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7・25統一王者フルトンvs井上尚弥、チケットが抽選で当たるツイッター・キャンペーン開催

7・25有明開催の統一王者スティーブン・フルトン-井上尚弥戦の観戦チケットが当たるツイッター・キャンペーンが開始

7月25日、東京・有明アリーナで開催されるWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(28=米国)-同級1位井上尚弥(30=大橋)戦の観戦チケットが当たるツイッター・キャンペーンが開始された。同興行を配信するLemino(レミノ)を運営するNTTドコモが10日、発表した。

観戦ペアチケットC席30組60人に抽選で当選するもので、応募期間は10日午前10時~21日午後11時59分まで。応募方法は<1>Lemino公式ツイッターをフォローし<2>10日午前10時投稿予定のキャンペーンツイートをリツイートすることが条件。キャンペーンツイートに詳細の応募要項が添付予定だ。この際、必ず応募者のアカウントを「公開」にした状態での応募が必要で、「非公開」設定のアカウントはキャンペーン参加の対象外となる。

当選発表は応募期間終了後、6月下旬頃より順次、当選者にLemino公式アカウントからツイッターのDMを通じ当選の連絡は送付される予定となっている。

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【ボクシング】45歳野中悠樹が計量クリア 亀田興毅ファウンダー「尼崎のフォアマンやね」

リミットで計量をクリアした45歳の野中(撮影・実藤健一)

ボクシング「3150FIGHT」の挑戦的興行、「SURVIVAL」(10日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)の前日計量が9日、大阪市内のKWORLD3ジムで行われた。

2部構成の前半に新設された日本スーパーミドル級王座決定10回戦を実施。日本選手の最年長記録を更新し続ける同級1位の45歳、野中悠樹(渥美)がリミット76・2キロ。対戦相手の同級2位帝尊(たいそん)康輝(30=一力)は76・1キロでクリアした。

野中は「今回が50戦目となるが、こんな舞台を用意してもらってありがたい。最高の形で勝利を収めたい」と衰え知らずの意欲をみなぎらせた。

昨年7月にWBOアジアパシフィック・ミドル級王座3度目の防衛に失敗した。2階級下、日本ウエルター級7位だった能嶋宏弥(薬師寺)に6回1分1秒TKO負けでベルトを失った。「2階級下でノーランカー。周囲は楽勝ムードだったが、そういう時こそ危ない。案の定、ボコボコにやられました」。ただ、「これで辞める選択肢はなかった」と心は折れなかった。

「世界の頂点に立つやつはどれだけ強いのか。世界戦の舞台に立ちたいと、それだけを思って頑張ってきた。今回、勝っても世界どうこうとならないのは分かっている。でも、可能性がある限り、それを突き詰めていきたい」

そんな野中を帝尊はリスペクトの思いをこめて迎え撃つ。「自分のキャリアの中で一番注目される大きな舞台。初代王者になる試合の相手が野中さんでよかった。野中さんだから(練習を)頑張ってこられた」。

亀田興毅ファウンダー(35)は野中を「40歳を超えても頑張るのはすごい。アマ(尼崎)のフォアマンやね」とたたえる一方、「リングの上は残酷やから。勝つか負けるしかない。その生きざまを2人には見せてほしい」と期待した。

会見後の写真撮影に臨む左から野中、亀田ファウンダー、帝尊(撮影・実藤健一)

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【ボクシング】世界前哨戦の力石政法が計量クリア「今回は減量楽だった」WBC世界25位と対戦

計量を終えてポーズを決める力石(左)とヌニェス(2023・6・9 KWORLD3ジム 撮影・実藤健一)

ボクシング「3150FIGHT」の挑戦的興行、「SURVIVAL」(10日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)の前日計量が9日、大阪市内のKWORLD3ジムで行われた。

2部構成の後半メインをWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級、東洋太平洋同級王者の力石政法(28=緑)が務める。契約134ポンド(約60・7キロ)10回戦で、WBC世界同級25位のリカルド・ヌニェス(29=パナマ)と対戦。計量はともにリミット60・7キロでクリアした。

スーパーフェザー級のリミットは58・9キロ。減量に苦しんできた力石にとって、1・8キロの差がとてつもなく大きい。「今回はリラックスして減量も楽だった。(試合は)ゲームをするような感覚で楽しんでやりたい」と精神面の安定をうかがわせた。

今年1月に東洋太平洋タイトルに続き、アジア王座を統一した。それからの時間は「日常に刺激がほしい」と挑戦してきた。5月3日に初登山で日本一の山、富士山登頂に成功した。その後はフィリピンへスパーリング合宿を敢行。トレーナーなど帯同者をつけない単独合宿で、心と肉体を鍛え上げてきた。

「自分が練習してきたのは攻撃=防御。攻めて攻めていく」。亀田興毅ファウンダー(35)は「今回の試合結果次第だが、力石の世界戦は必ず日本でやります」と明言。来年1月に開催を予定する「3150FIGHT」での実現を目標に交渉を進めていく。

◆力石と対戦するヌニェス 力石も最高のコンディションと思うが、私も完全な状態。明日の試合が楽しみだ。

全裸ではかりに乗る力石。右は対戦相手のヌニェス(2023・6・9 KWORLD3ジム 撮影・実藤健一)

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井上尚弥が今後対戦したい相手は「ネリ、カシメロ」大橋秀行会長がユーチューブ対談で明かす

日本フェザー級王者となった松本(左から3人目は)と記念撮影する、左から井上尚、大橋会長、1人おいて井上拓(2023年4月撮影)

プロボクシング前4団体バンタム級統一王者で現WBC、WBO世界スーパーバンタム級1位の井上尚弥(30=大橋)が希望する今後の対戦相手について、所属ジムの大橋秀行会長(58)が明かした。

渡嘉敷勝男氏(62=渡嘉敷ジム会長)、竹原慎二氏(51=竹原慎二&畑山隆則ジム会長)、畑山隆則氏(47=竹原慎二&畑山隆則ジムGM)の元世界王者3人による「ぶっちゃけチャンネル」で「大橋会長と呑みトーク第2章」が更新された。

以前、同チャンネルで井上尚弥と元世界2階級制覇王者で現WBA世界スーパーバンタム級1位の亀田和毅(31=TMK)戦実現の可能性について3人が語ってきた経緯もあり、大橋会長は「それを聞かれると思って、今日、井上尚弥に聞いたの」と本人の意向をヒアリングしてきたと前置き。その上で「(今は)フルトンのことしか考えていない。で、あとやりたいのはネリ、カシメロ」と“代弁”した。

フルトン戦後は、元世界2階級制覇王者で現WBC世界同級2位のルイス・ネリ(28=メキシコ)、元世界3階級制覇王者で現WBO世界同級5位のジョンリール・カシメロ(33=フィリピン)との対戦を希望し、亀田和毅は現時点で「やりたい相手」の選択肢に入っていないとの意向を示した。大橋会長が亀田和毅に関する発言をするのは異例のことだった。

カシメロとは20年4月に米ラスベガスで対戦が決まっていたものの、コロナ禍で中止された経緯もある。大橋会長は「カシメロは1回やるはずだったので、決まっていたが、コロナでダメになった。カシメロは前回の試合(5月13日、フィリップス・ンギーチュンバ戦判定勝ち)で良くなかったが(井上は)カシメロ、ネリに興味がある、やっぱり11年間、無敗でこれだけの王者になっているので、井上がやりたい相手とやっている」とマッチメーク法についても明かしていた。

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那須川天心2戦目は飛び級「特例」8回戦 9月に寺地拳四朗&中谷潤人W世界戦とともに豪華に

ランニングトレーニングで疲れた表情を見せる那須川(撮影・中島郁夫)

無敗の人気格闘家で今年4月にプロボクサーとして白星デビューを飾った日本スーパーバンタム級7位の那須川天心(24=帝拳)が、2戦目で「特例」の8回戦に臨むことが分かった。

7日、所属ジムの本田明彦会長(75)が明かした。那須川はB級(6回戦)デビューのため、A級(8回戦)昇格には6回戦での2勝が必要になるが、“飛び級”での特例8回戦が認められた形。注目の一戦は9月中旬に首都圏で開催予定で、その興行ではWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(31=BMB)、WBO世界スーパーフライ級王者中谷潤人(25=M・T)の世界戦も組まれる豪華イベントとなる。

4日から1週間の日程で千葉・成田市内で格闘家人生初の走り込み合宿に臨む那須川はこの日、練習を公開。中村ストレングス&コンディショニング・コーチのもと、WBC世界ライトフライ級2位の岩田翔吉ら同門計6人で、起伏の激しいゴルフコースでの10キロ走や心肺機能を高めるダッシュ、体幹トレを消化した。全身筋肉痛に苦しみつつも、初の8回戦に向け「長いラウンドを戦うことになる。前回は6回戦で今までの経験で出来た部分はあったが、その倍だと経験していないゾーン。その体力や心構えをつける練習」とテーマを掲げた。【藤中栄二】

ランニングトレーニングでヘトヘトになりながらも「疲れてないポーズ」をする那須川天心(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(撮影・中島郁夫)
公開トレーニング前に記念撮影する中村コーチ(左)、那須川(中央)、粟生トレーナー(撮影・中島郁夫)
公開トレーニング前の記念撮影でポーズを決める那須川(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(手前)(撮影・中島郁夫)
ゴルフカートに乗り込む、左から那須川、粟生トレーナー、中村コーチ(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(左から2人目)(撮影・中島郁夫)

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那須川天心ボクシング2戦目は9月中旬 寺地拳四朗、中谷潤人の世界戦も開催

公開トレーニング前に会見する那須川(撮影・中島郁夫)

無敗の人気格闘家で今年4月にプロボクサーとして白星デビューを飾った日本スーパーバンタム級7位那須川天心(24=帝拳)が9月中旬、首都圏で2戦目に臨むことが決まった。

7日、所属ジムの本田明彦会長が明らかにした。なお同興行には、WBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(31=BMB)、WBO世界スーパーフライ級王者中谷潤人(25=M・T)のダブル世界戦も組まれる豪華イベント。いずれも対戦相手は今後、発表される。

9月中旬の2戦目が決まった那須川は同日、千葉・成田市内で臨んでいる走り込み合宿を公開した。4日から1週間の予定で、同門となるWBC世界ライトフライ級2位岩田翔吉(27)、日本バンタム級4位増田陸(25)、日本スーパーフェザー級3位波田大和(26)、日本ライトフライ級13位・高見亨介(21)、アマ58勝23敗の実績でプロデビュー4連勝中の嶋田淳也(25)とともに中村正彦ストレングス&コンディショニング・コーチのもと、起伏の激しいゴルフコースを走り込み、下半身強化を図った。

4月8日の白星デビュー後、那須川は2~3週間の休養を経て、5月から本格的なジムワークを再開している。今回は格闘家人生初という走り込み合宿を経験し「全身が筋肉痛ですが、それは成長しているということ。前回のデビュー戦でMAXの那須川天心をみせたわけでなく、ボクシングの『ボ』の字ぐらい。日々の生活で強くなっていると思います」とプロ2戦目を見据えながら走り込みを継続していた。

公開トレーニング前に会見する那須川。右は粟生トレーナー(撮影・中島郁夫)
公開トレーニング前に会見する、左から中村コーチ、那須川、粟生トレーナー(撮影・中島郁夫)
公開トレーニング前に会見する那須川(撮影・中島郁夫)
公開トレーニング前にゴルフスイングのまねをする那須川(撮影・中島郁夫)
公開トレーニング前に記念撮影する、左から中村コーチ、那須川、粟生トレーナー(撮影・中島郁夫)
公開トレーニング前の記念撮影でポーズを決める那須川(撮影・中島郁夫)
ゴルフカートに乗り込む、左から那須川、粟生トレーナー、中村コーチ(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(左から2人目)(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(左から2人目)(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(左から3人目)(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(右から2人目)(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(右から2人目)(撮影・中島郁夫)
最後尾を走る那須川天心(右端)(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(右)(撮影・中島郁夫)
最後尾を走る那須川天心(右端)(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(撮影・中島郁夫)
ランニングトレーニングでヘトヘトになりながらも「疲れてないポーズ」をする那須川天心(撮影・中島郁夫)
ランニングトレーニングで疲れた表情を見せる那須川(撮影・中島郁夫)

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寺地拳四朗と中谷潤人のダブル世界戦を表明 9月中旬開催予定の那須川天心2戦目の興行で

防衛戦を果たした一夜明け会見で笑顔を見せる寺地(2023年4月9日撮影)

帝拳ジムの本田明彦会長は9月中旬、首都圏で開催予定の那須川天心の2戦目の興行で、WBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(31=BMB)、WBO世界スーパーフライ級王者中谷潤人(25=M・T)のダブル世界戦が組まれると明かした。

いずれも対戦相手は今後、発表予定。寺地は4月にアンソニー・オラスクアガ(米国)に9回TKO勝ちし、ベルト2本の防衛に成功して以来のリング。中谷は5月に米ラスベガスで元世界王者アンドルー・モロニー(オーストラリア)を12回KO撃破して以来の凱旋(がいせん)マッチになる。

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亀田氏主催3150FIGHTがデビュー前のアマと異例のプロモート契約「プロ向きな試合する」

亀田興毅氏(中央)の3150FIGHTとの専属プロモート契約を結んだ日本スーパーバンタム級6位中川麦茶(左)とトップアマの政所椋

プロボクシング元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏が運営する3150FIGHT興行は6日、プロデビュー前のトップアマ政所椋(22=KWORLD3)と日本スーパーバンタム級6位・中川麦茶(34=一力)と専属プロモート契約を結んだと発表した。政所は東洋大時代の22年国体優勝を果たしたトップアマで、今月10日にはエディオンアリーナ大阪第2競技場でアッカポン・ヌガムカエオ(18=タイ)とのスーパーフライ級6回戦でB級デビューを控えている。

3150FIGHTがプロデビュー前のボクサーと専属契約するのは初めて。6日の都内のジムで亀田氏、中川とともに会見に出席した政所は「デビューもしていないのに専属契約していただきありがたい。最前線に立ってボクシング界を盛り上げていきたい。目標は世界王者」と宣言。亀田氏は「パンチが強くて好戦的。プロ向きな試合をするので」と異例となるデビュー前契約を結んだ経緯を解説。さらに「デビュー戦であかん試合したら専属契約はなし。デビュー戦から崖っぷちの政所」とゲキを飛ばした。

日本スーパーバンタム級6位の中川は「配信やSNSでボクシング界が盛り上がっている。この流れを逃さず、今の10倍は3150FIGHTを盛り上げる」と意欲満々。専属契約後初試合は8月11日、エディオンアリーナ大阪第1競技場で予定されており、亀田氏のいとこ亀田京之介(ハラダ)らが候補に挙がる。

また7月25日に東京・有明アリーナでWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブ・フルトン(28=米国)に挑戦する同級1位井上尚哉(30=大橋)陣営からスパーリングパートナーのオファーが届いていることも明かした。中川は「まずは井上選手のスパーリング。試合以上に気合を入れていかないといけない」と受ける姿勢を示した。

亀田興毅氏の3150FIGHTと専属プロモート契約を結んだ日本スーパーバンタム級6位中川麦茶(左)とトップアマの政所椋

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【ボクシング】WBAが統一王者タパレスVS井上尚弥-フルトン戦勝者の4団体統一戦を許可

3月6日、WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、対スティーブン・フルトン戦を発表し会見する井上

プロボクシングWBA、IBF世界スーパーバンタム級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)が、7月25日に東京・有明アリーナで開催されるWBC、WBO世界同級王者スティーブン・フルトン(28=米国)-同級1位井上尚弥(30=大橋)戦の勝者との4団体統一戦に臨むことをWBAから許可された。

4月8日、ムロジョン・アフマダリエフ(28=ウズベキスタン)に判定勝ちし、新王者となった後、フルトン-井上戦の勝者との4団体王座統一戦の許可をWBAに要請していた。

当初は微妙な判定を受けてアフマダリエフ陣営から即時再戦の要請が出ていたものの、WBAは「タパレスはアフマダリエフを接戦の末に下し、王座を獲得した。アフマダリエフ陣営がWBAに直接、再戦リクエストを出しているが、現時点でそうすることは現実的ではない」と判断。初防衛戦は指名試合ではなく、選択試合になることが決まった。またタパレス陣営がフルトン-井上戦の勝者と戦う許可をWBAに要請したことを受け「この試合は4団体王座統一戦になる。ボクシングのためにそれを認めるのは強力な理由になる」と承認した。

またWBAは同級2位にランキングされたアフマダリエフに対し、同級1位亀田和毅(31=TMK)とWBA世界同級挑戦者決定戦に臨むよう指令を出した。

6月2日、元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナー(右)のもと、サンドバッグを打ち続ける井上尚弥
17年4月、WBO世界バンタム級タイトルマッチで大森将平に勝ったマーロン・タパレス

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【ボクシング】亀田和毅、前統一王者アフマダリエフとのWBA挑戦者決定戦の指令受ける

亀田和毅(22年12月撮影)

プロボクシング元世界2階級制覇王者で現WBA世界スーパーバンタム級1位の亀田和毅(31=TMK)が前WBA、IBF世界同級王者ムロジョン・アフマダリエフ(28=ウズベキスタン)との同級挑戦者決定戦に臨むようWBAから指令を出された。

最新ランキングでアフマダリエフが同級2位に入っていた。21年12月、当時、同級5位だった亀田は同級10位ヨンフレス・パレホ(ベネズエラ)とのWBA世界同級挑戦者決定戦に判定勝ち。その後、2連勝して同級1位までランキングを上げていた。

またWBA、IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)が、7月25日に東京・有明アリーナで予定されているWBC、WBO世界同級王者スティーブン・フルトン(28=米国)-同級1位井上尚弥(30=大橋)戦の勝者との対戦をWBAに要請し、承認された。なおIBF王座は同級4位サム・グッドマン(24=オーストラリア)-同級5位ラエッセ・アレーム(32=米国)との挑戦者決定戦が6月17日、オーストラリアで予定されている。

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【ボクシング】元4階級制覇王者・井岡一翔が24日世界戦に15歳以下の子供50組100人招待

WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ緊急発表会見でファイティングポーズを決める井岡(2023年4月24日撮影)

プロボクシング前WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(34=志成)が次期世界戦に15歳以下の子ども50組100人(子供と保護者)を招待すると5日、所属ジムから発表された。

24日に東京・大田区総合体育館で、WBA世界同級王者ジョシュア・フランコ(米国)との約6カ月ぶりの再戦に招待するもの。所属ジムによると「井岡一翔より子どもたちを招待したいと申し出があった」ことを受け、募集を決めたという。

募集要項など詳細は井岡の公式インスタグラム、志成ボクシングジム公式ツイッターで確認できる。応募期間は5日~15日まで。当選者の発表はチケットの発送を持って代えるという。井岡は昨年大みそかに臨んだフランコとのWBA、WBO世界同級王座統一戦でも、井岡は「統一戦を多くの子供たちに生でみていただきたい」とファイトマネーで15歳以下の子ども50組100人を招いていた。

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大橋ジムのホープ保田克也が初王座「涙出ました」WBOアジア・パシフィック・ライト級新王者に

WBOアジアパシフィックライト級王者に輝いた保田克也は疲労困憊(こんぱい)の表情(撮影・中島郁夫)

<プロボクシング:WHO,S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT>◇3日◇東京・後楽園ホール

WBOアジア・パシフィック・ライト級王座決定12回戦が行われ、同級1位の保田克也(31=大橋)が新王者となった。

プロ初王座挑戦で同級2位のアピチェット・ペッチマネー(33=タイ)との同級王座決定戦に臨み、3-0(115-113、116-111、118-109)の判定勝利でベルトをつかんだ。同級王座ベルトを手にし「むちゃくちゃうれしくて。うれしくてリングの上で泣きました」と感慨に浸った。 4回に右フックでダウンを奪えば、その直後に右ストレートでダウンを喫した。両者の意地のぶつかり合いで接近戦が続きながらも左ボディー、左ストレートを的確にヒットさせ、ジャッジの支持を得た展開となった。「パンチが当たっているのは自分だと思っていた。ただボクシングは難しいと思います」と苦笑いを浮かべた。

この試合前から12年ロンドン・オリンピック(五輪)男子ウエルター級代表の鈴木康弘トレーナー(35)とのコンビでテクニック面に加え、持久力やフィジカル面も強化した手応えがあった。終盤にかけて失速しなかった手応えがあったが「(周囲から)疲れているように見えていたようなので引き続きやっていきたい」と照れ笑いも浮かべた。

ただ大橋秀行会長(58)は「いつも後半にかけてスタミナが切れる保田が動けていたのは鈴木トレーナーの指導があってのこと」と評価。約4カ月後をメドに計画される初防衛戦については「指名試合になると思います」との見通しを明かした。保田は「まだチャンピオンとしては弱い方。課題を克服していきたい。マッチメークが簡単ではないと思いますが、やりたい相手はいます」とキッパリ。昨年2月のノンタイトル戦で負けた現日本同級王者・仲里周磨(26=オキナワ)へのリベンジも視野に入れていた、

アピチェット・ペッチマネー(左)に判定勝利した保田(撮影・中島郁夫)
WBOアジアパシフィックライト級王者に輝いた保田(撮影・中島郁夫)

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元中大主将のホープ保田克也が初挑戦でアジア王座奪取「まだまだ底辺。もっと上を目指したい」

WBOアジアパシフィックライト級王者に輝いた保田(撮影・中島郁夫)

<プロボクシング:WHO,S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT>◇3日◇東京・後楽園ホール

WBOアジア・パシフィック・ライト級王座決定12回戦が行われ、同級1位の保田克也(31=大橋)がプロ初王座挑戦でタイトル奪取に成功した。同級2位のアピチェット・ペッチマネー(33=タイ)との同級王座決定戦に臨み、3-0(115-113、116-111、119-109)の判定勝利でベルトをつかんだ。保田は「何が何でも勝つつもりでいた。うれしいです。まだまだ底辺だと思っている。もっと上を目指したい」と気を引き締めた。

4回に右フックでダウンを奪取した保田だが、逆に右ストレートを浴びてダウンを許した。アマで400試合を経験し、代表チームでも活動していたというプロ無敗のアピチェットの右やカウンターに手を焼きながらも鋭い左でボディーや顔面を狙いうち。接近戦でもみ合うシーンが多くなったが、最後まで競り合い続けた。「計量の時。相手が自信満々でパンチもあたらなかったが、自分のペースで頑張ろうと12回を戦い抜きました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

13年国体ライトウエルター級制覇などアマ64勝(30KO)12敗の実績を持ち、中大ボクシング部では主将も務めた。就職して3年後に大橋ジムに入門。中大OB勢では6月13日、保田の1学年下となる川浦龍生(三迫)が日本スーパーフライ級王座決定戦に出場予定。2学年下の三代大訓(横浜光)が元東洋太平洋スーパーフェザー級王者、但馬ミツロが現日本ヘビー級王者、3学年下でアマチュアの岡沢セオンは21年世界選手権金メダリストとなる。最近では日本フライ級王者・永田丈晶(協栄)も中大出身だった。

保田は「特色があるメンバーです。自分が1番地味ですが、ほとんどが卒業してから強くなっている。刺激になっている」とタイトル奪取への意識を高めていたが、ついにプロ12戦目でWBOアジア・パシフィック王座をつかんだ。

10回、アピチェット・ペッチマネー(左)に右ストレートを浴びせる保田(撮影・中島郁夫)
10回、アピチェット・ペッチマネー(右)に左フックを浴びせる保田(撮影・中島郁夫)
アピチェット・ペッチマネー(左)に判定勝利した保田(撮影・中島郁夫)
WBOアジアパシフィックライト級王者に輝いた保田克也は疲労困憊(こんぱい)の表情(撮影・中島郁夫)
WBOアジアパシフィックライト級王者に輝いた保田(撮影・中島郁夫)

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アマ10冠ボクサー藤田健児が2回TKOプロデビュー4連勝「次はスカッと倒す勝ち方できれば」

1回、ダニエル・ニコラス(右)のテンプルに左フックを浴びせる藤田(撮影・中島郁夫)

<プロボクシング:WHO,S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT>◇3日◇東京・後楽園ホール

アマ10冠のホープ藤田健児(29=帝拳)がプロデビューから無傷の4連勝を飾った。

WBOオリエンタル(日本未公認)フェザー級ユース王者ダニエル・ニコラス(23=フィリピン)との同級8回戦に臨み、2回0分54秒、TKO勝利を収めた。サウスポースタイルから強烈な左を打ち込んで主導権を握ると、冷静にラッシュを続けてレフェリーストップ勝ち。「結果は良かったですが、攻め方が雑でした。有効打を当てて印象が良かっただけ。満足していません」と口元を引き締めた。

昨年10月のロニー・カンボス(フィリピン)戦で4回勝ちして以来、約8カ月ぶりのリングだった。同12月に左ふくらはぎを痛めて試合間隔が空いた分、元世界2階級制覇王者・粟生隆寛トレーナーのもと両肩の力を抜く「脱力」をテーマにプロ仕様スタイルを追求してきた。レフェリーストップによる勝利だったことで、藤田は「倒すという勝ち方にこだわりたい。次はスカッと倒す勝ち方ができれば。この試合も次への通過点でしかない」と先を見据えていた。

勝利した藤田(撮影・中島郁夫)

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井上尚弥メキシコ人パートナーと第1弾スパー完了 来週からテクニシャン3人と第2弾スパー開始

5月下旬から来日し、井上尚弥の第1弾スパーリングの練習パートナーを務めたメキシコのクリストファー・ロペス(大橋ジム提供)

プロボクシング前4団体統一バンタム級王者で現WBC、WBO世界スーパーバンタム級1位の井上尚弥(30=大橋)が第1弾となるメキシコ人パートナーとの実戦トレーニングを完了させた。7月25日に東京・有明アリーナでWBC、WBO世界同級王者スティーブン・フルトン(28=米国)への挑戦を控え、フルトンと同じ身長170センチでオーソドックス(右構え)のクリストファー・ロペス(25=メキシコ)と5月下旬からスパーリングを重ねてきたが、今週を持って終えた。フルトンに近い体格で、より攻撃的なロペスとのスパーリングで効果的な調整ができたという。

今月中旬からスパーリング第2弾として、3月にも井上のスパーリングパートナーを務めた米国のホープ、ジャフェスリー・ラミド、メキシコ人パートナーのブライアン・アコスタ、セサール・バカ・エスピノサという計3選手が再来日。統一王者フルトンと同じテクニシャンたちとの実戦練習に入る。井上は「来週からスパーリングを再開します」と話し、本格的なフルトン対策に入るようだ。

12年ロンドン五輪ウエルター級代表の鈴木康弘トレーナー(右)の号令のもと、サンドバッグを打ち続ける井上尚弥
5日間の集中合宿を終えたチーム井上。左から山口聖矢、井上浩樹、井上尚弥、鈴木康弘トレーナー、井上拓真、太田光亮トレーナー、八重樫東トレーナー
元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナー(右)のもと、サンドバッグを打ち続けるメニューを消化した井上尚弥
鈴木康弘トレーナー(左)のボディープロテクター目がけて連打を打ち続ける井上尚弥
鈴木康弘トレーナー(右)のボディープロテクターに向けて全力の連打を続ける井上尚弥

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井上尚弥「過去一練習」自衛隊式「耐乳酸トレ」導入の5日間集中合宿打ち上げ フルトン戦へ万全

12年ロンドン五輪ウエルター級代表の鈴木康弘トレーナー(右)の号令のもと、サンドバッグを打ち続ける井上尚弥

7月に世界4階級制覇を目指すプロボクシング前4団体統一バンタム級王者・井上尚弥(30=大橋)が2日、横浜市内でフィジカル面を鍛える集中合宿を打ちあげた。7月25日、東京・有明アリーナでWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(28=米国)挑戦に向けてフィジカル面のさらなる強化に着手。「普段のジムワークでやらないメニューを組み込んでやった。多分、試合前では過去一練習している感じになりました」と充実した笑みを浮かべた。

元世界3階級制覇王者・八重樫東トレーナー(40)、12年ロンドン・オリンピック(五輪)ウエルター級代表・鈴木康弘トレーナー(35)のもと、5月29日から5日間、計7回のセッションのメニューを消化。自衛隊体育学校出身の鈴木トレーナーによる「耐乳酸トレーニング」も導入し、1分間強度の高いサンドバッグ打ち、ボディープロテクター打ちなどに取り組んだ。当初は野外での走り込み合宿を計画していたが、雨模様の天候を考慮。今回は所属ジム内でボクシングのメニューも組み込んだ集中合宿となった。

井上は「走り込みとは違う良い集中期間になった。普段、ジムワークでやらないメニューを組み込んでやった。ボクシングの理にかなった練習になったと思う」と手応えを示した。

来週からはスパーリングを再開する予定。今月中旬には米国のホープ、ジャフェスリー・ラミド(米国)やメキシコ人パートナー2人が来日し、統一フルトン対策に入るという。

5日間の集中合宿を終えたチーム井上。左から山口聖矢、井上浩樹、井上尚弥、鈴木康弘トレーナー、井上拓真、太田光亮トレーナー、八重樫東トレーナー
元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナー(右)のもと、サンドバッグを打ち続けるメニューを消化した井上尚弥
鈴木康弘トレーナー(左)のボディープロテクター目がけて連打を打ち続ける井上尚弥
鈴木康弘トレーナー(右)のボディープロテクターに向けて全力の連打を続ける井上尚弥

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【ボクシング】元中大主将の保田克也が後輩に負けじとプロ初王座挑戦、ベルト獲得を狙う

WBOアジア・パシフィック・ライト級王座決定戦に向けて計量パスした同級1位保田克也(左端)と同級2位アピチェット・ペッチマネー(右端)

プロボクシングWBOアジア・パシフィック・ライト級1位・保田克也(31=大橋)が母校の後輩に負けじと「中大旋風」を起こす王座獲得を狙う。

3日、東京・後楽園ホールで「WHO,S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインに登場。同級2位・アピチェット・ペッチマネー(33=タイ)との同級王座決定戦に臨む。2日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、両者そろってリミットより200グラム少ない61・0キロでクリアした。

13年国体ライトウエルター級制覇などアマ64勝(30KO)12敗の実績を持ち、中大ボクシング部では主将も務めた。就職して3年後に大橋ジムに入門。昨年2月、現在の日本同級王者仲里周磨(オキナワ)に敗れながらたどり着いた王座挑戦となるだけに「何が何でもタイトルを取りたい。初メインなのでKOで締めくくりたい」と気合十分だ。 12年ロンドン・オリンピック(五輪)男子ウエルター級代表で5月から大橋ジムトレーナーに就任した鈴木康弘氏(35)の指導を受け、乳酸に耐える「耐乳酸トレーニング」で持久力アップを実感。「フィジカル面の自信になりました」と手応えを示した。

中大勢は6月13日、保田の1学年下となる川浦龍生(三迫)が日本スーパーフライ級王座決定戦に出場予定。2学年下の三代大訓(横浜光)が元東洋太平洋スーパーフェザー級王者、但馬ミツロが現日本ヘビー級王者、3学年下でアマチュアの岡沢セオンは21年世界選手権金メダリストとなる。最近では日本フライ級王者・永田丈晶(協栄)も中大OBだ。保田は「特色があるメンバーです。自分が一番地味ですが、ほとんどが卒業してから強くなっている。刺激になっている」とプロ初タイトル奪取への意識を高めていた。

プロ初のタイトル戦に臨むWBOアジア・パシフィック・ライト級1位保田克也(中央)。左端は大橋秀行会長、右端は鈴木康弘トレーナー

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【ボクシング】アマ10冠・藤田健児がプロ4戦目でユース王者撃破へ計量クリア

ダニエル・ニコラス(右)とのプロ4戦目に臨むアマ10冠の藤田健児

アマ10冠のホープ・藤田健児(29=帝拳)が全勝のユース王者撃破でランキング入りへ弾みをつける。

2日、東京・後楽園ホールで開催される「WHO,S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」でWBOオリエンタル(日本未公認)フェザー級ユース王者ダニエル・ニコラス(23=フィリピン)との同級8回戦を控え、2日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に出席。56・7キロでパスしたニコラスに対し、藤田はリミット57・1キロでクリアした。

昨年10月のロニー・カンポス(フィリピン)戦で4回KO勝ちして以来、約8カ月ぶりのリング。昨年12月に左ふくらはぎを痛め、試合間隔が空いた分、プロ仕様のスタイルを追求してきたという。「やりずらい相手ですが、自分の柔らかさを出していければと思う」と静かに燃えた。外国勢のユース王者に勝ち、8回戦で2連勝すれば待望のランキング入りも見えてくるだけに大事な1戦となる。

プロ4戦目へ計量クリアしたアマ10冠の藤田健児

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大橋ジムがWBA世界2位アポリナリオとプロモート契約 8・30後楽園で世界ランカー対決へ

大橋秀行会長(2022年10月撮影)

プロボクシングの大橋ジムは1日、WBA世界フライ級2位デーブ・アポリナリオ(24=フィリピン)とプロモート契約を結んだと発表した。

同ジムの世界戦略の一環として契約したもので、身長165センチの左ボクサーファイターで18勝(13KO)というKO率の高い無敗のホープ。フライ級では、WBA2位のほか、WBC14位、IBF5位、WBO12位と世界主要4団体すべてでランキング入りしており、世界挑戦間近という期待のフィリピン人ボクサーだ。

8月30日、東京・後楽園ホールで計画されている大橋ジム興行フェニックスバトル103大会が同ジムとの契約後初試合になる見通し。大橋秀行会長(58)は「世界ランカー同士の試合が決まりました」とアポリナリオのカードが発表間近であることを明かした。

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聖地で衝撃KOの2階級制覇王者・中谷潤人がロマゴン戦にも前向き「オファーが来たら受けます」

相模原市ホームタウンアスリートの認定式に出席したWBO世界スーパーフライ級王者中谷潤人

プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者・中谷潤人(25=M・T)が1日、在住する神奈川・相模原市のホームタウンアスリートに認定された。同市のホームタウンアスリートはF1ドライバーの角田裕毅(23)に続く2人目。同日、同市役所で開催された認定式に出席し、本村健太郎市長(53)から認定証を渡された。中谷は「17歳から相模原市に来させてもらっている。もっと相模原市の方に知ってもらえればうれしい」と同市のPR活動に前向きな姿勢を示した。

5月20日(日本時間21日)、米ラスベガスで元WBA世界同級王者アンドルー・モロニー(オーストラリア)とのWBO世界同級王座決定戦に臨み、2回、11回とダウンを奪った後、最終12回に強烈な左フックでモロニーをキャンバスに沈める強烈フィニッシュで勝利。聖地でWBO世界フライ級に続き、世界2階級制覇を成し遂げた。秋頃とされる初防衛戦は指名試合になる可能性が高い。

現在、WBOのスーパーフライ級上位には元世界3階級制覇王者・田中恒成(27=畑中)や元世界4階級制覇王者のローマン・ゴンサレス(35=ニカラグア)がランクされている。デビューから46連勝し、ミニマム級で新井田豊、高山勝成、フライ級で八重樫東の日本勢にも勝利を挙げてきた“ロマゴン”との対戦を問われた中谷は「ロマゴン選手は小柄なので僕の長い距離で戦えれば簡単だと思うが、経験はあるし近い距離で戦える選手。僕を強くしてくれる選手だと思う。オファーが来たら受けます」と前向きな姿勢を示した。

他団体王者との統一戦を希望している中谷は「王者であれば誰でも対戦したいですが、評価の高い(WBC世界同級王者フアン・フランシスコ・)エストラーダ選手と戦いたい」と同階級で最強と言われるビッグネームを挙げていた。

相模原市の本村健太郎市長(左)から同市ホームタウンアスリートの認定証を受け取るWBO世界スーパーフライ級王者中谷潤人
相模原市ホームタウンアスリートに認定されたWBO世界スーパーフライ級王者中谷潤人

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