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WWE・KUSHIDAがバースデー防衛「今日は特別な日になりました」

挑戦者エスコバー(上)をハンマーロック・スープレックス・ホールドで仕留めるNXTクルーザー級王者KUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT大会>◇13日配信◇米オーランド

12日に38歳の誕生日を迎えたNXTクルーザー級王者KUSHIDAが大会メインイベントで「バースデー防衛」を成し遂げた。

因縁が続いた前王者サントス・エスコバーとの3本勝負による2度目の防衛戦に臨み、2-1で勝ち越してベルトを守った。

いきなり場外でエスコバーのユニット「レガード・デル・ファンタズマ」の介入を受けたKUSHIDAだが、自らの仲間ユニット「MSK」の救援を受けるという波乱の幕開けだった。先に王者がコーナートップからトペ・コンヒーロで攻め込めば、エスコバーのロメロスペシャルやダブル・ニーの反撃を受けた。ファントムドライバーを浴びて1本目は許したものの、腕ひしぎ逆十字固めでギブアップを誘い、2本目を奪い返した。

勝負の3本目。ハイレベルなフォールの奪い合いからクローズライン(ラリアット)の相打ちなどで競り合った。コーナートップからの雪崩式ホバーボードロックで追い詰めたKUSHIDAは、ハンマーロック・スープレックス・ホールドで3カウントを奪取。ベルトを死守した。

KUSHIDAは「今日は特別な日になりました。メインイベントで3本勝負。しかもこのタイトルは過去と比べてこれだけの輝きがあったでしょうか? ますます磨きをかけて次の挑戦者、誰でも受けて立つ」と王者としての自覚を示した。さらに自らのバーステーについて「38歳を迎えました。たくさんのお祝いメッセージをありがとうございました。感謝しながら思いを込めて毎日を過ごしていきたいと思います」と自らのSNSでつづり、決意を新たにした。

またNXTを統括するWWE最高執行責任者トリプルH(51)は自身のツイッターで「NXTで世界的にも有名な選手2人がメインイベントにふさわしい選手権をしてくれた。KUSHIDA、王座防衛おめでとう」と投稿し、高く評価していた。

雪崩式ホバーボードロックでエスコバー(上)を投げるNXTクルーザー級王者KUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
NXTクルーザー級王座ベルトを掲げ、勝ち名乗りを受けた王者KUSHIDA(左)(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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KUSHIDAが日本人スター名の技を使う理由/WWEの世界(3)

投球フォームから右ストレートを放つ技「マサヒロ・タナカ」を披露するNXTクルーザー級王者KUSHIDA(C)2021 WWE,Inc. All Rights Reserved.

マサヒロ・タナカ。ショウヘイ・オオタニ。いずれも米国マットで使われるプロレス技だ。WWEのNXTクルーザー級王者KUSHIDA(37)は米国で活躍の日本人メジャーリーガーの名前を技に持つ。名付けられた経緯は偶然だが、KUSHIDAがWWE加入後も技名を変えずに使い続ける理由がある。「WWEの世界」第3回は米国で活躍する日本アスリートの名前を技名にするWWE現役王者の思いを紹介する。【取材・構成=藤中栄二】

◇  ◇  ◇

野球投手のように大きく振りかぶる投球フォームから右ストレートで対戦相手の顔面を打ち抜くマサヒロ・タナカ。KUSHIDAがWWEマットで使用する代表的な得意技の1つだ。NXTクルーザー級王座挑戦時にも使用し、王座獲得に結びつけた。MLBヤンキースで活躍し、今季から楽天に復帰した田中将大に由来する。初めて新技として披露したのは15年5月、ROHと新日本プロレス合同の北米(米国、カナダ)ツアーだった。

このツアーでKUSHIDAが新技として右ナックルパート(パンチ)という“反則技”で局面を打開し続けると、会場に集結した米ファンから大きなどよめきが起こったという。会場の盛り上がりぶりに当時、試合中継で解説していた元プロレスラー、スティーブ・コリノ氏(47)に「マサヒロ・タナカだ」と命名された。KUSHIDAは「彼(コリノ氏)がヤンキースのファンで、自分の顔が田中選手に似ているということで解説の時、マサヒロ・タナカと言ってしまってからですね。そのまま技名として使っています」と振り返る。

日本マットのゼロワンでも活躍し、ROHテレビ解説者を経て、現在はWWEのNXTプロデューサーを務めるコリノ氏が名付け親とは運命的でもある。その後、米国で田中本人と対面したものの、KUSHIDAは「ご本人に『マサヒロ・タナカを使っています』とは言えなかったですね」と苦笑いを浮かべた。

ショウヘイ・オオタニ(打撃フォーム式ダブルスレッジハンマー)は18年5月、新日本プロレス滋賀大会のタッグ戦。対戦相手だった田口隆祐のマサヒロ・タナカ対抗技を返す形で誕生した。往年の名投手「ヒサシ・ヤマダ(山田久志)」「ミツオ・スミ(角盈男)」の技名がついた田口のアンダースローから繰り出されるパンチに対し、KUSHIDAは打者がバットを振り抜くようにダブルスレッジハンマーで返した。もちろんMLBエンゼルスで二刀流を貫く大谷翔平が由来で「自分がパンチを返したら、新日本プロレスのサイトにその技名リポートに書いてありましたね」と説明しつつも、本人は気に入っているという。

本来ならWWE入りと同時に技名を変更しても良いものだが、KUSHIDAはあえて使い続ける。それは田中、大谷のように、プロレス界で日米の懸け橋になりたいという願いがある。「チームジャパンとして敬意を表して使い続けます」。もちろん今後も新技に米国で活躍する日本人アスリートを技名にするプランが胸にある。

「ヒデキ・マツヤマ(松山英樹)、ルイ・ハチムラ(八村塁)、ナオミ・オオサカ(大坂なおみ)は考えています。米国で活躍する日本人選手名を技名につけるWWEスーパースターとして、日米で少しでも目にとまってもらえたらありがたいですから」

日本人アスリートの名前が技名として飛び出すWWEの実況も、日本のファンにとっては身近に感じられる。世界中にファンを持つWWEで、王者KUSHIDAが「日本人ブランド」をアピールしている。

マサヒロ・タナカを放つNXTクルーザー級王者KUSHIDA(C)2021 WWE,Inc. All Rights Reserved.
NXTクルーザー級王座ベルトに刻まれた自身の名前を誇示する同級王者KUSHIDA(C)2021 WWE,Inc. All Rights Reserved.
NXTクルーザー級王座ベルトを巻き、ポーズを取るKUSHIDA(C)2021 WWE,Inc. All Rights Reserved.

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王者KUSHIDAが前週敗れた前王者とリマッチ「やられたらやり返す」

リングに立つ前王者エスコバー(右端)に向け、大型スクリーンからメッセージを送ったNXTクルーザー級王者KUSHIDA(左端)(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT大会>◇6日配信◇米フロリダ州オーランド

NXTクルーザー級王者KUSHIDA(37)が次週大会(13日配信)で前王者サントス・エスコバー(37=メキシコ)との防衛戦に臨むことが決まった。前週の6人タッグ戦でKUSHIDAはエスコバー組に敗れていた。

自らのユニット「レガード・デル・ファンタズマ」とともにリングに登場したエスコバーから「俺はルチャリブレ(メキシコのプロレス)の皇帝だ。先週の試合を見ただろ。俺はNXTクルーザー級王座を取り戻す」と王座返り咲きを宣言された。

するとエスコバーの話を遮るようにKUSHIDAが大型スクリーンに登場。「ヘイ! サントス、一線越えちまったな。やられたらやり返すぞ、俺は」とドラマ『半沢直樹』ばりにリベンジを誓うと「次週、俺とお前でNXTクルーザー級王座戦だ」と王者自ら指名した。エスコバーも「これで決まりだ」と納得顔。次週のNXT大会での王座戦が正式決定した。

翌週のNXT大会で前王者エスコバー(右)との防衛戦が決まったNXTクルーザー級王者KUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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KUSHIDA6人タッグ屈辱黒星 前王者に場外でテーブル葬

エスコバー軍に無念の敗戦となったKUSHIDA(手前)(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT大会>◇29日配信◇米フロリダ州オーランド

NXTクルーザー級王者KUSHIDAが前王者サントス・エスコバーとの6人タッグ戦に敗れた。

NXTタッグ王者MSK(ナッシュ・カーター、ウェス・リー組)とタッグを組み、因縁のエスコバー、ホアキン・ワイルド、ラウル・メンドーサのユニット「レガード・デル・ファンタズマ」と激突した。

「俺たちが王者だってことを見せてやろうぜ! 今日はMSKUSHIDAだ」と意気込んだKUSHIDAはMSKと連係したドロップキックからハンドスプリング・ニールキックをワイルドに成功させた。さらにワイルドに対し、アトミックボム、エスコバーには腕ひしぎ逆十字固めやマサヒロ・タナカ(右ストレート)を決めた。続いてMSKもダブルのトペ・スイシーダを決める猛攻を仕掛けたものの、KUSHIDAが場外でエスコバーのパワースラムを食らってテーブル葬となると形勢不利に。医療スタッフを振り切ってKUSHIDAがリングに戻ったが、今度はエスコバーのファントムドライバーの餌食となり、最後はカーターがワイルド、メンドーサの連係技で沈んだ。

前王者エスコバー率いるレガード・デル・ファンタズマが3本のベルトを奪って掲げる目前で、KUSHIDAはマットで動けない状態のまま。エスコバー軍に屈辱の敗戦を喫した形となった。

6人タッグ戦に出場したKUSHIDA(右)(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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過去最多9人在籍、日本選手が求められる背景/WWEの世界(2)

アスカ(右)とWWE女子タッグ王者に君臨していたカイリ・セイン(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

4月22日配信のWWE・NXT大会では、Sareeeのリングネームで活躍していたサレイ(25)がWWEデビューを果たした。現在、中邑真輔(41)、アスカ(39)、戸沢陽(35)、カイリ・セイン(32)、紫雷イオ(30)、KUSHIDA(37)、里村明衣子(41=センダイガールズ)、樋口“イケメン”壮士朗(28=黒潮“イケメン”二郎)の日本人9選手がWWEと契約を結び、過去最多所属人数となっている。「WWEの世界」第2回は、WWEの「アンバサダー」を務めるカイリの証言をもとに日本人レスラーが増えつつある背景に迫る。【取材・構成=藤中栄二】

   ◇   ◇   ◇

WWEにはロウ、スマックダウン、NXT、NXT UKと4ブランドがある。ロウにアスカと戸沢、スマックダウンに中邑、NXTには紫雷、KUSHIDA、サレイ、NXT UKに里村が在籍し、各ブランドで活躍中だ。アスカとWWE女子タッグ王座も獲得したカイリは団体内に漂う日本プロレスへの敬意を感じてきたと明かす。

カイリ 日本のプロレスラー、日本のプロレスに対してのリスペクトがありますね。「あの選手が格好良い」とか、日本のプロレスの話をしているようなイメージです。

WWEの選手育成道場となるパフォーマンスセンターでは、日本の試合を見てプロレスの勉強をする選手も多いという。

カイリ 昼休みにはモニターがあるラウンジに選手たちが集まり、ランチを食べながらプロレスの試合を見るのですが、日本の試合もよく選ばれていました。小橋(建太)さんや三沢(光晴)さんの過去の試合をはじめ、もちろん今の試合もありましたね。日本で試合経験している選手はステータスが上がるようで「オレは日本に行ったことある」と自慢するのです。AJスタイルズさん、フィン・ベイラー(プリンス・デヴィット)さんは他選手から見られる目も違いましたね。

現在、WWEの選手統括トップは全日本プロレスで活躍したジョニー・エースことジョン・ローリナイティス氏(58)、パフォーマンスセンターのコーチは新日本プロレスでファイトしたジャイアント・バーナードことマシュー・ブルーム氏(48)が務めている。日本でキャリアを積んだ元選手が裏方に多い。

カイリ バックステージのプロデューサーもカメラマンも元プロレスラーが多く、日本のプロレスを知っている。欧州、米国とそれぞれプロレスのスタイルはありますが、日本は独特のジャンルに見られています。「なぜ日本人はやられても、やられても立ち上がり続けるのか」と。その侍スピリッツを驚かれます。

WWEと契約した選手はパフォーマンスセンターで一定期間、トレーニングを積むことにある。この場でも日本人レスラーであることが、1つのアドバンテージになるそうだ。

カイリ 真輔さん、アスカさんをはじめ、先輩方のご活躍があり、日本人レスラーは最初から注目されていると思います。その中でうまくステップアップしていくためには試合の技術だけでなく、マイクパフォーマンスやキャラクター、コミュニケーション力など、多くの要素が必要になってきます。

まだデビューしていない樋口“イケメン”もパフォーマンスセンターで切磋琢磨(せっさたくま)し、いずれデビューするだろう。世界のプロレスファンが注目するWWEでも「チーム・ジャパン」が一大勢力になりつつある。

NXT時代に紫雷イオ(左)ともリング上で並び立ったカイリ・セイン(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
NXTでWWEデビューを果たしたSareeeことサレイ(上)(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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KUSHIDAがWWE王座初防衛「日本と米国をつなぐかけ橋になりたい」

ローカン(左)にマサヒロ・タナカを打ち込むNXTクルーザー級王者KUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT大会>◇22日配信◇米フロリダ州オーランド

新NXTクルーザー級王者KUSHIDA(37)が初防衛成功後、日本レスラーとして米プロレス界で新たな道を切り開く姿勢を声明で示した。自らが王座奪取した際のように広く挑戦者を求めるオープンチャレンジを宣言。名乗りをあげたオニー・ローカンを挑戦者に指名し、初防衛に臨んだ。

    ◇    ◇    ◇

前週からUFC殿堂入りするIQレスラー桜庭和志の白&オレンジ配色のトランクスを着用したKUSHIDAはV1戦でブーツを履かずにはだしでリングに入った。米メディアからは「MMAファイター桜庭に触発された外観をより多く取り入れたと考えられる。ファンからも、かなり肯定的」と支持された。

リング上でマイクを握ったKUSHIDAは「先週、オープンチャレンジでタイトルを獲得した。だから今日は同じ機会を提供する。王座戦に挑みたいやつはいるか?」と宣言。直訴してきたローカンとの防衛戦に入ると、腕ひしぎ逆十字固めから強烈な掌底2発を放った。ローカンのアッパーカットやブロックバスターにも負けず、右拳ストレートのマサヒロ・タナカから飛びつき式ホバーボードロックで勝利を飾った。

試合後、KUSHIDAはインスタグラムなどで英語による声明を出した。「このベルトを、このビジネスで本当に価値があり、意味のあるものにしたいと思う。元王者サントス・エスコバーをリスペクトしている。この王座の価値は1年間でアップした。今日から歴史をつくります。日本と米国をつなぐかけ橋になりたい」と決意を表明。

さらに日本が米国に影響を与えた各界の例を挙げ「ソニーはエレクトロニクスに革命をもたらしました。日産、トヨタ、ホンダは高品質の自動車をもたらした。イチロー選手と大谷翔平選手は米国での野球を変えた。そしてレスリングでも同じように頑張ります!」と日本人レスラーとしてWWEで“革命”を起こす意欲を示した。

勝利後、KUSHIDAは前王者エスコバー率いるレガード・デル・ファンタズマに襲撃された。救援してくれたNXTタッグ王者MSK(ナッシュ・カーター、ウェス・リー組)とともにエスコバー軍を返り討ちにしてみせた。また次週のNXT大会でKUSHIDA、MSK-レガード・デル・ファンタズマの6人タッグ戦が決定。自身のツイッターでKUSHIDAは「いつだろうと準備ができている。火曜日(NXT大会=日本配信は木曜日)はオープンチャレンジの日だ」と毎週のように防衛戦を続ける意向を示していた。

ホバーボードロックでローカン(下)からギブアップを狙うNXTクルーザー級王者KUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
勝ち名乗りを受けたNXTクルーザー級王者KUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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WWE王座を初戴冠したKUSHIDA「まだ実感がない。疑っている」

WWE王座初戴冠となるNXTクルーザー級王座を獲得したKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

19年4月、新日本プロレスからWWEに移籍したKUSHIDA(37)が今週のWWE・NXT大会(米オーランド)で王座を初戴冠した。

15日配信のNXT大会で、NXTクルーザー急王者サントス・エスコバーに挑戦して勝利を飾った。16日に日刊スポーツのインタビューに応じ、2年を費やして到達したタイトル獲得までの道、今後の野望を明かした。

    ◇    ◇    ◇

ようやくたどり着いたWWEの王座に「まだ実感がない。祝福されても疑っている」と苦笑するKUSHIDAは、NXT総責任者トリプルH、NXTコーチのショーン・マイケルズのレジェンド2人に祝福されたことが何よりうれしかったという。「普通の試合では何も言われない。そこそこ良い試合はグッドジョブ、メチャメチャ良い試合だけほめてくれる。今回はベルトを取ったというおめでとう感もあり、ほめてくれた。自信になった」と納得の表情を浮かべた。

新日本時代はIWGPジュニア王座を6回戴冠。WWE加入当初、元新日本組となる中邑真輔やリコシェと比較されるギャップに苦しんだそうだ。「これが20歳代だったらへこんでいたかも。『自分は違う』と心を落ち着かせた。2人のようなカリスマ性のキャラではないし、自分のキャラクターを浸透させ、実力で見返してやると思った2年間だった」と振り返った。

リング内外も試行錯誤の連続だった。KUSHIDAは「すぐに超大活躍、日本人スーパースター、という訳ではなかったし。悩んで『うまくいかない』とネガティブになることもあった。でも、それがあってベルトが取れたと思う。この2年間のタメが効いている」と強調。苦悩するプロセスを他選手やプロデューサーら関係者にみせたことで「信頼を置いてくれたと思う」とうなずいた。

2年前は「WWEに入りたい」「米国で暮らしたい」だけで新たな世界に飛び込んだそうだ。今、WWEのベルトをつかみ「この2年で(王者になるには)何が必要なのかを学ばせてもらった。WWEで王者になるのは、名誉なことで大変なことが今、分かる。だから喜びは倍増する。WWEに入って中邑さんとアスカさんが上がってきた道が本当にすごいなと感じている。いつか2人と絡みたい。それが野望」。

NXTクルーザー級新王者となったKUSHIDAの野望は大きく、多い。年間最大の祭典レッスルマニア、真夏の祭典サマースラムという2大PPV大会名を挙げ「そこで防衛戦がしたい」と目標を掲げた後、こう続けた。

「(元WWEヘビー級王者)ダニエル・ブライアンがKUSHIDAと戦いたいと言ってくれているし、それを実現するためにWWEに来たようなものなので。あと(新日本時代に名勝負を繰り広げた)カイル・オライリーとレッスルマニアで試合がしたい。レイ・ミステリオJr.やジョン・シナとも絡みたい。シナは日本で言えば(新日本の)棚橋(弘至)さんかなと。近くでオーラとか人柄とか盗み取りたい。近くにいかなくてはいけないと思う」

前週8日のNXTのPPVテイクオーバー大会でKUSHIDAはピート・ダンとのシングル戦で敗れていた。しかし、翌週にタイトル挑戦のチャンスが巡り、あっという間に王座を初戴冠した。KUSHIDAは言う。「ここは何が起こるか分からない。負けたのに、数日後になぜに王座挑戦できるのか。来週、何が起こるか分からないです、マジで。すごくチャンスにあふれている。男女平等にチャンスが与えられる。女子選手が入場も格好いいし、キャラクターも人格も素晴らしい。より競争が激しくなっている」。

生き残りが厳しいWWEというプロレスの“メジャー舞台”。WWEのベルトを巻いたKUSHIDAは「野望」を大きく膨らませながら、日々勝負を続ける。【藤中栄二】

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KUSHIDAがWWE王座初戴冠「日本の皆さん、ついに取りました」

NXTクルーザー級王座奪取に成功したKUSHIDA(左)(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT大会>◇15日配信◇米フロリダ州オーランド

19年4月にWWE入りした元新日本プロレスのKUSHIDAが初王座を戴冠した。

前週のPPV大会テイクオーバーで米、英のクルーザー級王座を統一したばかりのNXTクルーザー王者サントス・エスコバーの挑戦者募集を受け、KUSHIDAが登場し、同王座挑戦が実現した。

ミサイルキックで襲いかかったKUSHIDAはWWE殿堂入りした新日本時代の大先輩となる獣神サンダー・ライガーのポーズでエスコバーを挑発。すると鉄製階段にたたきつけられ、ハリケーン・ラナやドロップキックまで浴びる反撃を受けた。負けじとKUSHIDAもアトミックドロップからミサイルキック、マサヒロ・タナカ(ナックルパート)、掌底と連続攻撃で追い詰めた。

さらにスーパープレックス、スープレックス、飛びつき式ホバーボードロックとたて続けに攻め、エスコバーのファントムドライバーをかわしながらフォールの取り合いを制し、丸め込んで3カウントを奪ってみせた。KUSHIDAは「ありがとうございます! 日本のファンの皆さん、ついについに取りました。NXTクルーザー級王座。地道にコツコツと確実に試行錯誤した2年でした。ようやくここにたどり着きました。とりあえず今日はこのすてきなモーメントに酒を飲みたいと思います。やったぜー!」と初王座戴冠に歓喜した。

WWEのレジェンドたちもKUSHIDAの王座奪取を祝福。トリプルHは「成功とはチャンスをつかむために絶好のタイミングを見つけること。KUSHIDAは、まさにそれをした」とSNSに投稿すれば「HBK」ショーン・マイケルズも「NXTでは何でも起こり得る。新たなクルーザー級王者KUSHIDA、おめでとう」とコメントを寄せた。

また試合後、KUSHIDAは早速、元王者ジョーダン・デブリンに絡まれた。「ラッキーだったな。俺はUKに帰るが、いつかベルトを取り戻しに戻ってくるぞ」と挑発されると、新王者らしく「いつでもやってやるよ」と返答してにらみ合いを展開していた。

NXTクルーザー級王者サントス・エスコバー(右)を丸め込むKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
NXTクルーザー級王者サントス・エスコバー(左)にミサイルキックを放ったKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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KUSHIDAがWWE王座初戴冠 エスコバルからクルーザー級王座奪取

WWEクルーザー級王座を獲得したKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT大会>◇13日(日本時間14日)◇米フロリダ州オーランド

元新日本プロレスのKUSHIDA(37)が、WWEの王座を初戴冠した。挑戦者を求めたWWEクルーザー級王者サントス・エスコバルに挑んだ。場外戦では鉄製ステップにたたきつけられ、雪崩式フランケンシュタイナーの大技も浴びるなど王者に押されながらも丸め込んで逆転勝ち。20年6月3日から王座を保持していたエスコバルを撃破した。日本勢では戸沢陽が17年8月に同王座を獲得している。

新日本時代に6度のIWGPジュニアヘビー級王者戴冠を誇るなどジュニアのエースとして活躍したKUSHIDAは19年1月末に新日本を退団。同年4月からWWEに加入し、NXTを主戦場に活動している。

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KUSHIDA敗退 マサヒロ・タナカ及ばず、ダンのビター・エンドに撃沈

ダン(下)にホバーボードロックを仕掛けるKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXTテイクオーバー大会第1日>◇7日(日本時間8日)◇米フロリダ州

KUSHIDAが第1試合で強豪ピート・ダンに敗れた。激闘の末にビター・エンドを浴び、フォール負けを喫した。

11人バトルロイヤル戦で遺恨が勃発したダンに対し、腕ひしぎ逆十字固めやチョップ連打で勢いづくと、飛び付きトライアングル(三角絞め)などで反撃された。腕ひしぎ逆十字固めの応酬からダンの延髄切りを浴びたKUSHIDAはマサヒロ・タナカ(拳パンチ)を放った。

ドロップキック、ハンドスプリング・ニールキック、雪崩式ホバーボードロックと連続技でダメージを与えたものの、ロープエスケイプされて勝利に結びつけることができず。再びマサヒロ・タナカを放って局面打開を狙ったが、ダンのビター・エンドを受け、3カウントを許していた。

ダン戦前、コーナーによじ登って存在感を示したKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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KUSHIDA遺恨勃発!7日ピード・ダンと激突

ピート・ダン(右)をホバーボード・ロックで絞めるKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT大会>◇2日配信◇米フロリダ州オーランド

KUSHIDAが7日のNXTテイクオーバー大会第1日にピード・ダンと対戦することが決まった。

北米王座の挑戦者決定ガントレット戦の出場者を決める11人バトルロイヤルに登場したKUSHIDAは、リング外に落とされかけた「巨漢」ブロンソン・リードにハンドスプリング・ニールキック、キャメロン・グライムスとLAナイトにはハンドスプリング・エルボーを仕掛けて波に乗った。

試合前のインタビューで一触即発ムードとなったダンと対峙(たいじ)したKUSHIDAは激しい殴り合いを展開。必殺のホバーボードロックをダンに仕掛けると、そのまま2人はリング外に落ちて脱落となってしまった。LAナイトがバトルロイヤルを制し、6人のガントレット戦出場権を手にしたが、一方でKUSHIDAも遺恨勃発のダンとのシングル戦に臨むことが決定した。同カード決定後、KUSHIDAは自身のSNSを通じ「次週(7日)のNXTテイクオーバーでお前と対峙(たいじ)してやる! KUSHIDA対ピート・ダンだ」と英語で投稿し、気持ちを高揚させていた。

7日のNXTテイクオーバー大会でピート・ダン(右)と対戦するKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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KUSHIDA再起戦勝利、ラスト絞めあげた

再起戦勝利に笑顔をみせるKUSHIDA(左)(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT大会>◇18日(日本時間19日)◇米フロリダ州

元新日本プロレスのKUSHIDA(37)が再起戦を飾った。14日のNXTテイクオーバー大会で同王者ジョニー・ガルガノに敗退していたKUSHIDAはタイラー・ラストとの再起戦に臨み、ホバーボードロックで仕留めた。

マサヒロ・タナカやアームブリーカーで攻め込んだKUSHIDAはジャーマン・スープレックスからかかと落としを浴びながらも、自らの得意な展開に持ち込んだ。ラストの裸絞めを何とかしのぐと、最後はホバーボードロックで絞めあげてレフェリーストップ勝ち。コーナーでガッツポーズし、勝利を喜んだ。

試合前のインタビューでKUSHIDAは「俺はまだジョニー(・ガルガノ)とのNXT北米王座をかけた勝負は終わっていない」とベルト奪取への意気込んだ、すると姿をみせたブロンソン・リードから「テイクオーバーのパフォーマンスは素晴らしかった。俺も北米王座挑戦の準備ができているから、いずれは俺たちが対戦することになるかもな」とライバル心を示され、拳を合わせた。

さらにマルコム・ビベンスからも「KUSHIDAも素晴らしいが、もっと素晴らしい完璧な対戦相手を知ってるぞ」と伝えられた後、自らがマネジャーを務めるラストを紹介され、そのままシングル激突が決定していた。

タイラー・ラスト(下)にホバーボードロックを仕掛けるKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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KUSHIDA「初めてかも」王座奪取失敗も充実感

NXT北米王者ガルガノに飛びつき式ホバーボードロックを仕掛けるKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXTテイクオーバー大会>◇14日(日本時間15日)◇米フロリダ州オーランド

元新日本プロレスのKUSHIDA(37)がWWEの王座初奪取に失敗した。

抗争を展開してきたNXT北米王者ジョニー・ガルガノに挑戦したものの、王者のワンファイナルビート2発に沈んだ。

開始と同時に攻めこんだKUSHIDAは、いきなりホバーボードロックを狙い、腕ひしぎ逆十字固めや卍(まんじ)固めで絞めあげた。王者のアッパーカットやスーパーキック、ネックブリーカーを浴びると、足首固めからスープレックス、バズソーキックと連続アタックで応戦。スープレックスからトルネードDDTを浴びながらもKUSHIDAは真っ向勝負を展開した。

KUSHIDAが再びホバーボードロックや腕ひしぎ逆十字固めと大技を仕掛けたが、最後は王者ガルガノのワンファイナルビートを連続で食らい、フォールを許した。試合後には自らのSNSを更新し「WWEとサインした理由の1つが今夜の彼との試合でした。失ったものも少しはあるかもしれないけれども、それよりはるかに得たものの方が大きかった。米国に来てから初めてかもしれないこの充実感。悔しかった、そして楽しかった」と大舞台での王座挑戦を振り返っていた。

NXT北米王者ガルガノ(上)をジャーマンで投げ飛ばすKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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元新日本KUSHIDAついに王座戦、北米王者挑戦

NXT北米王者ガルガノ(左)とバックステージで殴りあうKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT大会>◇5日配信◇米フロリダ州

NXTを主戦場とする元新日本プロレスのKUSHIDAが、ついに王座挑戦する。14日のNXTテイクオーバー大会で、NXT北米王者ジョニー・ガルガノに挑むことが決定した。

KUSHIDAが挑戦者に決まり、怒ってウイリアム・リーガルGMのオフィスに向かったガルガノの目の前に、KUSHIDAが登場。オフィスから顔をみせて「アポイントメントはあるのか? リーガルさんは忙しいんだ」と対応すると、激怒のガルガノの仕掛けで乱闘に発展。王者を廊下の壁や扉にたたきつけ、左腕を蹴り上げたKUSHIDAは同GMやスタッフに止められた。また自らのツイッターで「米国ではアポイントメントは非常に重要だ」と投稿し、王者を挑発していた。

NXT北米王者ガルガノ(左)に挑戦することが決まったKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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KUSHIDA無念の敗退後、北米王者に襲撃される

北米王者ガルガノ(上)に撃沈されたKUSHIDA(C)2021WWE,Inc.AllRightsReserved.

<WWE:NXT大会>◇29日配信◇米フロリダ州

NXTを主戦場とするKUSHIDAが、ダスティ・ローズ杯タッグチームクラシック2回戦で敗退した。

レオン・ラフとのコンビで、グリズルド・ヤング・ベテランズ(ザック・ギブソン、ジェームス・ドレイク)と激突。KUSHIDAはギブソンとの寝技の攻防から腕ひしぎ逆十字固めを狙うと、交代したラフも華麗に攻撃を交わしてドロップキックをドレイクに放った。

ラフとの連係でダブル・アームブリーカー、ドロップキックでドレイクにダメージを与えたKUSHIDAはダブルハンドスプリング・エルボーも成功。ラフもミサイルキックやセントーンでギブソンを追い詰めたものの、ドレイクに妨害された。KUSHIDAはエプロンでドレイクのドロップキックを浴びて蹴散らされると、孤立したラフが敵の連係技チケット・トゥ・メイヘムで沈められてしまった。

無念の敗退後、KUSHIDAはラフとともにNXT北米王者ジョニー・ガルガノ、オースティン・セオリー組に襲撃された。ガルガノのスーパーキックやワンファイナルビートDDTを浴びて撃沈したKUSHIDAだが、SNSを通じて「魚が僕のフックに引っかかった。ガルガノと対戦させろ」と対戦要求していた。

ドレイク(中央)にラフ(右端)と連係のダブルドロップキックを放ったKUSHIDA(C)2021WWE,Inc.AllRightsReserved.
ザック・ギブソン(手前)にミサイルキックを放ったKUSHIDA(C)2021WWE,Inc.AllRightsReserved.

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里村明衣子NXT UK参戦「覚悟しておけ」宣言

WWEブランドのNXT UKへの加入が発表された里村明衣子(C)2021WWE,Inc.AllRightsReserved.

<WWE:NXT UK大会>◇28日(日本時間29日)◇英ロンドン

センダイガールズの里村明衣子(41)がNXT UKに参戦すると正式発表された。

映像で登場したNXT UK女子王者ケイ・リー・レイから「私の最長王座保持記録が日を追うごとに長くなっている。『世界のベスト』と対戦したい」と呼びかけられると、里村が登場。「多くの人が『私は世界一』と言っていますが、私は日本で数々のタイトルを勝ち取ってきました。そして、私はNXT UKにやってきた。覚悟しておけ」と宣言。さらにSNSを通じて「今、ロンドンにいます。WWE NXT UKのライバルを倒すためにきました」と投稿した。

里村は18年にNXTで開催された第2回メイ・ヤング・クラシックに単発出場し、メルセデス・マルチネス、ケイデン・カーターに勝利してベスト4に進出。25年のキャリアと技術を買われ、16年に発足したWWE UKへの加入が決まった。NXT総責任者トリプルHは「里村明衣子の存在がNXT UK女子部門におけるゲームチェンジャーになることは間違いない」とSNSを通じてコメント。WWEパフォーマンスセンターで選手育成にも携わるレジェンド、ショーン・マイケルズも「これは間違いなくNXT UKにとって大きなニュース。里村明衣子を知らない人に対して一言。心の準備をしておいて」とSNSで大きな期待を寄せた。

現在、WWEではロウにロウ女子王者アスカ、スマックダウンに中邑真輔、NXTに紫雷イオ、KUSHIDAが在籍。新たに英ブランドとなるNXT UKに里村が加わり、日本選手の充実度が増してきた。なおNXT UKは日本時間の毎週金曜日朝にWWEネットワークで配信されている。

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KUSHIDA新技で北米王者撃破 2回戦に進出

レオン・ラフ(左)とともに入場したKUSHIDA(C)2021WWE,Inc.AllRightsReserved.

<WWE:NXT大会>◇22日配信◇米フロリダ州

元新日本プロレスのKUSHIDAが、王座挑戦を要求するNXT北米王者を新技で沈め、ダスティ・ローデス杯タッグチームクラシック1回戦突破を果たした。レオン・ラフと組み、NXT北米王者ジョニー・ガルガノ、オースティン・セオリー組と激突した。

序盤からラフと連係したダブル・アーム・ブリーカーやダブル・エレファントキックでセオリーに攻め込んだKUSHIDA。ガルガノ、セオリー組によるダブル・バックエルボーを浴びる展開。KUSHIDAはセオリーの牛殺しやガルガノのスーパーキックをモロに受けてピンチに陥ったものの、ラフのドロップキックから場外へのセントーンでセオリーを蹴散らすサポートを受けた。

好機を得たKUSHIDAはマサヒロ・タナカからの新技ハンマーロック・スープレックス・ホールドを成功させ、ガルガノから3カウントを奪った。NXT北米王者からフォール勝ちを収め、同トーナメント2回戦に進出を決めた。

なお次戦はグリズルド・ヤング・ベテランズ(ザック・ギブソン、ジェームス・ドレイク組)と対戦することが決定した。

勝ち名乗りを受けるレオン・ラフ(左)とKUSHIDA(C)2021WWE,Inc.AllRightsReserved.

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KUSHIDA「次の挑戦者はこの俺」北米王者襲撃

NXT北米王座ベルトにタッチするKUSHIDA(C)2021WWE,Inc.AllRightsReserved

<WWE:NXT大会>◇15日配信◇米フロリダ州

KUSHIDAがNXT北米王者ジョニー・ガルガノを襲撃し、王座挑戦を要求した。翌週にダスティ・ローズ杯タッグチームクラシック1回戦でも対戦する王者ガルガノをリングで痛めつけた。

オースティン・セオリーをセコンドにつけたガルガノはデクスター・ルミスとノンタイトル戦で対戦し、セオリーのサポートを受けながらピンチを脱し、スクールボーイで丸め込んで勝利。試合後、ルミス、セオリー、ガルガノによる乱闘が始まると、KUSHIDAが登場した。セオリーにマサヒロ・タナカを打ち込み、ガルガノには飛びつき式ホバーボードロックで絞りあげると、王座挑戦を要求。「次の挑戦者はこの俺、KUSHIDAだ」と仁王立ちしてみせた。

飛びつき式ホバーボードロックでNXT北米王者ガルガノ(手前)を襲撃したKUSHIDA(C)2021WWE,Inc.AllRightsReserved

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KUSHIDA男女混合マッチで圧倒、21年初勝利

ガルガノ(左)を丸め込むKUSHIDA(C)2021WWE,Inc.AllRightsReserved.

<WWE:NXT大会>◇8日配信◇米フロリダ州

NXTを主戦場とするKUSHIDAが男女混合マッチに勝利し、21年のスタートを切った。ショッツィ・ブラックハートとタッグを組み、NXT北米王者ジョニー・ガルガノ、キャンディス・レラエ組とミックスタッグ戦で激突した。

KUSHIDAは自らのNXT連勝を止めたガルガノに対してアトミックドロップや飛びつき式腕ひしぎ逆十字固めを仕掛けると、アームブリーカーに加え、マサヒロ・タナカで拳まで打ち込んで圧倒。さらにハンドスプリング・ニールキックも成功させた。

ブラックハートもレラエにトペ・スイシーダを放って試合を優勢に進めると、敵セコンドのオースティン・セオリーによる妨害を受けた。するとKUSHIDAはセオリーとガルガノの誤爆を誘発。ダメージを受けたガルガノを捕獲し、カサドーラで丸め込んで3カウントを奪った。因縁のNXT北米王者からフォール勝ちを収め、勢いづいたKUSHIDAは「年が明けたな。いくぞ2021年は。NXT北米王座よ、王手!」と自身のツイッターに投稿し、王座奪取を誓った。

ブラックハート(右)と勝利を喜ぶKUSHIDA(C)2021WWE,Inc.AllRightsReserved.

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KUSHIDAが北米王者と初遭遇 尻たたいて挑発

北米王者ガルガノ目前でセオリー(左)の足に蹴りを入れるKUSHIDA(C)2020WWE,Inc.AllRightsReserved.

<WWE:NXT大会>◇日本時間18日配信◇米フロリダ州

NXTでシングル連勝をキープしているKUSHIDAが、NXT北米王者ジョニー・ガルガノと「初遭遇」した。

レオン・ラフのパートナーに名乗り出て、ガルガノ、オースティン・セオリー組とタッグ戦で激突した。

KUSHIDAが先発し、いきなりガルガノと向かい合ったが、すぐセオリーに交代されるという心理戦を仕掛けられた。寝技でセオリーを圧倒し、尻をたたいて挑発。ラフが捕まって防戦となると、ガルガノ、セオリーの隙を突いてパートナーを救出し、逆にラフとダブルのドロップキックで反撃した。続けてハンドスプリング・ニールキックをガルガノに成功させ、ラフもトップロープからのトペ・コンヒーロを繰り出して攻め込んだ。

しかしラフがクルシフィックスボムをガルガノに決めると、カットに入ったセオリーにそのままアタクシアをたたきこまれ、3カウントを許してしまった。シングル戦で連勝キープしているKUSHIDAはタッグ戦で負けたものの、初遭遇となったガルガノにきっちりと爪痕は残した。

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