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元世界3階級制覇の田中恒成「早く世界戦のリングに戻りたい」久々の後楽園に

田中恒成(2020年9月11日撮影)

元世界3階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級3位の田中恒成(26=畑中)が12日、名古屋市内のジムからオンラインで会見した。

20年12月に4階級制覇をかけた同級王者の井岡一翔(志成)との一戦で初黒星を喫した。昨年12月に再起を果たし、6月29日に後楽園ホールでWBOアジアパシフィック同級王者の橋詰将義(28=角海老宝石)と同タイトルをかけて対戦する。

まずはジムの畑中清詞会長が会見に応じた。

-試合が決まった経緯は

畑中会長 (プロモーターの)大橋会長からオファーを先月に受けた。そのとき、田中は米国に行っていた。ラインで送ったら「了解しました」とのことで決定しました。今の状態は肝も据わって無事に帰国したのでやってくれると思う。ラインで「度肝を抜く試合を」と打ったら「任してください」と返ってきた。

-今後の展望

畑中会長 この階級は選手がそろっている。WBOは(王者が)井岡くんなので動向を見ながら。WBA、WBCはなかなかビッグなネーム。(IB)Fと(WB)Oで考えてます。

◆世界スーパーフライ級王座の現状 WBO=井岡一翔(志成)、WBAスーパー王者=ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、正規=ジョシュア・フランコ(米国)、WBCフランチャイズ=エストラーダ、正規=ジェシー・ロドリゲス(米国)、IBF=フェルナンド・マルチネス(アルゼンチン)

◇ ◇ ◇ ◇

続いて田中

-現状について

田中 これから緊張感が高まっていくと思う。心身ともに調整していきたい。

-橋詰選手の印象は

田中 正統派のサウスポーと思う。ここまで20戦近く(19勝=11KO=2分け)負けていないのも魅力。

-米国では

田中 3月上旬から4月にラスベガスへ。(指導はトレーナーの)イスマエル・サラスの言うことだけ。バランスです。自分のよさを取り戻そうとしている。スパーリングでも変化あり、よかったと思う。いろんな国の人が集まり、本当に多国籍。刺激は受けました。向こうでの練習は持ち帰りました。

-サラス・トレーナーから感じたことは

田中 どんなことを聞けるかと思って行ったのと、強い選手がたくさん集まるので刺激を受けに行った。モチベーションは高まったんで、それで動きはかなり変わった。(井岡のトレーナーでもあるが)その点においては自分も考えたけど、望んで行きました。自分が強くなるためだけに行った。今後どうなるかは考えていないです。最終的にはエストラーダにたどり着きたいのでどの団体でも、早く世界王者になりたい。

-会長へ気合のラインを

田中 会長が望む、それ以上に圧倒して勝ちたい。今回は世界戦に向けて大切な試合。無敗のアジアのチャンピオンを倒せば、自分の力の証明にもなるはず。

-久々の後楽園となるが

田中 懐かしい思いはある。ただこの舞台は自分にふさわしくない。早く世界戦のリングに戻りたいと思っている。

行司が3歳長男虐待逮捕、角界また不祥事

 相撲界に、また不祥事が起きた。千葉県警印西署は29日、3歳の長男の背中を蹴り、軽いけがを負わせたとして、同県印西市、大相撲出羽海部屋所属の幕下行司、木村林之助こと小林亮太容疑者(32)を傷害の疑いで逮捕した。約1年前から妻(32)が同署に夫による長男への暴力を相談していた。同署では日常的に家庭内暴力をふるっていた可能性があるとみて調べている。近年は親方がビールびんで殴るなどして力士が死亡、関取の大麻所持発覚などの事件が起きていたが、今度は「聖職者」ともいえる行司までも逮捕された。

 出羽海親方(60=元関脇鷲羽山)によると小林容疑者はこの日午前、大阪・堺市内で逮捕されたという。前日28日まで大阪市内で行われていた大相撲春場所のため、堺市内の宿舎にいたところ、3歳の長男への傷害の疑いで身柄を拘束された。都内で会見した出羽海親方は「協会としても私としても残念。私生活のことではあるが、警察の判断を見守りたい」と話した。処分については未定という。

 逮捕容疑は2月27日午後5時45分ごろ、自宅で長男が小林容疑者の靴下をなくしたことに腹を立てて背中を蹴り、全治3日の打撲など軽傷を負わせた疑い。印西署では、日常的に家庭内暴力をふるっていた“DV(ドメスティックバイオレンス)夫”として、妻ら長男以外の家族に対しても同様の行為をした可能性があるとみて、追及している。

 小林容疑者の妻は昨年4月21日、同署を訪れ「夫が長男に暴力をふるう」と、初めて相談していた。小林容疑者が、寝つきが悪く泣いた長男の顔を平手打ちした、などという内容だった。妻は今年1月19日にも110番通報し、同様の内容を同署に相談。同署員が集合住宅にある自宅に駆けつけたが、事態が収まったこともあり、妻は被害届を出さなかったという。

 出羽海親方は「先代の時の弟子。(96年2月に)部屋を継いでから接点を持つようになった。そういううわさもあったが、仕事はまじめで性格も明るかった。まさかという、ただそれだけ」と驚いた。この日、両国国技館で行われた横綱審議委員会に出席した武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は「詳しくは聞いていないから」とだけ話し、足早に引き揚げた。

 容疑となった2月27日の件では、妻は翌28日に同署に直接出向き、夫の長男への暴力を説明し、被害届を出していた。日本相撲協会は「事実関係を確認中」としている。

ラウンドガール熊田曜子のスタイルに観客もため息

ラウンドガールを務める熊田曜子(撮影・菅敏)

<K-1:ケイズフェスタ4Day1>◇21日◇東京ガーデンシアター

K-1スーパー・フェザー級の実力者同士、村越優汰(26)-芦沢竜誠(25)戦のラウンドガールを、タレントの熊田曜子(38)が務めた。

2016年時点の公称サイズ92-56-84と変わらぬスタイルで、観客のため息を誘った。

試合後、リング上でマイクを持った熊田は「選手の皆さんが命懸けのリングに立たせていただき、とても光栄でした」と興奮冷めやらぬ様子だった。

ラウンドガールを務める熊田曜子(撮影・菅敏)
芦沢に勝利し、タレントの熊田曜子(左)と記念写真に納まる村越(撮影・菅敏)

ボクシング2王座戦はABEMA生配信 格闘チャンネルで午後0時45分開始、大会全試合無料

15日のDANGAN250大会のPR画像(DANGAN提供)

15日のプロボクシングWBOアジア・パシフィック、日本フェザー級タイトルマッチ12回戦、東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦(東京・墨田区総合体育館)がABEMAでライブ配信されることが12日、発表された。2カードはいずれもボクシング興行DANGAN250記念大会として開催され、ABEMA格闘チャンネルで午後0時45分から生配信開始、全試合無料となる。

メインでは日本フェザー級王者丸田陽七太(25=森岡)が阿部麗也(29=KG大和)との2度目の防衛戦を迎え、WBOアジア・パシフィック王座も懸けられる。セミファイナルでは、前WBC世界ライトフライ級王者矢吹正道の弟で力石政法(27=緑)が渡辺卓也(33=DANGAN AOKI)との東洋太平洋スーパーフェザー級王座を懸けて拳を交える。力石は同級6位、渡辺は同級3位にランクされている。

また同会場に隣接するサブアリーナでは墨田区主催の「すみだボクシング祭り2022」が午前10時より開催される。イベントには東京オリンピック(五輪)女子フライ級銅メダルの並木月海をはじめ、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(三迫)、WBO世界フライ級王者中谷潤(M.T)らが登場する。

15日のすみだボクシング祭のPR画像(DANGAN提供)

“下克上”の夏場所、平幕4人が2敗でトップ 若隆景は貴景勝破り連続2ケタ勝利へ希望つなぐ

翔猿(右)をきめ出しで破る照ノ富士(撮影・野上伸悟)

<大相撲夏場所>◇9日目◇16日◇東京・両国国技館

“下克上”が色濃く漂ってきた。上位陣が不安定な今場所、2敗で平幕4人がトップに並んだ。

西前頭4枚目の隆の勝は大関御嶽海を一気の相撲で寄り切り4日目から6連勝とした。

西前頭15枚目の一山本は千代翔馬を突き出した。西前頭12枚目の佐田の海は輝を押し出し。東前頭11枚目の碧山は琴恵光を小手投げで、いずれも7勝2敗と勝ち越しに王手をかけた。

大関正代は関脇阿炎を押し出し、今場所初の連勝で3勝6敗とした。

大関貴景勝は関脇若隆景と激しい攻防の末にはたき込まれ、5勝4敗と優勝争いから後退した。

大関どりの足固めへ、若隆景は連続2桁勝利へ希望をつないだ。

横綱照ノ富士は翔猿を豪快にきめ出し、3敗を死守した。

隆の勝(左)は御嶽海を寄り切りで破る(撮影・垰建太)

あるか道産子力士31年ぶりV、いつもニコニコ一山本が優勝争いトップ2敗死守

千代翔馬(右)を突き出しで破る一山本(撮影・野上伸悟)

<大相撲夏場所>◇9日目◇16日◇東京・両国国技館

だれが優勝するか分からない。ならば道産子力士31年ぶりもあるか。西前頭15枚目の一山本(28=放駒)が千代翔馬を突き出し、7勝2敗と勝ち越しに王手をかけた。大鵬、北の湖、千代の富士ら大横綱を輩出し隆盛を誇った北海道出身力士も幕内は現在、一山本だけ。優勝すれば91年春場所の横綱北勝海(八角理事長)以来となる。2敗は平幕4人、3敗も横綱照ノ富士ら5人の大混戦で一発を狙う。

   ◇   ◇   ◇

「一道産子」の一山本が優勝争いのトップを死守した。くせ者の千代翔馬を立ち合いから圧倒。突き出してまずは勝ち越しに王手をかけた。「(腕を)たぐられそうになったが我慢して前に出ることができた。よかったと思う」と言った。

かつては「お相撲さん」といえば北海道だった。大鵬、北の富士、北の湖、千代の富士に北勝海。北の大地は多くの横綱を生み出した。出身地別の優勝回数もダントツの120回。しかし、91年春場所の北勝海以来、賜杯から遠ざかる。

一山本は北海道岩内町に生まれた。中大を卒業後は福島町の役場に就職。しかし、相撲への思いを捨てきれず、母の猛反対も押し切っての角界入りという異色の経歴を持つ。幕内は4場所目。優勝争いに絡むことなどなかった。それだけに「今まで(千秋楽)7勝7敗しか幕内で勝ち越していない。早く勝ち越したい」と現実的な目標を掲げた。

以前も北海道出身力士が優勝から遠ざかっている話題が出た。その時も「もう全然そんな僕、顔じゃないんで」と恐縮するしかなかった。しかし、地元から観光大使の依頼を受けるなど“顔”になりつつある。道産子代表として、このまま優勝争いに絡み続けたい。

前師匠、元大関若嶋津の荒磯親方の長女で女優のアイリがNHKでゲスト解説を務めた時、「いつもニコニコ笑っているんです」と明かした。前向きで明るい性格は「戦国場所」を勝ち抜く武器となるか。北海道民の期待も背負い、残り6日間に挑む。【実藤健一】

千代翔馬(右)を突き出しで破る一山本(撮影・野上伸悟)
一山本(右)は千代翔馬を突き出しで破る(撮影・垰建太)
一山本(右)は千代翔馬を突き出しで破る(撮影・垰建太)
千代翔馬(右)を突き出しで破る一山本(撮影・横山健太)

見違える内容で3勝目の正代へ「初日からこういう相撲を取っていれば」佐渡ケ嶽審判部長が苦言

張り手で打ち合う阿炎(右)と正代(撮影・垰建太)

<大相撲夏場所>◇9日目◇16日◇東京・両国国技館

時すでに遅し、の感もあるけど…。2勝6敗と苦戦が続く大関正代(30=時津風)が、突き押し相撲の関脇阿炎(28=錣山)を相手に、見違えるような相撲で3勝目を挙げた。

阿炎のもろ手突きにアゴが上がりながらも、下から必死にあてがいながらこらえると、阿炎がたまらず引いた。そこを逃さず猛進。勢いそのままに押し出して今場所初の連勝となった。

前日、豊昇龍に勝った後に「今場所初めてじゃないの? 必死に取っている相撲はいいね」と正代の気力をほめた、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「左からのおっつけが効いていた。きのう1つ勝って体がよく動くようになった気がするね。気持ちが前向きにね」と、ようやくエンジンのかかった正代の心中を察した。もっとも、大関という協会の看板力士だけに「大関なんだから、もっと前に、だよね」と前半戦からエンジン全開できなかった正代への苦言も忘れなかった。

土俵下で審判長を務めた審判部の佐渡ケ嶽部長(元関脇琴ノ若)も「(阿炎に)引かれても、しっかり肘で挟み付けて持って行った。休まないのが良かった」と、この一番については評価したが「初日から、こういう相撲を取っていれば良かったんだけど」と苦言を呈していた。

土俵下に落ちそうな阿炎(左)に手を添える正代(撮影・横山健太)

高橋奈苗が残り4秒で勝利/スターダム

残り4秒で初戦を白星で飾った高橋奈苗

<スターダム>◇19日◇新木場1st RING◇観衆403人

 ワールド・オブ・スターダム王者・高橋奈苗(33)が、紫雷イオの粘りに苦しみながらも「STARDOM 5★STAR GP」レッドスターズ・ブロックを白星発進した。

 ゴング前に攻撃して早期決着を狙ったが、逆にドロップキック、月面水爆や619など相手の反撃を受けた。ラリアット、雪崩式ブレーンバスターなどで攻め込んでも、決めに行く冷蔵庫爆弾をかわされるなどなかなか捕まえきれないまま、15分の試合時間は30秒を切った。引き分け濃厚と見られた中、コーナーに上ったイオを捕まえると、キン肉バスターの体勢にとらえてマットにたたきつける「チャナラッカ☆百」。14分56秒で3カウントを奪った。

 「引き分けになんかさせないよ。苦手な15分。慌てないようにスピーディーに決めようと思っていたけど、結果的に慌ててしまったかな。でも、15分で決めるのがチャンピオン」と胸を張った。

 団体最高峰王者として、今大会も優勝が期待される。さらに、レッドスター・ブロックには強豪がそろう。「愛川ゆず季がライバルだと思っていたが、(安川に敗れ)ライバルと言うには恥ずかしい。あいつは賞味期限切れだ。全勝優勝間違いなし」と、自信は揺るがない様子だった。

アルバレス8年8カ月ぶりに負けた…無敗ビボルが9度目の防衛成功 1階級上に“最強”の壁

計量パス後、フェースオフする4団体統一スーパーミドル級王者アルバレス(左端)とWBA世界ライトヘビー級王者ビボル(マッチルーム社公式SNSより)

<プロボクシング:WBA世界ライトヘビー級タイトルマッチ12回戦>◇7日(日本時間8日)◇米ネバダ州ラスベガス・T-モバイルアリーナ

「カネロ」の愛称で人気の高いプロボクシング4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(31=メキシコ)が1階級上の「最強王者」に敗れた。19勝(11KO)無敗のWBA世界ライトヘビー級スーパー王者ドミトリー・ビボル(31=ロシア)に挑み、判定負けを喫した。

同級は19年11月、当時のWBO王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)を11回TKO撃破して以来の挑戦だったアルバレスにとって、13年9月、フロイド・メイウェザー(米国)に判定負けして以来、約8年8カ月ぶりの黒星となった。

米老舗専門誌ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級超越した最強ボクサー)ランキングで1位に君臨するアルバレスが、8度の防衛に成功してきた1階級上の無敗王者の壁にぶち当たった。ライトヘビー級王座に挑む理由について「スーパーミドル級のすべての世界王者を倒したから」と刺激を求めてのチャレンジだったが、王者ビボルに屈した。

身長183センチのビボルに対し、アルバレスは175センチと8センチ差あった。身長、リーチともに劣るアルバレスは「彼はライトヘビー級で最高のファイター。すべてのものを持っている」と敬意を表していた。19年11月に同級王座を獲得した経緯もあり「どの相手でも、どの階級でも、私は快適に戦うことができる」と自信をのぞかせていた。「歴史をつくるだけでなく、自分のために他の挑戦を必要としている」と話していたが、PFP1位の存在感を示せなかった。

今年4月に村田諒太(帝拳)に勝利したばかりのWBAスーパー、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)との3度目対決が9月17日に計画されていたが、このビボル戦敗退で厳しい状況となった。

◆カネロ アルバレスのニックネームで、スペイン語でシナモンの意味。赤毛から由来している。

井上尚弥6・7ドネア戦チケット一般販売は14日スタート 大橋ジム公式サイトより購入可能

WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(大橋ジム提供)

ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が6月7日、さいたまスーパーアリーナで臨むWBC世界同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体統一戦のチケット一般販売は14日スタートと11日、発表された。大橋ジム公式サイトより購入可能。

19年11月の階級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ・バンタム級決勝以来の再戦となる井上-ドネア戦がメインとなり、セミファイナルでは元WBC世界同級暫定王者の弟拓真(26=大橋)がWBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王者として日本同級王者古橋岳也(34=川崎新田)との王座統一戦に臨む。井上兄弟そろい踏み興行も2年7カ月ぶりとなる。

また同興行ではWBOアジア・パシフィック王座も保持する日本スーパーライト級王者平岡アンディ(25=大橋)が同級8位赤石俊(29=マナベ)との2度目の防衛戦を控えている。