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井上尚弥「少しずれるかも」4月王座統一戦予定もコロナ規制による延期示唆

WOWOWのイベントに参加した井上尚弥

ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が4月予定となる王座統一戦の日程延期を示唆した。14日、東京・後楽園ホールで開催されたWOWOWイベント「エキサイトマッチ30周年記念・リングサイド会議SP」にゲスト参加。4月予定とされているWBC世界同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)ら対抗王者との王座統一戦の開催時期について言及した。

新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の影響で、2月末まで新規外国人の入国が原則禁止となったことを受け「(4月から)少しずれる可能性はあるかもしれない」と明かした。昨年12月14日、東京・両国国技館で開催されたアラン・ディパエン(タイ)との防衛戦成功。今年1月5日からジムワークを再開しているものの「ロードワーク、基本の練習をしている。そこはまた対戦相手が決まってから。また試合のめどが立ってからです。今は基礎をやりたい」と言うにとどめた。

WOWOWのイベントで子供のミット打ちを受けたWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(左)

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井上尚弥「盛り上がるのであればあり」井岡一翔との日本人対決に興味

WOWOWのイベントに参加した井上尚弥

ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(28=大橋)が、世界4階級制覇王者で現WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(32=志成)との日本人対決に興味を示した。14日、東京・後楽園ホールで開催されたWOWOWイベント、エキサイトマッチ30周年記念・リングサイド会議SP「黄金の中量級」にゲスト参加。収録後の取材で、将来的に実現したい日本人対決として名前こそ出さなかったものの、井岡との将来的な対戦実現を希望した。

井上は「自分はバンタム級からは下げられないです」とした上で「自分もキャリア後半に入るし、どこかで耳にした5階級制覇を目指すというコメントも期待しつつ、自分はそこに向けて22年は発言していってもいいかな」と口にした。既に所属ジムの大橋秀行会長とも井岡戦への話が挙がっているという。

「(井岡側から対戦するという)話がくればですよ」と前置きしながらも、井上は「この戦いもデビューしてからファンの方がひそかに楽しみにしているという声を聞いている。盛り上がるのであればありかな」と笑顔。井岡の動向次第では日本人対決に臨む姿勢を示した。

昨年大みそかの井岡の4度目防衛戦となる福永亮次(角海老宝石)との日本人対決もチェックしたという。判定勝ちで防衛成功した井岡に対し、井上は「見た印象? 自分とはボクシングに向き合う形は違うかな。それだけです。技術とかは高く評価していますが、向き合う気持ちですかね。そこの違いは感じた一戦ではありましたね。『見たくなければ見なくていい』という(井岡の)発言もありましたが、ボクシングへの向き合い方は人それぞれですから」とも口にした。

22年に照準を合わせる目標として「4団体統一、それと(スーパーバンタム級に上げて)4階級制覇を目指したいこともあります」という大前提はあるものの、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」などの影響次第で、新規外国人の原則入国禁止が続いた場合には必然的に日本人対決にならざるを得ない。しかし井岡側もIBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との王座統一戦の交渉を続け、将来的な同級4団体統一を目指している。ただ今回の井上の発言によって両者の動向には注目が集まりそうだ。

WOWOWのイベントで子供のミット打ちを受けたWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(左)

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村田諒太VSゴロフキン4月開催で交渉中/村田のプロ全成績

村田諒太のプロ全戦績

開催延期が発表されていたボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)-IBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)戦は4月開催に照準を合わせて交渉を進めていることが分かった。12日、所属ジムの本田明彦会長(74)が明かした。

36歳の誕生日を祝うバースデーケーキを前に笑顔をみせるWBA世界ミドル級スーパー王者村田

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村田諒太36歳誕生日「決まってほしい」ゴロフキン戦4月開催照準で交渉中

36歳の誕生日を祝うバースデーケーキを前に笑顔をみせるWBA世界ミドル級スーパー王者村田

開催延期が発表されていたボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)-IBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)戦は4月開催に照準を合わせて交渉を進めていることが分かった。

村田が36歳の誕生日を迎えた12日、所属ジムの本田明彦会長が明かした。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の水際対策で新規外国人の入国が原則禁止となって昨年12月29日、さいたまスーパーアリーナで開催される予定だった同カードが延期となっていた。

同会長は「(ゴロフキン陣営は)日本の状況を理解してくれている。こちらが開催の希望を持っている限りは前向きについてきてくれる。4月にかけるつもりでやりたい」と交渉を進めていることを明かした。ゴロフキン陣営が開催決定から世界戦まで約2カ月の調整期間を必要としているため、2月中には試合開催のめどをつけたいという。

36歳の誕生日を迎えた村田は同日、東京・新宿区の所属ジムで公開練習。12年ロンドン・オリンピック(五輪)ボクシング男子ミドル級金メダル獲得から区切りの10年でもあり「12年の五輪が終わり、東京五輪が決まった時に34歳までは…と思って引退しますと言いましたが、今まだ現役。人生は分からない」と振り返った上で「(試合開催日が)決まってほしい。気合だというだけでは無理ですから」とゴロフキン戦の再セットを待ち望んでいた。

カルロス・リナレス・トレーナー(左)とミット打ちを消化したWBA世界ミドル級スーパー王者村田
海外パートナーとのスパーリングを公開したWBA世界ミドル級スーパー王者村田(右)
36歳の誕生日を迎えたWBA世界ミドル級スーパー王者村田

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井上尚弥 次戦は「4月」大橋会長明言 王座統一戦基本線に首都圏会場確保

井上尚弥(2021年12月7日撮影)

ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)の次戦が4月に設定された。所属ジムの大橋秀行会長(56)が7日、今年初戦が4月になると明言した。

関係者によれば、既に4月に首都圏の試合会場も確保しているという。4月は対抗王者との王座統一戦が基本線。WBC世界同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との交渉を最優先で進めているとみられているが、年末年始の交渉の動きについて同会長は「動いていない」と言うにとどめた。またWBO世界同級王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)も候補の1人となる。

現在、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が首都圏にも拡大する懸念が出ており、大橋会長は「4月に影響が出るかどうかは現時点で何とも言えないし、分からない。今はオミクロン株の状況を注視している段階」と慎重な姿勢。井上が「22年は3試合」と希望していることを受け「4月に最初に試合できれば、3試合は可能だと思う。3試合はやらせてあげたい」とも口にしていた。

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尾川堅一 目標「年内無敗」IBF王座奪取後初練習 欧州での防衛戦前向き

ジムワーク開始日に22年の抱負として「年内無敗」を掲げたIBF世界スーパーフェザー級王者尾川

ボクシングIBF世界スーパーフェザー級王者尾川堅一(33=帝拳)が「年内無敗」の22年目標を掲げ、王座奪取後の初練習に臨んだ。

3日、東京・新宿区の帝拳ジムでジムワークを開始。昨年11月28日、米ニューヨークの殿堂マディソン・スクエア・ガーデンで同王座奪取後、初めてジムワークをスタートさせ「負けいこと。負けなければ王者でいられる。統一戦になったら統一王者になれるし。その中で良い試合をして。年内無敗ですよ」と口調を強めた。

休養期間中には英プロモート大手マッチルーム社との契約も発表され、さらに海外防衛戦の期待も広がる。同社の拠点が英国ということもあり「米国で試合したので、次は欧州。ボクシング発祥の英国とかいいですよね」と前向きだ。まだ次戦については未定ながらも「週6日、体を動かして試合が決まったら実戦練習していきたい。いつ試合が決まっていいようにコンスタントにやっていきたい」と新王者としての自覚を示していた。

22年に一緒に練習を開始したWBA世界ミドル級スーパー王者村田(左)とIBF世界スーパーフェザー級王者尾川

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年男・村田諒太「五黄の寅」今年の目標「王座統一」ゴロフキン戦へ練習開始

22年に一緒に練習を開始したWBA世界ミドル級スーパー王者村田(左)とIBF世界スーパーフェザー級王者尾川

ボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(35=帝拳)が22年の目標に「統一」と掲げた。3日、東京・新宿区の帝拳ジムで今年最初の練習をスタート。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の急拡大で、昨年12月3日にIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との王座統一戦が延期となったが、今春の再セットに向けて交渉は進行中だ。

九星の「五黄土星」と、十二支の寅が重なる「五黄の寅」年の86年生まれとなる村田は22年の年男。さらに今年はその「五黄の寅」年に当たる。強運やパワーが宿るとされるだけに「(今年は)いいんじゃないかと思っている。今年の抱負は(王座)統一です」と前向きな姿勢を示した。

昨年11月から招聘(しょうへい)している海外の練習パートナーとのスパーリングは来週から再開される見通し。当初、ゴロフキン戦は12月29日に組まれていたが、村田は「やっぱり実戦練習の期間が短かったので不安な部分もあった。(延期になり)実戦練習を積むことができている。そこは良い形」と延期をプラスにとらえてトレーニングを続ける構えだった。

22年の練習始めに「統一」の目標を掲げたWBA世界ミドル級スーパー王者村田

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井岡一翔「統一王者になる姿を見て」V4一夜明けで22年抱負

大みそかに4度目の防衛に成功し、一夜明けてオンラインで会見したWBO世界スーパーフライ級王者井岡

ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=志成)が22年のテーマに「統一王者」を掲げた。21年大みそかに同級6位福永亮次(35=角海老宝石)に3-0の判定勝ちを収め、4度目の防衛に成功。区切りとなる10度目大みそか決戦を勝利で飾ってから一夜明けた1日、オンラインで会見した。

昨年12月3日に中止が発表されたIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)が2月に10度目の防衛戦を予定しており、両陣営が「合意済み」という王座統一戦は今春以降にセットされる見通し。「少しゆっくりして、次は統一戦を見据えて。交渉も進んでいる中なので時期をみて、なるべく早く始めたい」と早期の練習再開に意欲を示した井岡は「統一戦を実現させて統一王者になる姿をみてもらい。自分が目指しているものが実現する1年になればいい」と口調を強めた。

現在、スーパーフライ級はファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)がWBAスーパー王座、WBCフランチャイズ王座の2本のベルトを統一している。井岡がアンカハスの保持するIBF王座を統一すれば、エストラーダとの4団体統一戦の機運も高まりそうだ。井岡は「成長しないと目指している結果は残せない。やる以上は常に考えながら強さを求めていきたいと思います」と決意を新たにしていた。

22年の目標として「統一王者」を掲げたWBO世界スーパーフライ級王者井岡

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井岡一翔V4でサッカー槙野智幸のユニホーム着る 天皇杯決勝弾が刺激に

防衛に成功した井岡はサッカーJ1神戸へ移籍する槙野のユニホームを着る(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇12月31日◇東京・大田区総合体育館

WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=志成)が4度目の防衛に成功した。同級6位福永亮次(35=角海老宝石)に3-0の判定勝ち。区切りとなる10度目大みそか決戦を勝利で飾った。12月3日に中止が発表されたIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)との王座統一戦再セットへ、大きく前進した。

試合後、井岡は交流の深いサッカー元日本代表DF槙野智幸(34)からプレゼントされたユニホームを着用した。Jリーグの浦和レッズから移籍するヴィッセル神戸のユニホームで、背中には槙野の顔写真がプリントされていた。19日の天皇杯決勝で終了間際に決めた決勝ゴールに感動したそうで「あの活躍に刺激を受けたので(槙野に)最初にユニホームを着させてくれとお願いしました」と笑顔。競技は違うものの、同じプロ舞台で活躍する槙野の活躍に触発された4度目防衛でもあった。

試合前談笑する神戸槙野とTKO木下隆行(左)(撮影・鈴木みどり)
井岡(左)と健闘をたたえ合う福永(撮影・鈴木みどり)
福永に判定勝ちし防衛に成功した井岡は、ベルトを掲げ笑顔でガッツポーズ(撮影・鈴木みどり)

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【大橋秀行】井岡一翔「左殺し」を存分に披露、アンカハス戦も楽しみ

2回、福永(右)に左ボディーブローを見舞う井岡(代表撮影)

<プロボクシング:WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇12月31日◇東京・大田区総合体育館

WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=志成)が4度目の防衛に成功した。同級6位福永亮次(35=角海老宝石)に3-0判定勝ち。区切りとなる10度目大みそか決戦を勝利で飾った。

12月3日に中止が発表されたIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)との王座統一戦の再セットに向けて、大きく前進した。

【大橋秀行評論】

当初対戦予定だったIBF王者アンカハスと同じサウスポーの福永に対し、井岡は「左殺し」の技術を存分にみせた。ノーモーションの右の後に右フックを打ち、サウスポー攻略には重要な左ボディー打ちも効果的に出した。同じボディーを打つ角度から左フック、左アッパーを繰り出した。サウスポーが得意というような動き。アンカハスとの統一戦が実現すれば、本当に楽しみだ。

あえて課題を言うなら10~12回の戦い方だろう。仕留める好機もあったが、少し受け身だった。井岡は強引にKOを狙うタイプではないが、欲を言うならKOも欲しかったところだ。

対する福永は1回に思い切った攻撃が欲しかった。1回は様子を見る井岡のスタイルを知っていただろうし、畳み掛ける強引な攻撃が欲しかった。ただタフさ、相打ち気味にボディーアッパーを打った技術は光っていた。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者)

福永(右)に左フックを放つ井岡(代表撮影)

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井岡一翔V4「さらなる目標に向かって」アンカハスとの王座統一戦へ前進

福永に判定勝ちし防衛に成功した井岡は、ベルトを掲げ笑顔でガッツポーズ(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇12月31日◇東京・大田区総合体育館

同級王者井岡一翔(32=志成)が王座統一戦につなげる4度目の防衛に成功した。約2週間前に対戦発表された同級6位福永亮次(35=角海老宝石)の挑戦を受け、3-0の判定勝ち。区切りの10度目大みそか決戦を白星で飾った。1度は中止が発表されたIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)との王座統一戦は来春以降に実現の見通し。待望の大一番に向けて前進した。

10度目大みそかのリングで22年の大一番を意識した。井岡が「仮想アンカハス」として迎えた同じサウスポーの福永を攻略。「気持ちをつぶす」とショート気味の強打をねじ込み、強烈なワンツーで挑戦者の鼻から出血もみえた。「良い流れだと思ったが、頭もぶつかっていてケガやカットするのも嫌」。あえて強引なKOを狙わず、格の違いをみせる完勝劇に「これも1つの井岡のスタイル。痛めたりダウンする必要もない。僕の自由があると思う」と余裕の笑みを浮かべた。

11年にWBA世界ミニマム王者として臨んだ2度目の防衛戦から数え、2ケタに乗る皮切りの舞台だった。1番の思い出は黒星。18年にマカオで判定負けを喫したドニー・ニエテス戦を挙げ「心が何も満たされない。時だけが進んで、自分だけが取り残された気持ち」と悔やむほどの負けず嫌いな顔もみせた。32歳とベテランの域に達したが「初めての大みそかを思い出した。初心に戻って戦うことに意味がある。これで次に戦う理由もできた」とうなずいた。

新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の影響で中止となったIBF同級王者アンカハスは22年2月にV10戦を予定。両陣営が「合意済み」という王座統一戦は同年春以降に組まれる見通しだ。「アンカハス選手と来年、統一戦ができるように進めてもらう。(陣営に)我慢強く動いてもらい、さらなる目標に向かって頑張る」と決意も新た。22年のスーパーフライ級ベルト統一へ、さらに井岡がギアを上げる。【藤中栄二】

◆世界スーパーフライ級戦線 WBAスーパー、WBCフランチャイズ王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)が中心。21年3月、12年のライトフライ級で対戦したライバル、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と再戦し、僅差で判定勝利。同10月16日に米国でゴンサレスとの3度目対決がセットされたものの、ゴンサレスのコロナ感染で延期となった。IBF王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)は、この大みそかのWBO王者井岡一翔(志成)との王座統一戦が変異株「オミクロン株」感染防止対策の影響で延期に。21年4月には、ジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)に判定勝ちし、9度目の防衛に成功。今年2月に10度目防衛戦を計画している。

◆井岡一翔(いおか・かずと)1989年(平元)3月24日、大阪・堺市生まれ。興国高で史上3人目の高校6冠を達成。東農大2年中退で09年プロデビュー。11年に当時日本最速7戦目でWBC世界ミニマム級王座、12年にWBA世界ライトフライ級、15年に18戦目の当時世界最速でWBA世界フライ級王座獲得。17年に1度引退も、18年に復帰。19年再挑戦でWBOスーパーフライ級王座を獲得し、日本初の世界4階級制覇達成。164・8センチの右ボクサーファイター。家族は夫人と1男。

6回、福永(右)を攻める井岡(撮影・鈴木みどり)
福永に判定勝ちして防衛に成功し、指を突き上げる井岡(撮影・鈴木みどり)
ラウンドVTR
井岡一翔の世界戦戦績

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判定V4の井岡一翔「アンカハス戦への練習だった」田中恒成所属の畑中会長

2回、福永(右)に左ボディーブローを見舞う井岡(代表撮影)

<プロボクシング:WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦> ◇12月31日◇東京・大田区総合体育館

WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=志成)が4度目の防衛に成功した。同級6位福永亮次(35=角海老宝石)に3-0判定勝ち。区切りとなる10度目大みそか決戦を勝利で飾った。12月3日に中止が発表されたIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)との王座統一戦の再セットに向けて、大きく前進した

◆昨年井岡に敗れた田中恒成が所属する畑中ジムの畑中清詞会長 「さすがだなと思いました。打たせない、ディフェンスの技術力は、やはり秀でている。ただ、アンカハス戦への練習だった印象。(田中との再戦は)ないでしょう」

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 4回、福永(右)に左フックを見舞う井岡(代表撮影)
判定勝利で防衛に成功した井岡は子供を抱き上げ笑顔(代表撮影)

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井岡一翔V4!判定で福永亮次との大みそか決戦制す/世界戦ライブ詳細

<ボクシングWBO世界スーパーフライタイトルマッチ12回戦>◇12月31日◇大田区総合体育館

WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=志成)が4度目の防衛に成功した。

同級6位福永亮次(35=角海老宝石)の挑戦を受け、判定勝ちした。区切りとなる10度目大みそか決戦を勝利。12月3日に中止が発表されたIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)との王座統一戦の再セットに向けて、大きく前進した。

◆WBO世界スーパーフライタイトルマッチ12回戦

井岡一翔判定3-0福永亮次

福永に判定勝ちして防衛に成功し、指を突き上げる井岡(撮影・鈴木みどり)

福永に判定勝ちし防衛に成功した井岡は、ベルトを掲げ笑顔でガッツポーズ(撮影・鈴木みどり)

◆ラウンドVTR◆

12回

福永が最後の攻めで前に出るが、井岡が冷静に対処してさばく。井岡は足を使いながら、左右ボディーを打ち込み、挑戦者に隙を与えない。ダウンシーンこそなかったが、王者のキャリアが際立った。(井岡10-9福永)

11回

福永が前に出て圧力をかける。顔面に被弾しながらも前に出て左ボディー、フックで井岡をロープに追い詰める。決定打なく井岡が守る。(井岡9-10福永)

10回

福永が開始直後から左ストレートを中心に積極的に前へ出る。井岡は冷静にさばきながら左アッパーを打ち込む。福永も左ストレートをヒット。(井岡9-10福永)

9回

開始直後から福永が前に出て攻め込む。井岡はしっかりガードを固めながら左右ボディー狙い。井岡はロープを背に呼び込みながらカウンター狙い。(井岡10-9福永)

8回

主導権をつかんだ井岡が左右ボディーから、ショートパンチを顔面に浴びせる。福永も食らいつくが左右フックの連打で、足が止まる。(井岡10-9福永)

7回

井岡の強烈な右ストレートに福永の足が止まる。さらに左右ショートパンチの連打で、福永は鼻出血で顔を赤く染める。(井岡10-9福永)

6回

福永が前に出るも、井岡が巧みにかわす。逆に井岡は右ボディーからのアッパーで、挑戦者の低い姿勢を起こしにかかる。終盤は接近戦で打ち合い、井岡が強烈な右フックを見舞う。(井岡10-9福永)

6回、福永(右)を攻める井岡(撮影・鈴木みどり)

6回、井岡(左)を攻める福永(撮影・鈴木みどり)

5回

井岡がジャブで攻勢。福永は圧力に押され、徐々に手数も減る。終盤、井岡はカウンターで左フックを放ち、ダメージを与える。(井岡10-9福永)

4回

ペースをつかんだ福永が強い左ストレート、アッパーで攻め込む。井岡はガードを固めながらプレッシャーをかけ、ショートパンチを的確に当てる。左フックが挑戦者のあごにヒットし、たまらずグラリ。(井岡10-9福永)

4回、福永(右)の顔面にパンチを見舞う井岡(撮影・鈴木みどり)

3回

福永が強烈な左ストレートで逆襲。左ボディーからアッパーを放ち、王者を後退させる。井岡は左ボディー中心に挑戦者の動きを見極めながら攻める。(井岡9-10福永)

3回、福永(左)を攻める井岡(撮影・鈴木みどり)

2回

福永が開始と同時に積極的に前へ出る。井岡は相手の動きを見極めながら左ボディーで動きを止めにかかる。さらに強烈なワンツーを見舞い、徐々にペースを奪う。(井岡10-9福永)

1回

サウスポーの福永がジャブでけん制。井岡は間合いをはかり、右ストレートを放つ。カウンター狙いか、福永は手数少なく消極的で、ディフェンシブな立ち上がり。(井岡10-9福永)

1回、福永(右)を攻める井岡(撮影・鈴木みどり)

試合に臨む井岡(撮影・鈴木みどり)

笑顔のラウンドガール(撮影・鈴木みどり)

井岡の入場曲を熱唱するAK-69(撮影・鈴木みどり)

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井岡一翔V4「統一戦できるよう」“仮想アンカハス”福永亮次に判定勝ち

福永に判定勝ちし防衛に成功した井岡は、ベルトを掲げ笑顔でガッツポーズ(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇12月31日◇東京・大田区総合体育館

WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=志成)が4度目の防衛に成功した。同級6位福永亮次(35=角海老宝石)に3-0判定勝ち。区切りとなる10度目大みそか決戦を勝利で飾った。

12月3日に中止が発表されたIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)との王座統一戦の再セットに向けて、大きく前進した。

井岡はリング上で「今回試合が決まってから、ずっと10度目っていうことを自分も思ってこれまでやっていたんですけど、いざ控室に入ると今回で10回目かといろんな感情がすごく込み上げてきました。今回1度中止になった統一戦がなくなってしまって複雑な心境だったけど、こうして応援していただいてる方たちのために試合をして、こういうときに戦っている姿を見せたいと思って試合に臨んだ。ジム関係者はじめ、スポンサー様、TBS、いろんな形のおかげでこの試合ができているんだなとひしひしと感じながら、10度目のリングに上がらせてもらいました。今回中止になった統一戦は自分の中でずっと望んでいるものなので、今回この試合を無事に勝てたので、アンカハス選手と来年統一戦できるように進めてもらうので、またさらなる目標に向かって頑張るので応援よろしくお願いします」と話した。

政府による「オミクロン株」の水際対策での新規外国人入国の原則禁止を受け、12月3日にアンカハス戦は中止となった。その後、両陣営間で「1戦挟みましょう」と合意。延期の形がとられたことで、井岡も実現可能な防衛戦に意欲を示した。福永とのV4戦は発表が12月16日。中止から一転、急きょ決まったリングだった。それでも王者は冷静に気持ちを切り替えていた。

「1度決まった王座統一戦は流れました。心境としては複雑でしたけれど、ここで立ち止まってはいられない」と口調を強めていた。コロナ禍で試合ができる喜びを感じつつ「試合をしたくてもリングに上がれない状況になった。リングに上がることができるのは、本当にボクサーとして、王者としてもうれしい。初めての状況ですが、ボクにとっての挑戦」と恒例の大みそか舞台に立っていた。

福永戦は「仮想アンカハス」だった。挑戦者がアンカハスと近い身長、同じサウスポーであったことも「試合をやろうという1つのポイントだった。サウスポーの練習してきたので、引き続き、サウスポーと戦うことは自分の中で大きかった」と振り返る。来春以降、アンカハスとの王座統一戦を見すえた戦いと位置づけた。

2020年大みそかの田中恒成(畑中)戦後、タトゥー露出を指摘され、日本ボクシングコミッション(JBC)から厳重注意処分を受けた。さらにJBCの不手際で、結果的に身の潔白は証明されたものの、ドーピング疑惑も浮上した激動の21年だった。「10回目(の大みそか決戦)で今までやってきたことを試合で(見せる)。何か伝わる熱い試合をして、少しでも盛り上げられれば」。日本ボクシング界をけん引する世界王者の1人としての使命も胸に、リングへ。しっかり防衛した井岡は、22年も躍動する。

◆世界スーパーフライ級戦線 WBAスーパー、WBCフランチャイズ王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)が中心。21年3月、12年のライトフライ級で対戦したライバル、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と再戦し、僅差判定で勝利。同10月16日に米国でゴンサレスとの3度目対決がセットされたものの、ゴンサレスの新型コロナウイルス感染で延期となっている。

IBF王者アンカハス(フィリピン)は、この大みそかの井岡との王座統一戦が延期となった。21年4月、ジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)に判定勝ちし、9度目の防衛に成功しており、22年2月に10度目防衛戦を計画している。

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 10回、井岡が福永(左)に右ボディーを放つ(代表撮影)
6回、福永(右)を攻める井岡(撮影・鈴木みどり)
判定勝利で防衛に成功した井岡は子供を抱き上げ笑顔(代表撮影)
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 7回、井岡(左)が福永に左ジャブを放つ(代表撮影)
4回、福永(右)の顔面にパンチを見舞う井岡(撮影・鈴木みどり)

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大工ボクサー福永亮次、境遇など共通点が多いパッキャオと同じ道切り開くか

計量をパスして記念撮影を行うWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(左)と挑戦者の福永亮次(撮影・中島郁夫)

ボクシングWBO世界スーパーフライ級6位福永亮次(35=角海老宝石)が31日、東京・大田区総合体育館で同級王者井岡一翔(32=志成)に挑戦する。

新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の影響で新規外国人の入国が原則禁止となり、井岡とIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)との統一戦は中止に。アンカハスの「代役」として福永に白羽の矢が立った。35歳の遅咲きが世界初挑戦のチャンスをつかんだ。

福永の愛称は「リトル・パッキャオ」。世界的スターで今秋に現役引退を表明した元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(43=フィリピン)と似た風貌、ほぼ同身長のサウスポースタイルということから所属ジムの浅野完幸マネジャーに命名された。しかし醸し出す雰囲気だけでなく、境遇も共通点が多い。貧しい家計を助けるために、建設作業員として働いていたこともあるパッキャオに対し、福永も15歳から現在まで型枠大工として建設現場で働いている。

そしてパッキャオ本人は「代役」での勝利が1試合で数億円を稼ぐスター街道を突き進む契機となった。01年6月、IBF世界スーパーバンタム級王者レーロホノロ・レドワバ(南アフリカ)に挑戦予定だった選手2人が故障で欠場した際、フレディ・ローチ・トレーナーに代役として急きょ抜てきされて王座挑戦。計3度のダウンを奪い、6回TKO勝利を収めている。その後、米国を拠点として世界6階級制覇や1試合で数十億円を稼ぐボクサーとして世界的人気を博することになった。

世界初挑戦となる福永も、パッキャオと似た境遇であることも分かっている。井岡戦が正式発表されたのは12月16日。22年1月15日に予定されていたWBOアジア・パシフィック、日本王座の防衛戦を繰り上げての急ピッチ調整となるものの「ボクもめっちゃ持っているなと。運だけは本当にある」とプラス思考でとらえている。

井岡が来春にもアンカハスとの王座統一戦を再セットすることで合意済みと知ると、福永は劣勢という戦前予想を覆す自信を示した。「向こうは次戦の調整試合ぐらいにしか思っていないだろうけれど。自分が全部、取ってやろうと思っている。挑戦者らしくいって最後に僕の手があがっていると思います」と不敵な笑みを浮かべた。

パッキャオと同じく左強打を持ち味とする福永は15勝のうち14KOというパンチ力が魅力。リトル・パッキャオが、その両拳で本物と同じサクセスロードを切り開くことができるのか。この世界挑戦のため、12月28日には日本、WBOアジア・パシフィック両王座も返上している。25歳でボクシングを始めた遅咲きのたたき上げボクサーが、世界王者の夢に向け、自身初の大みそかリングに上がる。

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井岡一翔「熱い試合を」区切り10度目大みそか決戦へ 過去ドラマ振り返る

井岡一翔(2021年11月25日撮影)

ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=志成)が31日、東京・大田区総合体育館で同級6位福永亮次(35=角海老宝石)との4度目の防衛戦に臨む。今年も日本ボクシング界の大トリを務める井岡にとって10度目となる大みそか決戦だ。新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の影響で、新規外国人の入国が原則禁止となって11月に発表されたIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)との統一戦は12月3日に中止となったが、井岡は区切りの大みそかマッチに気持ちを高揚させる。

「自分が大みそかのリングに立ってボクシングというものを盛り上げたい気持ちがある。大みそかに自分が試合するというのが、周囲の1年の締めくくりになっている。みんな大みそかにやれることを喜んでくれている」。福永との4度目防衛戦の決定を素直に歓迎した井岡は、過去に数多くの思い出深いドラマを大みそかに繰り広げてきた。「井岡の大みそか」をトピックで振り返ってみる。

◆秒殺KO WBA世界ミニマム級王者として2度目の防衛戦として11年にヨードグン・トーチャルンチャイ(タイ)と拳を交え、1回1分38秒、TKO勝利。右ボディーでダメージを与え、左フックでとどめを刺した。大みそか第1戦での秒殺KO劇が大きなアピールとなった。

◆世界2階級制覇 12年は前WBA世界ライトフライ級暫定王者ホセ・ロドリゲス(メキシコ)との同級王座決定戦に臨み、6回2分50秒TKO勝ち。1回に右フックでダウンを奪取。6回に右ストレートでダウンを追加し、さらに右ストレートで仕留めた。

◆無敗対決 13年、WBA世界ライトフライ級王者の3度目防衛戦としてフェリックス・アルバラード(ニカラグア)を3-0の判定で撃破。現IBF世界同級王者でもある強敵アルバラードとの打ち合いを制した。

◆返り討ち 15年は、4月に2-0の判定で下した前WBA世界フライ級王者フアン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)との再戦。11回1分57秒TKOで、2度目の防衛に成功。史上最速で3階級制覇を成し遂げた前回対決に続き、レベコを返り討ちした。

◆引退会見 17年の大みそかに横浜市内で記者会見し、引退表明。TBS系列で生中継される中で「目標である3階級制覇を成し遂げた。5度目の防衛戦(17年4月)の前に引退を決意した。今日をもって引退します」と話した。

◆大みそか初黒星 18年7月、現役復帰を表明。同年大みそかはマカオで、4階級制覇を懸けてドニー・ニエテス(フィリピン)とWBO世界スーパーフライ級王座決定戦に挑んだものの、1-2の判定負け。

◆注目の日本人対決 20年には、元世界3階級制覇王者田中恒成(畑中)との日本人対決。2度のダウンを奪い、8回1分35秒TKO勝ちを収めた。年間最優秀試合に選出された勝負となったものの、この試合のドーピング検査で井岡の検体から陽性反応を示して騒動に。その後、日本ボクシングコミッションの不手際で起こった「偽陽性」として潔白が証明された。

01年の「INOKI BOM-BA-YE」「Dynamite」を皮切りに21年連続21回目となるTBSの大みそか恒例の格闘技中継。11年から年末のお茶の間に登場した井岡は、ほぼ半分を占める。「(大みそかに)自分が試合やるというのはうれしかったり、責任感など、いろいろな気持ちを抱えてリングに上がっている」と振り返った井岡は30日の前日計量で、こう言った。

「この10回目で今までやってきたことを試合で(見せる)。良い試合というか、何か伝わる熱い試合をして、少しでも盛り上げられれば」。

10度目となる今年の大みそか決戦のリングに立つ井岡は、福永との日本人対決でどんな勝負を繰り広げるのか。

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RIZIN、フジ系で一部生配信、PPVで全生中継 共存で格闘技界発展へ

RIZIN榊原信行CEO(2021年10月4日撮影)

総合格闘技RIZINは31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで33大会を開催する。

中継は、フジテレビ系列で行われるテレビ地上波に加え、「スカパー!」「RIZIN LIVE」「Exciting RIZIN」「U-NEXT」で番組ごとの視聴課金となるPPV(ペイ・パー・ビュー)生配信が行われる。地上波が午後6時から11時45分までの一部生配信の一方、PPVは、午後1時半から全試合を生中継。前売り5000円、当日5500円のチケットを購入することで、視聴できる仕組みとなっている。

PPVは、米国の格闘技やボクシングイベントなどでは80年代から主流となった。近年の日本では視聴環境が限定されることもあって認知度は高くなかったが、RIZIN榊原信行CEOは「格闘技の衝撃的なインパクトやエネルギーとシナジーがある」と、早くから大きな可能性を見いだしていた。

RIZINは、新型コロナウイルス感染症拡大によって完全な形での集客が難しくなると、いち早く、計画していた新たな興行形態を実行した。PPV限定のスタジオマッチ、ランドマーク大会を今年10月に開催。U-NEXT独占配信された同大会は、集中アクセスによるサーバーダウンで、予定開始時間から1時間遅れるアクシデントにも見舞われた。

14日には、ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥の2年1カ月ぶりの国内世界戦もテレビ地上波ではなく、「ひかりTV」「ABEMA」のPPVのみで生中継が行われた。井上の所属ジム大橋秀行会長が「感無量。PPVはこれから進まなくてはいけない道」と話した。

RIZIN榊原CEOは日本の格闘技の発展には、PPVと地上波の放送バランスが大切だと説明する。PPVは「本当に見たい人たちに高品質なものを有料でお届けする収益モデルとして最適」とし、今後の主な放送に活用していくという。一方で「日本は6局しか放送局がないのでそのパワーは絶大。地上波で無料で多くの人にお届けすることで、格闘技の市民権を広げたい」と年に数回、テレビ地上波での放送も続けていくプランを明かした。

コロナ禍の影響も重なり、日本格闘技界の中継スタイルが転換期を迎えている。【勝部晃多】

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井岡一翔「僕にとって挑戦」王座統一戦中止も10度目大みそか決戦飾る

厳しい表情で会見するWBO世界スーパーフライ級王者井岡(撮影・中島郁夫)

ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=志成)が「チャレンジャー魂」で10度目の大みそか決戦を飾る意気込みを示した。

31日、東京・大田区総合体育館で同級6位福永亮次(35=角海老宝石)との4度目防衛戦を控え、30日には都内で前日計量に臨み、リミット52・1キロでクリアした。

新型コロナウイルス変異体「オミクロン株」の影響で新規外国人の入国が原則禁止となってIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)との王座統一戦は中止に。約2週間前に福永との日本人対決が発表された。井岡は「1度決まった統一戦が流れて心境は複雑でしたが、立ち止まっていられない。初めての状況だが、僕にとって『挑戦』だと思って試合に臨む」と強い決意を示した。

試合グローブは両者ともにナックル部分が薄く、パンチが効きやすいというメキシコ製を選択。レイジェス製の福永に対し、エバーラスト製を使用する井岡は「好きなグローブで満足して試合に臨んでもらいたい。自分のパフォーマンスが出せて納得できる試合になる」と歓迎した。大みそかの試合を「責任」と表現した井岡が21年も勝利で締めくくる。【藤中栄二】

撮影のためにベルトを準備するWBO世界スーパーフライ級王者井岡(撮影・中島郁夫)
計量をパスしガッツポーズするWBO世界スーパーフライ級王者井岡(撮影・中島郁夫)

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世界初挑戦の福永亮次「イメージ通り。気合が入りました」王者井岡と初対面

計量をパスして記念撮影を行うWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(左)と挑戦者の福永亮次(撮影・中島郁夫)

ボクシングWBO世界スーパーフライ級6位福永亮次(35=角海老宝石)が同級王者井岡一翔(32=志成)との初対面で率直な心境を口にした。31日、東京・大田区総合体育館で世界初挑戦を控え、30日には試合会場で前日計量に出席。リミット52・1キロでクリアした王者に対し、100グラム少ない52・Oキロでパスした。 20秒間のフェースオフ(にらみ合い)を終えた福永は「ボクはテレビで(井岡を)見たことがあるので、すごいなと思いました。ははは。テレビの芸能人かなと」と笑顔で振り返った。

コロナ禍で予備検診や調印式などがすべて前日計量日の30日に設定されていた。井岡が当初王座統一戦で拳を交える予定だったIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)の来日困難により、半月前に急きょ決まった世界戦だったこともあり、この日が両者の初対面となった。あらためて井岡の姿をチェックした福永は「イメージ通り」とした上で「気合が入りました」と、あらためて気を引き締めた。

20年12月に日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック同級王座を統一した実力者。井岡が初めて大みそかに世界戦に臨んだ11年ごろはボクシングを始めたばかりだったという遅咲き。現在も「仕事も好きだから」と型枠大工と二足のわらじでプロボクサーを続けている福永は「計量パスして安心しました。明日の試合に向けてリカバリーして準備したい」と平常心。計量クリア後にはメロンもほおばって英気を養っていた。

計量クリア後、メロンを口にしたWBO世界スーパーフライ級6位福永

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井岡一翔が福永亮次と20秒間にらみ合い 大みそかV4戦の計量クリア

計量をパスして記念撮影で顔を見合わせるWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(左)と挑戦者の福永亮次(撮影・中島郁夫)

ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=志成)が、約20秒間のにらみ合いで区切りの10度目大みそか決戦を盛り上げた。

31日、東京・大田区総合体育館で同級6位福永亮次(35=角海老宝石)との4度目の防衛戦に臨む。30日には試合会場で前日計量に臨み、リミットでクリア。挑戦者の福永は100グラム少ない52・0でパスした。

計量クリア後、初対面となる両者は20秒間のフェースオフ(にらみ合い)を展開。福永の印象について「特に何もない。イメージした通り」と口にした井岡は「今回で大みそかの試合は10度目。今までやってきたことを試合で、何かが伝わる熱い試合をして。少しでも盛り上げられればと思います」と決意を口にした。

新型コロナウイルス変異体「オミクロン株」の影響で新規外国人の入国が原則禁止となり、IBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)との王座統一戦は中止に。半月前に決まった福永との日本人対決となるが「統一戦が流れてしまい、心境は複雑でしたが、立ち止まってはいられない。初めての状況でボクにとっての挑戦だと思います」と挑戦者魂を燃やした。

なお試合グローブは両者ともにメキシコ製で、井岡がエバーラスト社、福永はレイジェズ社を使用する。試合オフィシャルはレフェリーが中村勝彦、ジャッジは染谷路朗、村瀬正一、飯田徹也が務める。

計量をパスしガッツポーズするWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(撮影・中島郁夫)
撮影のためにベルトを準備するWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(撮影・中島郁夫)
計量をパスして記念撮影を行うWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(左)と挑戦者の福永亮次(撮影・中島郁夫)
厳しい表情で会見するWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(撮影・中島郁夫)

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