルトを見据えていた。「迷ったり悩んだりしているけど自分で解決していく」。SNSでも前向きな発言が増えてきた。前哨戦は残り2戦。試練を乗り越え、ベルトにたどり着く。【松熊洋介】

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シバター「10秒で倒してしまっても」 BreakingDown4日開催

パンチを放つシバター(2020年12月31日撮影)

格闘家の朝倉未来(28)、海(27)兄弟がアドバイザーを務める総合格闘技イベント「BreakingDown」が4日に東京・トライフォース赤坂で開催される。

もともとは5月9日の予定だったが、コロナ禍により延期となっていた。「1分×1回」のアマチュア選手中心の戦い。メインでは人気ユーチューバーのシバター(35)とロシアの軍隊格闘術「システマ」を操るお笑い芸人のみなみかわが対戦するなど、19試合が行われる。

シバターは昨年大みそかのRIZIN26大会でHIROYAに勝利。試合動画の再生回数は朝倉兄弟や那須川天心の試合よりも多く、RIZIN榊原CEOも「実力もそうだが、人気もすごい」と脱帽するほど。3月ごろに朝倉未来からオファーを受けたというシバターは「芸人さんだしね。俺が10秒で倒してしまってもしようがないでしょ」などと余裕を見せる。

システマという、痛みを感じない呼吸法を身に付けているみなみかわは、TV番組などで殴られたり、蹴りを食らってもまったく表情を変えず、耐え抜く強靱(きょうじん)な肉体を披露。3月にはプロレス団体DDTの青木と対戦し、フォール勝ちを収めた実績もある。一流格闘家との練習経験もあり「朝倉未来のミドル、那須川天心のヒジ、武尊のカーフキックも受けたことがある。他に経験している人いますか? うその武術じゃないことを証明するいい機会」とこちらも引かない。

わずか1分の戦い。シバターは「防御に全振りしているわけでしょ? 基本ブロッキングで(笑い)」と相手にしない。過去に1分でネタを披露するお笑い番組「レッドカーペット」に出演経験もあるみなみかわは「相手はユーチューバーでたれ流ししているだけ。時間の感覚はないと思う」とあおった。

2月の発表会見で朝倉未来は「路上のけんかでも1分以上はできない。1分×1Rでいいのかなと。体力の計算がないのでおもしろい」と魅力を語っている。普段から格闘技界を盛り上げたいと裾野を広げる活動を行ってきた朝倉未来だけに、今大会にも「日本選手が強くなっていくこと。長続きするような大会にしたい」と意気込む。いずれは相撲界や柔道界などからの参戦も検討中。RIZIN出場や海外に挑戦する選手の発掘も夢見る。最強の男を決める超短期決戦の戦いがいよいよ幕を開ける。【松熊洋介】

7月4日のBreakingDown大会で、お笑い芸人のみなみかわと対戦するシバター

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イケメン二郎シングル2連勝 デバリにこん身イケメンスラッシュ蹴り込んだ

セカンドロープに乗り、ジャケットを広げてみえをきるイケメン二郎(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:205Live大会>◇25日(日本時間26日)◇米オーランド

クルーザー級を中心とする「205Live」を主戦場とするイケメン二郎(28=黒潮“イケメン”二郎)がシングル2連勝を飾った。

19日の大会で元WWEクルーザー級王者トニー・ニースを下す金星を挙げたイケメンはアリーヤ・デバリと対戦し、イケメンスラッシュ(ピンポイントキック)を蹴り込み、フォール勝ちを収めた。

会場から「イケメン」チャントが起こる中、イエローのジャケット姿で登場。ジャケット掌底やボディスラムで攻めた。デバリの打撃攻撃から裸絞めをしのぐと、再びジャケット掌底のコンビネーションからイケメンスラッシュを狙ったが、空振ってしまった。

くじけないイケメンは続けてスーパーキックやスプリングボード式月面水爆、スワントーンボムと次々と攻撃。デバリのネックブリーカーやDDTを浴びながらも、こん身のイケメンスラッシュを成功させ、3カウントを奪ってみせた。

デバリを下してシングル連勝を飾ると、セカンドロープに飛び乗り、ジャケットを広げながらみえをきっていた。

デバリ(左下)にスプリングボード式月面水爆を見舞ったイケメン二郎(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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里村明衣子「人生で最も素晴らしい日」念願のNXT UK女子王座獲得

王者レイ(後方)から3カウントを奪い、達成感いっぱいの表情をみせた里村(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT UK大会>◇10日(日本時間11日)◇英ロンドン

WWEで「ファイナルボス」と呼ばれる里村明衣子(41=センダイガールズ)が2度目の挑戦で念願のNXT UK女子王座を獲得した。NXT UKの絶対王者と言われる同王者ケイ・リー・レイ(28)に挑み、スコーピオライジングで撃破した。今年からロンドンに渡り、コーチ兼選手としてWWEと契約。WWE王座初戴冠となった。

紙吹雪が舞い飛ぶ中でベルトを掲げた里村は「とてもハードな試合だったが、ベストを尽くして私の人生のハイライトとなった。すべての女子スーパースターたちは覚悟しておけ!」と王座戴冠の喜びと王者の貫禄を示した。さらに自らのツイッターでは「皆さんに感謝します。とても大変な試合でした。ケイ・リー・レイは真のチャンピオンで彼女が私の最初のライバルだったのは当然こと。私の人生で最も素晴らしい日でした。ありがとう」と英語で投稿した。

里村が2度目の挑戦で649日間、同王座を保持したレイを撃破した。蹴り連打からSTFやDDTで攻め込み、レイのデスバレーボムに対し、負けじと里村もゴリーボムで投げるなど、お互いの得意技を繰り出すおきて破りの展開となった。不敵に笑いながら側転式ニー・ドロップやデスバレーボムを決めた里村は、スーパーキック連打やゴリーボム、セントーンを浴びながらも何とかカウント2で返した。

場外戦ではベルト攻撃を狙うレイに対し、デスバレーボムで応戦。ゴリーボムでエプロンにたたきつけられるシーンもあったが、最後は里村がデスバレーボムからスコーピオライジングをレイの脳天にかかとをたたき込んで3カウントを奪取した。

紙テープが飛ぶ中、王座戴冠に感無量の新NXT UK女子王者里村明衣子(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
リングに舞ったお祝いの紙テープに喜ぶ新NXT UK女子王者里村明衣子(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
王者レイ(右)にデスバレーボムを仕掛けた里村(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
王者レイ(右)にスコーピオライジングを狙う里村(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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里村明衣子がWWE王座初戴冠 王者レイの最長保持記録を649日で止める

2度目の挑戦でNXT UK女子王座を獲得した里村(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT UK大会>◇10日(日本時間11日)◇英ロンドン

WWEで「ファイナルボス」と呼ばれる里村明衣子(41=センダイガールズ)が2度目の挑戦で念願のNXT UK女子王座を獲得した。王者ケイ・リー・レイ(28)に挑み、必殺のスコーピオ・ライジングで3カウントを奪って勝利。今年3月の初対決では届かなかったNXT 女子UK王座を手にした。里村にとってWWE王座の初戴冠。19年8月に同王座を獲得後、最長王座保持を更新し続けたレイの記録を649日で止めてみせた。

レイのDDTや強烈なスーパーキック3連打をしのいだ里村は、岩石落とし固め、デスバレーボムで反撃。王者得意のゴリーボムやセントーンを浴びたものの、何とか2カウントで返した。場外でもデスバレーボムをさく裂させると、逆にゴリーボムでエプロンにたたきつけられるなど一進一退の攻防が続いた。

絶対王者と言われるレイの驚異的な粘りに苦しめられながらも、裸絞めで相手体力を削り、デスバレーボムでマットに倒すと、最後は必殺技で仕留めてみせた。里村は会場全体に広がる鮮やかな祝福の紙テープを浴びながら、コーナーによじ登ってベルトを高々と掲げていた。

里村は5月13日のUK大会で、次期挑戦者決定ガントレット戦で勝利。2度目の王座挑戦権を手にした。さらにリングで対峙(たいじ)したレイに不意を突かれ、スーパーキックを浴びている因縁もあった。「私がケイ・リー・レイの支配を終わらせる。覚悟しておけ」と怒りの表情で王座を奪い取る覚悟を示していた。

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武藤破り新王者の丸藤正道「どうぞ僕を狙って来て」誰の挑戦でも受けて立つ

サイバーファイトフェスティバル2021の一夜明け会見に出席したプロレスリング・ノアの丸藤正道(中央)。左はDDTの秋山準、右は東京女子の山下実優。(撮影・松熊洋介)

プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王者丸藤正道(41)が王座獲得から一夜明けた7日、都内で取材に応じ、6日の武藤敬司(58)とのタイトルマッチを振り返った。

相手得意の足4の字固めに何度も苦しみながらの勝利に「一筋縄じゃいかなかったけど、ノアでやってきて、まさか武藤さんとGHCをかけてやる日が来ると思っていなかった」と喜びを語った。

一夜明け、改めて武藤の存在の大きさを感じた。武藤がムーンサルトを仕掛けて膝を痛めた時に、勝負に出て逆転勝ち。「大会が終わっても武藤敬司という名が出ている。ムーンサルトが世を賑わせていて(話題を)持って行くのは武藤さんだなと」。憧れの大先輩から奪ったベルトに「学ぶものはたくさんあった。これからも伸びしろがある王者としてやっていける」と自信を深めた。

4度目の戴冠となる。初のベルト獲得は06年9月で、この日DDTのKO-D王者として会見に同席した秋山からだった。「あの時は自分も大人になりきれていない中で、秋山さんに引っ張り上げてもらった」。団体も含め、苦しい時期を乗り越えてたどり着いた今回のベルト。「近年、気持ちにコンディションが追いつかない部分があって、悔しい時期が続いたが、出会えて良かった。最初に取った時に匹敵するくらい印象が強い」と思いを口にした。

団体を引っ張る立場として合同興行「サイバーファイトフェスティバル」の成功も喜んだ。「選手の頑張りだけでなく、周りのスタッフがプロフェッショナルでモチベーション高く試合ができた。コロナが明けたら、あの会場(さいたまスーパーアリーナ)をみんなで満員にできるようにしたい」。

次の大会は、ノアを立ち上げた故・三沢光晴さんの十三回忌となる13日。「三沢光晴メモリアル2021」が無観客で行われる。現時点で初防衛戦の日時や相手は決まっていないが「ノアの選手とやって歴史をつくっていくのが役目。配信マッチの中で相手が決まっていくのも面白い。どうぞ僕を狙って来てください、という感じ」と誰の挑戦でも受けて立つ決意を示した。

三沢さんとともにノアを生きてきた丸藤は1日の会見で「個人としてはいろいろな思いがあるが、あえてあまり出さないようにしている。あまり重苦しいことが好きじゃないので」と語っていた。王者として元気な姿を披露し、天国の三沢さんに届ける。【松熊洋介】

サイバーファイトフェスティバル 武藤に勝利し、新チャンピオンとなった丸藤は、ベルトを手に雄たけびを上げる(2021年6月6日撮影)

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丸藤正道、武藤破り新王者も「何一つ超えられたと思っていない」

武藤(右)に虎王を決める丸藤(撮影・菅敏)

<サイバーファイトフェスティバル2021>◇6日◇さいたまスーパーアリーナ

ノアの丸藤正道(41)がGHCヘビー級王者、武藤敬司(58)を破り、新王者に輝いた。

前哨戦同様、相手得意の足4の字固めに何度も苦しんだ。「武藤さんの足4の字は、太さ、長さ、関節の固さとかで本当に窮屈。足が逆に曲がりそうな感じがする」と話していたほど強烈な足技にまたしても身動きが取れなかったが、対策を練っていたことで、今回は何とかロープに回避した。

その後もフランケンシュタイナーを浴びるなど、劣勢な展開が続いたが、わずかなチャンスをものにした。終盤、コーナーからのムーンサルトを決められた瞬間、武藤が膝を痛めたのを見ると「勝負だった」と逆襲をかけた。連続の膝蹴りでよろけさせると、虎王・零で3カウントを奪った。「やっと丸藤ここにあり、というのを見せられたかな」と笑みを見せた。

試合には勝ったが、内容には満足していない。「8割くらい押されていた」と強さを認めた。15年12月以来のヘビー級の頂点。前回は防衛できずに敗れた。「最後まで諦めなかった。次はすぐに負けないようにしっかりと防衛したい」と意欲を見せた。ノア、DDT、東京女子、ガンバレ☆プロレスの合同興行。ノアの副社長だが「武藤さんとの大一番だから気にしていられなかった」と語るほどタイトルマッチに集中していた。

2月に加入した武藤の存在は、丸藤にとってもノアにとっても大きなものだった。「刺激にならない方がおかしい」と明かす。周囲からは「58歳が頂点に立っていていいのか」と言われることもあるが「試合を見てもらえれば、この人すごいなと分かる」と話す。この日、実際に勝利しても「武藤敬司を何一つ超えられたと思っていない」と語るほどだ。若手も含め切磋琢磨(せっさたくま)する現状を「今までのノアの歴史としていい状態。武藤のすごさも、若手ののいい部分も一緒に伝えられる」と手応えを口にした。

最後に団体を引っ張る立場として「合同開催で刺激を受けたし、サイバーファイトがNo・1を取れると確信した」と力強く語った。自分たちの力だけではない。「十何年きつい状況が続いた中、周りの人が支えてきてくれた。ノアに居続けたことで、助けてくれる人が出てきて、ここまで来た。確実に前進している」。トップを目指すため、常に他団体を意識する。「上に行けないのは悔しいと感じる。2番でいいと思っているならやる必要ない」。ヘビー級の頂点に立った丸藤が、今度はノアをプロレス業界の頂点に押し上げる。【松熊洋介】

武藤に勝利し新チャンピオンとなった丸藤は、ベルトを手に雄たけびを上げる(撮影・菅敏)
丸藤にムーンサルトプレスを決める武藤(右)(撮影・菅敏)

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