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【超RIZIN】メイウェザー、朝倉未来に2回終了間際のTKO勝ち、カミソリパンチで格の違い

2回、フロイド・メイウェザー(左)は朝倉未来にKO勝ちする(撮影・滝沢徹郎)

<格闘技イベント:超RIZIN>◇25日◇さいたまスーパーアリーナ

プロボクシング元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(45=米国)が、総合格闘家の朝倉未来(みくる、30)に格の違いを見せつけた。パンチのみのスタンディングバウト3分3ラウンドのエキシビションで対戦。2回終了間際に右ストレート1発でダウンを奪い、TKO勝ちした。

1回開始早々に朝倉の左ストレートをボディーに浴びた。しかし、高いガードとボディーワークで有効打を許さず、2分すぎからプレッシャーをかけながら、左右ストレートを畳み掛けた。2回に入るとじわじわを前進して、スピードに乗った有効打を再三ヒット。朝倉の左右フックを浴びるシーンもあったが、終了間際に右ストレートを打ち込んで試合を終わらせた。まさしくカミソリパンチだった。

試合後、メイウェザーは「今回、相手が何発か当ててくれてそれが盛り上がるきっかけになったので、いい内容だったと思う。自分としては今回あまり練習していなくて準備もしていなかった。どんな試合になるか分からなかったが、相手のおかげでいい試合になった。今回はエキシビションなので、真剣にはとらえず、とにかくリラックスしてこの場を楽しんでいます」と、余裕の表情で振り返った。

17年8月に総合格闘技のUFC王者マクレガーに10回TKO勝ちを収めて、50戦全勝(27KO)という完璧な戦績を残して、ボクシング界から引退した。あれから5年を超えるの歳月が流れ、45歳になったレジェンドは、フラッシュのような全盛期のスピードこそ影を潜めたが、定評のあるディフェンス技術とパンチを打ち込むタイミングは一級品だった。

前日24日の会見で朝倉戦について「自分にとっては遊びだ」とうそぶいた。今回の一戦をあくまで『エンターテインメント』と強調。「実際に朝倉の試合を見たこともないし、どんな体重かも知らない」「自分はユーチューバーで有名になったわけではない。ボクシングというスポーツに1987年から一筋でささげてきた」と、強い口調で格の違いを訴えた。

トレーニングは今も続けているという。RIZINの榊原CEOも「日本に来てからも夜中1時くらいから練習を続けている」と話していた。22日の公開練習では、正確無比なミット打ちと、サンドバッグ打ちを披露。ジムワーク後は「練習を実際に見てスピードやテクニックなどすべてが次元が違うということが分かってもらえたと思う」と満足げに語っていた。

ボクシングでは名選手とのスーパーファイトで勝ち続けて、総額8億ドル(約1000億円)以上を稼ぎ、『マネー』の異名を取った。引退後も『不敗で5階級制覇』という金看板と知名度に、世界各地のプロモーターや格闘技団体からオファーが続き、パンチのみのスタンディングバウト限定のエキシビションでリングに上がり、不敗を続けている。

「11月にはドバイでエキシビションをやるが、その後、23年は再び日本でエキシビションをするために戻ってこれることを楽しみにしています」とメイウェザー。最強神話は、まだ終わりは見えない。

リングインし朝倉未来(手前)の前を通り過ぎるフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
リングインする朝倉未来(撮影・滝沢徹郎)
2回、ダウンした朝倉未来(手前)を見つめるフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
2回、フロイド・メイウェザー(左)のパンチを食らいダウンする朝倉未来(撮影・滝沢徹郎)
2回、朝倉未来(右)はフロイド・メイウェザーにパンチを見舞う(撮影・滝沢徹郎)
フロイド・メイウェザー(左)のパンチを食らいダウンする朝倉未来(撮影・滝沢徹郎)
2回、朝倉未来(右)にパンチを見舞うフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
フロイド・メイウェザーにKO負けしぼうぜんとする朝倉未来(中央)(撮影・滝沢徹郎)
2回、朝倉未来(左)を攻めるフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
朝倉未来に勝利したフロイド・メイウェザーはマイクパフォーマンスする(撮影・滝沢徹郎)
2回、朝倉未来(右)はフロイド・メイウェザーにパンチを見舞う(撮影・滝沢徹郎)
2回、朝倉未来(左)のボディーを攻めるフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
試合後、朝倉未来(手前)の右腕を上げをねぎらうフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
試合前にごぼうの党の奥野卓志氏(手前)から花束を受け取ろうとするフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
試合前にフロイド・メイウェザー(奥)に花束を手渡さずリングに落としたごぼうの党の奥野卓志氏(撮影・滝沢徹郎)
2回、朝倉未来((左)はフロイド・メイウェザーにパンチを見舞う(撮影・滝沢徹郎)
フロイド・メイウェザー-朝倉未来戦の観戦に訪れた大坂なおみ(中央)(撮影・滝沢徹郎)

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【超RIZIN】カズ次男の三浦孝太1回腕ひしぎ逆十字固めで一本勝ち プロ2戦目飾った

リングインする三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)

<格闘技イベント:超RIZIN>◇25日◇さいたまスーパーアリーナ

元サッカー日本代表FWカズの次男で総合格闘家の三浦孝太(20=BRAVE)が、昨年大みそか以来となるプロ2戦目を1回一本勝ちで飾った。

タイのブンチュアイ・ポーンスーンヌーン(22)と総合特別ルール3分3回で対戦。緊張した表情で登場したブンチュアイとは対照的に、侍ブルーのユニホーム姿の三浦は登場曲を口ずさむ余裕を見せて登場した。

笑顔で拳を合わせてスタートすると、試合はグラウンドポジションで展開。1度は抜け出されたが、足をかけて再びテイクダウンを奪うと、マウントポジションから右手を取って、腕ひしぎ逆十字固めを極めて一本勝ちを収めた。

試合後は「今日、会場に来てくれた方、PPVを買ってみてくれている方、本当にありがとうございます。まず前回、前々回と欠場が続いてしまって、応援してくれていた方や自分のことが嫌いでも見てみようかなと思ってくれた人を裏切って本当にすみませんでした。これからの試合で欠場を含め、しっかり勝ち進んで、アンチの人も応援してくれている人にも、応援してよかったと思われるような格闘技界の若きキングになるので、これからも応援よろしくお願いします」と叫んだ。

三浦にとっては、ただのプロ「2戦目」ではない。自身の存在をもう1度、格闘技ファンへアピールする戦いだった。5月は首ヘルニアで、7月末はコロナ感染により大会直前で欠場を余儀なくされた。8月にタイでエキシビションマッチを経験したが、公式戦のリングは昨年大みそか以来9カ月ぶり。「『こいつはもういいや』と思われた人にも、もう1回応援してもえらえるような試合をする」と決意は固かった。

端正なルックスで、東南アジアを中心に爆発的な人気を誇る。朝倉-メイウェザーのエキシビションマッチをメインに組んだ“世界規模”の「超(スーパー)RIZIN」への出場。それでも「実力よりも話題。海外の人気なども含まれている。そこは勘違いせずに、自分は自分の持っているもので最大限頑張りたい」と言い切る。おごることなく、しっかりと地に足を付けて臨んだ。

相手のブンチュアイは、18年にボクシングでプロデビュー。ボクシングは4勝2敗1分けで、ムエタイでも20勝17敗3分けの実績を持つ。総合の練習は、今年に入ってから開始したというが、打撃には自信を持っていた。身長は175センチの三浦よりも3センチ高く優れた身体能力も併せ持っていた。

いつも謙虚で前向きな姿勢を見せる20歳。父の存在が大きな支えとなっている。試合に出られない時には、心が折れそうにもなった。だが「頑張れ」といつも背中を押してくれた。三浦は「心の底からリスペクトを持てた」という家族へ、全力ファイトで感謝の気持ちを届けた。

着実な前進を誓う三浦だが、大きな野望がある。それは、主戦場のRIZINを「格闘技としてもエンターテインメントとしても(世界最高峰の格闘技団体の)UFCに勝る団体にする人物」になること。デビュー戦を勝利で飾った始まりの地「さいたまスーパーアリーナ」で、リトルキングが再びその歩みを進めた。

ブンチュアイ・ポーンスーンヌーン(左)の腕を極める三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)
ブンチュアイ・ポーンスーンヌーンに一本勝ちしポーズを決める三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)
オープニングセレモニーに臨む三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)
ブンチュアイ・ポーンスーンヌーンに一本勝ちしガッツポーズする三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)
ブンチュアイ・ポーンスーンヌーンに一本勝ちし勝ち名乗りを受ける三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)

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【超RIZIN】ボクシングで1000億円超、引退後も150億円…メイウェザーの「ザ・マネー」人生

22年9月21日、会見で意気込みを語るメイウェザー

フロイド・メイウェザー(米国)は、プロボクシング5階級制覇王者で50戦全勝(27KO)の完璧な戦績を残して17年に引退した。現役時代にはオスカー・デラホーヤ、サウル・アルバレス、マニー・パッキャオら、そうそうたる顔触れと数々の『スーパーファイト』を勝ち抜き、ファイトマネーとペイ・パー・ビュー(PPV)の売り上げの歩合を含めて総額8億ドル(約1000億円)以上を稼ぎ出したと言われる。

金メダル候補だった96年アトランタ五輪は、フェザー級で出場した銅メダル。同年のプロデビュー戦の報酬は2500ドル(約25万円)だった。金額が一気に急上昇したのが、07年にWBC世界スーパーウエルター級王者オスカー・デラホーヤ(米国)を撃破して無敗で5階級制覇を達成した一戦。判定勝ちしたメイウェザーはPPVの歩合も含めて2500万ドル(約30億円)を稼ぎ出した。

その後もスーパーファイトの主役として不敗を続けて、13年にはケーブルテレビのショータイムと6試合2億ドル(約200億円)の大型契約を締結した。

15年5月の世界ウエルター級王座統一戦で、史上最多6階級制覇のWBO王者マニー・パッキャオを判定で下したWBAスーパー王者だったメイウェザーは、ファイトマネー1億2000万ドル(約144億円)に、PPVの歩合を加算した2億3000万ドル(約276億円)を手にした。当時のボクシング史上最高額の報酬だった。

この報酬額を上回ったのが、17年8月の総合格闘技のUFC2階級制覇王者コナー・マクレガー戦との現役最後の試合。メイウェザーは1億ドルのファイトマネーと、PPVの売り上げの歩合を換算して2億7500万ドル(約325億円)を稼いだと言われる。

引退後も、メイウェザーの『50戦不敗の5階級制覇王者』という威光は、衰えなかった。その金看板と知名度に、ボクシング界以外のプロモーターや格闘技団体などからオファーが相次ぎ、メイウェザーもボクシングルールを前提とした『エキシビション』でリングに上がり、稼ぎ続けた。

以下はあくまで本人の発言によるものだが、18年12月の那須川天心戦では、後に「139秒間に900万ドル(9億9000万円)を稼いだ」(英紙ザ・サン)と語っている。

21年6月の人気ユーチューバーのローガン・ポールとの一戦では、試合後に「これは合法的な銀行強盗だ」と語り、スポンサー収入3000万ドルを含む1億ドル(約110億円)を稼いだと主張した。

22年5月にUAEで開催されたドン・ムーア戦では本人の発言はなかったが、コーチのジェラルド・タッカー氏がインスタグラムで「少なくとも1000万ドル(約13億円)を稼いだ」と明かしている。

今回の朝倉未来戦ではRIZINの榊原信行CEOが「前回は超えています」と説明。「2桁(億円)か」という問い掛けに「そうです」とうなずき、日本円で10億円を超えていることを認めた。

そうするとメイウェザーは引退後のエキシビション4試合だけで、すでに日本円で150億円近くの報酬をかせぎ出していることになる。

すでに45歳。ポール戦、ムーア戦を見る限り、往年のスピードやパンチの切れはない。それでも勝ち続けているのは、ボクシング技術の未熟な格闘技系の選手たちと、ボクシングルールのエキシビションという自らの土俵で戦い続けているからだ。

レジェントとして名前を残す幾多の名ボクサーでさえ、決定打を当てることができなかったメイウェザーのディフェンス技術を、格闘技系の選手が打ち破るのは至難の業。

「マネー」の異名を取るメイウェザーの「合法的な銀行強盗」は、彼が一敗地にまみれるまで、続くのだろう。(レートは当時の換算)

22年9月21日、会見を終え互いをにらみつける朝倉未来(右)とメイウェザー
22年9月21日、会見で意気込みを語る朝倉未来

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清野茂樹アナ「オンリーワンの快感」スポーツ実況風に職人技紹介、深夜バラエティーで注目度上昇

NHKの「ニッポン知らなかった選手権 実況中!」で実況を担当する清野茂樹アナウンサー(NHK提供)

プロレス実況の名調子が、職業人のワザと熱意を際立たせる。

NHK総合で毎週火曜日午後11時放送の「ニッポン知らなかった選手権 実況中!」は、深夜のバラエティーの中にあって、ジワジワと注目度が上がっている。

同番組は、年間100を超える大会が開催されるという企業などのコンテストにスポットを当て、その業種独自の技や職人の思いをスポーツ実況風に紹介するもの。プロレスや総合格闘技、大相撲の実況で活躍する清野茂樹アナウンサー(フリー)が、軽妙なしゃべりと独特の言葉で伝えていく30分のバラエティーだ。

9月6日放送の「第41回全日本打掛花嫁着付けコンテスト東京ブロック大会」では、化粧から打掛を着せて完成までの395工程を実況。日本髪かつらの文金高島田をつけるシーンでは「重さは590グラム、お値段は約40万円。1グラムあたり800円ですね」と細かな情報を加え「マジンガーZの頭を思い出しました」。解説者の「本当ですね」という相づちに「分かってもらえました?」。軽妙なやりとりが見ているものの笑いを誘う。

番組はNHKのスタッフがリサーチし、台本をつくり、それをもとに清野アナが実況にあったフレーズを加え、スポーツ実況風にアレンジしていく。業界用語も多く、ともすれば難しくなりがちな説明の中に、あえてプロレスのような対決構図を加えキャッチーなたとえを織り込むところに、プロレス実況アナならではの技量と瞬発力を見せた。

清野アナは「プロレスの実況をやっている人は20人ぐらいはいると思いますが、この番組には『この実況をやっているのはボクしかいない』というオンリーワンの快感がある。イコール1番になる。失敗しても自分しかいない。それが高いモチベーションになっています」と話す。

清野アナは古舘伊知郎の実況にあこがれ、広島エフエム放送をやめ上京。新日本プロレスを始め、DEEP、パンクラス、K-1に大相撲などの実況を行ってきた。中でも那須川天心の試合の実況や、親交のある講談の神田松之丞とともに「実況芸」として実況の価値を高める取り組みも行っている。

番組は21年にNHKのBSプレミアムの不定期番組として始まり、反響が大きかったことから今年7月に総合でレギュラー化。「第4回日本伐木チャンピオンシップ」「第19回包帯選手権」「第7回全日本回転寿司MVP選手権」など7本を放送。13日の「第1回全国ふぐ調理技術大会」と20日の「第45回物置組立競技会」の最終回まで残すところ2回となった。「0歳から70代まで幅広い男女に見ていただき、特に女性の視聴者が多い。反響がいいので、続編も考えています」と尾関憲一チーフプロデューサーはいう。

プロレス実況はアントニオ猪木率いる新日本プロレスの黄金期を支えた古館伊知郎の登場で脚光を浴びることになった。独特の表現や次々と比喩や時代を反映する言葉が飛び出すマシンガントークのような「過激実況」は職人芸として確立されていった。

同じように清野アナも古舘氏の後を追い、プロレスの実況が認められ、現在の地位を築いてきた。そんな中、時代の変化も感じていた。「プロレスの実況も時代が変わり、レスラーが自分のキャッチフレーズを考えて『こういうふうに言ってください』とくるようになりました。ボクらがしゃべる異名やリングネームが求められていない」。

かつて自由度が高かったプロレス実況が変化してきた時期に、番組からのオファーを受けた。企画が立ち上がったときにプロレスのトークイベントで清野アナを見かけ抜てきしたという尾関チーフプロデューサーは「伝統のプロレス実況がこの番組の中で受け継がれています」と話す。

清野アナのもとには、番組を見て、華道家による生け花の実況のオファーもきた。「続編は期待しています。奇妙な実況は楽しい。ふつうこんな実況しないだろうと人が考えるところで、それを打ち返す快感はたまらない」。新たなチャンレンジが実況アナウンサーとしての幅も広げている。【桝田朗】

◆清野茂樹(きよの・しげき)1973年(昭48)8月6日、兵庫県神戸市生まれ。青学大卒業後に広島エフエム放送に就職。その後古舘伊知郎にあこがれ、同社を退社し上京しフリーアナウンサーに。06年よりファイティングTVサムライで新日本プロレスの実況を始め、DEEP、パンクラスなどの総合格闘技を始め、K-1、米国総合格闘技の最高峰UFC、大相撲など格闘技を中心にさまざまな実況を手がける。「コブラツイストに愛をこめて 実況アナが見たプロレスの不思議な世界」(立東舎)など著作も多数。

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【UFC】15連勝中ウスマンKO負け、6度目防衛に失敗 新王者エドワーズ「言葉にならない」

ウスマン(左)にパンチを浴びせるエドワーズ(AP)

<総合格闘技:UFC278大会>◇20日(日本時間21日)◇米ユタ州ソルトレークシテシー・ビビントアリーナ

UFCのパウンド・フォー・パウンド・ランキング(階級を超越した最強ファイター)1位となるUFCウエルター級王者カマル・ウスマン(35=ナイジェリア)がKO負けを喫し、6度目の防衛に失敗した。同級2位レオン・エドワーズ(30=ジャマイカ)の挑戦を受け、5回4分4秒、KO負けで王座から陥落した。

1回にテークダウンを許したものの、2、3、4回とテークダウンを奪い返して主導権を握り続けた。ウスマンの勝利が目前と迫った最終5回の残り1分、エドワーズの左ストレートを避けたところに強烈な左ハイキックを被弾。そのまま大の字に倒れ込み、UFCデビューから15連勝中だった戦績に初黒星がついた。15年12月の初対決では勝利していたエドワーズの執念に屈した形となった。

一方、逆転勝利となったエドワーズは「言葉にならない。ついにやりました。パウンド・フォー・パウンド(1位)を倒しました」と歓喜の表情。敗戦濃厚の展開からひっくり返してリベンジを成功させ「何も疑いませんでした。鍛えてやることをやっただけだ。人生懸けてここまできた。一緒に育ったみんな。チームメートのために戦った。勝つと言ってきたので有言実行です。やったでしょ。ベルトを獲得しました。もうパウンド・フォー・パウンド(1位)はいません。俺です」と涙を流して喜んでいた。

エドワーズ(右)の顔面にパンチを狙うウスマン(AP)
ウスマン(左)にヒザで応酬するエドワーズ(AP)
ノックアウトされ、大の字に倒れるウスマン(AP)
新王者となりベルトを掲げて叫ぶエドワーズ(AP)
新王者となりベルトを抱きしめるエドワーズ(AP)

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【新日本】セイバーJr、勝利も怒り収まらず 元UFC戦士ローラーとハイレベルな寝技の攻防

トム・ローラー(左)をフィニッシュ技に持ち込むザック・セイバーJr.(撮影・小沢裕)

<新日本プロレス:日本武道館大会>◇17日◇東京・日本武道館

ザック・セイバーJr(35)が怒りのサブミッションで勝利した。

第2試合のタッグマッチで「デンジャラステッカーズ」のタイチと組み、トム・ローラー、ロイス・アイザックスの「チームフィルシー」と対戦。ゴング前には相手に手渡されたレコードをひざ蹴りで破壊するなど、ご立腹モードのセイバーJrは、試合でもたけりくるった。

元UFC戦士のローラーとハイレベルな寝技の攻防を繰り広げると、最後は8分54秒、アイザックスから腕ひしぎ十字固めでギブアップを奪取。終了のゴングもお構いなしに、技をかけ続けるなど暴走した。

16日のリーグ最終戦は、内藤に1分58秒で丸め込まれて敗戦。リーグ脱落を喫し、感情に任せて本部席を破壊するなど暴れまわったが、この日も怒りは収まらなかった。バックステージでは「IWGP世界ヘビー級王座はまだ取れていない。俺自身、ここで考え直してリフレッシュするべきかもしれない」とコメント。アメリカ遠征の可能性を示唆していた。

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【WWE】元UFC戦士リドルが復帰、9月英スタジアム大会でロリンズとの遺恨マッチ決定

セス“フリーキン”ロリンズ(左)と乱闘するリドル(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇15日(日本時間17日配信)◇米ワシントンDC・キャピタル・ワン・アリーナ

負傷離脱していた元UFC戦士リドルが復帰し、セス“フリーキン”ロリンズとの遺恨マッチが決定した。30年ぶりの英スタジアム大会となる9月3日(日本時間4日)のクラッシュ・アット・ザ・キャッスル大会(英カーディフ)でシングル激突する。

ロウ大会でリングに登場したロリンズから「リドルが重大発表をするようだ。リドルの引退発表を最前列で聞くためにここに来た」と不敵な笑み。自らの必殺技カーブストンプで踏みつけ、リドルをドクターストップに追いやった張本人による挑発行動だった。すると会場の大型ビジョンに登場したリドルは「試合復帰の許可が出た! 次に会う時はロリンズと勝負してやる」と1度は延期となったシングル対決に闘志を燃やした。

ロリンズから「何度やっても結果は同じだ」と反論されると、リドルは家ではなく会場内に入っていることを明かし、リング内に全力疾走。蹴りの連打やスープレックスで襲いかかった。ロリンズにエプロンへとたたきつけられて激しい乱闘となったが、解説席上でカーブストンプを狙ったロリンズに強烈なヒザをたたき込んで一蹴してみせた。

その後、リドルがバックステージで「クラッシュ・アット・ザ・キャッスル大会でロリンズに挑戦してやる」と要求。そのまま30年ぶりの英スタジアム大会で両者がシングル戦に臨むことが正式に決定していた。

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「サトシ・イシイ」になった石井慧がボクサーデビュー「楽しかった」今後も海外中心に続ける意向

石井慧は判定で高山秀峰に勝利する(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:ヘビー級ノンタイトル4回戦>◇14日◇エディオンアリーナ大阪

08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダルの石井慧(35)が、クロアチア人の「サトシ・イシイ」としてボクサーデビューを飾った。

1勝1KOの高山秀峰(31=スパイダー根本)とヘビー級4回戦で対戦。相手を10キロ上回る110キロの体を生かし、圧力をかけ続けてダウンは奪えずも判定2-0で勝利した。今後も海外を中心にボクシングを続ける意向を明かした。

   ◇   ◇   ◇

汗びっしょりの体にクロアチアの国旗をまとい、勝利を確信したように両手を高々と掲げた。ボクサー、サトシ・イシイのデビューを判定勝利で飾った。

「(ボクシングは)楽しかった。オリンピック競技だし、車好きの人が『あの車に乗ってみたい』って興奮するじゃないですか。それと同じ感覚です」と話す一方で、「K-1デビューの時も同じことを言いましたが『もちはもち屋』ですね。イメージしていたより難しかった。デビュー戦だけど全然ダメでした」と反省の言葉も並べた。

サウスポースタイルでガードを上げ、距離を詰めていった。しかし1回に高山の右フックを食らい、グラッときた。「高山選手の気持ちが思ったより強かった。勝てたのは体力とスタミナ。自分はどのスポーツでもスタミナが一番大事と思っているんで」。3回からは密着するように距離を詰めて、ロープにくぎ付けにして押し切った。

今後も練習拠点をクロアチアに置き、元K-1王者ミルコ・クロコップの指導をあおぎながら、ボクシングを続ける意向を明かした。日本での試合は「JBC(日本ボクシングコミッション)さんの理解が必要なので、なにとぞよろしくお願いします」とペコリ頭を下げた。

柔道で世界王者となり、総合格闘技でも活躍した経験と可能性を示したが、「僕は絶対、世界王者になれない。柔道では頂点の景色を見ることができたので(世界王者の夢は)息子に託したい」。リングをわかせるおもしろい逸材は間違いなく証明した。【実藤健一】

▽イシイに敗れた高山 スピードは想定通りだったがやはり110キロの重さがあった。岩とか大木を押しているイメージ。パンチは見えるからいなせたが反撃できなかった。(試合後、石井に)「強かった」と言ってもらってうれしかった。

<08年北京五輪後の石井慧>

◆プロ転向 08年11月3日、大阪市内のホテルで会見して「総合格闘技に転向することになりました」。参戦団体を特定せず、国内、米国のUFCも視野に入れて「60億分の1の男」になることを目標に掲げた。

◆黒星デビュー 09年12月31日に「Dynamite!」で、吉田秀彦とのデビュー戦は3回判定負け。

◆ヒョードルと対戦 11年12月31日に熱望していたエメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)戦が実現したが、1回KO負け。

◆柔道に再挑戦も 総合格闘技と並行して、米国代表での16年リオデジャネイロ五輪を目指した。14年5月には全米体重別選手権の無差別級に出場。準々決勝で反則負けして「両者指導の後、1人だけ指導をとられ気持ちが切れた」。

◆無念の負傷 今年4月にK-1無差別級トーナメントに出場。1回戦は2回KO勝ちも、脇腹を負傷。ドクターストップにより準決勝に出場できなかった。

◆クロアチア 14年に2度対戦して連敗したミルコ・クロコップがいるクロアチアを練習拠点としている。クロアチア国籍を取得して、プロボクシングデビューに際しては同国でボクシングライセンスをとった。

試合後、ガッツポーズで勝利をアピールする石井慧(撮影・和賀正仁)
4回、石井慧(右)は高山秀峰に強烈なパンチを浴びせる(撮影・和賀正仁)
4回、石井慧(右)は高山秀峰に強烈なパンチを浴びせる(撮影・和賀正仁)
4回、石井慧(左)は高山秀峰に強烈なパンチを浴びせる(撮影・和賀正仁)
ラウンドガールを務める(左から)磯部希帆、内田瑞穂、西野咲、佐々木萌香(撮影・和賀正仁)
ラウンドガールを務める西野咲(撮影・和賀正仁)
ラウンドガールを務める佐々木萌香(撮影・和賀正仁)
ラウンドガールを務める磯部希帆(撮影・和賀正仁)

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石井慧が「サトシ・イシイ」で白星ボクシングデビュー あごひげ貯え、圧かけ続け2-0判定勝利

石井慧は判定で高山秀峰に勝利する(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:ヘビー級ノンタイトル4回戦>◇14日◇エディオンアリーナ大阪

08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダルの石井慧(35)が、ボクシングデビュー戦を白星で飾った。

「サトシ・イシイ」として、1勝(1KO)の高山秀峰(スパイダー根本)とヘビー級4回戦で対戦。判定2-0で勝利した。

石井は、りっぱなあごひげを貯えて、Tシャツ姿で入場。トランクスの右太もも部分には、クロアチアの国旗をあしらった。リングインすると、相手の高山と右のグローブで軽くタッチを交わした。

1回、左構えの石井が高くガードを掲げてじりじりと前進した。パワフルな左フックを振るうと観客から驚きのため息がもれた。2分すぎに高山の右フックを被弾したが、終始ガードを高く上げて圧力をかけた。

2回、石井は圧力をかけるが、連打が出ずになかなかクリーンヒットが出ない。足を使う相手を追っていく展開が続いた。時折、左のショートアッパーで相手の顔面を狙うが、効果的な1発につながらなかった。

3回、石井はさらに圧力を強めて、接近戦に持ち込む。細かいパンチをだしながら、ロープ、コーナーに相手を追い込んだ。強い右フックを相手にぶつける場面も増えた。高山は動きが鈍ってきた。

4回、石井は相手をコーナーに追い詰めて左フックをヒット。相手を逃がさず、パンチを集めた。スタミナで優位に立って最後は構成をとって終えた。終了のゴングが鳴ると、両手を大きく広げた。

判定は、38-38、39-37、40-36。ジャッジ2人が石井を支持した。

石井は「スパーリングと本当の試合は違うので。相手も必死こくので。全然ダメですね」と話した。

石井は08年北京五輪で金メダルを獲得した後、同11月に総合格闘家に転身。現在は元K-1王者のミルコ・クロコップに師事して、クロアチアを練習拠点としている。6月に総合格闘技の試合を行った後は、ロシアで6週間のボクシング合宿を行ってきた。「正直、ボクシングでは世界王者になれないと思っている」。その一方で「挑戦することで、いい経験になると思っている」とも話していた。

石井が出場した試合は、元世界3階級制覇王者で「3150FIGHT」の亀田興毅ファウンダー(35)が手がける興行。前日計量では110キロを記録していた。

▽イシイに敗れた高山 スピードは想定通りだったがやはり110キロの重さがあった。岩とか大木を押しているイメージ。パンチは見えるからいなせたが反撃できなかった。(試合後、石井に)「強かった」と言ってもらってうれしかった。

<08年北京五輪後の石井慧>

◆プロ転向 08年11月3日、大阪市内のホテルで会見して「総合格闘技に転向することになりました」。参戦団体を特定せず、国内、米国のUFCも視野に入れて「60億分の1の男」になることを目標に掲げた。

◆黒星デビュー 09年12月31日に「Dynamite!」で、吉田秀彦とのデビュー戦は3回判定負け。

◆ヒョードルと対戦 11年12月31日に熱望していたエメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)戦が実現したが、1回KO負け。

◆柔道に再挑戦も 総合格闘技と並行して、米国代表での16年リオデジャネイロ五輪を目指した。14年5月には全米体重別選手権の無差別級に出場。準々決勝で反則負けして「両者指導の後、1人だけ指導をとられ気持ちが切れた」。

◆無念の負傷 今年4月にK-1無差別級トーナメントに出場。1回戦は2回KO勝ちも、脇腹を負傷。ドクターストップにより準決勝に出場できなかった。

◆クロアチア 14年に2度対戦して連敗したミルコ・クロコップがいるクロアチアを練習拠点としている。クロアチア国籍を取得して、プロボクシングデビューに際しては同国でボクシングライセンスをとった。

◆石井慧(いしい・さとし)1986年(昭61)12月19日、大阪・茨木市生まれ。08年北京五輪男子100キロ超級で金メダル。同11月に総合格闘家転向を表明。09年大みそかの吉田秀彦戦でプロデビューも判定負け。総合格闘技、キックボクシング、ボクシングと活動の場を広げている。181センチ、110キロ。

4回、石井慧(右)は高山秀峰に強烈なパンチを浴びせる(撮影・和賀正仁)
4回、石井慧(右)は高山秀峰に強烈なパンチを浴びせる(撮影・和賀正仁)
ラウンドガールを務める(左から)磯部希帆、内田瑞穂、西野咲、佐々木萌香(撮影・和賀正仁)
ラウンドガールを務める西野咲(撮影・和賀正仁)
ラウンドガールを務める磯部希帆(撮影・和賀正仁)
ラウンドガールを務める佐々木萌香(撮影・和賀正仁)
試合後、ガッツポーズで勝利をアピールする石井慧(撮影・和賀正仁)
4回、石井慧(左)は高山秀峰に強烈なパンチを浴びせる(撮影・和賀正仁)
4回、石井慧(右)は高山秀峰に強烈なパンチを浴びせる(撮影・和賀正仁)

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【RIZIN】堀口恭司が9・25の38大会参戦 20年大みそか以来1年9カ月ぶり日本のリング

堀口恭司(2020年12月31日撮影)

米総合格闘技ベラトールに参戦中のRIZINバンタム級王者・堀口恭司(31=アメリカン・トップチーム)が、20年大みそか以来約1年9カ月ぶりに日本のリングに帰ってくる。

13日、RIZIN榊原信行CEOがオンライン記者会見を行い、9月25日にさいたまスーパーアリーナで開催の38大会に堀口の参戦を発表した。対戦相手は未定。榊原CEOは「これは確かに見たいなというカードを最終調整中です」と話した。

堀口は昨年12月、ベラトール同級王者ペティスとのタイトルマッチに敗れ、今年3月に始まったトーナメントではミックスに判定負けで初戦敗退。プロ初の連敗を喫している。

堀口との対戦が熱望されていた、RIZIN同級日本GP覇者・扇久保博正(35=パラエストラ松戸)の参戦も決定。韓国のキム・スーチョル(30)と対戦する。

9月25日のRIZIN大会は、2部構成で開催。朝倉-メイウェザーのエキシビション戦を含む5試合は「超(スーパー)RIZIN」として、海外の格闘技ファン向けに開催する。堀口は2部となる38大会に出場する。

◆堀口恭司(ほりぐち・きょうじ)1990年(平2)10月12日、群馬県高崎市生まれ。5歳から空手を始める。作新学院高空手部出身。上京し、故山本“KID”徳郁さんの内弟子に。10年5月に修斗でプロデビュー。13年10月からUFCに参戦し、7勝1敗。17年4月からRIZINを主戦場とし、18年12月に初代バンタム級王座を戴冠。19年6月にはベラトール同級王座を獲得し、史上初の2冠達成。21年9月にベラトールへの定期参戦を発表した。16年から米国を拠点とし、米フロリダ州のアメリカン・トップチームに所属。プロ通算33戦29勝(15KO)5敗。163センチ。

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【新日本】オカダ・カズチカ、辛勝で決勝トーナメント進出王手「さすがローラー」熱戦の相手称賛

ローラー(右)にレインメーカーポーズを決められるオカダ(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Aブロック公式戦◇10日◇広島サンプラザホール◇観衆1522人

前IWGP世界ヘビー級王者で昨年度G1覇者のオカダ・カズチカ(34)が、大苦戦の末に勝ち点2をもぎ取った。

セミファイナルとなった第8試合のAブロック公式戦で、ここまでリーグ戦2勝2敗のトム・ローラー(39)とシングル初対戦。連勝の勢いに乗る、総合格闘技UFC出身のローラーを相手に、大苦戦を強いられた。

打撃、サブミッションと高レベルな技に翻弄(ほんろう)。腕への執拗(しつよう)な攻撃を加えられ、必殺技のレインメーカー(短距離式ラリアット)を出せない状況にまで追い込まれた。だが、最後はなりふり構わず、一瞬の隙をついて丸め込んだ。16分16秒、旋回式のフロントネックロックをショルダースルーではねのけると、そのままエビ固めで押さえ込んで3カウントを奪った。

バックステージでは「さすがトム・ローラーといった感じ。強かった」と、熱戦を演じた相手をたたえた。前戦は初参戦のジョナに敗北を喫しており「まだまだ強い選手はたくさんいるなと思いました」と、強敵と戦える喜びを感じている。

この勝利で4勝1敗の勝ち点8とし、決勝トーナメント進出に王手をかけた。リーグ最終戦となる16日の東京・日本武道館大会、ランス・アーチャー戦に勝利で、進出が決まる。「簡単な話、勝てばいいってことですよね。ランスもジョナに勝ったけど、リングアウトでしょ? そんな選手に負けるわけがない」と、言い切っていた。

ローラー(下)に腕を攻められるオカダ(提供・新日本プロレス)

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【新日本】ローラーが技術戦制す グラウンドの攻防からTAKAみちのくに後頭部へのニーバット

セイバーJr(中央)にコンビ技を決めるアイザックス(左)とローラー(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇9日◇広島サンプラザホール

新日本プロレスの広島大会は9日、広島サンプラザホールで行われ、米総合格闘技UFC出身のトム・ローラー(39)が技術戦を制した。第2試合のタッグマッチで「Team Filthy」の相棒となるロイス・アイザックスと組み、鈴木軍のザック・セイバーJr、TAKAみちのく組と対戦。高レベルなグラウンドの攻防を展開すると、最後は6分53秒、TAKAからNKOTB(後頭部へのニーバット)で自ら3カウントを奪取した。

米国の新日本ストロングで無差別級王座を1年以上防衛した経験を持つローラーは、18日の東京・日本武道館大会で優勝決定戦を迎える「G1クライマックス」に初参戦のため来日中。Dブロックにエントリーし、開幕2連敗と苦しんだが2連勝で盛り返してきた。次戦は10日の広島大会で、オカダ・カズチカとリーグ公式戦で対戦する。

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【UFC】超新星・平良達郎が10・15に2戦目 ラスベガスでベルガラと対戦「倒して勝つ!」

10月15日、UFCファイトナイト大会でC..J.ベルガラ(右)と対戦する「超新星」平良達郎(米マネジメント、イリディアム・スポーツ社公式SNSより)

米総合格闘技UFCフライ級を主戦場とする「超新星」平良達郎(22=Theパラエストラ沖縄)が10月15日(日本時間16日)、米ラスベガスで開催されるUFCファイトナイト大会でC.J.ベルガラ(31=米国)と対戦することが決まった。平良とマネジメント契約を結ぶ米イリディアム・スポーツ社が3日(日本時間4日)に発表した。UFC2戦目となる平良は公式SNSで「10月15日に次戦が決定しました。倒して勝つ!」と意気込みを示した。

修斗フライ級王者の平良は今年2月、UFCと契約を結び、同5月に米ラスベガスでUFCデビュー。カルロス・カンデラリオ(米国)に3-0の判定勝利し、白星発進した。一方のベルガラは昨年11月のUFCデビュー戦で判定負けした後、今年5月のクライドソン・ロドリゲス(ブラジル)戦で判定勝ち。UFC戦績は1勝1敗となっている。

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【新日本】トム・ローラーが味方の援護力に待望のG1初勝利「最後に残るのは1人だけ」逆襲誓う

ファールカップを掲げるローラー(中央)とパートナーのアイザックス(提供・新日本プロレス)

<新日本:静岡大会>◇G1クライマックス32 Aブロック公式戦◇2日◇静岡・浜松アリーナ

G1クライマックス初出場のトム・ローラー(39)が、味方の援護を力に初勝利を手にした。

Aブロック公式戦となった第6試合で矢野通(44)と対戦。「Team Filthy」のパートナー、ロイス・アイザックスとともに入場すると、かつらの着用や、タイツの下にタイツをはく「マトリョーシカタイツ」など、多彩なパフォーマンスで会場を沸かせた。

試合ではパートナーとの息ぴったり。矢野にパッドを外した金具むき出しのコーナーに振られるも、アイザックスが寸前でパッドを差し入れて無傷に。逆に、矢野が飛び込んだ時にはアイザックスが外してダメージを与えた。味方のアシストで試合の流れをつかむと、最後は10分13秒、カミゴェからのNKOTB(後頭部へのニーバット)で3カウントを奪取。リーグ戦10日目にして、待望の1勝を手にした。

米総合格闘技UFCでも活躍した経験を生かし、初代NJPW STRONG無差別級王者を獲得した経験を持つ。満を持しての初参戦となったが、開幕2連敗と苦杯をなめていた。「俺にはまだ闘志がたっぷり残ってるんだ!」と初勝利にほっとした表情を浮かべ、「最後に残るのは1人だけだ」と逆襲を誓った。

次戦は7日の大阪大会で、バッドラック・ファレと対戦する。

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【UFC】ヌネスが2階級同時制覇王者に返り咲き「誰かビール1杯おごって」バンタム級王座獲得

娘を抱きかかえながら拳を突き上げるアマンダ・ヌネス(AP)

<総合格闘技:UFC277大会>◇30日(日本時間31日)◇米テキサス州ダラス・アメリカン・エアラインズ・センター

UFC女子バンタム級タイトルマッチ5分5回が行われ、挑戦者の前王者アマンダ・ヌネス(34=ブラジル)が王座返り咲きに成功した。昨年12月、UFC269大会で敗れた王者ジュリアナ・ペーニュ(32=米国)に挑戦し、3-0の判定勝利を収めた。これで保持する女子フェザー級王座を合わせ、再び女子2階級同時制覇王者となった。

2本のベルトを両肩にかけたヌネスは「誰か私にビール1杯おごってください」とジョークを飛ばして祝杯を希望した。昨年12月、ペーニャに裸絞めで敗れて女子バンタム級王座の6度目の防衛に失敗。王座陥落後に「自分をよりよい方向に持っていくため」と右構えをサウスポーに変更するスタイルを導入。ペーニャ戦では功を奏し、2回には左右フックで計3度のダウンを奪った。計6度のテークダウンも成功。裸絞めで追い詰めるなど内容は完勝だった。

ヌネスは「頼れる3人のコーチとともに練習してきた。柔術もレスリングも学んだ。人生最良の日。歴史をつくりました。これからもずっと行きましょう」と王座防衛を続ける意欲を示した。またコロナ禍もあり、約3年間、帰国していないという母国ブラジルに戻る以降も示し「家族とあって休養を取りたい。ライオネス(ヌネスの愛称)は必ず帰ってきます」と歓喜していた。

ジュリアナ・ペナ (左)と対戦するアマンダ・ヌネス(AP)
インタビューに答えるアマンダ・ヌネス(AP)
アマンダ・ヌネスは娘のレイガン・アンを抱きながら妻のニーナにキスをする (AP)

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【UFC】前王者モレノがフライ級暫定王座獲得、正規王者フィゲイレードと12月王座統一戦へ

<総合格闘技:UFC277大会>◇30日(日本時間31日)◇米テキサス州ダラス・アメリカン・エアラインズ・センター

前UFCフライ級王者の同級1位ブランドン・モレノ(28=メキシコ)が同級暫定王座を獲得した。同級2位カイ・カラ・フランス(29=ニュージーランド)との同級暫定王座決定戦5分5回に臨み、3回4分34秒、TKO勝利でベルトを獲得した。スピード感あふれる攻防を繰り広げ、3回には相手パンチで左ほおを切り裂かれて流血したが、モレノは冷静そのもの。左ミドルキックをフランスの右脇腹にねじ込み、ダウンを奪取。そのまま上から拳を振り下ろすパウンド連打でレフェリーストップ勝ちとなった。

「すべてがクレイジーだった。あの(左ミドル)蹴りはずっと練習でやってきたんだ。それが最後の一発になった」と満足顔のモレノは、試合視察していた正規王者デイブソン・フィゲイレード(34=ブラジル)の名前を出し、呼びかけた。「ずっと彼と対戦したいと思っていたし、憎しみみたいなものもあった。ただ、人に憎しみをぶつけるような男になりたくない。家族のためにお手本になりたい。12月に試合しよう」と要望した。

するとオクタゴン(金網)まで上がってきたフィゲイレードも「彼こそが今日の王者。ブーイングが出ているようだけれど、みんな敬意を表してほしい。最高の試合をした。試合はブラジルで。俺のホームでどうだ」と返答。するとモレノは「どこでもやるよ」と再戦を楽しみに待ち望んでいた。

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神龍誠、圧巻フィニッシュで世代交代だ「印象に残る試合をして決着をつけて勝ちたい」

20年8月、勝利し歓喜する神龍誠

「総合格闘技界の神童」が、世界最高峰のUFC(米国)参戦に向けて勝ち続ける。仙台市出身でDEEPフライ級王者の神龍誠(22=神龍ワールドジム)は、31日に開催されるRIZIN37大会(埼玉スーパーアリーナ)に出場。「闘うフリーター」の愛称で親しまれてきた、所英男(44=リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)とフライ級契約(57・0キロ)で対戦する。両者の年齢差はちょうど2倍の22歳。新旧実力者対決で圧倒する。

    ◇    ◇    ◇  

7連勝で勢いに乗る「フライ級国内最強」の男が、RIZINの舞台にカムバックだ。神龍はキャリア初の一本勝ちを収めた、20年8月10日の同23大会以来約2年ぶりに参戦を果たす。所戦が発表された6月24日の会見で「今回のテーマはおやじ狩りなので、残酷にボコボコにします」と高らかに宣言。グラウンドでハイレベルな攻防が予想され「注目度が高いので、圧倒的な試合をしたい」。実力差を見せつけ、次のステージに進む。

15歳でプロデビューした逸材。通算戦績は13勝1敗1分け。主戦場のDEEPで史上最年少の18歳11カ月でフライ級王者に輝いた。直近では5月8日のDEEPフライ級王座統一戦で、暫定王者の藤田大和(29)に一本勝ち。勝利インタビューでは「次は世界で戦いたい。UFCのオファーをお待ちしています」と叫んだ。

プロ15戦でトップ選手の地位を築いた。13勝の内訳は判定が11勝、一本が2勝。「1回しか負けてないし、ここまで順調に来ているが、もっとKOや一本を稼ぎたかったという思いはある」。一方で直近3試合は2度フィニッシュ。「今まで一本やKOが少ないのは、大人の体に仕上がっていなかったことが影響している。今はフィジカル面が仕上がり、フィニッシュにつながっていると思う」と進化の要因を分析する。

20歳で経営者になった。昨年5月19日に宮城・亘理町に神龍ワールドジムをオープン。6歳から50代まで約30人が通い、今後は会員を100人に増やすことが目標だ。「ゆくゆくは人が多い仙台でもジムを開きたい」。その上で「格闘家をやっている以上は試合で稼ぐのが一番。年4試合はやりたい」。ここ2年は1試合ずつだったが、本業により力を入れていく。

「キックボクシング界の神童」こと那須川天心(23)が所属する、千葉・松戸市のTEPPEN GYMで打撃強化に励む。東京が拠点だった頃から足を運び「天心さんは練習からめちゃくちゃ強い」と明かす。6月19日に東京ドームで開催された「THE MATCH」。那須川が武尊(31)に快勝した大一番を画面越しに見届けた。「最後まで一番で、さすがです」。キックボクシング無敗でボクシングに転向する「神童」のすごさを再認識した。

世界最高峰へたどり着く。同じフライ級の平良達郎(22=パラエストラ沖縄)が5月、プロデビューから10戦全勝でUFCに参戦。「先に行かれたのは悔しかったが、焦らずに頂上でできればいい。UFC(との契約)はタイミングなので」。RIZIN、DEEPで勝ち続け、いずれ平良と戦う未来を描く。

まずは所戦で完勝する。神龍にとって通過点に過ぎないが「必ず印象に残る試合をして決着をつけて勝ちたい」。22歳の新星と44歳のベテランが向かい合う「THE MATCH」。圧巻のフィニッシュで世代交代を印象づける。【山田愛斗】

◆神龍誠(しんりゅう・まこと)本名は高橋誠。2000年(平12)7月5日生まれ、仙台市出身。小学2年時に名取のジムでムエタイを経験。同3年時に仙台のレッドブルレスリングクラブでレスリングを始めた。千葉に転居後、風早中では柔道部に在籍しながらレスリングも継続。15年の全国中学生レスリング選手権73キロ級で準優勝。16年4月にパンクラスでプロデビュー。19年6月に史上最年少の18歳11カ月でDEEPフライ級王座獲得。プロ戦績は13勝1敗1分け。165センチ。

6月、対戦カード発表会見でファイティングポーズする所英男(左)と神龍誠

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31日RIZIN参戦 所英男、44歳の今なお戦える喜びに涙「この年齢でこんなにやれている」

ポーズを決める所(撮影・勝部晃多)

“闘うフリーター”の異名を取ったベテラン総合格闘家の所英男(44)が25日、格闘技ができる喜びを涙ながらに明かした。

31日開催の総合格闘技RIZIN37大会(さいたまスーパーアリーナ)で、現DEEPフライ級王者・神龍誠(22=神龍ワールドジム)との対戦を控える所はこの日、自身が主宰する「リバーサルジム武蔵小杉 所プラス」で練習を公開。20年大みそか以来1年7カ月ぶりの総合の試合に向け「力がみなぎっていて、何より元気です」と、好調ぶりをアピールした。

約9年ぶりに階級をフライ級に落として参戦となったが、相手は現在7連勝中でUFC参戦をもくろむ同級のトップファイター。「本人も言っていましたが、天才なんだろうなと。うらやましい」と、率直な印象を口にした。さらに「いきなり日本で一番強いと言われているフライ級の人とやらせてもらえてテンションが上がる。(同級で)やっている人には申し訳ないですけど、納得してもらえる試合にする」と、全力ファイトで感謝を伝えることを誓った。

不惑を越し、戦える喜びはより一層増した。「昔はきついことをやってもきついと思うだけだったけど、今はこの年齢でこんなにやれている。『普通はやれないよな』と自画自賛している」と、モチベーションは高い。だが、目標は若いころから変わらない。「やることは1つ。矢野(卓見)さんや今成(正和)さんに憧れて、強くなりたいからと…。その続きをやっているだけです」と、タオルで涙を拭いながら話した。

盟友の金原正徳(39)ら、RIZINで活躍する同世代のファイターにも刺激を受け続けている。「昔から一緒にやってきた。僕も頑張ろうと思います」。大会当日、ともに歩んできた金原と勝村周一朗(46)とは「嫌がられなければ」、再び肩を組んで入場するつもりだ。いつまでも夢を追いかける格闘家であり続ける。

インタビュー中に涙ぐむ所(撮影・勝部晃多)

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【新日本】昨年覇者オカダ・カズチカG1開幕戦白星 Aブロックは「モンスターがたくさんいる」

コブと相対するオカダ(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:北海道大会>◇G1クライマックス32 Aブロック公式戦◇16日◇北海道・北海きたえーる◇2891人

20度と涼やかだった札幌に、真夏がやってきた。昨年覇者のオカダ・カズチカ(34)が、熱戦となったG1開幕戦を白星で飾った。

昨年のG1で互角の激戦を繰り広げ、これまでのシングル対決2勝1敗のジェフ・コブと対戦。怪力自慢に掟破りの逆レインメーカー(短距離式ラリアット)をさく裂されるなど苦戦を強いられたが、最後は21分30秒。一進一退の攻防を必殺のレインメーカーで終結させた。勝ち点2を奪取し、幸先の良いスタートを切った前IWGP世界ヘビー級王者は「だいぶ涼しい札幌もだいぶ熱くなりました」と汗をぬぐった。

エントリーしたAブロックは、まさに“モンスターブロック”だ。体重150キロ超のファレとジョナ、米総合格闘技UFCでも活躍したローラー、AEWから参戦のアーチャーら、巨漢の実力者たちがそろう。それでも、誰が相手でも勝ち上がる自信がある。「モンスターがたくさんいる。それはイコール楽しいってこと。この俺にかかってこい!」と、貫禄を示した。

連覇を達成すれば、蝶野、天山、飯伏に続き4人目。4度目の優勝は蝶野の5度に次ぐ単独2位となる。「白星スタートは重要じゃない。全部勝つ」と言い切った。

新型コロナの規制緩和により史上最多の28人が出場、22年ぶりに4ブロック制が復活する過去最大規模の大会が実現。19年を最後に秋開催が続いていたが、ようやく真夏に帰ってきた。「やっぱG1は夏。この汗の感じがG1」とオカダ。最後は「皆さんにワクワクしてもらえる大会にする」と、さらなる熱血の夏を約束していた。

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【WWE】23年レッスルマニア39大会チケット発売は8月12日開始 ザ・ロックら登場期待

米イングルウッドで開催される23年のWWE年間最大の祭典レッスルマニア39大会のロゴ(C)2022 WWE,Inc. All Rights Reserved

米プロレスWWEは来年4月の年間最大の祭典レッスルマニア39大会のチケットが8月12日午後1時(日本時間13日午前2時)から発売されると発表した。同大会は23年4月1、2日に米カリフォルニア州イングルウッドにあるSoFiスタジアムで開催される。対戦カード、参戦選手は未定となる。

会場がハリウッドに近いこともあり、米メディアでは、現在俳優として大活躍しているザ・ロック(ドゥエイン・ジョンソン)の登場をはじめ、元UFC2階級同時制覇王者コナー・マクレガーらの参戦がうわさされるなど話題満載のビッグイベントになるのではないかと予想されている。

さらに一般販売前にチケットパッケージを購入できるレッスルマニア・プライオリティパスが米国時間7月22日正午(日本時間23日午前1時)に販売開始。同パスは、プレミアシート、専用スタジアムエントランス、プレミアムホスピタリティーサービス、WWEの現役選手やレジェンドたちとのミート&グリートなどに参加できる。

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