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矢吹正道、再起戦は9・10三重・四日市市総合体育館に変更 地元から世界王座奪取へ再出発

矢吹正道(2018年9月29日撮影)

ボクシングの緑ジムは27日、前WBC世界ライトフライ級王者・矢吹正道(29)の再起戦の日程変更を発表した。

当初は8月11日に愛知・刈谷市産業振興あいおいホールで、WBO同級5位タノンサック・シムシー(タイ)と契約体重50キロの10回戦が予定されていた。対戦相手は変わらず、9月10日に三重・四日市市総合体育館に変更となる。地元の三重テレビが中継する。

三重・鈴鹿市出身の矢吹は、高校時代を四日市四郷高で過ごした。やんちゃした時期ではあるが、青春時代の思い出が詰まった地。緑ジムの松尾会長によると「本人も地元でやりたいと言ってきたので、変更することになった」と説明。地元から、世界王座奪取へ再出発することになった。

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井上尚弥の野望「すごく理想なのかな」階級上げスーパーバンタムでの4団体統一王者同士の夢対決

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が4団体統一後、1階級上のスーパーバンタム級4団体統一王者との夢対決を希望した。

27日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で会見。WBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(33=英国)との年内の4団体統一戦交渉が進んでいることを明かした上で、来年に向けた理想プランを口にした。

井上は近い将来、1階級上のスーパーバンタム級への転級を目指している。同階級では、ムロジョン・アフマダリエフ(27=ウズベキスタン)がWBAスーパー、IBF王座を統一、スティーブ・フルトン(27=米国)がWBC、WBO王座を統一している。この2団体王座統一王者同士による4団体統一戦の待望論が挙がっている。

年内に4団体王座統一することを前提に、井上は「この両選手が(4団体王座)統一戦の流れになるのなら(自身が階級を上げて)4団体王者同士が戦うのがすごく理想なのかなと思います」との野望を口にしていた。

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

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井上尚弥、バトラーと年内4団体統一戦実現へ「流れ的に良いと聞いている」交渉順調と明かす 

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が年内の4団体統一戦に向けて順調に交渉が進んでいることを明かした。

27日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で会見。残り1人の対抗王者となるWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(33=英国)陣営と対戦交渉に入っていると明かした。

井上は「バトラーとの交渉につきましては(所属ジム)大橋(秀行)会長から交渉中で流れ的にはいいと聞いている」と明かした。具体的な日程、開催国については未定としながら「4団体統一戦が実現するなら日本でも米国でも英国でもどこでもいいと思っています」と口調を強めた。

7日にさいたまスーパーアリーナで元5階級制覇王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体王座統一戦を2回TKO撃破で勝利。日本人初の3団体統一王者となった。10日(日本時間11日)に世界的にもっとも権威のある米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」が階級を超越した最強ボクサーを決めるパウンド・フォー・パウンド(PFP)で日本人初の1位に選定して以来、初の公の場。 井上は「ドネア戦での勝ち方次第と言われていたので、1位になるのかなと(思っていた)。これ以上ない試合内容で終わることができ、PFP1位となり満足する結果でした。PFP1位という立ち位置もあるので、それにふさわしい試合をこなしたい。その上で4団体統一した上でスーパーバンタム級で新たな挑戦したい」と意気込みを示した。

プロボクシングの世界王者では過去にWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)、世界4階級制覇王者のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(志成)らが日本外国特派員協会で会見している。

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)
会見前、ファイティングポーズする井上尚弥(撮影・鈴木正人)
ポール・バトラー(ロイター)

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井上尚弥、那須川天心vs武尊は「見てましたし、刺激を受けることもありました」注目対決に言及

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が、19日に東京ドームで対戦したキック注目対決、那須川天心-武尊戦について言及した。

27日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で会見。世間的な注目を浴びたキック対決について「もちろん日本人として日本人の最強2人が戦った2人は見てましたし、刺激を受けることもありました」と口にした。

7日にさいたまスーパーアリーナで元5階級制覇王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体王座統一戦を2回TKO撃破で勝利。日本人初の3団体統一王者となったことを受け、会見をオファーを受けていた。10日(日本時間11日)に世界的にもっとも権威のある米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」が階級を超越した最強ボクサーを決めるパウンド・フォー・パウンド(PFP)で日本人初の1位に選定して以来、初の公の場となった。

プロボクシングの世界王者では過去にWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)、世界4階級制覇王者のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(志成)らが日本外国特派員協会で会見している。

会見場入りする井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

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井上尚弥、PFP日本人初1位に「メディアの注目を浴びてありがたいこと」外国特派員協会で会見

会見前、ファイティングポーズする井上尚弥(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が「世界最強ボクサー選定」に感謝の言葉を口にした。

27日、東京・千代田区の外国特派員協会で会見に臨んだ。10日(日本時間11日)に世界的にもっとも権威のある米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」が階級を超越した最強ボクサーを決めるパウンド・フォー・パウンド(PFP)で日本人初の1位に選定して以来、初の公の場。井上は「ドネア戦が終わって結果的にPFP1位にランク付けされましたし、メディアの注目を浴びてありがたいこと」と感謝した。

7日にさいたまスーパーアリーナで元5階級制覇王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体王座統一戦を2回TKO撃破で勝利。日本人初の3団体統一王者となったことを受け、会見のオファーを受けた。

既に残り1人の対抗王者となるWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(33=英国)陣営とは対戦交渉に入っている。年内の4団体統一戦実現に向けて今月中にはジムワークを再開する予定となっている。

プロボクシングの世界王者では過去にWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)、世界4階級制覇王者のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(志成)らが日本外国特派員協会で会見している。

会見場入りする井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

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WBC世界スーパーフライ級王者ロドリゲスが初防衛成功 元王者シーサケットを8回TKOで撃破

<プロボクシング:WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇25日(日本時間26日)◇米フロリダ州サンアントニオ・テック・ポート・アリーナ

WBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(22=米国)が初防衛に成功した。元同級王者の同級2位シーサケット・ソールンビサイ(35=タイ)の挑戦を受け、8回1分50秒、TKO勝利を収めた。

サウスポー同士の対決でロドリゲスが技術、速さで上回った。コンパクトなパンチを的確にヒットさせた。シーサケットのボディー攻撃をしのぎ、7回には左フックでスリップ気味ながらもダウンを奪取。8回に左ストレートからの連打で攻め切り、元王者をレフェリーストップに追い込み、地元サンアントニオで快勝した。

ロドリゲスは今年2月、元WBC世界同級王者カルロス・クアドラス(メキシコ)との同級王座決定戦で3-0の判定勝利を収めて新王者となっていた。

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日本王座獲得の堤聖也「プロ転向のきっかけの1人。上の舞台で」井上拓真との世界争いに意欲

日本バンタム級王座を獲得した堤聖也(右)

<プロボクシング:日本バンタム級タイトルマッチ10回戦>◇23日◇東京・後楽園ホール

日本バンタム級1位堤聖也(26=角海老宝石)が同王座獲得に成功した。初防衛戦だった同級王者沢田京介(34=JBスポーツ)に挑み、8回47秒、レフェリーストップによるTKO勝ちを収めた。

2回に左フックでダウンを奪取。6回には強烈な左アッパー、7回には打ち合いもみせ、8回に右ストレートでぐらつかせ一気にラッシュを仕掛けて勝負を決めた。

アマチュアを通じても自身初となる日本一の称号。堤は「ボクシングを始めて13年。今日のためにやってきました」と感慨深げ。勝利直後はコーナーポストによじ登り、雄たけびをあげた。7回終了後のインターバルでセコンド石原雄太トレーナーに「倒しにいきます」と宣言し、有言実行で仕留め、大きな自信になった。

リング上で、堤は応援に駆けつけた母邦代さんに感謝の言葉を届けた。「ボクがボクシングを始めた時からそばで支えてくれたボクの母、お母さん、あなたがいたから育ててくれたから日本のベルトを巻くことができた。これはあなたのおかげです。愛している。このベルトよりももっともっと高いベルトを取ったら見せるから元気でいてください」。

世界バンタム級は、モンスター井上尚弥(大橋)が3団体を統一し、年内には4団体統一を目指そうとしている。「ボクが目指すところは世界なので1つ1つクリアして頑張りたい」と口にした堤は「自分は井上尚弥さんの次の、ネクスト・エイジだと思っている」と自己分析。標的は井上尚弥の弟で元WBC世界同級暫定王者拓真(大橋)とし「高校時代に負けているから対戦したい。(井上拓が)プロ転向のきっかけの1人でもある。上の舞台で戦いたいですね」と将来的に世界舞台で拳を交える希望を口にした。

日本バンタム級王座を獲得した堤聖也(右)。左は石原雄トレーナー

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元東洋太平洋Sバンタム級王者・和気慎吾が再起戦勝利「もう1度世界舞台に立ってベルト巻く」

右ジャブをねじ込む元東洋太平洋スーパーバンタム級王者和気(右)

<プロボクシング:スーパーバンタム級8回戦>◇23日◇東京・後楽園ホール

元東洋太平洋スーパーバンタム級王者和気慎吾(34=FLARE山上)が再起戦を飾った。日本同級9位水谷直人(33=KG大和)との同級8回戦に臨み、7回2分56秒、TKO勝利を挙げた。サウスポー同士の打ち合いとなったが、左ボディーアッパー、上下への連打で攻め続けると7回終了間際でレフェリーストップに追い込んだ。

昨年11月、元WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(大橋)とのWBOアジア・パシフィック同級王座決定戦に判定負けして以来、7カ月ぶりのリングだった。圧勝を目標に掲げていただけに「苦戦したのは反省点で残念。言い訳できないですが、前回、井上拓真選手との大きい試合で負けてから進退を考えた」としながら、会場に足を運んだ1185人の観衆に向けて感謝の気持ちを伝えた。「自分にはこれだけたくさん応援してくれる人がいたので再起できました。中途半端にはできない。もう1度あの世界舞台に立って、世界ベルトを巻く強い気持ちでリングに立ちました」と報告。16年7月、ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)とのIBF世界同級王座決定戦で敗れて以来の世界再挑戦を見据えた。

緊張した再起戦のリングを振り返り「すごく重圧があって、1人で苦しい思いをして減量した。ただ勝ったことで次に舞台が用意されている。その舞台がある限りリングに立つつもりです」と気合を入れた。現在、WBC世界同級19位に入っているものの、まだ世界挑戦可能なランクではない。まずは世界ランキングのアップを狙うことになる。

再起戦勝利の勝ち名乗りを受けた元東洋太平洋スーパーバンタム級王者和気(左)

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亀田和毅、ボクシング転向の那須川天心との対戦を熱望「盛り上がるなら喜んでやりたい」

那須川天心との対戦を熱望した亀田和毅(撮影・実藤健一)

元2階級制覇王者でWBA世界スーパーバンタム級3位の亀田和毅(30=TRYBOX平成西山)が23日、兵庫県西宮市内の所属ジムで取材に応じ、ボクシングに転向する那須川天心(23)との対戦を熱望した。

和毅は、ジム移籍初戦として7月30日に神戸市中央体育館でウィリアム・エンカーナシオン(33=ドミニカ共和国)とフェザー級10回戦を戦う。エンカーナシオンはロンドン五輪代表のオリンピアンでWBCラテンアメリカスーパーバンタム級王者。強打を誇るオーソドックスのボクサーファイターだ。

強敵との一戦。だが、和毅の視線はその先を見据える。キックボクシングで頂点を極めた天心が、ボクシング界に挑んでくる。スーパーバンタム級、フェザー級が有力とされ、そこは和毅と同じ土俵となる。

和毅は「ボクシング界が盛り上がるなら、喜んでやりたい。下(違うカテゴリー)から出てくる選手が出てこないと、ボクシング界は盛り上がらない。自分はその壁になりたい」と言った。

那須川の武尊との試合も動画中継でしっかりチェックした。「反応、スピードはすごいと思うが、ボクシングでどれだけ引き出しがあるか。6回戦、8回戦レベルなら問題ないと思うがタイトルマッチの10回戦、12回戦は未知数。武尊戦でも3回にはスタミナが危なかったように思うし、そこは分からない部分が多い」と話した。

和毅はベルトへのこだわりはない。「もう2回、ベルトはとっているし、関係なく(天心とは)やりたい。見ている人の記憶に残るような、そういう試合をやりたい」。元世界2階級制覇王者とキック界の頂点を極めた男との対戦が実現すれば注目度、盛り上がりは間違いない。

和毅も日本のボクシング史に残る、ビッグマッチ実現だけを願っている。【実藤健一】

那須川天心との対戦を熱望した亀田和毅(撮影・実藤健一)

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王者沢田京介「インパクトある試合」挑戦者の堤聖也「自信がある」日本バンタム級王座戦前日計量

計量クリアした日本バンタム級王者沢田京介(左)と挑戦者の同級1位堤聖也

プロボクシング日本バンタム級タイトルマッチ10回戦は23日、東京・後楽園ホールで開催される。

22日に都内の日本ボクシングコミッションで前日計量が行われ、同級王者沢田京介(34=JBスポーツ)はリミット53.5キロ、挑戦者の同級1位堤聖也(26=角海老宝石)は100グラム少ない53.4キロでクリア。今年2月、大嶋剣心(帝拳)との同級王座決定戦を制し、新王者となった王者沢田にとって約4カ月ぶりのリングとなる。

「今年2月に(ベルトを)取った時よりも調子良く仕上げることができた」と手応えを口にした沢田は「インパクトある試合で防衛したい」と気合を入れ直した。故郷の北海道・石狩市から両親や妹、東京の家族、後援者らを含めて250人近くの応援団のサポートを受けるという。「チャンピオンとしての実力をみせたい。ベルトは渡すつもりはない」と強調した。

一方の堤は20年10月、元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(志成)と引き分けて以来のリング。20年1月には、後に東洋太平洋バンタム級王者となった中嶋一輝(大橋)とも引き分けているアマ出身の実力者。

「引き分けるなら負けた方がまし。沢田選手が勝ったら見事だと言える。負けたら仕方ないというぐらいのやってきた。(勝つ)自信がある」とキッパリ。

計量後の写真撮影時には沢田が肩にかけたベルトをみつめ、「明日は俺のものになるのかと見ていました。よだれが出る」と日本王座奪取への意気込みを示していた。

計量クリアした日本バンタム級王者沢田京介
日本バンタム級王座挑戦に向けた計量をパスした同級1位堤聖也

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ボクサー那須川天心に期待 プロ3戦目世界王座に並ぶのは彼しかいない/大橋秀行の目

1回、那須川天(左)は武尊にパンチを打ち込む(撮影・菅敏)

<キックボクシング:THE MATCH 2022>◇19日◇東京ドーム

那須川の左ストレート、左カウンターはキックボクシング、ボクシング両方に通じる技術だと感じながら戦う姿を見ていた。スピード、反射神経、パンチを繰り出すタイミングといい、これはもう天性の素質といえる。格闘技界だけでなく、世間的にも知名度があるだけにボクシング界でも活躍する姿を期待されるだろう。もちろん、それに応えるだけのボクサーになると確信している。

現在のウエートから見て、ボクシングの階級でいえばバンタム級かスーパーバンタム級あたりを主戦場とするだろう。プロデビューの対戦相手も日本王者、東洋太平洋王者クラスと拳を交えても十分に勝てるはずだ。私は4年前、那須川を見た時に感じたことがある。75年にプロ3戦目で世界王座を獲得したムエタイ出身のサンセク・ムアンスリン(タイ)の記録に並ぶことができるのは、日本人で那須川しかいないと。ムアンスリンと同様、プロ3戦目に世界王座を目指すにはデビュー戦から日本、東洋太平洋王者らと拳を交えることを期待したい。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者、大橋ジム会長)

1回、那須川天(右)は武尊からダウンを奪う(撮影・菅敏)
試合を終え、抱き合う那須川(後方)と武尊(撮影・足立雅史)

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那須川天心、帝拳ジム入りへ 村田諒太ら世界王者12人輩出の名門でボクシング王者目指す

那須川天心(中央)と帝拳ジム葛西裕一トレーナー(右)。左は元WBC世界スーパーフェザー級王者三浦隆司氏(2018年2月撮影)

キックボクシングのRISE世界フェザー級王者・那須川天心(23=TARGET/Cygames)が、因縁の対決を制した。K-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者武尊(30=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)との58キロ契約3分3回(延長1回)に臨み、5-0の判定勝ち。キックの公式戦で負けなしの42連勝とし、花道を飾った。ボクシングに転向する那須川は名門・帝拳ジムでデビューすることが有力となった。

    ◇    ◇    ◇

那須川が最高の環境でボクシング世界王者を目指す方向であることが分かった。前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太ら世界王者12人を輩出した名門ジム・帝拳ジムへの入門が有力だ。今後、帝拳ジム側と本格的に契約交渉に入る見込みだという。

那須川の父弘幸トレーナー、那須川が主戦場としてきたキックボクシングRISE伊藤隆代表と帝拳ジム本田明彦会長は以前から良好な関係にあり、関係者によれば契約交渉もスムーズに進みそうだという。本田会長はプロボクシング界で世界的なネットワークを持っており、マッチメーク力もトップクラス。那須川にとってボクシング転向の所属ジムとして申し分ない。

那須川が中学3年から帝拳ジムに出げいこするなど、関係は深かった。帝拳ジムで97年から20年間、トレーナーを務めていた元東洋太平洋スーパーバンタム級王者葛西裕一氏(グローブス代表)の指導を受けてきた経緯もあり、那須川のボクシングには「帝拳イズム」が流れている。

この武尊戦のために一時的に中断していたが、ボクシング転向に向けたジムワークは帝拳ジム中心で続けてきた。同ジムでは、世界2階級制覇(フェザー級、スーパーフェザー級)を成し遂げた粟生隆寛トレーナーの指導を受け、22年中のボクシング転向を見据えてきた。両者間の契約交渉がスムーズに進めば、年内には帝拳ジムからプロテストを受験、プロデビューすることになりそうだ。

◆那須川天心(なすかわ・てんしん)1998年(平10)8月18日、千葉県生まれ。5歳で極真空手を始め、小5でジュニア世界大会優勝。その後キックボクシングに転向し、14年7月にプロデビュー。15年5月にプロ6戦目で史上最年少16歳でRISEバンタム級王座に輝いた。16年12月にRIZIN初参戦。18年6月には階級を上げ、初代RISE世界フェザー級王者に。プロ通算成績は46戦46勝(31KO)。20年6月から始めたユーチューブの登録者数は89・2万人。165センチ。

◆帝拳ジム 所在地は東京都新宿区神楽坂。1946年(昭21)8月、帝国拳闘会拳道社として設立。後の初代コミッショナー田辺宗英がジム会長就任。本田明マネジャーが2代目会長就任も65年に死去し、立教高3年だった17歳の次男明彦現会長が引き継いだ。70年10月に大場政夫がWBA世界フライ級王座を獲得。86年7月には浜田剛史がWBC世界スーパーライト級王座獲得。その後、ホルヘ・リナレス、西岡利晃、粟生隆寛、山中慎介、村田諒太ら世界王者12人を輩出。

判定勝ちした那須川天(右)は雄たけびを上げる。左は武尊(撮影・菅敏)
3回、那須川天(左)は武尊にパンチを打ち込む(撮影・菅敏)
3回を戦い終え、武尊(右)と抱き合う那須川天(撮影・菅敏)
判定で武尊(左)に勝利し、深々と頭を下げる那須川天(撮影・菅敏)

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武居由樹「夏の武居は強い」8・26東洋太平洋王座初挑戦 井上尚弥に「1ミリでも近づけたら」

8月26日、東京・後楽園ホールで東洋太平洋スーパーバンタム級王座に初挑戦する元K-1同級王者武居由樹

元K-1スーパーバンタム級王者でプロボクシング東洋太平洋同級15位の武居由樹(25=大橋)が8月26日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル91大会で転向後初めて王座に挑戦する。同大会メインイベントで東洋太平洋同級王者ペテ・アポリナル(27=フィリピン)に挑むことが17日、発表された。同日に横浜市内の所属ジムで会見に臨んだ武居は「思っていたよりも早くタイトル戦が決まり、本当にうれしい。チャンスをつかみます」と転向5戦目で迎えたベルト奪取に気持ちを高揚させた。

挑戦する王者アポリナルはフェザー級から階級を下げてきたこともあり、体格が大きい。K-1時代に海外選手との対戦は多く経験しているが、フィリピン人選手と拳を交えるのは初めて。元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオや元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(ともにフィリピン)の名前を挙げながら武居は「フィリピンの選手は強いイメージがあるので気が抜けない。(アポリナルは)パワーもあって体も厚みがあって大きいので」と気持ちを引き締めた。

真夏の王座挑戦となるものの、自ら「夏男」を自負している。「夏の武居は強い。自信はあります」とキッパリ。6月7日には同門の先輩となるWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29)がドネアを2回TKO撃破。19日にはK-1の先輩王者となる武尊が那須川天心との対決で格闘技界を盛り上げていることもあり「自分も後れを取ってはいけないなと思います。尚弥さんの背中は遠いですが、1ミリでも近づけたらと思います」と気合を入れ直していた。

8月の東洋太平洋スーパーバンタム級王座挑戦がきまった元K-1同級王者武居(中央)。右端は大橋会長、左端は八重樫トレーナー

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井岡一翔5度目防衛戦チケット発売 16年世界ユース選手権日本人初制覇の堤駿斗プロデビュー戦

防衛に成功しベルトを掲げ笑顔でガッツポーズする井岡一翔(2021年12月31日撮影)

プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(33=志成)が7月13日、東京・大田区総合体育館で元同級王者ドニー・ニエテス(40=フィリピン)との5度目防衛戦に臨む。

同興行チケットが17日からチケットぴあで二次販売開始される。販売座席はRS席(5万円)、S席(3万円)、A席(1万円)、B席(7000円)のカテゴリーとなっている。

対戦カードは井岡-ニエテス戦の他、元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(26=志成)が元WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者フローイラン・サルダール(33=フィリピン)との同級8回戦、元WBOアジア・パシフィック・フェザー級王者森武蔵(22=志成)がプレスコ・カルコシア(26=フィリピン)とスーパーフェザー級8回戦で拳を交える。

またボクシング16年世界ユース選手権で日本人初制覇(フライ級)を成し遂げたアマ13冠の堤駿斗(22=志成)が、東洋太平洋フェザー級5位ジョン・ジェミノ(30=フィリピン)とのプロデビュー戦(フェザー級8回戦)を控えている。

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輪島功一氏の孫、磯谷大心が東日本新人王に挑戦 9選手がエントリー 8・9後楽園

祖父の輪島功一(左)と記念写真に納まる磯谷大心(2022年4月12日撮影)

プロボクシング元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者輪島功一氏(79)の孫、磯谷大心(20=輪島功一スポーツジム)が東日本新人王に挑戦する。

計9選手が出場するウエルター級でエントリー。8月9日に東京・後楽園ホールで臨む田中慧士(21=花形)との準々決勝(同級4回戦)が初陣となると15日、発表された。21年10月にプロデビューした磯谷は2試合連続1回KO勝利中。今年4月の細谷洸太(花形)との同級4回戦以来、約4カ月ぶりのリングとなる。順当に勝ち上がれば9月26日に準決勝、11月3日に東日本新人王決勝に進むことになる。

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中谷正義が76秒殺で1年ぶり再起戦に勝利「ボクも世界目指して」3年6カ月ぶり国内マッチ白星

再起戦に勝利し勝ち名乗りを受ける中谷(右)

<プロボクシング:135ポンド(約62・14キロ)契約体重10回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール

元東洋太平洋ライト級王者中谷正義(33=帝拳)が76秒殺で約1年ぶりの再起戦を飾った。

WBOアジア・パシフィック同級13位ハルモニート・デラ・トーレ(28=フィリピン)との137ポンド(約62.14キロ)契約体重10回戦に臨み、1回1分16秒、KO勝利。昨年6月、米ラスベガスで元3団体統一ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と同級12回戦で拳を交え、9回TKO負けを喫して以来約1年ぶりの試合、18年12月以来約3年6カ月ぶりの国内マッチで白星を挙げた。

鋭いジャブを当てると、打ちおろしの右ストレートでダウンを奪取。立ち上がってきたトーレに左ボディーをねじ込み、ダウンを追加し、そのままKO撃破となった。「かなりほっとしています。緊張していたので、無事に勝ててほっとしています。のびのびとボクシングができた」と満足顔。現在、WBC世界ライト級13位にランクされており「ボクも世界を目指して頑張っていきます」と力強く宣言していた。

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京口紘人に破格オファー アルバレスVSゴロフキン興行で、ゴンサレスとの王座統一戦

メキシコでの王座統一戦にKO勝利し、帰国したWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人

プロボクシグWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(28=ワタナベ)にビッグイベントの王座統一戦オファーが届いたことが13日、分かった。10日(日本時間11日)にメキシコ・グアダラハラで同級正規王者エステバン・ベルムデス(26=メキシコ)との団体内王座統一戦に臨み、8回24秒、TKO勝利した後、契約を結ぶ英プロモート大手マッチルーム社から破格のオファーが届いたことが明らかになった。

関係者によると、9月17日、米ラスベガスで開催される4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(31=メキシコ)とWBAスーパー、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)による3度目対決のビッグイベントでWBO世界ライトフライ級王者ジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)との2団体王座統一戦のオファーだという。

13日にメキシコから帰国した京口は「メキシコで良い結果、ベストな試合ができた。(WBAからの)指名試合が終わり、次は選択できるので、ファイトマネーや条件をみて決めたい。次は統一戦になる可能性が高いと思う。年内には必ず1試合やると思う」と意欲をみせた。

京口陣営によると、既に昨春からゴンサレス陣営との接触し、対戦交渉を続けてきた。また京口との統一戦を希望するWBC世界同級王者寺地拳四朗(30=BMB)陣営から届いた条件と比較しても、ゴンサレス戦のファイトマネーは3倍多いという好条件とされる。今回のメキシコでのアウェー戦でKO勝ちし、マッチルーム社から高い評価を得たこともあり、京口は「これまでの日本ボクシング界にない風というか、存在感は見せられた。良い流れをつくりたい」と手応えを口にした。

防衛成功したメキシコから帰国したWBA世界ライトフライ級王者京口紘人は次戦に2団体王座統一戦を希望

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佐々木主浩氏「一発で決めれる力って、すごい」日本人初の3団体統一の井上尚弥にあっぱれ!

7日、3本のベルトを巻き笑顔でポーズを決める井上尚弥

佐々木主浩氏(54)が12日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」にご意見番としてゲスト出演。日本人初の3団体統一に成功したWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)についてコメントした。

井上は、7日にWBC世界同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)と3本のベルトを懸けて拳を交え、2回1分24秒、TKO勝ち。19年11月、階級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝以来、約2年7カ月ぶりの再戦を制した。

佐々木氏は、あっぱれをあげ「一発で決めれる力って、すごいですよね。当て方もうまいですし。見てて試合早くていいですよね。安心してみていられます」とコメント。関口氏から「だけどテレビは困っちゃうんです。早く終わっちゃうんで」と話すと佐々木氏は笑って応えた。

佐々木主浩氏(2018年3月14日)

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寺地拳四朗「これでいける、楽しみになってきた」V4京口紘人との王座統一戦へ自信

寺地拳四朗(2021年11月24日撮影)

WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(28=ワタナベ)が敵地で王座統一に成功した。同級正規王者エステバン・ベルムデス(26=メキシコ)との団体内王座統一戦に臨み、8回24秒、TKO勝利。最後は33連打でレフェリーストップに追い込み、4度目防衛に成功した。

京口との統一戦熱望を表明しているWBC同級王者寺地拳四朗(30=BMB)は、「これでいける。可能性はあるんじゃないですか。楽しみになってきた」と不敵な自信を示した。

映像で見た試合に関しては「倒しきったのはよかったんじゃないですか。でも何か普通でしたね」とバッサリ。京都出身の寺地は、大阪出身の京口とはアマ時代に4回対戦し「1回だけ負けたが、負けた試合とは思っていない」。絶対的な自信は揺らいでいない。

父の寺地永会長(58)は「(京口の)結果が出たということでこれから動くことになる。今月中には何らかの方向性が出ると思う」と話した。プロモートする真正ジムを通じすでに対戦の意向は伝えており、年内に大阪での開催を目指す。

連続防衛回数の日本記録(13回)更新の目標を失った寺地は「統一戦しか考えられない」。軽量級ビッグマッチ実現へ、ここから動き出す。【実藤健一】

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京口紘人33連打怒とうのラッシュV4 次戦寺地拳四朗らとの統一戦も「最高の舞台で戦いたい」

メキシコで王座統一に成功したWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(中央)(ワタナベジム提供)

<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級王座統一12回戦>◇10日(日本時間11日)◇メキシコ・グアダラハラ

WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(28=ワタナベ)が敵地で王座統一に成功した。同級正規王者エステバン・ベルムデス(26=メキシコ)との団体内王座統一戦に臨み、8回24秒、TKO勝利。最後は33連打でレフェリーストップに追い込み、4度目防衛に成功した。昨年3月に初進出した米ダラスのV3戦に続き、2戦連続で海外防衛に成功。WBC同級王者寺地拳四朗(30=BMB)ら対抗王者との王座統一戦に意欲をみせた。

怒とうのラッシュだった。8回開始と同時に細かい連打で京口が攻めた。ロープに追い詰め、グロッギー状態のベルムデスに33連打しレフェリーストップ勝ち。「本当にタフな相手にKOで勝てたことは誇り。しんどい試合に勝つことができて良かった」。6回にバッティング、7回に後頭部への打撃で2度の減点。同回に右連打でダウンを取ったはずがスリップ裁定。そんなアウェーの「洗礼」を乗り越え王座を統一した。

8センチ近く高い身長、長いリーチのベルムデスに接近戦を仕掛けられたが、冷静だった。左右のアッパーで上回り、相手の体力を削った。3回にバッティングで左頭部をカットし、流血した正規王者の動きが鈍ったところを仕留めた。試合後、ベルムデスに反則をわび「(反則は)厳しい目だったと思うが、それだけ相手にダメージを与えたので仕方ない。熱のあるメキシコのファンの前で勝つことで自分の価値も高まる」と振り返った。

昨年9月に右手親指周辺を骨折した後、左ひじ負傷、左ひざ腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)炎など度重なるけがに泣いた。戦線離脱が長引く中、4月に村田諒太がゴロフキン戦、7日には井上尚弥がドネア戦で注目を集めた。京口は「日本ボクシングは、今までにない動きがある。従来の流れでは注目されない」と自ら敵地戦を選択。2戦連続の海外防衛成功の意味、価値は大きい。

次戦はWBC王者寺地ら対抗王者との王座統一戦も見据える。「他団体に素晴らしいファイターがいる。最高の舞台で戦いたい」。陣営には契約先の英プロモート大手マッチルーム社から米での防衛戦オファーも届いた。京口からも目が離せない。【藤中栄二】

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