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“台湾キックの妖精”ワン・チンロン「私がKNOCKOUTの看板に」ぱんちゃん璃奈に宣戦布告

前日計量後の会見でファイティングポーズを取るぱんちゃん璃奈(左)とワン・チンロン

キックボクシングKNOCK OUT元女子2階級制覇王者のぱんちゃん璃奈(29=フリー)の公式戦復帰の相手となる“台湾キックの妖精”ワン・チンロン(22=台湾)が堂々と宣戦布告した。

22日に東京・後楽園ホールで開催される「MAROOMS presents KNOCK OUT2023 Vol1大会」で公式戦復帰するぱんちゃんと49・5キロ契約体重3分3回(延長1回)で激突する。21日に都内で前日計量に臨み、49・0キロでパス。ぱんちゃんはリミット49・5キロでクリアした。

計量後の会見でぱんちゃんと壇上に並んだワンは身長167センチと長身。ぱんちゃんよりも2センチほど高く「私は自分よりも背が低い相手と慣れているので自信がある。10年間のボクシングの経験もある。パンチの自信もあります」と自信満々だ。KNOCK OUT宮田充プロデューサーに向け「今回の試合で私は勝ったならばKNOCK OUTの看板選手になりたい。宮田さん、よろしくお願いします。ファンの方もよろしくお願いいたします」とKNOCK OUT女子の“看板”をぱんちゃんから奪うと宣言した。

18年10月にK-1傘下のKrushで初来日し、壽美に判定負けして以来、約4年半ぶりの日本マッチとなる。その間、シンガポールを拠点とする格闘技団体ONEチャンピオンシップや、プロボクシングの試合にも出場。壽美戦後は無敗を続けているという。国立台湾体育運動大を卒業したばかりという22歳は、計量後の会見にはブラックを基調としたミニスカート姿、ロングブーツのファッションで登場。ぱんちゃんも「アイドルみたい」との印象を口にしていた。

22年12月に地元の台中で臨んだボクシングマッチで日本選手に勝利後、インスタグラムのフォロワーが一気に増加中。ファンからはプライベートショットなどに「妖精」との声も上がるほど、人気も高まりつつあるという。

計量後会見でロングブーツにブラックを基調としたファッションで登場した台湾女子キックボクサー、ワン・チンロン
計量クリアし、ガッツポーズする台湾女子キックボクサー、ワン・チンロン
公式戦復帰に向けて計量クリアしたぱんちゃん璃奈(左)と対戦相手のワン・チンロン
計量クリア後、撮影に応じたぱんちゃん璃奈(左)とワン・チンロン
ぱんちゃん璃奈との対戦に向けて前日計量に臨む台湾女子キックボクサーのワン・チンロン
対戦相手のワン・チンロン(右)とファイティングポーズを取るぱんちゃん璃奈
ワン・チンロンのインスタグラムから
ワン・チンロンのインスタグラムから
ワン・チンロンのインスタグラムから

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【BreakingDown】朝倉未来の“姫”せりな、ぱんちゃん璃奈と対戦熱望 連載4

ブレイキングダウン第7回大会に出場するせりな(撮影・栗田尚樹)

人気格闘家、朝倉未来がプロデュースする1分1ラウンドの格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン=BD)」の第7回大会が19日、千葉・幕張メッセで開催される。

プロ格闘家にとどまらず、人気ユーチューバーやタレントなど多数の著名人が出場し、異色の格闘技イベントとして一大ムーブメントを起こしてきた。今大会は、過去最多となる2600件の応募から選ばれたえりすぐりのファイターたちが出場する。ニッカンスポーツ・コムでは、その中でも話題沸騰の4選手を紹介。最終回は、朝倉との契約でも話題の空手女子せりな(20)。

   ◇   ◇   ◇   

-昨年12月に大阪から上京し、朝倉のジムで練習漬けの日々を送る

せりな「ほぼ毎日、朝と昼の2部練習で、週3~4回は3部練習もしています。練習自体はきついけど、大好きなので大変ではないですね。今、このような環境にいられることがすごく幸せです」

-昨年11月の第6回大会でデビュー。旅行中に偶然、朝倉に会ったことがきっかけだった

せりな「空手の経験を話すと未来さんから『(BDに)出てみる?』と言われて(とんとん拍子に進んだ)。もともと格闘技では運が悪い方。縁がないと思っていたので、こんなことは初めてでした。やっと報われたな、と。契約を聞いた時は、めっちゃありがたいなと思いました」

-5歳の時に始めた空手では、高校生の時にヨーロッパ極真空手道選手権で連覇達成。極真空手全日本大会高校女子軽量級でも優勝するなど華々しい活躍。なぜ縁がないと思ったのか

せりな「高3の時に挫折したんです。やめたくなかったのに辞めないといけない環境になった。ケガの影響もあって、試合も『もういいや』って思っちゃった」

-当時からは今の自身の姿はイメージできないか

せりな「まったくできないですね。出会いがなかったら、何もせずに家でごろごろしていたと思います。(チャンスをものにしたいという)思いは強いです」

-成長した部分は

せりな「パンチと動体視力が上がりました。普段、男子選手と練習させてもらっていますが、パンチが見えるようになってきた。前回大会はキックがほとんどだったけど、今回はパンチを見てほしいです」

-朝倉と練習して

せりな「指導もそうですけど、間近で見られるのが一番の勉強だなと。未来さんのミットとかスパーを見ていると技術が全然違う。パワーもすごいし、オーラもあるし、そこが一番驚きました」

-対戦相手の杉田風夏について

せりな「特に思うことはないですね。自分の練習してきたこと、持っているものを出せば、負けないです」

-もっと先を見据えている

せりな「そうですね。いろんな試合にいっぱい出て勝ち続けることしか考えてません」

-目標は

せりな「ぱんちゃん(璃奈)さんと亀田(姫月)さんと戦いたいです。(KNOCKOUT2階級制覇王者の)ぱんちゃんさんは、最初に『この人に勝ちたい』と思わされた人。前回のBDに出た後に女子選手の試合や練習風景を暇なときにちょくちょく見るようになって、この人だと思いました。やっぱりすごい強いし、オーラもある。今はやっても足元にも及ばないと思いますが、2~3年後くらいに実現させたいと思います」

◆せりな 2002年(平14)3月生まれ、大阪府出身。本名・和田静里奈。5歳から空手を開始。高校時代に全日本とヨーロッパ大会を2連覇し、初代全米王座を獲得。昨年9月にBDデビュー。同12月から朝倉未来の門下生に。プロ野球楽天のファンで、好きな選手は早川隆久。

BreakingDown6で激しく競り合うせりな(右)といわち(22年11月3日撮影)
BreakingDown6で激しく競り合うせりな(右)といわち(22年11月3日撮影)

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キック鈴木千裕が秒殺KOでSライト級初代王者 KNOCKOUT全成績

KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級初代王者となった鈴木千裕

<キックボクシング:KNOCK OUT2021 vol3大会>◇18日◇東京・後楽園ホール

鈴木千裕(22=クロスポイント吉祥寺)が35秒殺勝利でKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級初代王者となった。

同級王座決定トーナメント決勝で、宮越慶二郎(31=拳粉砕会宮越道場)と拳を交え、右強打で1度目のダウンを奪取。立ち上がった宮越に対し、右フックで2度目のダウンを奪い、1回37秒KO勝ちを収めた。

メインイベントを秒殺KO勝ちで締めくくった鈴木は「本日、無事にKNOCK OUTのチャンピオンになれました。ベルトを取れたので、今後はMMA(総合格闘技)も戦って突っ走っていきたい。ボクの進化を応援してください」と気合の入った声で宣言していた。なお大会全成績は次の通り。

<1>KNOCK OUTP-BLACKスーパーウエルター級3分3回=○中島弘貴(LALA TOKYO)2回2分8秒KO●サッシス(カンボジア)

<2>KNOCK OUT-BLACK63キロ契約体重3分3回=○バズーカ巧樹(菅原道場)3回1分37秒●康弘(ゴリラジム)

<3>KNOCK OUT-RED57キロ契約体重3分3回=○小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)2回1分18秒KO●横野洋(3K)

<4>KNOCK OUT-BLACK女子48・4キロ契約体重3分3回=○ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)判定2-0●sasori(テツジム/PRIMA GOLD)

<5>KNOCK OUT-REDフェザー級3分3回=○安本晴翔(橋本道場)3回30秒●竹内賢一(TenCloverGym世田谷)

<6>KNOCK OUTライト級タイトルマッチ3分5回=○挑戦者・重森陽太(伊原道場稲城支部)判定3-0●王者スアレック・ルークカムイ(タイ)

※重森が新王者

<7>初代KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座決定トーナメント決勝3分3回=○松倉信太郎(TRY HARD GYM)判定3-0●田村聖(拳心館)

※松倉が初代王者

<8>初代KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座決定トーナメント決勝3分3回=○鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)1回37秒KO●宮越慶二郎(拳砕会宮越道場)

※鈴木が初代王者

KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級初代王者となった松倉信太郎
KNOCK OUT-REDライト級王者となった重森陽太(右)

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