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【ノア】「シン野獣モード」の藤田和之が元王者対決制す「需要の問題。結果がすべて!」

試合に勝利し、コメントする藤田(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:横浜大会>◇N-1ビクトリー2022 Aブロック公式戦◇11日◇神奈川・横浜武道館

最強戦士決定戦「N-1ビクトリー2022」の開幕戦で、元GHCヘビー級王者同士の対決を制したのは、第37代王者の藤田和之(51)だった。

メインイベントとなったAブロック公式戦で、第38代王者の潮崎豪(40)と対戦した。ニューコスチュームとなる赤と白の迷彩柄シングレット姿で登場。ひげを蓄え、体も絞り、真っ黒に日焼けした「シン野獣モード」の藤田は、圧倒的に強かった。

序盤から足4の字固めでがっちりと捕獲して相手の体力を奪うと、その後も完全に試合を支配。強烈な蹴りの連打を打ち込んでグロッギー状態にすると、最後は20分46秒、豪快にビーストボムをさく裂し、3カウントを奪取した。

今年4月の両国大会で当時王者だった藤田は、潮崎の挑戦を受ける予定だったが、自身の新型コロナ感染のために王座を返上していた。その後、潮崎は王座を戴冠。この日の試合で、その鬱憤(うっぷん)を晴らすように、完全粉砕に成功した。バックステージでは「需要の問題。需要の問題。結果がすべて!」と、独特なワードを繰り返しながら勝ち誇った。

会場ではマイクパフォーマンスを一切行わず、深々と一礼して花道を引き揚げた野獣。5月の復帰戦で「(タイトルマッチ)挑戦者の列の最後尾に並ばなければならない」と話していたが、このN-1で一気にその列の先頭に躍り出るつもりだ。次戦は、13日の大阪大会でワグナーJrと対戦する。

登場する藤田(撮影・勝部晃多)

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【ノア】拳王がリーグ初戦突破「チャンピオンは負ける? そんなプロレス界の伝統はクソくらえ」

試合に勝利し、バックステージでコメントする拳王(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:横浜大会>◇N-1ビクトリー2022 Aブロック公式戦◇11日◇神奈川・横浜武道館

GHCヘビー級王者の拳王(37)が、スタートダッシュに成功した。

この日開幕したノアの最強戦士決定戦「N-1ビクトリー」の初戦で、3年ぶりのリーグ参戦となったイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr(30)と対戦。ルチャドールの空中殺法に翻弄(ほんろう)されながらも、ペースは譲らなかった。最後は15分3秒、胴締めスリーパーホールドでギブアップ勝利。勝敗が決した後も絞め上げ続けるなど、今リーグ戦にかける強い思いをむき出しにした。

17、19年にリーグ戦を制覇している拳王だが、昨年は優勝決定戦で「金剛」の同門、中嶋勝彦に敗れ去った。今年は、王者のままリーグ制覇へ、一切の妥協はない。「チャンピオンのこの俺がリーグを制さなくてどうするんだよ。チャンピオンは負ける? そんなプロレス界の伝統はクソくらえだよ」と、強気に言い放った。

前日の記者会見に続き、この日も大きな野望を明かした。来春まででの引退を表明している“プロレスリングマスター”こと武藤敬司に、自身のベルトをかけて宣戦布告。「俺がノアで1番を決めるこの戦いを制したら、次は武藤敬司、このベルトに挑戦させてやるよ」と、あくまで上から目線で呼びかけた。

4年連続4回目の出場。自身がエントリーしたAブロックには、GHCヘビー級王座戴冠歴を持つ潮崎豪や藤田和之ら強豪がひしめくが、1つも落とさない覚悟だ。次戦は、13日の大阪大会で望月成晃と対戦する。

ワグナーJr(手前)と相対する拳王(撮影・勝部晃多)

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【ノア】中嶋勝彦が史上初の3連覇へ好スタート「あいつにつまずくわけには」因縁マサ北宮下す

試合に勝利し、バックステージでコメントする中嶋(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:横浜大会>◇N-1ビクトリー2022 Bブロック公式戦◇11日◇神奈川・横浜武道館

ノアの最強戦士決定戦「N-1ビクトリー2022」の開幕戦が行われ、史上初の3連覇を目指す元GHCヘビー級王者の中嶋勝彦(34)が、因縁の相手であるマサ北宮(33)を下す好スタートを切った。

大会のオープニングマッチとなったBブロック公式戦で対戦。北宮は、健介オフィス時代から兄弟弟子として切磋琢磨(せっさたくま)してきたが、昨年5月に2度目の裏切りにあい、敗者髪切り金網デスマッチやGHCヘビー級選手権試合などで火花を散らしあってきた相手だ。

ともにN-1参戦は4年連続4度目、簡単な戦いとはいかなかった。序盤は、北宮の荒々しいファイトの前に防戦一方。足を痛めつけられ、得意の蹴りにも力が入らなかった。それでも、ハイキックからの強烈なびんたでノックダウンすると、最後は10分36秒、必殺のヴァーティカルスパイク(垂直落下式ブレーンバスター)を突き刺し、3カウントを奪った。

昨年のリーグ戦で史上初の2連覇を達成した中嶋は、覇者の底力を見せつけた。「あいつとはいろいろあったけど、俺の大事なN-1で、あいつにつまずくわけにはいかない」と「N-1男」の自負を示した。そして「俺にしかできないものがあるんだ。俺にしか届けられないものがあるんだ。これからも俺から目を離すな」と、不敵な笑みをたたえながら3連覇を誓った。

N-1ビクトリーは、2010年にグローバルリーグ戦として誕生。19年から現在の名称に改称された。今年は「観測史上、最強気温」と銘打って行われ、A、Bブロック合わせて16人がエントリーした。28日までリーグ戦が行われ、9月3日の大阪大会(エディオンアリーナ大阪)で両ブロック1位同士で優勝決定戦を行う。中嶋は次戦、13日の大阪大会(同)で「金剛」の同門となる船木誠勝と対戦する。

入場する中嶋(撮影・勝部晃多)

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【ノア】王者HAYATA4度目の防衛成功 6日から英国遠征へ「ノアを世界に広げる」

GHCジュニアヘビー級選手権試合に勝利し、ベルトを担ぐHAYATA(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:後楽園大会>◇5日◇東京・後楽園ホール

GHCジュニアヘビー級王者のHAYATA(35)が、同級王座4度目の防衛に成功した。

メインイベントとなった選手権試合で、今年4月からノアの反骨集団「金剛」のメンバーとして活躍する近藤修司(44)と対戦。実力者の猛攻を退け、最後は19分3秒、403インパクトからのヘデックで3カウントを奪取した。

6日から英国遠征に出発し、「スティンガー」の同門クリス・リッジウェイと対戦する。「どうせやったらこれをかけてやったる」とベルトを掲げてみせると、リッジウェイを次期挑戦者に指名。「ノアを世界に広げる。イギリスでの主役はスティンガーや」と、言葉こそ少ないが、野心を燃やしていた。

勝ち名乗りを受けるHAYATA(撮影・勝部晃多)

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【ノア】丸藤正道2カ月ぶりに復帰「8月5日というのは特別な日」旗揚げ記念日に勝利挙げる

田中と相対する丸藤(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:後楽園大会>◇5日◇東京・後楽園ホール

元GHCタッグ王者の丸藤正道(42)が、ノアマットに約2カ月ぶりに復帰を果たした。

セミファイナルとなった6人タッグマッチで、潮崎豪、杉浦貴と組み、小島聡、田中将斗、稲葉大樹組と対戦した。先発を買って出ると、中盤には華麗な蹴りのコンビ技を披露。田中とは逆水泳チョップとエルボーの激しい打ち合いを演じるなど、躍動した。試合は、17分56秒、味方の潮崎が稲葉から豪腕ラリアットで3カウントを奪取。復帰戦を勝利で飾り、握手を交わして笑顔も見せた。

丸藤は今年6月、出場予定だったサイバーファイトフェスティバル2022を膝のケガのために回避し、その後欠場を続けていた。旗揚げ記念日となったこの日の後楽園ホール大会で、17大会ぶりに復帰。「俺はもうベストな状態では難しいかもしれない。シングルなら勝てていなかったかもしれない。でも、8月5日というのは特別な日なんで」と、すがすがしい表情で振り返った。

リングを離れて気付くこともあった。前日記者会見で団体の現状について問われると、「盛り上がってる部分もあるし、まだまだの部分もある」と断言。「ノアのリングに立つ柱として『まだまだだな』というさみしさもある」と胸中を明かした。「旗揚げ記念日に丸藤がいなきゃどうするんだ」とも話しており、まだまだ第一線で活躍する覚悟を見せていた。

今年の6月、昨年11月にともに同級王者を獲得した武藤敬司は、来春まででの引退を発表した。「近くで見ていて武藤さんのコンディションもわかっていた。それでも戦い抜いて試合をし続けてくれたことに感謝したい」と、先輩パートナーへリスペクトを示した。コンディションが最高でなくても、ファンを魅了するプロレスはできる。ノアの天才が、方舟を加速させる。

プリンス・デヴィットに不知火を決める丸藤正道(09年12月23日撮影)

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【ノア】近藤修司「俺がベルトを取ってその位置に行く」GHCジュニア王者HAYATAに挑む

プロレスリングノアDEPARTURE2022後楽園大会前日記者会見に望んだ左からHAYATA、近藤(撮影・星夏穂)

プロレスリング・ノアに参戦中の近藤修司(44)が4日、都内で行われた記者会見に出席し、5日の後楽園ホール大会で挑戦するGHCジュニア選手権試合に向け、強気の発言を連発した。

今年4月からノアの反骨集団「金剛」で活躍する近藤は、13年1月以来約9年7カ月ぶりとなるジュニアのトップタイトル獲得に向け、4度目の防衛を目指す第49代王者HAYATA(35)に挑む。

舞台は、自身が第25代王者に輝いた時と同じ後楽園ホール。「自分が王者だった時はノアブランドが確立されていたけど今はどうなのか。HAYATAやノアの全員にその気がないんだったら、俺がベルトを取ってその位置に行く。ジュニアのブランドを俺が作る」と、強気に頂点獲りを誓った。

HAYATAについては「謎の多いレスラー。何を考えているのかわからない。」と警戒。「(相手の得意は)スピードかなと思いきや、頭も使ってそこそこ力もある。何でもできるのがストロングポイント」と総合力を高評価した。

だが、「そこが弱点でもある」ときっぱり。「心理戦抜きにタイトルをとりに行く」と真っ向勝負を宣言した。

自身が所属する金剛は、GHCヘビー級王者拳王やナショナル王者船木誠勝らを擁するが、ジュニアは無冠。「金剛ジュニアにベルトを持って帰りたい」。メンバーとしての自覚も胸に、王座に返り咲く。【星夏穂】

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【ノア】丸藤正道、膝のケガから2カ月ぶり復帰果たす「思う存分試合をしたい」全力ファイト宣言

プロレスリングノアDEPARTURE2022後楽園大会前日記者会見に望んだ丸藤正道(撮影・星夏穂)

プロレスリング・ノアの元GHCタッグ王者丸藤正道(42)が、膝のケガから2カ月ぶりに復帰を果たす。4日、都内で行われた会見に出席し「ばっちりです」と好調ぶりをアピールした。

丸藤は今年6月、出場予定だったサイバーファイトフェスティバル2022を膝のケガのために回避。その後欠場を続けていた。

この日、改めて「リングではなく、過ごしている中で膝の状態が悪くなってしまった。長年の蓄積。膝の隙間が1ミリもなく炎症を起こしていた」と状態を説明。その上で「休ませてもらっている間に良くなって試合できる状態(になった)。思う存分試合をしたい」と、全力ファイトを宣言した。

旗揚げ記念日となる5日の後楽園ホール大会第7試合で潮崎、杉浦と組み、小島、田中、稲葉組と6人タッグマッチで対戦し、復帰を果たす。

「旗揚げ戦に『丸藤がいなきゃどうするんだ』と。復帰が決まる前までは、試合できる状態じゃなかったが決まってから良くなった。ノアの初期メンバーで戦えるのは意味のあるものなので、それを伝える試合をしたい」と、力を込めた。【星夏穂】

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【ノア】サッチャーがN-1欠場を発表 ビザ発給手続き遅延により来日困難のため

ティモシー・サッチャー(2022年7月16日撮影)

プロレスリング・ノアは4日、今月11日の横浜武道館大会で開幕する最強決定戦「N-1 VICTORY 2022」に出場予定だったティモシー・サッチャー(39=アメリカ)が、同リーグ戦を欠場すると発表した。ビザ発給手続きの遅延により、来日が困難となったため。

元WWE戦士のサッチャーは、今年6月の後楽園大会で初参戦を果たすと、7月には鈴木秀樹とともにGHCタッグ王座を獲得していた。

同リーグ戦には、5日の後楽園ホール大会で行われる稲村愛輝-岡田欣也戦の勝者が欠員枠で出場する。岡田は「このチャンスに必死に食らいついてリーグ戦に出場したい」、稲村は「必ず出たい」と力強く語った。

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【ノア】王者小島聡が拳王に外見を否定され怒り「心の狭い人間だと、ちょっと悲しくなって」

武道館大会直前会見で意気込みを語る小島(撮影・勝部晃多)

新日本プロレス所属でプロレスリング・ノアのGHCヘビー級王者の小島聡(51)が、16日に東京・日本武道館で同級王座の防衛戦でぶつかる拳王に対し、怒りをあらわにした。

14日、都内で行われた大会直前記者会見に出席。相手の印象を問われた挑戦者の拳王から「むかつく顔だ」と発言されると、顔をしかめた。「本当に遺憾です。見た目で判断してむかつくというのは…。心の狭い人間だと、ちょっと悲しくなっています」と、こみ上げる怒りを押し殺しながら話した。

今年4月のノア両国大会に「史上最大のX」の触れ込みで登場し、その後も定期参戦を続ける。先月12日の埼玉大会では、潮崎豪を破って同級王座を初戴冠。史上4人目となる主要3団体シングル王座制覇のグランドスラムを達成し、51歳にして、活躍の場を広げている。

この日も「ノアの現在は私です。一生懸命戦っていたらノアの未来が開けると信じている」などと話すなど、王者のプライドを示した小島。プロレスとは関係ない外見を否定され、我慢の限界に達した様子だった。

16日は初防衛戦。得意のラリアットで、挑戦者・拳王を武道館の天井まで吹っ飛ばすと予告した。怒りはリング上でぶつけていく。

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【ノア】GHCタッグ王者が王座を返上 日本武道館大会に出場予定だったエルガンが欠場のため

稲葉大樹(右)にラリアットを見舞うマイケル・エルガン(2022年6月12日撮影)

プロレスリング・ノアは13日、GHCタッグ王者のマイケル・エルガン、マサ北宮組が王座を返上すると発表した。16日の東京・日本武道館大会に出場予定だったエルガンが欠場するため。

これにより、同大会で予定されていた同級選手権試合は、北宮、稲村愛輝組と鈴木秀樹、ティモシー・サッチャー組による同級王座決定戦に変更となった。

また、対戦カードの変更に伴い、桜庭和志の緊急参戦が決定。桜庭は第2試合の10人タッグマッチで望月、谷口らと組み、イホ・デ・ドクトルワグナーJr.、レネ・デュプリらと対戦する。

マサ北宮(2021年5月31日撮影)

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ノア武道館大会リッジウェイ欠場でGHCジュニアタッグ戦延期 ビザ発給手続き遅れで来日困難に

ノアの新作ロゴ(新プロレスリング・ノア提供)

プロレスリング・ノアは5日、16日開催の東京・日本武道館大会に出場予定だったGHCジュニアヘビー級タッグ王者クリス・リッジウェイ(28)の欠場及び、予定していた同級選手権試合の延期を発表した。リッジウェイが、イギリス国内におけるビザ発給手続きの遅れにより来日が困難となったため。

これにより、同級王者の小川良成は、第3試合で進祐哉組と組み、Eita、鈴木鼓太郎組とタッグマッチでの対戦に変更となった。

なお、同大会では「PRO-WRESTLING LOVE FOREVER. 1~THE FINAL COUNTDOWN~」と題し、来春までの引退を発表している武藤敬司が清宮海斗とシングルマッチで対戦する。

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【ノア】「X」小島聡が新日本凱旋「とても温かく、とても癒やされる空間」RUSH!!響き渡る

TAKA(左)にラリアットを見舞う小島(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:後楽園大会>◇4日◇東京・後楽園ホール

先月12日に史上4人目となる主要3団体シングル王座制覇のグランドスラムを達成したノアのGHCヘビー級王者・小島聡(51)が、「X」として新日本マットに凱旋(がいせん)を果たした。

第2試合、テーマ曲「RUSH!!」が響き渡ると、会場にどよめきが起こった。試合前まで名前が公表されていなかった「X」の正体は、小島だった。ノアのロゴが入ったTシャツを身にまとい、腰にベルトを巻いて堂々と登場した。

TAKAみちのくと対戦。久しぶりの登場の余韻に浸る暇もなく、急襲攻撃を受けるなど、試合の主導権は譲った。それでも最後は6分54秒、逆転のラリアットを決めて一気に3カウントを奪った。

今年4月のノア両国大会に「史上最大のX」の触れ込みで登場した。その後、定期参戦を続け、先月12日の埼玉大会で潮崎豪を破り、GHCヘビー級王座を初戴冠。51歳にして、活躍の場を広げている。大きな拍手を背に受けて退場した王者は、バックステージで「とても温かく、とても癒やされる空間だった」と、約2カ月ぶりとなったホームリングを充実した表情で振り返った。

今月16日には、東京・日本武道館で拳王を迎えて同級王座の初防衛戦に挑む小島。「プロレスX大ファンの皆さま、また私がやってくることを待っていてください」と、防衛して戻ってくることを力強く宣言していた。

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武藤敬司引退表明「ゴールすることに決めた」膝に加え股関節にも激痛 ムタも「もう1、2回」

来年の春までに引退することを発表した武藤敬司(撮影・滝沢徹郎)

「闘魂三銃士」の一員として90年代のプロレス黄金期を支え、長く活躍してきたレジェンド、武藤敬司(59)が現役引退を表明した。

12日、さいたまスーパーアリーナで行われた「サイバーファイトフェスティバル2022」内で、来春までに現役引退することを自ら発表。新日本、全日本、ノアのメジャー3団体のシングルとタッグ王座の完全制覇や、化身のグレート・ムタとしての活躍など圧倒的な実績を誇るプロレス界の主役が、大きな決断を下した。

   ◇   ◇   ◇

武藤が引退を決断した。名勝負を繰り広げてきたマットから降りる。主催者側から来場とともに、「大切なご報告」があるとされていた。登場すると、代名詞である「プロレスLOVE」ポーズを豪快に決め、マイクを握った。「かつて『プロレスはゴールのないマラソン』と言った自分ですが、ゴールすることに決めました。来年の春までに引退します。あと数試合はするつもりです」。引退宣言。会場は悲鳴に包まれた。

理由を「股関節が膝と同様に変形してきている」ためと説明した。「このままでは股関節も人工関節にしないといけない。そんな状態では試合はできない。断腸の思いです」と無念さを口にした。

10年に右膝の手術、18年には両膝の人工関節置換術を受け長期離脱した。今年1月からは、左股関節唇損傷により欠場。5月21日に4カ月ぶりに復帰したが「技をかけるときに股関節に痛みが走る。気持ちが落ちる」とも話していた。

ラストマッチなどは未定。引退が来春までのどの時期か、「具体的なことは何も決めていない」。化身、グレート・ムタの去就も気になるが、「もう1、2回開いたら、魔界の門も閉じて出てこられないようになるのではないか」と話すにとどめた。

84年に新日本入門。エースとして一時代を築き、同日入門の蝶野正洋、橋本真也(故人)と「闘魂三銃士」と呼ばれた。02年に全日本に電撃移籍し社長も務めた。21年11月にはノアのGHCタッグ王座「を戴冠。メジャー3団体でシングルとタッグの両王座を完全制覇。長きにわたって、プロレスの最前線を走り続けた。

「プロレスは芸術だ」「思い出とケンカしたって勝てっこない」。数々の名言も残した。プロレスを人生にたとえ、選手の頑張りを自らの生きざまに重ねるファンの共感を呼び、ともに戦ってきた。「逆に応援してくれるお客さんに力をもらった」と感謝する。節目のこの日も、ひと言に思いを込めた。「ゴールすることに決めました」-。テープを切るその日まで、「プロレスLOVE」を叫び続け、全力で走り抜ける。【勝部晃多】

来年の春までに引退することを発表しリングから降りる武藤敬司(撮影・滝沢徹郎)
リングインしポーズを決める武藤敬司(撮影・滝沢徹郎)

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小島聡GHC戴冠「感無量」史上4人目主要3団体シングル王座制覇のグランドスラム達成

潮崎豪(左)にラリアット見舞う小島聡(撮影・滝沢徹郎)

<プロレス:サイバーファイトフェスティバル2022>◇12日◇埼玉・さいたまスーパーアリーナ

新日本プロレス所属の小島聡(51)が、史上4人目となる主要3団体シングル王座制覇のグランドスラムを達成した。

メインイベントでGHCヘビー級王者潮崎豪(40)と対戦。「しんどかった」と振り返る意地と意地のぶつかり合いも、最後は21分11秒、ウエスタンラリアットで仕留めた。

約12年ぶりとなった選手権試合での邂逅(かいこう)に、気持ちは高ぶった。「おそらく前回対戦した時の私の年齢が今の彼の年齢。一回りの時間がたって、またこうした舞台でできることがとても感慨深い」。対戦相手への感謝とともに、勝利の喜びに浸った。

新日本のIWGPヘビー級、全日本の3冠ヘビー級、ノアのGHCヘビー級を奪取し、史上4人目のシングルグランドスラムを達成。佐々木健介、高山善広、武藤敬司に続く快挙を成し遂げたが、意外にも「意識はなかった」という。それでも「いろんな人に言っていただいて意識するようになった」とし、「51歳という年齢で挑戦する機会を獲得できたことに感無量です」と汗を拭った。

新日本はこの日、同時刻から大阪大会を開催した。他団体への参戦は、新日本の代表として見られることもある。それでも「自分が新日本を背負う立場にいない」と否定。「でもだからと言ってノアのレベルが低いとか言わせたくない。それは戦った俺が断言するよ。新日本プロレスに何も劣ってないから。これだけは本当に声を大にして言いたいと思う」と力を込めた。

潮崎豪(左)にラリアット見舞う小島聡(撮影・滝沢徹郎)
潮崎豪(左)にラリアット見舞う小島聡(撮影・滝沢徹郎)
潮崎豪(左)を攻める小島聡(撮影・滝沢徹郎)
潮崎豪(奥)をラリアットで葬る小島聡(撮影・滝沢徹郎)
潮崎豪(右)に勝利し新王者となった小島聡はベルトを手に勝ち名乗りを受ける(撮影・滝沢徹郎)
入場する小島聡(撮影・滝沢徹郎)
入場する小島聡(撮影・滝沢徹郎)
試合後、拳王(左)から挑発される新王者の小島聡(撮影・滝沢徹郎)

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【武藤敬司名勝負】95年高田延彦に足4の字固めで勝利 21年2月には58歳でノア王座戴冠

95年10月9日、武藤敬司(右)は高田延彦を4の字固めで破る

「闘魂三銃士」の一員として90年代のプロレス黄金期を支え、長く活躍してきたレジェンド、武藤敬司(59)が現役引退を表明した。

12日、さいたまスーパーアリーナで行われた「サイバーファイトフェスティバル2022」内で、来春までに現役引退することを自ら発表。新日本、全日本、ノアのメジャー3団体のシングルとタッグ王座の完全制覇や、化身のグレート・ムタとしての活躍など圧倒的な実績を誇るプロレス界の主役が、大きな決断を下した。

<武藤敬司の名勝負アラカルト>

◆高田延彦戦(95年10月9日=新日本・東京ドーム)新日本-UWFインターとの全面戦争興行メインで高田と対戦。ドラゴンスクリュー連発で足攻めし、足4の字固めでギブアップを奪って勝利。

◆天龍源一郎戦(99年5月3日=新日本・福岡国際センター)IWGP王者のV3戦。13歳上の天龍からグーパンチ、ラリアット、逆水平、延髄斬り、パワーボム、雪崩式フランケンシュタイナーを食らい大苦戦も月面水爆で勝利。

◆中邑真輔戦(08年4月27日=新日本・大阪府立体育会館)IWGP王者中邑の関節技、投げ技に対応しドラゴンスクリュー、シャイニングウィザードで攻め込み、月面水爆でトドメ。45歳にして8年4カ月ぶりのIWGP王者返り咲き。

◆潮崎豪戦(21年2月12日=ノア・日本武道館)GHC王者潮崎に挑み、シャイニングウィザード、ドラゴンスクリュー、足4の字固めと足攻めを徹底。フランケンシュタイナーで抑え込み、58歳でノアの最高位王座獲得。

21年2月、潮崎を破って3大メジャー制覇に成功した武藤敬司は花道でプロレスLOVEポーズ
08年4月、中邑真輔を下しIWGPヘビー級の王者に返り咲いた武藤敬司はプロレスLOVEポーズで声援に応える
99年5月、IWGP選手権試合で天龍源一郎(左)に低空ドロップキックを見舞う武藤敬司

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ノア武藤敬司現役引退発表「来年の春までに引退。あと数試合はするつもり」度重なるケガに苦しむ

リングインしポーズを決める武藤敬司(撮影・滝沢徹郎)

プロレスリング・ノア所属の武藤敬司(59)が、現役引退を発表した。来春までに現役引退すると自らの口で明かした。

12日、さいたまスーパーアリーナで行われたサイバーファイトに属する4団体の合同興行「サイバーファイトフェスティバル2022」内で発表した。

この日のセミファイナル前にリングに登場。代名詞であるプロレスリングLOVEポーズを豪快に決めると、マイクを握った。「武藤です。さいたまSA、たくさんの来場ありがとうございます。かつて、プロレスはゴールのないマラソンと言った自分ですが、来年の春までに引退します。あと数試合はするつもりです。ご声援お願いします」と引退を宣言した。

12月の60歳の誕生日を前に、武藤がリングから降りることを決断した。取材に応じた59歳は、決断の理由を「股関節が膝と同様に変形してきている」ためと説明。「(このままでは)股関節も人工関節にしないといけない。股関節が人工関節では試合はできない」とした。

10年に変形性膝関節症による右膝関節内遊離体除去の手術、18年3月には両膝の人工関節置換術を受けている。今年1月からは、左股関節唇損傷により欠場。先月21日の6人タッグマッチで4カ月ぶりにリング復帰を果たしたが、試合後には「正直、自分の技をかけるときに股関節に痛みが走ったりする。気持ちが落ちる」と、浮かない表情で振り返っていた。

「近々、報告があります」とし、この日の重大発表を予告していた。

引退時期や試合などについては「いつ、なんどき、どのようにというのは決まっていない」とし、「やめるということだけ決まっている。会社と相談しながらおいおい発表したい」と話すにとどめた。「本当はやりたいけど、ある意味ドクターストップ。断腸の思いです。やりたいことはいっぱいあったけどね…」と、無念さを口にする場面もあった。

化身のグレート・ムタについては「もう1回、2回開いたら、魔界の門も閉じて出てこられないようになるのではないか」とした。

20年からノアに参戦し、21年2月にはGHCタッグ王者を戴冠し、史上2人目のメジャー3団体シングル・タッグ王座の完全制覇を達成。今年の長期欠場前には「還暦イヤー。一般的には赤いちゃんちゃんこを着るが、ノアには赤いベルトがある。それを取りにいくというのも1つの夢」と、ナショナル王座戴冠に意欲を示していた。

◆武藤敬司(むとう・けいじ)1962年(昭37)12月23日、山梨県生まれ。84年に新日本プロレスに入門すると、同年10月の蝶野戦でデビュー。新日本の一時代を築き、同日入門の蝶野、橋本と「闘魂三銃士」と呼ばれた。その後、米NWAに参戦。化身の「グレート・ムタ」としても活躍。02年に全日本に正式に入団し、11年まで社長を務めた。13年「WRESTLE-1」を旗揚げ。20年4月からフリーで活動。21年2月、プロレスリング・ノアに正式入団した。入場時などに見せるプロレスリングLOVEポーズは代名詞に。俳優やタレントとしても活躍し、プロレス人気の一翼を担った。娘はタレントの武藤愛莉。188センチ、110キロ。

95年10月9日、高田延彦にドラゴンスクリューを決める武藤敬司
95年10月9日、武藤敬司(右)は高田延彦を4の字固めで破る
90年、リングに上がる三銃士の、左から武藤、橋本さん、蝶野
97年8月、小川直也の黒帯を奪い首を絞めあげるグレート・ムタ
94年5月、顔面を毒霧で緑に染めたアントニオ猪木を攻めるグレート・ムタ
来年の春までに引退することを発表した武藤敬司(撮影・滝沢徹郎)
リングに向かう武藤敬司(撮影・滝沢徹郎)
来年の春までに引退することを発表した武藤敬司(撮影・滝沢徹郎)
来年の春までに引退することを発表しリングから降りる武藤敬司(撮影・滝沢徹郎)

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ノア中嶋勝彦「俺が出てやるよ」丸藤正道に替わり12日DDTとの対抗戦出場、早くも戦闘モード

小峠(左)に詰め寄る中嶋(撮影・勝部晃多)

プロレスリング・ノアの中嶋勝彦(34)が2日、都内で行われたCyberFight Festival 2022(12日、さいたまスーパーアリーナ)の記者会見に乱入し、膝の負傷のために同大会の欠場を発表した丸藤正道(42)に替わり、DDTとの対抗戦になる6人タッグマッチに出場すると発表した。

同マッチに参戦する小峠篤司(36)が記者会見で意気込みを語る中、突如として登場。「丸藤が欠場して困ってるんだろ? 俺が出てやるよ」と、タッグを組むことを宣言した。

だが、普段は敵対する小峠に対し、「お前はしょっぱいよ。女々しい。やるならトップを狙えよ」と痛烈に批判。強烈なビンタを見舞い、「やれんのか?」と覚悟を確かめる場面もあった。「やってやろうやないかい」と胸ぐらをつかみ返されると「ちょっとは目が覚めたようだな」。第8試合で小峠、稲村と組み、DDTの遠藤哲哉、秋山準、樋口和貞組との対戦が決定した。

さらに「祭り? フェス? これは、けんかだ」と布告。DDTのロゴが入ったボードをナイフで切り裂くなど、早くも戦闘モードに入った。

同大会は、サイバーファイトに属するDDTプロレスリング、ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの4団体による合同興行。メインはノアのGHCヘビー級王者潮崎豪に小島聡が挑戦する。

DDTのロゴが書かれた紙を無表情で破る中嶋(撮影・勝部晃多)

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【ノア】小島聡、本格参戦5戦目で初黒星 潮崎豪のカウンター豪腕ラリアットに撃沈

小島聡(2021年3月4日撮影)

<プロレスリング・ノア:大田区大会>◇21日◇東京・大田区総合体育館

先月30日の両国大会からノアに本格参戦を続ける小島聡(51)が、5戦目にして初黒星を喫した。

メインイベントの6人タッグマッチで、4カ月ぶりの復帰戦となった武藤敬司、丸藤正道と組み、潮崎豪、田中将斗、清宮海斗組と激突した。試合前から、来月12日のサイバーファイトフェスティバル(さいたまスーパーアリーナ)でGHCヘビー級選手権試合を戦う王者潮崎と、バチバチのにらみ合いを展開。先発でぶつかると、激しい攻防で互いに譲らなかった。

試合は自軍の形勢で進んだ。終盤には武藤、丸藤のコンビ技のヘルプを受け、とどめのラリアットへ。だが、そこに落とし穴が待っていた。ロープに走ったところに、カウンターの豪腕ラリアットを合わせられて撃沈。選手権試合の前哨戦で、ラリアット対決に敗れた。

試合後は潮崎から「俺が思いしらせてやる!」と宣言を受けた。豪腕-剛腕の対決はさらに熾烈(しれつ)を極めていく。

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武藤敬司「近々報告することがある」4カ月ぶりリング復帰で躍動も「気持ちが落ちる」浮かない表情

試合後に取材を受ける武藤敬司(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:大田区大会>◇21日◇東京・大田区総合体育館

左股関節唇損傷により、今年1月から長期欠場していた元GHCタッグ王者の武藤敬司(59)がリングに帰ってきた。

メインイベントの6人タッグマッチに登場。丸藤正道、小島聡と組み、清宮海斗、潮崎豪、田中将斗組と対戦した。全日本時代に共闘した小島のタッチを受けてリングに上がると、清宮にあいさつ代わりのドラゴンスクリューをさく裂。その後も、ドラゴンスクリューの連発やシャイニングウィザード、足4の字固めといった必殺技を何度も披露するなど躍動した。「歩くことがままならない」と話した2月から、順調な回復ぶりを披露。試合は、小島が潮崎に豪腕ラリアットを決められて敗れたものの、武藤ワールドに会場は沸きあがった。

だが試合後、バックステージに現れると、険しい表情を浮かべた。4カ月ぶりのリングにも「正直、自分の技をかけるときに股関節に痛みが走ったりする。気持ちが落ちる」と振り返った。さらに、「今は話したくない。近々、報告することがあります」と含みを持たせた。18日の会見では、ケガの状況について「水がたまっているような状態はなくなったけど、根本的には悪いから、そこは変えられない」などと話していた。

清宮(左)をロープにふる武藤(撮影・勝部晃多)
リングインする武藤敬司(撮影・勝部晃多)

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【ノア】「スティンガー」脱退内紛王座戦にノアと契約満了を発表したペロスが乱入し無効試合に

スティンガーの同門対決で、進(左)を持ち上げるリッジウェイ(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:大田区大会>◇21日◇東京・大田区総合体育館

ユニット「スティンガー」脱退をかけた内紛王座戦は、今月にノアとの契約満了を発表していたユニット「ぺロス・デル・マール・デ・ハポン」の乱入により、無効試合に終わった。

第7試合、GHCジュニアタッグ王者組、クリス・リッジウェイ、小川良成に、同門の吉岡世起、進祐哉組が挑戦した。ベルトだけでなく、負けたタッグがユニット脱退となる一戦は、長期戦の様相を呈していた。

だが、20分過ぎ。マスクを着けた3人組が、突如としてリングイン。今月初めにドラゴンゲートのオープン・ザ・トライアングルゲート王座を奪取した、ぺロスのNOSAWA論外、Eita、鈴木鼓太郎だった。3人は小川らを急襲。ノーコンテストのゴングが鳴り響く中、攻撃を続けた。

さらに、Eitaはマイクを握ると「プレゼントがある」と、ドラゴンゲートのベルト取り出して「挑戦させてやる」と挑発。意気揚々とリングを引き揚げていった。ぺロスは、今月5日にノアとの契約満了を発表していた。

これには、分裂の危機にあったスティンガーの面々も怒り心頭。手を取り合って共闘を誓っていた。

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