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オカダ・カズチカVS内藤哲也は2・20「50周年にふさわしい」新日本

対戦が決まったオカダ・カズチカ(右)と内藤哲也(2022年1月5日撮影)

新日本プロレスは11日、新春黄金シリーズ(20日開幕、東京・後楽園ホールなど)のカードを発表、IWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカと挑戦者・内藤哲也の対戦は2月20日大会(北海道)のメインカードになることが分かった。

5日まで行われた東京ドーム大会では、オカダがIWGP世界ヘビー級王座を初戴冠、初防衛も成功させた。「昨日の鷹木さん、今日のオスプレイのように(団体創立)50周年にふさわしい相手と、ふさわしい試合をしますので、ご注目ください」と叫んだ。

その際、同王座の次期挑戦者に名乗りをあげたのが、内藤だった。リングで最後のマイクアピールをしていたオカダの目の前に立ち「昨日は鷹木に勝利し、そして今日はオスプレイに勝利。今、新日本で一番強い男は間違いなくオカダだよ」と実力を認めた上で「だからこそ、そんなオカダの持つベルトに挑戦したい」と宣言。大きな拍手を受けると、オカダから「この歓声を聞いたら、問題ないでしょう。オカダ・カズチカ対内藤哲也、決定でいいんじゃないでしょうか、50周年にふさわしいんじゃないでしょうか」と受諾された。

両者の対戦成績は5勝5敗。新日本の顔に返り咲いたオカダと、実力伯仲の内藤が、団体創立50周年にふさわしい試合をみせる。

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オカダ・カズチカ「プロレスっていいですね」打倒コロナで新日&ノア1つに

試合に勝利しそれぞれのキャッチフレーズで盛り上げる棚橋(左)とオカダ(撮影・垰建太)

<新日本プロレス・プロレスリング・ノア対抗戦>◇8日◇横浜アリーナ

5日まで行われた東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座初戴冠、初防衛を果たしたオカダ・カズチカ(34)が、約5年ぶりとなったプロレスリング・ノアとの対抗戦で団体の実力を証明した。ノアのホープ清宮海斗をレインメーカーで撃沈。試合後は、コロナ禍で苦しむ日本をプロレスの力で盛り上げることを誓った。

    ◇    ◇    ◇  

オカダが東京ドーム大会連戦の疲れもものともせず、渾身(こんしん)の力で右腕を振り抜いた。メインイベント2の最終戦、IWGP USヘビー級王者棚橋と組み、ノアのホープ清宮&レジェンド武藤組と対戦。中盤は必殺のレインメーカー(短距離式ラリアット)を何度も空振りするなど苦戦を強いられたが、24分35秒、清宮を三度目の正直のレインメーカーで葬った。6勝4敗1分けの勝ち越しで、対抗戦を締めくくった。

プロレスの力を信じている。オカダは試合後、「プロレスっていいですね」と満員の会場へ呼びかけた。対抗戦だが、プロレス界は「打倒コロナ」という1つの方向を向いている。「好き嫌いはあると思うが、戦うことで1つになった。コロナより先を見て『明日からしっかりやっていこう』という力を届けるのがプロレスラーです」と、すがすがしい表情で振り返った。

両団体の交流は、ノアが新体制に移行する前の16年末以来約5年ぶり。新日本プロレスの大張社長は「コロナ禍の日本にプロレスの力で元気を届けたい。戦後から70年にわたり、立ち上がる支えになってきたのは日本のプロレスです」と、このタイミングでの対抗戦の意義を強調していた。1日までにチケットは完売。この日もツイッターの日本トレンドで「#(ハッシュタグ)プロレスのチカラ」が上位にランクインするなど、団体の垣根を越えた選手たちの戦いは、日本中から注目を集めた。

新日本プロレスは3月6日で団体創設50周年を迎えるが、いまだに続くコロナ禍で先行きは見えない現状にある。5日の試合後、オカダは「声援のある中でプロレスがしたい。もう無観客に戻りたくない」と、涙を流した。それでも「50年先までオカダ・カズチカで食っていけるように盛り上げる」と言い切った。未来は明るいと信じて、レインメーカーは必死に右腕を振り続ける。【勝部晃多】

棚橋(左)にシャイニングウィザードを決める武藤。後方はオカダ(撮影・垰建太)

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【新日本vsノア】オカダ「戦うことで1つに」レインメーカーで清宮沈めた

試合に勝利しそれぞれのキャッチフレーズで盛り上げる棚橋(左)とオカダ(撮影・垰建太)

<新日本プロレス・プロレスリング・ノア対抗戦>◇8日◇横浜アリーナ

5日までの東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座を初戴冠、初防衛を果たしたオカダ・カズチカ(34)が、ノアのホープ清宮海斗をレインメーカーで沈めた。

オカダが東京ドーム大会連戦の疲れもものともせず、渾身(こんしん)の力で右腕を振りぬいた。メインイベント2の最終戦、IWGP USヘビー級王者棚橋と組み、ノアのホープ清宮&レジェンド武藤組と対戦。中盤は必殺のレインメーカー(短距離式ラリアット)を何度も空振りするなど苦戦を強いられたが、24分35秒、清宮を三度目の正直のレインメーカーで葬った。第0試合を含め新日本の6勝4敗1分け。勝ち越しで約5年ぶりのノアとの対抗戦を締めくくった。

プロレスの力を信じている。オカダは試合後、「プロレスっていいですね」と満員の会場へ呼びかけた。対抗戦だが、プロレス界は「打倒コロナ」という1つの方向を向いている。「好き嫌いはあると思うが、戦うことで1つになった。コロナより先を見て『明日からしっかりやっていこう』という力を届けるのがプロレスラーです」。すがすがしい表情で振り返った。

新日本プロレスの大張社長は「コロナ禍の日本にプロレスの力で元気を届けたい。戦後から70年にわたり、立ち上がる支えになってきたのは日本のプロレスです」と、このタイミングでの対抗戦の意義を強調する。1日までにチケットは完売。この日もツイッターの日本トレンドで「#(ハッシュタグ)プロレスのチカラ」が上位にランクインするなど、団体の垣根を越えた選手たちの戦いは、日本中から注目を集めた。

新日本プロレスは、3月6日で団体創設50周年を迎える。いまだに、コロナ禍の先行きは見えない現状。5日の試合後、オカダは「声援のある中でプロレスがしたい。もう無観客に戻りたくない」と、涙を流した。これからの50年が明るいと信じて、レインメーカーは必死に右腕を振り続ける。

試合に敗れ涙する清宮(左)に声をかけるオカダ(中央)と棚橋(撮影・垰建太)

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【新日本vsノア】鷹木信悟が闘龍門同期のタダスケから3カウント

試合に勝利しポーズを決めるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン。前列左から高橋、内藤、後列左からSANADA、BUSHI、鷹木(撮影・垰建太)

<新日本プロレス・プロレスリング・ノア対抗戦>◇8日◇横浜アリーナ

両団体の人気ユニット同士の激突は、新日本の「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)」に軍配が上がった。

L・I・JのBUSHI(38)、高橋ヒロム(32)、SANADA(33)、鷹木信悟(39)、内藤哲也(39)組が、ノアのユニット「金剛」の亜烈破(あれは)、タダスケ(35)、征矢学(37)、拳王(37)、GHCヘビー級王者中嶋勝彦(33)組と10人タッグ戦に臨み、前IWGP世界ヘビー級王者鷹木が26分33秒、ラスト・オブ・ザ・ドラゴン(リストクラッチ式変形デスバレードライバー)でタダスケを沈めて勝利をもぎ取った。

内藤-中嶋の激突で始まり、全日本時代にタッグを組んでいたSANADA-征矢の対決、内藤-拳王のユニットのボス対決とスピーディーに試合が進むと、鷹木が満を持して登場。金剛軍の集中砲火を浴びて窮地に立たされたが、闘龍門時代の同期タダスケの地団駄ラリアットをパンピングボンバーで相打ち応戦。両ユニットが入り乱れる中で、鷹木がエルボーなどでタダスケを追い詰め、パンピングボンバー連発で追い打ち。最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで倒した。

同期に向け「タダスケ、ただのスケベじゃねえぞ? タダスケだよ。18年たってもこの(実力)差が縮まっていないようだな。だがよ、タダスケ、お前にも良い刺激をもらった」とエールを送った鷹木は「中嶋勝彦、相変わらず良い蹴りをしているな。鷹木には勝ったことがあるから興味ない? 馬鹿野郎! 最後に試合してから10年たっているぞ。お前のその発言、俺は逃げだと思っているからな」と中嶋との対戦をアピールしていた。

試合に敗れ悔しげな拳王(左)に拳をつきだす内藤(右から2人目)らロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(撮影・垰建太)
試合後、内藤(中央)を襲撃する拳王(同右)(撮影・垰建太)

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【新日本vsノア】デスペラードが王者の貫禄 NOSAWA組撃破

NOSAWA論外(左)に「ピンチェ・ロコ」を決めるエル・デスペラード(撮影・垰建太)

<新日本プロレス・プロレスリング・ノア対抗戦>◇8日◇横浜アリーナ

IWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードがタッグ戦で貫禄の勝利を見せつけた。

同じ鈴木軍のDOUKI(30)と組み、ノアのジュニアヘビー級ユニット「ペロス・デル・マール・デ・ハポン」のNOSAWA論外(45)、YO-HEY(33)組と激突。デスペラードが9分9秒、ピンチェ・ロコ(ダブルアーム式変形フェースバスター)で論外からフォールを奪った。

論外からの挑発でデスペラードのスイッチが入った。「こんなものか。新日本!」と吐き捨てられ、さらにマスクはぎで精神的にも追い詰めてきた。首固め、ナックルパートを受けたものの、論外との技の読み合い、丸め込みの攻防から捕獲に成功。ピンチェロコで論外をマットにたたきつけ、3カウントを奪取した。

「なんだ、あのペロス? 野良犬じゃあないか。お前、この野郎、しつけはどうなってんだ」と怒りつつも、メキシコでも活躍してきた論外に対し「やっぱあの人に関しては俺たちはある種、特殊な感情を抱いております。別に対抗戦だからって、正直、ここは新日本にまったく関係ない試合だった。俺の中でな…、ってベルトを持っている人が言っちゃダメか? すいません」と振り返った。

高い打点のドロップキックをみせたYO-HEYに対して王者として興味を持ったようで「おもしれえじゃん、YO-HEY。もっとやりてえな。この1回だけじゃあもったいねえよ」と口にしていた。

DOUKI、エル・デスペラード組対NOSAWA論外、YO-HEY組 勝ち名乗りを受けるDOUKI(右)、エル・デスペラード組(撮影・垰建太)
DOUKI、エル・デスペラード組対NOSAWA論外、YO-HEY組 エル・デスペラード(下)を痛めつけるNOSAWA論外(右)とYO-HEY(撮影・垰建太)

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ノアと5年ぶり対抗戦 試合前からバチバチ臨戦態勢/新日本WK見どころ3

左からオカダ・カズチカ、棚橋弘至、清宮海斗、武藤敬司

新日本プロレスのレッスルキングダム(WK)16は8日、横浜アリーナで最終戦を迎える。4、5日に行われた東京ドーム連戦では、オカダ・カズチカ(34)がIWGP世界ヘビー級王座初戴冠、初防衛を果たした。

団体創設50周年を迎えた今年のWKは、例年の東京ドーム大会に加え、初の横浜アリーナ大会を開催。約5年ぶりにプロレスリング・ノアとの対抗戦が行われる。

日刊スポーツではWKの見どころを全3回で紹介。今回が最終回。

◇   ◇   ◇

WK最終戦横浜アリーナ大会は、空席が目立った東京ドーム大会に対し、元日までにチケットが完売した。ノアが新体制に移行した16年11月以降は交流がなく、両団体が戦うのは約5年ぶりで、多くの注目を集めている。新日本プロレスの大張高己社長は「コロナ禍の日本にプロレスの力で元気を届けたい。戦後から70年にわたり、立ち上がる支えになってきたのは日本のプロレスです」と、対抗戦の意義を強調した。

両団体の戦いは、リング外ですでに始まっている。オカダが「オリンピックに出ている選手が近所の高校のことなんて知らないでしょ?」と痛烈に批判すれば、ノアのGHCナショナル王者拳王が「お前らが困っているから俺たちの力を借りるんだろ?」などと発言するなど、バチバチの臨戦態勢。5日は、ノアの全選手が東京ドームに乱入し、一触即発な雰囲気を漂わせた。

第0試合を含めた全11試合。ダブルメインイベント1と銘打たれた第8試合は、新日のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン勢(鷹木&内藤&SANADA&高橋&BUSHI)とノアの金剛勢(中嶋&拳王&征矢&タダスケ&亜烈破)が、10人タッグマッチで激突する。鷹木とGHCヘビー級王者中嶋は、同じ04年デビュー。過去2戦2敗でリベンジへ闘志を燃やす鷹木に対し、中嶋は「興味もないし、用事もない」と意に介さず。正反対の2人が、リングでどのように拳を交えるのか注目される。

最終試合のメインイベント2では、オカダ&IWGP USヘビー級王者棚橋弘至(45)が、25歳清宮海斗&59歳武藤敬司と対戦する。新日のダブル王者が、ノアのホープとレジェンドを迎え撃つ格好だ。20年より、清宮から対戦を熱望されてきたオカダは「本当に彼のことは知らないんですよね」と、興味のない様子。一方で「時代がこっちに近づく足音が聞こえてくる。俺が世界を変える」と豪語した清宮は、王者を本気にさせることができるのか。また、棚橋はかつての師匠、武藤に成長した姿を見せられるのか。三者三様の思惑が交錯する。

そのほか、かつてノアで活躍し、GHCジュニアヘビー級王座最多連続防衛10回を記録した石森太二(38)と、現同王者HAYATA(34)の新旧王者対決(タッグマッチ)など、見どころは十分だ。なお、同大会はABEMAのPPV(ペイ・パー・ビュー)で生配信される。

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きょう激突 新日vsノア 横浜アリーナで約5年ぶり対抗戦開催

1月5日、防衛に成功し雄たけびを上げるオカダ(撮影・横山健太)

新日本プロレスの「WRESTLE KINGDOM16」が8日、同大会初の神奈川・横浜アリーナで開催される。

約5年ぶりのプロレスリング・ノアとの対抗戦。5日まで行われた東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座を初戴冠、初防衛を果たしたオカダ・カズチカは、棚橋弘至と組み、武藤敬司、清宮海斗と対戦する。オカダは「正直、何も感じてない。オリンピックに出ている人たちが近所でやってる高校の話とか知らない。それぐらい差が開いている」と痛烈にコメントした。

大張高己社長は「コロナ禍の日本にプロレスの力で元気を届けたい。戦後から70年にわたり、立ち上がる支えになってきたのは日本のプロレス」と、対抗戦の意義を強調。1日までにチケットが完売するなど、注目を集めている。大会はABEMAのPPV(ペイ・パー・ビュー)で生配信される。

武藤敬司(2021年6月6日撮影)

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KENTA 鼻骨骨折などで横浜アリーナ大会欠場 1・5棚橋戦で負傷か

ギターでKENTA(左)を攻める棚橋(2022年1月5日撮影)

新日本プロレスは7日、KENTA(40)が鼻骨骨折、左股関節後方脱臼骨折、背部裂傷縫合術、左環指腱性槌指と診断されたと発表した。5日のIWGP USヘビー級選手権試合の棚橋戦で負傷したとみられる。8日に出場を予定した横浜アリーナ大会は急きょ欠場となった。

KENTAはノア勢として、杉浦、桜庭らと組み6人タッグマッチの出場を予定していた。KENTAの代わりの選手は未公開のXと発表した。

KENTA(左)を攻める棚橋(2022年1月5日撮影)
KENTA(左)を攻める棚橋(2022年1月5日撮影)
棚橋に脚立から振り落とされ流血するKENTA(左)(撮影・横山健太)
脚立の上からハイフライフローを決める棚橋(撮影・横山健太)
棚橋弘至に敗れ引き揚げるKENTA(撮影・横山健太)

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オカダ・カズチカまとったガウンに覚悟 新日50年の歴史を文字でびっしり

4日、コーナーポストに登ってポーズを決めるオカダ・カズチカ

5日まで行われた新日本プロレス東京ドーム大会では、オカダ・カズチカ(34)がIWGP世界ヘビー級王座初戴冠、初防衛を果たした。新日本創設50周年の幕開けの試合で、オカダはコスチュームを一新。創設者アントニオ猪木氏をほうふつとさせる白地のガウンには、その歴史がびっしりとプリントされていた。ガウン新調には、新日本の顔として団体を背負う覚悟がつまっていた。

   ◇   ◇   ◇

オカダは東京ドーム大会で新日本プロレスの顔に返り咲いた。4日に第3代王者鷹木を破って団体の象徴であるIWGP世界ヘビー級王座を初戴冠。続く5日にはオスプレイの挑戦を退け、初防衛に成功した。

両日の30分を超える激戦もさることながら、オカダの一新したコスチュームも注目を集めた。光沢のある白地に金色の襟元と帯のガウン。新日本を創設したアントニオ猪木氏をほうふつとさせる往年のデザインで、東京ドームのファンは歓喜した。

オカダのコスチュームを3年前から手掛けるのは、アパレルブランド「アンリアレイジ」を展開するデザイナー森永邦彦氏。同氏によると、今年のコスチュームのコンセプトは「新日本プロレスが歩んできた50年とオカダ・カズチカが歩んできた戦いの歴史」という。

オカダ自身も、リングに金の雨を降らせる“レインメーカー”を名乗って10年の節目を迎えた。猪木氏をはじめ、80年代を代表するレスラーたちが身にまとったガウンの形状は、「時代に敬意を表する意味を込めてこの形にしたい。過去の戦いがあったからこそ今の自分がいる」というオカダの熱い思いが込められていた。

一見、和柄に見える模様は近くで見ると、団体創立からの戦いの歴史が金色の文字でびっしりとプリントされたものと分かる。背中には、カメラのフラッシュ光などによって「RAINMAKER(レインメーカー)」の文字が浮かび上がるデザイン。歴史をまとうことで、オカダの50周年を背負う覚悟と、先頭に立って新たな歴史を切り開いていく決意が強調されている。

5日の試合後には「50周年はまだまだこれから」と宣言したオカダ。1年後には、そのコスチュームに、新たな伝説の文字を加える。【勝部晃多】

新日本プロレス、オカダ・カズチカの22年のコスチューム近影。びっしりと50周年の歩みがプリントされている(提供・アンリアレイジ)

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【新日本】オスプレイ「戦い続ける」オカダから3カウント奪えず力尽きる

オスプレイ(左)にエルボーを決めるオカダ(撮影・横山健太)

第4代IWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(34)が、自称王者で挑戦者のウィル・オスプレイ(28)を沈め、「王座統一」した。前日4日の鷹木信悟戦に続く30分超えの戦いを制して初防衛に成功、「真」の王者に輝いた。

1度はレインメーカーを返したオスプレイも、2度目を返す余力は残っていなかった。持てる技を出し尽くし、相手の技まで繰り出しても、3カウントを奪えず、最後は力尽きた。昨年4月に王者飯伏からIWGP世界ヘビー級王座を奪取したが、鷹木を退けた5月の初防衛戦で首を負傷。王座返上を余儀なくされたが、米国でレプリカベルトを自作して真の王者を名乗って活動を続けていた。それを証明することはできなかったが「次の東京ドームのメインイベントでまた戦えるように、ベルトを腰に巻けるように戦い続ける」と捲土(けんど)重来を期した。

新日本混迷のベルト争い

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【新日本】KENTA流血死闘もUSヘビー級王座陥落 棚橋にリベンジ許す

棚橋に脚立から振り落とされ流血するKENTA(左)(撮影・横山健太)

エース棚橋弘至(45)が22分40秒、滞空時間の長いラダー(はしご)からのハイフライフローでIWGP USヘビー級王者KENTA(40)を撃破し、約2カ月ぶりとなる同王座への返り咲きを果たした。昨年11月の2度目の防衛戦で敗れて、王座陥落に追い込まれたKENTAへのリベンジも成功。相手の要求をすべてのんだ「何でもあり」のノーDQ(反則裁定なし)形式の激戦を、衝撃的なダイブ必殺技で制した。

IWGP USヘビー級王座から陥落したKENTAはノーコメントで会場をあとにした。自ら要求した「何でもあり」のノーDQ形式の初防衛戦。リング下から数々の凶器アイテムを引っ張り出し、雪崩式ファルコンアローで棚橋をテーブル上にたたきつけ、大ダメージを与えていたところまではペースを握っていた。自ら設置した巨大ラダーから落下した際、巨大ごみ箱に顔面強打し、グロッギー状態となってしまった。

棚橋弘至に敗れ引き揚げるKENTA(撮影・横山健太)

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【こんな人】オカダ・カズチカ息抜きはゲーム 最近はフォートナイトに夢中

防衛に成功しファンの声援に応えるオカダ(撮影・横山健太)

<新日本プロレス:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム◇第2日

IWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカ(34)が「真の王者」を証明した。

ウィル・オスプレイ(28)に勝った。4日の東京ドーム大会で鷹木信悟から王座奪取に成功。一夜明けて、同じ東京ドームのメーンイベントで、王座返上を受け入れずベルトを自作して「真の王者」を主張し続けるオスプレイと対戦。お互いの技をすべて出し尽くす激闘になり、最後は2人ともフラフラになったが、最後はオカダがこの試合、2度目の必殺のレインメーカーを決めて3カウントを奪い初防衛に成功。完全決着をつけた。勝利後は内藤哲也が挑戦表明した。

   ◇   ◇   ◇

オカダのプライベートの息抜きはゲームだ。以前は、バス釣りや巡業先での食事などが趣味だったが、コロナ禍で外出が難しくなってからは、プレイステーションなどの家庭用ゲーム機から、iPadのオンラインゲームなど、ジャンルを問わず遊ぶようになった。「最近は『ファークライ6』が終わっちゃって『フォートナイト』にはまっています」と、中でもバトルロイヤルゲームがお気に入りな様子。

また、好きなものを食べることで、ストレスを発散するようにしている。「『ラーメンを食べたら明日動けないかも?』というもやもやを抱えることが嫌。それなら我慢しないで食べて、とにかく気分良く試合に臨めるように心がけている」と、30歳を超えても食事制限はしない。ビッグマッチの前には必ず「吉野家の牛丼大盛り」を食べると決めている。私生活の充実が、リング上の活躍につながっている。【勝部晃多】

オスプレイ(左)にレインメーカーを決めるオカダ(撮影・横山健太)
レインメーカーポーズをするオカダ(撮影・横山健太)

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【こんな人】メモ取るのが習慣…棚橋弘至の「バチッと決まる」コメント注目

脚立の上からハイフライフローを決める棚橋(撮影・横山健太)

<新日本プロレス:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム◇第2日

エース棚橋弘至(45)が22分40秒、滞空時間の長いラダー(はしご)からのハイフライフローでIWGP・USヘビー級王者KENTA(40)を撃破し、約2カ月ぶりの同王座返り咲きを果たした。

<こんな人>

自然に恵まれた岐阜・大垣市で少年時代を過ごした棚橋弘至少年は、文武両道だった。

学生時代の夢はプロ野球選手。「ずっと中日ドラゴンズの選手になりたかった」。高校卒業後は野球の道をあきらめ、「なれないなら伝える側になりたい」と新聞記者を志して立命館大の法学部に進学した。

「気づいたらプロレスラーになっていた」と話す棚橋だが、勉学に励んだ当時の経験は現在にも生かされている。「文章を書くことが好き」と、『水道橋博士のメルマ旬報』や『ターザンウェブ』の筋肉コラムなど、レギュラーで5~6本のライティング業務をこなしている。

慣用句や四字熟語も大好き。小説や映画などでお気に入りの言葉を見つけると携帯でメモを取るのが習慣で、「試合後のコメントとかにストックしていた言葉がバチッと決まるときがある」。45歳、棚橋の熟練したコメントにも注目だ。【勝部晃多】

ギターでKENTA(左)を攻める棚橋(撮影・横山健太)
KENTA(左)を攻める棚橋(撮影・横山健太)

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【新日本】内藤哲也「新日本で1番強い男は間違いなくオカダ」へ挑戦表明

試合後、対戦が決まったオカダ(右)と内藤(撮影・横山健太)

<新日本プロレス:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム◇第2日

IWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカ(34)が「真の王者」を証明した。 ウィル・オスプレイ(28)に勝った。

この日、難敵コブとのシングル戦を制した内藤哲也がIWGP世界ヘビー級王座の次期挑戦者に名乗りをあげた。

リングで最後のマイクアピールをしていたオカダの目の前に立ち「昨日は鷹木に勝利し、そして今日はオスプレイに勝利。今、新日本で1番強い男は間違いなくオカダだよ」と実力を認めた上で「だからこそ、そんなオカダの持つベルトに挑戦したい」と宣言。大きな拍手を受けると、オカダから受諾された。

試合後、オカダ(右)に対戦を申し込む内藤(撮影・横山健太)
デスティーノを決める内藤(撮影・横山健太)

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“真の王者”オカダ・カズチカ「50周年にふさわしい」次は内藤哲也迎え撃つ

防衛に成功しファンの声援に応えるオカダ(撮影・横山健太)

<新日本プロレス:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム◇第2日

IWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカ(34)が「真の王者」を証明した。 ウィル・オスプレイ(28)に勝った。

4日の東京ドーム大会で鷹木信悟から王座奪取に成功。一夜明けて、同じ東京ドームのメーンイベントで、王座返上を受け入れずベルトを自作して「真の王者」を主張し続けるオスプレイと対戦。お互いの技をすべて出し尽くす激闘になり、最後は2人ともフラフラになったが、最後はオカダがこの試合、2度目の必殺のレインメーカーを決めて3カウントを奪い初防衛に成功。完全決着をつけた。勝利後は内藤哲也が挑戦表明した。    

オカダが紙一重の攻防を制した。オスプレイから何度も打撃を受け、顔は土色になった。苦しみながらも32分52秒、最後は必殺技の短距離式ラリアット、レインメーカーで沈めた。

新日本プロレスで戦うことに強い誇りを持ってきた。モチベーションについて「保とうとする必要はまったくない」ときっぱり。「僕たちはリングに上がることが仕事。『いらないよ』って言われるまでは戦っていくしかない」。お客さんを盛り上げるのはプロとして当然。そんな高い意識が強さを支えている。

プロの自覚は野球界のレジェンドから学んだ。ある対談で、巨人監督時代の長嶋茂雄氏と松井秀喜氏のエピソードを聞いて胸を打たれた。「長嶋さんは松井さんの体が痛いところがあっても試合に出させた。その時、その会場でしか見られない人がいる。そんな人たちのために出させるんだよ、と。確かにその通りだなと思いました」。新日本プロレスのリーグ戦はプロ野球よりも地方を巡業する。その日勝てなかったとしても、次も応援したいと思わせる試合をするのがプロ。いつでもどんな場所でも、元気なオカダを誓う。

次のタイトルマッチはこの日、名乗りを上げた内藤哲也と戦うことに決まった。20年1月に敗れて、ベルトを奪われた相手。「(新日本創立)50周年にふさわしいんじゃないでしょうか」と白い歯をこぼした。

団体を背負う覚悟が表れていた。前日4日に続き、新日本を創立したアントニオ猪木氏をほうふつとさせる白地のガウンで登場。試合の最後は「猪木さん、俺は新日本プロレスのリングの上に上がってくれるのを待っている。元気になってまたこのリングに上がってください」と、涙を浮かべながら呼びかけた。「まだまだ50周年は始まったばかり」。新日本プロレスの誇りを胸に、歴史の先頭を走り続ける。【勝部晃多】

オスプレイ(左)にレインメーカーを決めるオカダ(撮影・横山健太)

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あるぞオカダ・カズチカの「ドリームマッチ」WWEレジェンドも即座に反応

防衛に成功しファンの声援に応えるオカダ(撮影・横山健太)

<新日本:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム

第4代IWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(34)が、自称王者で挑戦者のウィル・オスプレイ(28)を沈め、「王座統一」した。

前日4日の鷹木信悟戦に続く30分超えの戦いを制して初防衛に成功、「真」の王者に輝いた。今年3月6日で創立50周年を迎える新日本の顔には、世界的知名度のある元WWEヘビー級王者CMパンク(43)が対戦を熱望。レインメーカーが世界へその名をとどろかせる。

セルリアンブルーのマットの上で、オカダが快哉(かいさい)を叫んだ。「これで胸を張って言える。IWGP世界ヘビー級チャンピオンはこの俺だ!」。大会前、第3代王者鷹木、ケガで王座返上も自称王者を主張するオスプレイ、旧ヘビー級王座ベルトを持ち歩いた自身の3者間でベルト問題が勃発。オカダは4日に初戴冠すると、この日は初防衛に成功。実力で問題を解決した。胸の中のすべてを吐き出すように、東京ドームの中心で声を張り上げた。

その姿は、世界的な人気スターのもとにも届いた。オカダは米スポーツイラストレイテッド誌のインタビューで、戦いたい相手に、AEWに所属するCMパンク、ブライアン・ダニエルソン(元ダニエル・ブライアン)の元WWEヘビー級王者2人の名を挙げた。「ダニエルソンやパンクと対戦したら素晴らしい試合になる。待ち過ぎるとどちらも引退するので、まだ活動している間に両方に向き合いたい」。世界に挑戦する気概を示したオカダに対し、パンクからは即座に反応があった。

一度引退し、昨年8月にリング復帰発表したパンクは4日(日本時間5日)、自身の公式ツイッターを更新。「ここに私の住所がある。ここに会いにきてください」。自らが復帰を表明した米イリノイ州シカゴのユナイテッドセンターの住所とともに、オカダの公式ツイッターに返信。米リングでオカダとの対戦を熱望する積極的な姿勢を示した。

パンクは、06年から約8年間在籍したWWEでは歴代6番目の434日間というWWEヘビー級王座保持期間の記録を持つ。他にも世界ヘビー級王座、WWEインターコンチネンタル王座、WWEタッグ王座獲得。昨年8月、約7年ぶりとなるプロレス復帰も大きな話題となった。

新日本プロレスは創立50周年を迎える。オカダは試合後に「昨日の鷹木さん、今日のオスプレイのように、(団体創立)50周年にふさわしい相手と、ふさわしい試合をしますので、ご注目ください」と話した。それは、日本だけでなく、海外も見据えたメッセージ。新日本の顔は、ドリームマッチも実現可能な状況にある。

オスプレイ(左)にレインメーカーを決めるオカダ(撮影・横山健太)

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棚橋弘至の苦悩「ベルトは返ってきたけど、どこからスタートすれば…」

脚立の上からハイフライフローを決める棚橋(撮影・横山健太)

<新日本:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム

約5メートルのダイビング・ハイフライ弾!! エース棚橋弘至(45)が22分40秒、滞空時間の長いラダー(はしご)からのハイフライフローでIWGP・USヘビー級王者KENTA(40)を撃破し、約2カ月ぶりの同王座返り咲きを果たした。

昨年11月の2度目の防衛戦で敗れ、王座陥落に追い込まれたKENTAへのリベンジも成功。相手の要求をすべて飲んだ「何でもあり」のノーDQ(反則裁定なし)形式の激戦を、衝撃的なダイブ必殺技で制した。

王者の要求に応え、ノーDQ形式を受けた棚橋は非情に徹した。5メートル近いラダーを設置してよじ登ったKENTAに対し、何とかラダーを揺らして落とした。巨大なスチール製ごみ箱に顔面から落下し、流血した王者をテーブル上に寝かせると、鬼の形相で自らがラダー頂上へ。テーブルが真っ二つになる衝撃のハイフライフローでKENTAを押しつぶし、片エビ固めでフォール勝ちした。

試合開始と同時にKENTAとの竹刀勝負でめった打ちにすると、ベルトで殴打された。次々とリングに持ち込まれたテーブル、パイプいす、スチール製ごみ箱、ラダー、アタッシェケースの凶器アイテム。テーブルにたたきつけられると、ギター攻撃で応戦し、KENTAをパイプいす上にスリングブレイドで投げ捨てた。強い「痛み」を感じる激戦だった。

「うれしいとか、悲しいとか、悔しいとか、何の感情を残ってないです。ただあるのは虚無感…。むなしいだけ…」。しばらく頭を抱えた棚橋の口から出た最初に出た言葉だった。メキシコなど海外遠征のみでヒール転身はあったものの、国内ではベビーフェイスを貫いてきた新日本のエース。藤波辰爾、武藤敬司ら正統派プロレスを継承してきただけに「ああ、藤波さんが好きだったな。ああ、武藤さんにあこがれたな。で、今、これか」と複雑な心境を吐露した。

さらに「こってこての60分フルタイムドローのレスリングをやりたいよ」と涙声になったものの、昨年11月の大阪大会で敗れていたKENTAへのリベンジには成功した。同8月の米国大会でランス・アーチャーを下して日本人初の同級王者となった際、米ファンから大きな拍手と歓声を浴びた。IWGP・USヘビー級王者として再び米国に登場することを約束していたこともあり、念願のベルト再奪取でもある。

「ベルトは返ってきたけど、どこからスタートすればいいのか分からない」とも口にした棚橋だが、新日本の創立50周年を飾るためにもベルトを保持しているエースの輝きが必要。コロナ禍で苦しむ世の中を明るく、元気にするエースの役目が22年も待っている。【藤中栄二】

脚立の上からハイフライフローを決める棚橋(撮影・横山健太)
歴代IWGP USヘビー級王者

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【新日本】鷹木信悟が再スタート タイチ組に勝利で「ここからはい上がる」

雄たけびを上げる鷹木(撮影・横山健太)

<新日本プロレス:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム◇第2日

4日にIWGP世界ヘビー級王座をオカダ・カズチカ(34)に奪われた鷹木信悟が、新たなスタートを切った。

高橋ヒロム、BUSHIと組んで対タイチ、ザック・セイバーJr.、DOUKI組と6人タッグマッチで対戦。目まぐるしい乱戦になったが、BUSHIが場外のタイチにトペスイシーダを浴びせ、リング上で孤立したDOUKIを鷹木と高橋が2人で集中攻撃。最後は10分28秒、鷹木がDOUKIをラリアット、さらにラスト・オブ・ドラゴンからの片エビ固めでフォールした。

王座陥落のショックから一夜明けの試合になったが、「昨日の敗戦ですぐ立ち直れっていうのは無理があるけど、下ばかり見ててもしょうがないからね。オレはいつも通りどんな試合だろうが元気はつらつ。ここからはい上がるだけ。それでこそ鷹木信悟の真骨頂だと思うから」と、自分で自分を奮い立たせているようだった。

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【新日本】オカダ・カズチカ、因縁の相手オスプレイ破り世界ヘビー級初防衛

オスプレイ(左)にドロップキックを決めるオカダ(撮影・横山健太)

<新日本プロレス:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム◇第2日

IWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(34)が因縁の戦いに終止符を打った。自称「リアル」同級王者ウィル・オスプレイ(28)と対戦。前日4日の鷹木信悟との35分を超える熱闘の疲れを物ともせず、東京ドーム大会のメインイベントを2連勝で飾った。これにより、鷹木、オスプレイをめぐる3者のベルト論争を終結。正真正銘の真チャンピオン、オカダが、3月6日で創立50周年を迎える新日本プロレスをけん引する。

どちらが勝ってもおかしくない紙一重の攻防が続いた。何度も打撃を与えられたオカダの顔面は土色になった。それでも最後は、32分52秒、必殺技のレインメーカー(回転式のショートレンジラリアット)で宿敵を沈めた。意識をもうろうとさせながらも勝ち名乗りを受けたオカダは「これで胸を張って言える。IWGP世界ヘビー級チャンピオンはこの俺だ!」と力をふり絞って絶叫。「昨日の鷹木さん、今日のオスプレイのように、50周年にふさわしい相手とふさわしい試合をしますので、ご注目ください」と力を込めた。

続けて「猪木さん、おれは新日本プロレスのリングの上に上がってくれるのを待っている。元気があれば何でもできる、そうでしょ?元気になってまたこのリングに上がってください」。心臓の病気で闘病生活を続ける新日本の創立者アントニオ猪木氏に呼びかけると、涙を拭った。

「もう無観客に戻りたくはない。これからもしっかりとみんなの前で戦っていく。50年先までオカダ・カズチカで食っていけるように、盛り上げていきますのでよろしくお願いします」と叫んだ。

チャンピオンの誇りを胸に、新たな歴史を築いていく。

◆オカダ・カズチカ 1987年(昭62)11月8日、愛知県安城市生まれ。中学卒業後に闘竜門に入門し04年8月、16歳の時にメキシコでデビュー。07年8月に新日本入り。12年には棚橋を下し、IWGPヘビー級王座を初戴冠。同年、初出場のG1クライマックスで史上最年少優勝。21年秋に7年ぶり3度目のG1制覇を果たした。IWGPヘビー級は第57、59、63、65代王者。得意技はレインメーカー。191センチ、107キロ。妻は声優の三森すずこ。

レインメーカーポーズをするオカダ(撮影・横山健太)
場外で激闘を繰り広げるオスプレイ(左)とオカダ(撮影・横山健太)
オスプレイ(左)にエルボーを決めるオカダ(撮影・横山健太)

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【新日本】棚橋弘至がKENTAをテーブル葬でUSヘビー級王座2度目戴冠

脚立の上からハイフライフローを決める棚橋(撮影・横山健太)

<新日本プロレス:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム◇第2日

エース棚橋弘至(45)が2度目のIWGP・USヘビー級王座戴冠を果たした。挑戦者として、王者KENTA(40)との何でもありのノーDQ(反則裁定なし)形式王座戦に臨み、22分40秒、5メートル近いラダー(はしご)頂上からのハイフライフローでテーブル上のKENTAを仕留め、昨年11月以来約2カ月ぶりの同王座返り咲きを果たした。

KENTAの要求に応え、ノーDQ形式を受けた棚橋は鬼の形相で非情に徹した。国内でベビーフェイスを貫いてきたエースが「一生分の反則をします」と宣言し、KENTAと対峙(たいじ)。竹刀でめった打ちにすれば、KENTAにはベルト殴打で反撃を受けた。

次々とリングに持ち込まれたテーブル、パイプいす、スチール製ごみ箱、ラダー、アタッシェケースを使った攻撃の応酬。コーナーに設置されたテーブルにたたきつけられて背中を強打しながらも、ギター攻撃で応戦した。パイプいす上へのスリングブレイドも成功。1度はテーブルへの雪崩式ファルコンアローで大きなダメージも負った。

棚橋が動けない状況となると、リング上にはKENTAによって5メートル近いロングのラダーを設置。ラダーを上がった王者を何とか振り下ろすと、テーブルに乗せて自らがラダー頂上へ。滞空時間の長い必殺のハイフライフローをKENTAに浴びせ、片エビ固めフォール勝ちした。

21年11月の大阪大会でKENTAに敗れ、2度目の防衛に失敗してIWGP・US王座から陥落。同8月の米国大会でランス・アーチャーを下して日本人初の同級王者となった際、米ファンから大きな拍手と歓声を浴びた。王者として再び米国に登場することを約束していた。KENTAが大流血するほどのノーDQの激戦を制した棚橋が22年のIWGP・US王者として新日本プロレスの創立50周年を突き進む。

脚立の上からハイフライフローを決める棚橋(撮影・横山健太)
試合前、ポーズを決める棚橋(撮影・横山健太)
竹刀を打ち合うKENTA(左)と棚橋(撮影・横山健太)
ベルトを手に入場するKENTA(撮影・横山健太)

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