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笠松競馬騎手の子「大馬翔」新弟子検査受検 父とは対照102キロ「相撲界のオグリキャップに」

笠松競馬の騎手を父に持つ森島優は、新弟子検査後、しこ名が「大馬翔」に決まったことを明かして力強くガッツポーズをつくった

目指すは相撲界のオグリキャップ!? 日本相撲協会は4日、東京・両国国技館で春場所の新弟子検査を行い、笠松競馬の現役騎手を父に持つ森島優(15=追手風)が受検。身長は166センチの自身と同程度ながら、50キロに満たない父貴之(34)とは対照的に、森島は2倍以上の102キロ。体も顔も丸々とした愛嬌(あいきょう)のある笑顔を交えて「相撲界のオグリキャップになります」と、やや報道陣にたき付けられながらも宣言した。地方競馬の笠松から、中央競馬の最高峰G1を次々と制した希代のスターホースになぞらえ、今後の飛躍を誓った。

体重制限や節制といった「減量」のイメージが強い騎手とは反対に、どんどん食べて体を大きくする「増量」の世界の相撲界に身を置くことになった。森島も「不思議な感じ」と笑う。自宅は競馬場や厩舎(きゅうしゃ)など、笠松競馬の関係施設が広がるエリアの一角。当然、父の影響から乗馬経験も豊富で、小学3、4年ぐらいまでは、1人で乗っていた。競走馬が横になって休む際の、わらを運ぶなど、競馬に関連することが日常にあふれていた。ところが一気に体が大きくなった小学5年の時には、すでに体重は80キロ近くとなっていた。

そこから一気に方針転換した。小学5年から東海相撲クラブで相撲を始め「3位とかになった。たぶん県の大会」と、才能が開花し始めた。「もともと力が強くて、ちょっと触れただけで人をケガさせてしまっていた」と、まるで漫画の主人公のように、あふれるパワーを持て余していた。そんな中で「相撲の先生だけは、思い切りぶつかっても受け止めてくれた」と、全力でできる相撲に夢中になっていった。

父からは「つらいこともいっぱいあると思うけど、その時こそ我慢して、頑張っていけば、いつかうれしいことがある。とにかく我慢していけ」と、相撲界に進むにあたって言葉を授かった。目標とする力士は追手風部屋の兄弟子で、春場所では2度目の幕内優勝へ、あと1歩と迫った小結大栄翔。「自分も押し相撲。大栄翔関は強くて、かっこいいです」と、目を輝かせて話した。

すでに、しこ名は決まっている。あこがれの大栄翔と1字違い。さらに父の存在や自身の生い立ちを示すように「大馬翔(だいばしょう)」となった。夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)で初めて、本土俵に立つ。

卒業シーズンと重なり「就職場所」ともいわれる春場所は、例年、年間で最も新弟子検査の受検者が多い。少子化の影響もあり、今年は春場所としては最少に並ぶ34人が受検者リストに名を連ねた(うち1人は欠席)。その中でも3月21日生まれの森島は最年少。好きな食べ物は「抹茶アイス」と答え、その次に好きな食べ物も「抹茶どら焼き」で「甘い物が好きなんです」と、あどけない笑顔を振りまいた。

一方で3人の妹と、1番下に4歳の弟を持つ5人兄妹の長男とあって、責任感の強さもある。「番付の目標はないですけど、夢を与える力士になりたいです」と胸を張って話した。

本来は3月の春場所前に新弟子検査を受け、同場所で前相撲を行う予定だったが、新型コロナウイルス感染症対策でいずれも延期となっていた。前相撲を経験せず、夏場所は序ノ口として番付に名が載る。オグリキャップのように、多くのファンに愛される力士となるのか。スピードが生命線の父のように、スピード出世を果たすことができるのか。この日、気付けば報道陣の多くを引きつけてやまなかった、愛くるしい笑顔がトレードマークの「大馬翔」。5日前まで中学生だった15歳は、相撲界で“1番人気”となる日を夢見ている。

笠松競馬の騎手を父に持つ森島優は、スピード出世への意欲を見せるように騎乗のポーズをつくった

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ぱんちゃん璃奈は第8試合後にEXで復帰 3・5KNOCK OUT代々木大会の試合順発表

ぱんちゃん璃奈(2022年10月27日撮影)

キックボクシング団体KNOCK OUTは25日、3月5日に東京・代々木競技場第2体育館で開催する「KNOCK OUT2023 SUPER BOUT“BLAZE”」の試合順を発表した。

メインイベントは、RIZIN5連勝中のKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者鈴木千裕(23=クロスポイント吉祥寺)がマルコス・リオス(23=アルゼンチン)と拳を交えるノンタイトル戦の同級3分3回(延長1回)に決まった。また昨年12月、詐欺の疑いで兵庫県警垂水署に逮捕され、釈放後に謝罪と復帰会見を行ったぱんちゃん璃奈(28=フリー)のエキシビションマッチは第8試合と第9試合の間に行われる。発表時点で対戦相手は「X」となる。本戦の試合順は次の通り。

   ◇  ◇  ◇  ◇

<第1試合>KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級3分3回(延長1回)=工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)-小倉尚也(スクランブル渋谷)

<第2試合>KNOCK OUT-BLACKスーパーウエルター級3分3回(延長1回)=渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)-MASATO BRAVELY(BRAVELY GYM)

<第3試合>KNOCK OUT-RED53キロ契約体重3分3回(延長1回)=心直(REON Fighting Sports Gym)-MASA BRAVELY(BRAVELY GYM)

<第4試合>KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級3分3回(延長1回)=古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)-武蔵(WIVERN)

<第5試合>KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級3分3回(延長1回)=壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)-響波(Y’s glow)

<第6試合>KNOCK OUT-BLACK59キロ契約体重3分3回(延長1回)=久井大夢(TEAM TAIMU)-元山祐希(武勇会)

<第7試合>KNOCK OUT-BLACKウエルター級3分3回(延長1回)=杉原新也(ワイルドシーサー前橋)-宇佐美秀メイソン(Battle Box)

<第8試合>KNOCK OUT-BLACKウエルター級3分3回(延長1回)=渡部太基(TEAM TEPPEN)-スアレック・ルークカムイ(タイ/STURGIS新宿)

<エキシビションマッチ>=ぱんちゃん璃奈(フリー)

-X

<第9試合>KNOCK OUT-RED64・5キロ契約体重3分3回(延長1回)=バズーカ巧樹(菅原道場)-不可思(クロスポイント吉祥寺)

<第10試合>KNOCK OUT-RED72キロ契約体重3分3回(延長1回)=クンタップ・チャロンチャイ(タイ/BTC GYM)-木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle Box)

<第11試合>KNOCK OUT-REDフェザー級3分3回(延長1回)=小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)-ロンナチャイ・トーラミントラー(タイ)

<第12試合>KNOCK OUT-BLACK58・5キロ契約体重3分3回(延長1回)=龍聖(WIVERN)-ペットセーンセーブ・ソーヂョートーンプラーヂン(タイ)

<第13試合>KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級3分3回(延長1回)=鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)-マルコス・リオス(アルゼンチン)

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【ノア】武藤敬司の歩み「闘魂三銃士」蝶野正洋と同日入門 橋本真也は前日入門/アラカルト

引退試合を終え、プロレスLOVEポーズで引き揚げる武藤(撮影・江口和貴)

<プロレスリング・ノア:武藤敬司引退興行>◇21日◇東京ドーム

“プロレスリングマスター”武藤敬司(60)が、リング上で燃え尽きた。

メインイベントで、自らラストマッチの相手に指名した新日本プロレスの内藤哲也(40)と対戦。約11年ぶりとなったシングルマッチは、最後の3カウントを大の字で聞いて敗れた。

▽武藤敬司の歩み

◆生まれ 1962年(昭37)12月23日、山梨県生まれ。

◆新日本入門 84年に東北柔道専門学校の先輩の助言で21歳で新日本入門。後に「闘魂三銃士」となる蝶野正洋と同日で、橋本真也(故人)は前日だった。

◆デビュー 84年10月5日の蝶野戦でデビュー。同じくデビュー戦の蝶野から8分27秒、逆エビ固めで勝利を収める。

◆海外遠征 85年11月に米フロリダに初の海外遠征出発。翌86年10月に凱旋(がいせん)帰国し、新コスチューム“スペース・ローン・ウルフ”姿をお披露目。88年1月から2度目の海外遠征。89年に代理人のグレート・ムタが初登場し、米WCWでトップヒールレスラーとして一世を風靡(ふうび)。90年4月に帰国し、赤のショートタイツ姿で全盛期を迎える。

◆闘魂三銃士 88年7月にプエルトリコで、蝶野、橋本ともにユニットを結成。91年、初開催となったG1決勝戦で蝶野に敗れて優勝を逃すも、3人でリングに上がり、「1、2、3、ダァーッ!」で締めて時代到来。以後、IWGPやG1を巡って数々の名勝負を演じ、90年代新日本の看板として不動の地位を確立。

◆新日本での主なタイトル 92年にムタがIWGPヘビー級王座初戴冠。95年に橋本を破り、素顔で初の同級王者。同年のG1で初優勝。01年1月に全日本に参戦し、3冠ヘビー級王座獲得。

◆全日本 02年1月に格闘技路線を重視する団体に不信感を抱き、弟分の小島聡、ケンドー・カシンらとともに新日本を電撃退団。同2月に全日本に入団。代表取締役社長に就任。同6月に、選手が急性硬膜下血腫で倒れた事件の責任を取って代表取締役社長を辞任した。13年5月に退団。

◆WRESTLE-1 13年7月に旗揚げ。20年に活動停止。

◆ノア 20年からノアを中心に活動。21年2月にGHCヘビー級王座獲得。21年2月に正式入団。同11月にGHCタッグ王座を獲得し、史上2人目のメジャー3団体のシングル王座とタッグ王座を完全制覇。

◆アクシデント 10年4月に変形性膝関節症による右膝関節内遊離体除去の手術、18年3月には両膝の人工股関節置換術、22年2月には左股関節唇損傷で長期欠場。

◆引退 23年2月21日に、ノア東京ドーム大会の内藤哲也(新日本)戦で引退。

◆サイズ 188センチ、110キロ。

急きょ対戦する武藤(右)と蝶野(プロレスリング・ノア提供)
【イラスト】武藤敬司の王座表
1990年5月、新日本プロレス合宿で手を合わせる闘魂三銃士の、左から橋本真也、武藤敬司、蝶野正洋
1988年7月、新日本プロレス同期の3人で結成された闘魂三銃士。左から蝶野正洋、武藤敬司、橋本真也
1990年7月、リングに立つ闘魂三銃士の、左から武藤敬司、橋本真也、蝶野正洋
1991年1月、闘魂三銃士の、左から武藤敬司、橋本真也、蝶野正洋
1994年3月、闘魂三銃士の、左から橋本真也、蝶野正洋、武藤敬司
2003年8月、闘魂三銃士トークショーで盛り上がる、左から橋本真也、蝶野正洋、武藤敬司

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新日本退団の飯伏幸太 昨年他団体に無断参加、団体への不満や批判ツイートも/最近の動き

飯伏幸太(2019年1月撮影)

新日本プロレスは1日、飯伏幸太(40)の退団を発表した。公式ホームページなどで「2023年1月31日をもちまして新日本プロレスを退団しましたことをご報告致します。このたび、契約期間満了により退団という運びとなりました」とした。

<最近の飯伏>

◆21年10月 史上初の3連覇を狙ったG1の優勝決定戦オカダ・カズチカ戦で、コーナートップからの大技フェニックス・スプラッシュを誤爆。右肩関節前方脱臼骨折及び関節唇損傷の診断で、長期の欠場期間に入る。

◆22年2月 新日本が飯伏の復帰とニュージャパンカップ出場を発表も、協議の結果一転して欠場に。

◆22年3月 新日本に無断で、他団体の大会にセコンドとして参加。

◆22年5月 無断参加を問題視した担当者からLINEを通じて解雇通告ともとらえられるメッセージを送られたことを自身のツイッターで告発。「理不尽パワハラはこんど一気に暴露します」などと投稿し、その後も、団体への不満や批判ともとれるツイートを立て続けに行い、新日本からの解雇も示唆。

◆22年同月 新日本が契約更新を発表。大張高己社長は会見を開き、「今回の件をもって契約解除ということは考えておりません」と話した。

◆22年6月 飯伏は選手契約違反により3カ月減俸10%、管理責任として大張高己社長に3カ月減俸10%、担当者に不適切発言に基づく服務規律違反として3カ月10%減俸及び職務内容変更の処分を発表。

◆23年1月 新日本と飯伏が退団を発表。

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【日刊バトル大賞】オカダ・カズチカ2年連続MVP 8月オスプレイ戦は最高試合賞にも選出

【イラスト】日刊バトル大賞・プロレスMVP

<日刊バトル大賞:プロレス部門>

新日本プロレスのオカダ・カズチカ(35)が、日刊バトル大賞プロレス部門で2年連続6度目の最優秀選手に輝いた。

ニッカンスポーツ・コムで実施した投票では、ノアの武藤らを抑え、半数を超える約52%の票を獲得。IWGP世界ヘビー級王座初戴冠とG1連覇などが評価された。8月18日のG1決勝戦オスプレイ戦は、約39%の得票で最高試合賞に選ばれた。

名実ともに団体創設50周年イヤーの顔だった。22年初戦の東京ドーム大会で王座を獲得すると、その後4度の防衛に成功。史上最多の28人が出場したG1では、オスプレイとの壮絶な必殺技の応酬を制し、史上4人目の連覇を達成した。

姿勢や言葉でも存在感を放った。団体創設者アントニオ猪木さん風のコスチュームを身にまとって歴史を背負う自覚を示し、病床の“燃える闘魂”へ幾度となく来場を呼びかけた。猪木さんが10月に天国に旅立った際には「バカヤロー」と涙を流し「行っておけばよかったと思わせる戦いをする」と闘魂継承を誓った。

今年1月の東京ドーム大会で天敵ホワイトを下し、王者返り咲き。2万6000人の前で「1、2、3、ダァーッ!」も決めた。来月11日の大阪大会の初防衛戦で鷹木を迎え撃つ。23年もプロレス界の先頭を独走する。【勝部晃多】

【イラスト】日刊バトル大賞・プロレス年間最高試合
オカダ・カズチカ(2023年1月4日撮影)

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【WWE】新日本G1出場のジョナ、戸沢陽を撃破 巨漢を生かしたパワフルな技で3カウント奪う

戸沢陽(下)にツナミを仕掛けた元新日本プロレスのジョナことブロンソン・リード(C)2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇16日(日本時間18日配信)◇米オハイオ州シンシナティー・ヘリテージ・バンクセンター

22年の新日本プロレス真夏の祭典G1クライマックスにも出場し、オカダ・カズチカを下したジョナことブロンソン・リードが圧倒的なパワー差を見せつけた。

戸沢陽とのシングル戦に臨み、4分20秒、ツナミ(フロッグスプラッシュ)で沈めて存在感を示した。

巨漢を生かした串刺しボディーアタック、ボディースラム、スライディング式ヒップアタックとパワフルな技で戸沢を追い詰めた。フランケンシュタイナー、トペ弾などで局面打開を狙った戸沢のエプロンからのセントーンをキャッチすると、バリケード(防護壁)に向けてパワーボムでたたきつけ、大ダメージを与えた。最後はコーナートップからのツナミで押しつぶし、3カウントを奪ってみせた。

13年からノアに参戦後、19年にWWEのトライアウトに合格して新加入。傘下のNXTで北米王座を獲得していたが、21年にコロナ禍による経費削減の影響で解雇の憂き目に。同年11月から新日本に参戦し、昨夏のG1クライマックスではAブロック4勝2敗と勝ち越していた。

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【新日本】オカダ・カズチカ、ケニー・オメガが夢の合体「また戦うのも面白いんじゃないかと」

アーロン・ヘナーレ(下)、ジェフ・コブ組に勝利するオカダ・カズチカ(左)とケニー・オメガ組(撮影・狩俣裕三)

<新日本プロレス:大田区大会>◇5日◇東京・大田区総合体育館

前日の東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王者に返り咲いたオカダ・カズチカ(35)が、同大会で4年ぶりに新日本マットに復帰し、即IWGP・USヘビー級王座を戴冠したケニー・オメガ(39)と夢の合体を果たした。

メインイベントで王者タッグを組み、ジェフ・コブ、アーロン・ヘナーレ組と対戦。事前にカード発表はなかったため、オカダとオメガの入場曲が響き渡ると、会場はどよめきが起こった。お互いに声をかけあって息のあったタッグワークを披露。オメガのVトリガーとオカダのレインメーカーでヘナーレを挟み撃ちにし、最後は13分36秒、オカダがレインメーカーを決めて勝利した。

19年1月に新日本を離脱して米プロレス団体AEWを旗揚げたオメガとは、過去にG1やタイトル戦で名勝負を繰り広げたライバルで、タッグを組むことはなかった。オカダは「ケニー、ありがとう。組んだのもよかったし、また戦うのも面白いんじゃないかと思います」と、笑顔で話した。

前日には宿敵ホワイトと30分を超える激戦で、この日は疲労困憊(こんぱい)だった。「昨日のダメージ多くて…」と汗を拭いながらも「横で助けてくれるパートナーがいてよかった」と振り返った。

試合後には、KOPW2023の保持者になった鷹木から連日の挑戦状をたたきつけられた。「いつ、なん時、誰の挑戦でも受けるほど安く売っていないんですよ」と返しながらも、「けど、鷹木信悟という相手には興味があるよ。鷹木さん、あなたなら、いつなん時だって受けてやりますよ。かかってこい、この野郎!」と、今度は挑戦を受諾した。ダブルタイトルマッチが決定的となった。

アーロン・ヘナーレ(中央)にVトリガーとレインメーカーをさく裂させるケニー・オメガ(左)とオカダ・カズチカ(撮影・狩俣裕三)
試合後、ポーズを決めるオカダ・カズチカ(撮影・狩俣裕三)
アーロン・ヘナーレ(左)にレインメーカーでとどめを刺すオカダ・カズチカ(撮影・狩俣裕三)
試合後、鷹木(右)から挑戦を受けるオカダ・カズチカ(撮影・狩俣裕三)
試合後、鷹木(右)から挑戦を受けるオカダ・カズチカ(撮影・狩俣裕三)
試合後、鷹木(右)からの挑戦を受け入れるオカダ・カズチカ(撮影・狩俣裕三)

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【新日本】「闘魂の血は巡る」黒一色コスチュームで至宝奪還オカダ・カズチカの負けられない理由

IWGP世界ヘビー級新チャンピオンとなったオカダ・カズチカは花道の奥で「1、2、3、ダァー!」とさけぶ(撮影・滝沢徹郎)

<新日本プロレス:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

新日本プロレス50周年の大トリで、オカダ・カズチカ(35)が頂点に返り咲いた。IWGP世界ヘビー級王座戦で“宿敵”ジェイ・ホワイト(30)を33分3秒、レインメーカー(短距離式ラリアット)で仕留め、2度目戴冠を果たした。昨年10月に亡くなったアントニオ猪木さんの追悼大会で、涙ながらに新時代の幕開けを宣言。観客とともに「いくぞー、1、2、3、ダァーッ!」と猪木さんの決めぜりふを天国の「燃える闘魂」に届けた。

  ◇  ◇  ◇

天国の“燃える闘魂”は、レインメーカーに何を感じただろうか。東京ドームに詰めかけた2万6000人から注がれた嵐のような歓声が、その答えだった。オカダがここまで1勝4敗と苦杯をなめてきた“宿敵”ホワイトを破り、新日本の至宝IWGPを奪還した。「猪木さんが作った新日本。闘魂を受け継いで、100年、200年続くように盛り上げていきます」。3年ぶりに声出し解禁となった会場で、新王者は涙を流して約束した。

猪木さん、俺たちの戦いは届きましたか-。オカダが赤い襟付きのドル柄のガウンを脱ぎ去ると、猪木さんをほうふつとさせる黒一色のコスチュームが現れた。試合は頭脳戦、打撃戦に発展。幾度となく劣勢に立たされたが、闘魂を背負う男に負けは許されなかった。猪木さんの得意技の延髄斬りで難局を打破。過去に苦しめられてきた相手の必殺技ブレードランナーで逆転すると、最後は33分3秒、渾身(こんしん)のレインメーカーで刈り取った。

もう1つ、負けられない理由があった。昨年8月、守るものが増えた。妻で声優の三森すずことの間に、第1子となる男児が誕生。リングを降りると「ようやく寝返り打ったんですよ」とパパの顔を見せる。史上4人目となる連覇を達成した昨年のG1直後には、プロレスラーとしては前代未聞の約半月間の育休も取得。どんなに疲れた時でもその笑顔1つで元気になれる。「僕がけがをしたら妻の負担も大きくなる。元気で家に帰らないといけない」。引き締まる思いだった。

俺がやる。その自覚は、家庭だけではなくプロレス界全体にまで及ぶ。昨年10月に猪木さんが死去。来月には武藤も引退する。新日本は50周年を超え、プロレス界は過渡期を迎えている。だが、そのリングの中心にいるのは常にオカダでなくてはならない。「俺に任せれば安心だと、猪木さんにもファンに思わせられる」。そう力強く語った。

試合後には猪木さんの代名詞「1、2、3、ダァーッ!」の掛け声で締めた。「猪木さんの見ていた景色が少しは見られたかな」と笑った。闘魂の血は巡る。「これではまだ満足はできない」。王者は新たな半世紀の幕開けを、天に宣言した。【勝部晃多】

赤いタオルを首に巻いて入場したオカダ・カズチカ(撮影・滝沢徹郎)
オカダ・カズチカ(右)はジェイ・ホワイトに延髄斬りを見舞う(撮影・滝沢徹郎)
試合後、IWGP世界ヘビー級新チャンピオンとなったオカダ・カズチカは涙ながらにあいさつする(撮影・滝沢徹郎)
入場するオカダ・カズチカ(撮影・滝沢徹郎)
【イラスト】歴代IWGP世界ヘビー級王者

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【新日本】84年「闘魂三銃士」蝶野正洋と同日入門 蝶野戦でデビュー/武藤敬司と新日本

武藤敬司(奥)はSANADAに足4の字固めを決める(撮影・滝沢徹郎)

<新日本プロレス:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

ノアの武藤敬司(60)が古巣の新日本マットでラストマッチを勝利で飾った。

   ◇   ◇   ◇

武藤と新日本

◆入門 84年に東北柔道専門学校の先輩の助言で21歳で新日本入門。後に「闘魂三銃士」となる蝶野正洋と同日で、橋本真也(故人)は前日だった。

◆デビュー 84年10月5日の蝶野戦でデビュー。同じくデビュー戦の蝶野から8分27秒、逆エビ固めで勝利を収める。

◆海外遠征 85年11月に米フロリダに初の海外遠征出発。翌86年10月に凱旋(がいせん)帰国し、新コスチューム“スペース・ローン・ウルフ”姿をお披露目。88年1月から2度目の海外遠征。89年に代理人のグレート・ムタが初登場し、米WCWでトップヒールレスラーとして一世を風靡(ふうび)。90年4月に帰国し、赤のショートタイツ姿で全盛期を迎える。

◆闘魂三銃士 88年7月にプエルトリコで、蝶野、橋本ともにユニットを結成。91年、初開催となったG1決勝戦で蝶野に敗れて優勝を逃すも、3人でリングに上がり、「1、2、3、ダァーッ!」で締めて時代到来。以後、IWGPやG1を巡って数々の名勝負を演じ、90年代新日本の看板として不動の地位を確立。

◆タイトル 92年にムタがIWGPヘビー級王座初戴冠。95年に橋本を破り、素顔で初の同級王者。同年のG1で初優勝。

◆退団 02年1月に格闘技路線を重視する団体に不信感を抱き、弟分の小島聡、ケンドー・カシンらとともに新日本を電撃退団。同2月に全日本に入団。

武藤敬司(左)はSANADAにシャイニングウィザードを見舞う(撮影・滝沢徹郎)
武藤敬司(左から2人目)はコーナーに登りムーンサルトプレスを狙うも棚橋弘至(左)から止められる(撮影・滝沢徹郎)
SANADA(右)とポーズを決める武藤敬司(撮影・滝沢徹郎)
武藤敬司(中央)はBUSHIにシャイニングウィザードを見舞う(撮影・滝沢徹郎)
勝利の瞬間プロレスLOVEポーズを決める武藤敬司(手前)(撮影・滝沢徹郎)
試合に勝利し勝ち名乗りを受ける武藤敬司(中央)と棚橋弘至(右)、海野翔太(撮影・滝沢徹郎)
武藤敬司(左)は内藤哲也(右)に誘われポーズを決める(撮影・滝沢徹郎)
試合後、内藤哲也(右)は武藤敬司を見つめる(撮影・滝沢徹郎)

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【新日本】大トリのオカダ・カズチカ“天敵”ホワイト戦 完全王者に返り咲けるか 過去の対戦

ホワイト(右)と写真に納まるオカダ(撮影・勝部晃多)

<新日本プロレス:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

新日本プロレス創立50周年イヤーの大トリで、オカダ・カズチカ(35)が頂点に返り咲く。4日開催の東京ドーム大会で、IWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイト(30)に挑戦する。

昨年6月にベルトを奪われ、ここまで1勝4敗と苦杯をなめてきた相手。22年には史上4人目のG1連覇を達成したオカダは、天敵撃破を宣言。完全王者として今年のプロレス界をけん引する。

◆オカダの対ホワイト これまでのシングル対戦成績は1勝4敗で、大きく負け越していた。初対戦はホワイトがケイオス時代の18年7月のG1公式戦。セコンドの介入なども許して黒星を喫した。続く、19年1月の東京ドーム大会で連敗。同年4月のIWGPヘビー級選手権試合(米・マディソンスクエアガーデン)で初勝利。20年9月のG1公式戦、22年6月のIWGP世界ヘビー級選手権試合と連敗を喫した。オカダが試合を決めようとしたところをホワイトが必殺技「ブレードランナー」で一発逆転する展開が続いていた。

◆オカダ・カズチカ 1987年(昭62)11月8日、愛知県安城市生まれ。中学卒業後に闘竜門に入門し04年8月、16歳の時にメキシコでデビュー。07年8月に新日本入り。12年にIWGPヘビー級王座を初戴冠。同年、初出場のG1クライマックスで史上最年少優勝。21年秋に7年ぶり3度目のG1制覇。22年1月にIWGP世界ヘビー級王座を初戴冠。同年のG1で史上4人目の連覇達成。得意技はレインメーカー。191センチ、107キロ。妻は声優の三森すずこ。

◆ジェイ・ホワイト 1992年(平4)10月9日、ニュージーランド・オークランド生まれ。13年9月に英国でデビュー。14年12月に行われた入門テストに合格し、15年1月に新日本入り。18年1月にIWGP・USヘビー級、19年2月にIWGPヘビー級、同年9月にIWGPインターコンチネンタル、21年5月にNEVER無差別級王座を戴冠し、新日本史上初のシングル王座全獲得を達成。22年6月にオカダを下し、IWGP世界ヘビー級王者。得意技はブレードランナー。186センチ、100キロ。

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【新日本】オカダ・カズチカ、天敵ホワイト戦へ自覚と決意「50周年集大成とこれからの新日本を」

前日会見でホワイト(右)と写真に納まるオカダ(2023年1月3日撮影)

<新日本プロレス:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

新日本プロレス創立50周年イヤーの大トリで、オカダ・カズチカ(35)が頂点に返り咲く。4日開催の東京ドーム大会で、IWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイト(30)に挑戦する。昨年6月にベルトを奪われ、ここまで1勝4敗と苦杯をなめてきた相手。22年には史上4人目のG1連覇を達成したオカダは、天敵撃破を宣言。完全王者として今年のプロレス界をけん引する。

    ◇    ◇    ◇   

IWGP世界ヘビー級王座初戴冠、同王座4度の防衛成功、史上4人目のG1連覇達成-。オカダは昨年、文句なしで新日本の顔としてプロレス界をリードした。だが、年間最大興行となる東京ドーム大会のメインイベントは、2年連続で挑戦者として迎える。対角線上には王者ホワイト。新日本最高峰のベルト奪還なしには、カネの雨を降らせる“レインメーカー”の23年は始まらない。

並々ならぬ自覚と決意を口にする。「50周年の集大成をしっかり見せつつ、これからも応援してもらえる新日本の戦いを見せる。そのためには、俺があのベルトを取らないといけない」。立ちはだかる大きな壁を乗り越える。

ホワイトはまさに「天敵」と言える存在だ。昨年6月の大阪大会。王者として挑戦を受けた同選手権試合は、まさかの結末に終わる。敵セコンドの介入や首絞めなどのダーティーファイトを許し、最後は必殺技のブレードランナーに散った。リング上で圧倒的な存在感を誇る男が、終始試合の主導権を握られ、ほぼ何もできなかった。

「強い。反則する、しないに関係なく強い。気を抜く暇はない」と、自身もその実力を認めている。

過去を振り返ってみても、相性の悪さは歴然だ。対戦成績はオカダの1勝4敗。まだホワイトが同じケイオス時代の18年にG1公式戦で初対戦して敗れた。米国のタイトルマッチで1勝したものの、その後も連敗続き。今回の前哨戦でも「対策を考える暇なく終わった」と、悪いイメージは払拭(ふっしょく)できずにいる。

だが、泰然自若の姿勢を貫く。「俺はチャレンジャーだけどG1を勝った自信がある。ジェイは勝てていないですからね」。22年度プロレス大賞に選ばれたことに対しても「まあ、俺でしょ」と言いきった。1年間団体を引っ張り続けた。その実績が、確固たる自信と余裕につながっている。

大会は、昨年10月に死去したアントニオ猪木さんの追悼興行でもある。「新日本のリング上は安心だねと言ってもらえると思う」。王者の自覚を持った「挑戦者」オカダは、強い。【勝部晃多】

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【新日本】オカダ・カズチカ1・4「皆さんの心が燃える戦いを」IWGP世界ヘビー級王座取り自信

ホワイト(右)と写真に納まるオカダ(撮影・勝部晃多)

新日本プロレスのオカダ・カズチカ(35)が、IWGP世界ヘビー級王座取りへ自信を示した。

新日本の年間最大興行となる東京ドーム大会「レッスルキングダム17」を前日に控えた3日、都内で行われた会見に出席。同大会のメインイベントで挑戦するIWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイト戦に向け「やっとホワイトがベルトを持った姿が終わる」と勝利を宣言した。

赤いネクタイを締めた紳士的なスーツ姿で登場したオカダは、引き締まった表情でマイクを持った。「とうとう明日、1・4。やっとホワイトがベルトを持った姿が終わるんだなと思うと(うれしい)。新日本プロレスはいい方向に向かう。この戦いを見て新日本プロレスを感じてもらいたい。皆さんの心が燃える戦いをしたい」と言い切った。

対戦相手のホワイトはこれまで5戦1勝と苦杯をなめている相手。この日も「お前はクールぶっているが本当は不安に震えている子ネズミだ。弱虫オカダ!」などと面と向かって挑発されたが、表情は全く崩さなかった。フォトセッションでも、相手の差し出した手に応じず、既に臨戦態勢だった。

この日は、多くを語らなかったオカダ。昨年は史上4人目のG1連覇を達成し勢いにのる「挑戦者」は、リング上で全てを語るつもりだ。

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【新日本】オカダ・カズチカ「天国の猪木さんがとりこになるような試合を」1・4ベルト奪還へ

10月10日、オカダ・カズチカは亡くなったアントニオ猪木さんのポーズを決める

新日本プロレスのオカダ・カズチカ(35)が、天国の“燃える闘魂”へ思いを届ける。今年10月に79歳で死去した団体創設者アントニオ猪木さんの追悼興行となる来年1月4日開催の東京ドーム大会で、IWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイト(30)に挑戦する。ベルト奪還とともに、プロレス界を背負って立つ。

    ◇   ◇   ◇

オカダは23年のテーマを明確にした。それは、10月に死去した猪木さんを今の新日本の“ファン”にすることだ。「天国の猪木さんが今の新日本プロレスのとりこになるような試合をすれば、応援してくれる人も増えるはず」。団体の生みの親がうなるような活躍で、業界のさらなる発展を誓った。

計画の序章は、猪木さんの追悼興行となる1月4日の東京ドーム大会から始まる。団体50周年となった22年はG1で史上4人目の連覇を達成し、プロレス大賞MVPにも輝いたオカダだが、慢心は一切ない。「新日本のトップの戦いを見せる」と、団体の頂点であるIWGP世界ヘビー級王者への返り咲きへ、強い思いを抱く。

メインで挑戦する王者ホワイトは「強くて気を抜く暇がない」と認める相手。過去1勝4敗と大きく負け越している難敵だ。それでも「自分の勢いを信じれば勝てる」と、不退転の覚悟でぶつかる。

諦めない姿勢はサッカーW杯日本代表からも学んだ。「どこかでチャンスを見つけて同点。そして逆転。勢い1つで、誰もが予期しない展開に変わることはたくさんある」。ドイツ、スペイン…次々と格上を撃破し、日本中を勇気づけたサムライブルーから刺激を受けた。

一方で、歯がゆさも覚えた。プロレス界も負けてはいられない-。「俺らにもできるよ、と思った」。今大会も声出し応援の制限も緩和され、反応がよりダイレクトに感じられる。「日本中に注目されるような戦いをする」。カネの雨を降らせるレインメーカーが、プロレスの枠を超えた大勝負に打って出る。【勝部晃多】

○…新日本プロレスの棚橋弘至(46)は、今年の目標をIWGP世界ヘビー級王座初戴冠と設定した。「まだ巻いたことがない。あのベルトに名を残すまでは引退できない」と、目を光らせた。来年1月4日の東京ドーム大会では、2月での現役引退を表明している武藤敬司らとタッグを結成する。「武藤さんの新日本ラストマッチ。しっかり自分の中で理由付けして臨みたい」。“プロレスリングマスター”の極意を吸収し、一花咲かせる。

◆放送&配信 配信サービス「新日本プロレスワールド」で4日午後3時20分、CSテレ朝チャンネル2では同5時から生中継。テレビ朝日系で5日午前1時45分から特別番組を放送(一部地域を除く)。

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【スターダム】夢だった?岩谷麻優「プレゼント争奪戦」制し高級財布ゲット!も仲間に奪われる

スターダム後楽園大会 レディ・Cから3カウントを奪い、勝利した岩谷麻優(撮影・渋谷征平)

<女子プロレススターダム>◇24日◇後楽園ホール

私のクリスマスプレゼントはいずこへ?岩谷麻優が「クリスマスプレゼント争奪戦」を制し、プラダの財布をゲットしたが、仲間に奪われるハプニングが起こった。

全員がサンタやトナカイの格好で登場した8人タッグ。今大会は「JRA有馬記念presents」の名がついており、林下詩美はG1のファンファーレと手拍子ともに馬に乗って登場するなど、リング上が一気に華やかに様変わりした。それでもかわいらしい姿はここまでで、ゴングとともに激しいぶつかり合いがスタート。「勝者1人にプレゼント」の条件だったため、3カウントを奪おうとする仲間を押しのける姿も見られた。

仲間との攻防を制し、レディ・Cから3カウントを奪った岩谷。ロッシー小川エグゼクティブプロデューサーからプレゼントを受け取った…はずだった。ところがバックステージで待ち構えていたSTARSの仲間に袋をかぶせられ、気が付くと手からプレゼントがなくなっていた。確かにもらったはずだったが、夢だったのか。「麻優さん、リングに忘れてきたんじゃない?」。仲間にそう告げられると、不思議そうにリングに戻っていった。高級財布は誰の手に-。大会後は笑顔を見せていた岩谷。高級財布が無事に戻っているといいのだが…。

スターダム後楽園大会 勝利した岩谷麻優(右か2人目)はロッシー小川サンタからプレゼントを受け取る。左はうらやましがるSTARSのメンバー(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 プレゼントを手にし、喜ぶ岩谷麻優(右から2人目)。右はロッシー小川氏(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 ロッシー小川サンタからプレゼントを受け取る岩谷麻優(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 岩谷麻優(右)のプレゼントを奪おうとするSTARSの選手たち(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 トナカイの格好で登場した葉月(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 クリスマス仕様のオーバーマスクにサンタの格好で登場した岩谷麻優(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 サンタの格好で登場したコグマ(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 トナカイの格好で登場した天咲光由(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 トナカイの格好で登場したレディ・C(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 トナカイの格好で登場した妃南(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 馬のスターダム号に乗って登場した林下詩美(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 巨大な馬に乗って登場した林下詩美(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 全員が先発に名乗りを上げ、もめるSTARSの選手たち(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 天咲光由(左)を攻める岩谷麻優(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 天咲光由(左)を攻める葉月(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 飯田沙耶(左)をジャイアントスイングで回すレディ・C(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 フォールに入る岩谷麻優(左)を阻止するコグマ(右)(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 岩谷麻優(中央)の攻撃をよけるクイーンズクエストのメンバーたち(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 連携技を仕掛けるコグマ(左)と葉月(右)(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 レディ・Cに岩谷麻優を投げつけるコグマ(左)と葉月(右)(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 レディ・Cから3カウントを奪う岩谷麻優(右)(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 勝利した岩谷麻優(右)に駆け寄る葉月(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 敗れて悔しそうな表情のレディ・C(左)と妃南(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 3カウントを奪い、ニヤリとする岩谷麻優(右)(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 ロッシー小川サンタの登場に驚く岩谷麻優(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 サンタの格好でプレゼントを持ってきたロッシー小川エグゼクティブプロデューサー(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 ロッシー小川サンタの登場に爆笑する岩谷麻優(中央)とコグマ(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 飯田沙耶の頭をなでる岩谷麻優(中央)(撮影・渋谷征平)
スターダム後楽園大会 笑顔で客席にプレゼントを投げる葉月(撮影・渋谷征平)

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【WWE】新日本G1出場のジョナ、解雇から1年4カ月ぶりの復帰 ザ・ミズと共闘か?

WWE復帰を果たしたジョナことブロンソン・リード(右)。中央はザ・ミズ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇19日(日本時間21日配信)◇米アイオワ州デモイン・ウェルズ・ファーゴ・アリーナ

今年の新日本プロレス真夏の祭典G1クライマックスにも参戦したジョナ(34)が約1年4カ月ぶりにWWE復帰を果たした。21年8月に解雇して以来のリングで、当時のリングネームのブロンソン・リードとして登場。ザ・ミズとデクスター・ルミスによる現金総取りラダー(はしご)マッチ途中、ミズがはしご頂上付近でルミスから落とされた。その直後にリードが姿をみせ、はしごを揺らしてルミスを落下させると、ツナミ・スプラッシュで大の字にさせた。その隙にミズをはしごに戻し、勝利をアシストしていた。

19年2月にWWEのトライアウトに合格し、NXTを主戦場としていたリードは21年5月にNXT北米王座を獲得しながら、同年8月にまさかの解雇。同年11月からはジョナとして新日本に参戦し、今年のG1クライマックスではオカダ・カズチカを下すなど大暴れしていた。

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【プロレス大賞】オカダ・カズチカ3年ぶり受賞に笑顔「猪木さんにいい報告ができる」

2022年度プロレス大賞でMVPを受賞し、笑顔を見せるオカダ(提供・新日本プロレス)

今年で49回目を迎えた「2022年度プロレス大賞」(東京スポーツ新聞社制定)の選考会が15日、オンライン形式で行われ、新日本プロレスのオカダ・カズチカ(35)が5度目の最優秀選手賞(MVP)に輝いた。

1月の東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座を初戴冠すると、真夏の祭典「G1クライマックス」では史上4人目の連覇を達成し、創設50周年イヤーの団体をけん引。文句なしの選出となった。また、G1優勝決定戦のウィル・オスプレイ戦は、天龍源一郎氏の歴代1位に並ぶ通算9度目の年間最高試合賞(ベストバウト)に選出された。

オカダは、3年ぶりの受賞に破顔一笑だった。「50周年の節目の年にMVPを取れてうれしい。ずっと『会場へ来てほしい』と言ってきた猪木さんは亡くなってしまったが、いい報告ができる」。創設者の猪木さんに次ぐ、単独2位となる5度目の受賞。何度も「うれしい」と口にし、喜びをかみしめた。

22年はプロレス界の顔に返り咲いたオカダだが、来年以降もこの地位を明け渡す気はない。23年1月4日には東京ドーム大会のメインイベント、IWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイトとのタイトル戦が控える。「来年の1・4は猪木さんの追悼大会でもあるので、この流れに乗ってベルトを取って、また新しい報告をしたい。50周年だから頑張っていたわけではないので」と、すぐに引き締めていた。

2022年度プロレス大賞でMVPを受賞し、ポーズを取るオカダ(新日本プロレス提供)
プロレス大賞受賞者

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【プロレス大賞】新日オカダ・カズチカが5度目のMVP アントニオ猪木さんに栄誉賞

アントニオ猪木さん(2020年9月30日撮影)

今年で49回目を迎えた「2022年度プロレス大賞」(東京スポーツ新聞社制定)の選考会が15日、オンライン形式で行われ、新日本プロレスのオカダ・カズチカ(35)が5度目の最優秀選手賞(MVP)に輝いた。

オカダは、1月の東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座を初戴冠すると、真夏の祭典「G1クライマックス」では史上4人目の連覇を達成し、創設50周年イヤーの団体をけん引。G1優勝決定戦のウィル・オスプレイ戦は、天龍源一郎氏の歴代1位に並ぶ通算9度目の年間最高試合賞(ベストバウト)に選出された。

10月1日に死去したアントニオ猪木さんには、史上初となる「プロレス大賞栄誉賞」が贈られた。選考会には、昨年に続き特別選考委員として小橋建太氏も参加した。

プロレス大賞受賞者は以下の通り。

◆最優秀選手賞(MVP) オカダ・カズチカ(新日本) 3年ぶり5度目

◆年間最高試合賞(ベストバウト) オカダ・カズチカ-ウィル・オスプレイ戦(8月18日 新日本G1クライマックス優勝決定戦 日本武道館) オカダ=2年ぶり9度目 オスプレイ=初受賞

◆最優秀タッグ賞 ジェフ・コブ&グレート・O・カーン(新日本) 初受賞

◆殊勲賞 宮原健斗(全日本) 3年ぶり3度目

◆敢闘賞 グレート・O・カーン(新日本) 初受賞

◆技能賞 エル・リンダマン(GLEAT) 初受賞

◆新人賞 安斉勇馬(全日本)

◆女子プロレス大賞 朱里(スターダム) 初受賞

◆栄誉賞 アントニオ猪木さん

G1を制しコーナートップでトロフィーと優勝旗を掲げるオカダ・カズチカ(2022年8月18日撮影)
プロレス大賞受賞者

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【新日本】藤波辰爾参戦 1・4東京ドーム大会カード発表 武藤敬司の「新日本ラストマッチ」も

健闘をたたえ合う藤波辰爾(左)と棚橋弘至(2022年12月1日撮影)

新日本プロレスは15日、来年1月4日開催の東京ドーム大会「レッスルキングダム17 闘魂よ、永遠に」の全対戦カード12試合(オープニングファイト含む)を発表した。同大会は今年10月に死去した団体創設者アントニオ猪木さんの追悼大会として行われる。

メモリアル試合には、猪木さんの愛弟子、藤波辰爾が参戦。また、来年2月での現役引退を表明しているプロレスリング・ノアの武藤敬司は「新日本ラストマッチ」を行うことが決まった。メインイベントでは、IWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイトにG1連覇のオカダ・カズチカが挑戦する。

この日発表された全対戦カードは以下の通り。

◆第0-1試合 大岩陵平-ボルチン・オレッグ

◆第0-2試合 「KOPW 2023」進出権争奪ニュージャパンランボー 参戦選手数、ルールは後日発表

◆アントニオ猪木メモリアル6人タッグマッチ 永田裕志、小島聡、真壁刀義-タイガーマスク、鈴木みのる、藤波辰爾

◆第1試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合 リオ・ラッシュ、YOH(挑戦者組)-フランシスコ・アキラ、TJP(王者組)

◆第2試合 IWGP女子選手権試合 中野たむ(挑戦者)-KAIRI(王者)

◆第3試合 IWGPタッグ選手権試合 YOSHI-HASHI、後藤洋央紀(挑戦者組)-キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド(王者組)

◆第4試合 「NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント」決勝戦 成田蓮-ザック・セイバーJr.

◆第5試合 NEVER無差別級選手権試合 タマ・トンガ(挑戦者)-カール・アンダーソン(王者)

◆第6試合 武藤敬司新日本プロレスラストマッチ 海野翔太、棚橋弘至、武藤敬司-BUSHI、SANADA、内藤哲也

◆第7試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合4WAYマッチ マスター・ワト-高橋ヒロム-エル・デスペラード-石森太二(王者)

◆第8試合 IWGP・USヘビー級選手権試合 ウィル・オスプレイ(王者)-ケニー・オメガ(挑戦者)

◆第9試合 IWGP世界ヘビー級選手権試合 オカダ・カズチカ(挑戦者)-ジェイ・ホワイト(王者)

WRESTLE KINGDOM 17 対戦カード

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オカダ・カズチカ、NYで躍動もIWGPヘビー級王座への前哨戦で王者ホワイト組に敗戦

レインメーカーポーズを決めるオカダ(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:ニューヨーク大会>◇28日(日本時間29日)◇米国ニューヨーク・タイムズスクエア

今年のG1覇者で来年1月4日の東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座への挑戦が決まっているオカダ・カズチカ(34)が、ニューヨークで躍動も、前哨戦を勝利で飾ることはできなかった。

メインイベントとなった第8試合、地元の人気レスラー、エディ・キングストンとタッグを結成し、現同級王者ジェイ・ホワイト、ジュース・ロビンソン組と対戦した。

前日27日(現地時間)に続く米国での実戦で、仕上がり順調のオカダは、序盤から切れ味抜群。ホワイトとの対戦中に、背後から襲撃してきたジュースの攻撃をエルボーで無効化すると、後半には縦横無尽にリング上を駆け回るなど、存在感を発揮した。だが、試合終盤、ジュースがレフェリーを捕獲している間に、キングストンがホワイトに急所攻撃を見舞われる。そして最後は20分15秒、ホワイトの必殺技ブレードランナーがキングストンを捉え、オカダ組の敗戦となった。

それでも、オカダはホワイトの本気に触発されたようで、「さすがチャンピオン。戦ってスイッチが入ったよ」と、バックステージでも気合十分。「(19年4月に)マディソンスクエアガーデンで俺がジェイ・ホワイトを倒したように、東京ドームでも倒してきます。また会うときはIWGP世界ヘビー級チャンピオンのオカダ・カズチカとしてお会いしましょう」と、ニューヨークのファンへ王座奪還を約束した。

ホワイト(左)にドロップキックを見舞うオカダ(提供・新日本プロレス)

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YOSHI-HASHIトーナメント2回戦進出「俺が頂くときは一瞬だ」ジェフ・コブから初勝利

試合に勝利したものの、力を出し切ったYOSHI-HASHI。手前は信じられないといった表情のコブ(撮影・勝部晃多)

<新日本プロレス:後楽園大会>◇15日◇東京・後楽園ホール◇観衆1150人

新日本プロレスの新たな王座「NJPW WORLD認定TV王座」の決定戦トーナメントで、YOSHI-HASHI(40)が下馬評を覆す好スタートを切った。

メインイベントとなった1回戦で、これまでの直接対決で勝ちのなかったジェフ・コブ(40)と対戦。雪崩式のサイドスープレックスやその場飛びムーンサルトプレスなど大技を決められるも、執念で粘り切った。11分14秒、カルマの体勢から丸め込む奥の手「業(ごう)」で、技ありの3カウントを奪った。

試合後は体力を使い切り、マットに大の字のYOSHI-HASHIだったが、マイクでは力強かった。「俺は確かにG1でもニュージャパンカップでもタッグリーグでも負け続けた。だが言った通り、最後に勝つのはこの俺だ!」と、2回戦進出に胸を張った。同級王座は試合時間15分の短期戦。「とても短い、だからこそ一瞬一瞬俺のものにして、最後はベルトを頂いてやる。俺が頂くときは一瞬だ」と、優勝を宣言した。来年1月4日の東京ドーム大会で、初代王者が決定する。

この日のセミファイナルの1回戦では、EVILがEVIL(変形大外刈り)でヘナーレを下し、2回戦進出を決めた。

コブ(下)を丸め込むYOSHI-HASHI(撮影・勝部晃多)
コブ(手前)にラリアットを決めるYOSHI-HASHI(撮影・勝部晃多)

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