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ボクシングニュース

2団体統一王者の寺地拳四朗が初の技能賞「来年はMVPを取れるように」貪欲な姿勢崩さず

22年11月、京口紘人(右)の顔面に右フックをヒットさせる寺地拳四朗

プロボクシングの22年度年間表彰選手が8日に発表された。技能賞はWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗が初受賞した。

昨年3月に矢吹との再戦を制し、WBC王座を奪い返すと同11月にWBAスーパー王者京口を7回TKO撃破し、2団体統一王者となっていた。寺地は「来年はMVPを取れるようにもっと強く、そしてみなさまを楽しませるボクシングができればと思います。まだまだ向上していこうと思います」と貪欲な姿勢だった。

プロボクシング 22年度年間表彰受賞者

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白井、具志堅超え6度目MVPの井上尚弥、今年も「ヒリヒリ、わくわくするボクシングを」

井上尚弥(2023年1月13日撮影)

ボクシングの22年度年間表彰選手が8日に発表され、前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が5年連続6度目の最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。同日に都内で選考会が開かれ、各賞が決定。通算6度目MVP受賞は白井義男、具志堅用高を超え、最多記録となった。5年連続MVPは白井、具志堅と並ぶ最多タイ記録。またKO賞も3年連続6度目の受賞で2冠に輝いた。

ついに「レジェンド超え」を果たした。白井、具志堅という伝説ボクサーと並んでいた受賞回数を超える6度目のMVP。5年連続も白井、具志堅と並ぶ最多タイで、平成以降となるとMVPの5年連続、6度目受賞はいずれも最多だ。昨年は2試合ともに王座統一戦。昨年6月のドネア(フィリピン)戦は2回TKOで圧勝、同12月のバトラー(英国)戦は守備的な相手を11回KOで倒し切り、KO賞とのダブル受賞となった。

井上は「昨年は3団体統一戦、4団体統一戦と例年にも増して非常に濃密な1年でした。その上で最高の結果を出せたこと、自分自身も満足しております」と所属ジムを通じて喜びを表現。今年1月にはバンタム級全王座を返上し、スーパーバンタム級への転向を表明し「2023年は新たな階級での『挑戦』となります」と世界4階級制覇への意気込みを示した。

史上9人目、日本初、アジア初、バンタム級初の4団体統一に成功していた余韻に浸ることなく、井上のスーパーバンタム級転向初戦の交渉は大詰めを迎えている。先月には米スポーツ局ESPNが、5月開催を目標に日本でWBC、WBO世界同級王者スティーブン・フルトン(米国)への挑戦が合意したと報じられた。井上自らも陣営が対戦交渉していることを認めている。内定間近となる無敗の2団体統一王者への挑戦も想定しながら「ファンの方がヒリヒリ、わくわくするようなボクシングをお見せできるよう、より一層、精進してまいります」と決意を新た。世界初の2階級での4団体統一を目指し、歩みを始める。【藤中栄二】

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井上尚弥MVP、村田諒太が年間最高試合 寺地拳四朗は技能賞初受賞 ボクシング年間表彰一覧

22年12月、ポール・バトラー(右)のボディに打ち込む井上尚弥

プロボクシングの22年度年間表彰選手が8日に発表された。

最優秀選手賞(MVP)は前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(大橋)が5年連続6度目の受賞を果たした。技能賞にはWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(BMB)が初受賞、殊勲賞には前WBO世界フライ級王者中谷潤人(M.T)が2度目の受賞となった。

年間最高試合(世界)には昨年4月、さいたまスーパーアリーナで開催されたWBAスーパー、IBF世界ミドル級王座統一戦となったゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)-村田諒太(帝拳)が選出。努力・敢闘賞にはWBOアジア・パシフィック・フェザー級王者阿部麗也(KG大和)、新鋭賞には元K-1スーパーバンタム級王者で現東洋太平洋同級王者の武居由樹(大橋)が選ばれた。年間表彰式は22日に東京ドームホテルで行われる。なお各賞は次の通り

【22年度ボクシンブ年間表彰選手】

★最優秀選手賞=井上尚弥(大橋)

★技能賞=寺地拳四朗(BMB)

★殊勲賞=中谷潤人(M.T)

★努力・敢闘賞=阿部麗也(KG大和)

★KO賞=井上尚弥(大橋)

★新鋭賞=武居由樹(大橋)

★年間最高試合(世界)=22年4月、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)-村田諒太(帝拳)

★年間最高試合(世界戦以外)=22年11月、吉野修一郎(三迫)-中谷正義(帝拳)

★女子最優秀選手賞=晝田瑞希(三迫)

★女子年間最高試合=22年12月、晝田瑞希(瑞希)-谷山佳菜子(ワタナベ)

★優秀選手賞=井岡一翔(志成)、井上尚弥(大橋)京口紘人(ワタナベ)、谷口将隆(ワタナベ)、寺地拳四朗、中谷潤人(M.T)

★特別賞=伊藤雅雪、小澤瑶生、久保隼、宮尾綾香、矢尾板貞雄

村田諒太(右)とゴロフキン(2022年4月9日撮影)
22年11月、京口紘人(右)の顔面に右フックをヒットさせる寺地拳四朗

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年間最高試合はゴロフキン-村田諒太戦 4月世界ミドル級王座統一戦 22年度年間表彰発表

村田諒太(右)とゴロフキン(2022年4月9日撮影)

プロボクシングの22年度年間表彰選手が8日に発表され、年間最高試合(世界)には昨年4月、さいたまスーパーアリーナで開催されたWBAスーパー、IBF世界ミドル級王座統一戦となるゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)-村田諒太(37=帝拳)戦が受賞した。19年12月の初防衛戦以来、約2年4カ月ぶりとなったリングで村田がミドル級最強と呼ばれるゴロフキンと拳を交えた。 国内最大となる興行規模20億円以上の大舞台で、村田は1回から重厚なプレッシャーをかけて右強打を打ち込み、2回には左右の両ボディーを好打。徹底したボディー攻撃でゴロフキンを下がらせる場面もあった。5回以降、競り合いの展開となったが、ゴロフキンの左フック、多彩なコンビネーションで反撃を受け、村田も果敢に打ち返したものの、9回に右クロスを浴びてダウン。陣営からの棄権申し入れがあり、9回2分11秒、TKO負けを喫していた。

なお世界戦以外の年間最高試合には、同11月、さいたまスーパーアリーナで開催されたWBOアジア・パシフィック・ライト級タイトル戦となる同級王者吉野修一郎(31=三迫)-元東洋太平洋同級王者中谷正義(33=帝拳)戦が受賞した。

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井上尚弥が白井義男、具志堅用高を抜く6度目の年間MVP受賞「非常に濃密な1年で最高の結果」

井上尚弥(2023年1月13日撮影)

プロボクシングの22年度年間表彰選手が8日に発表され、前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が5年連続6度目の最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。同日に都内で選考会が開かれ、各賞が決定。通算6度目MVP受賞は白井義男、具志堅用高を超え、最多記録となる。5年連続MVPは白井、具志堅と並ぶ最多タイ記録。またKO賞も3年連続6度目の受賞で2冠に輝いた。平成以降となるとMVPの5年連続、6度目受賞はいずれも最多になる。

所属ジムを通じ、井上は「2022年年間最優秀選手賞を受賞させて頂きありがとうございます。昨年は3団体統一戦、4団体統一戦と例年にも増して非常に濃密な1年でした。その上で最高の結果を出せたこと、自分自身も満足しております。2023年は新たな階級での『挑戦』となります。ファンの方がヒリヒリ、わくわくするようなボクシングをお見せできる様より一層精進してまいります」と決意を示した。

井上は昨年6月、ノニト・ドネア(フィリピン)とのWBAスーパー、WBC、IBF世界同級王座統一戦で2回TKO勝ちし、3団体王座統一に成功、同12月にはWBO世界同級王者ポール・バトラーも11回KOで下し、史上9人目、日本初、アジア初、バンタム級初の4団体統一に成功していた。今年1月、4本の世界ベルト返上とスーパーバンタム級への転向を表明。WBO世界同級1位にランクし、米スポーツ局ESPNには5月開催を目標に日本で無敗のWBC、WBO世界同級王者スティーブン・フルトン(米国)への挑戦が合意したと報じられている。

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那須川天心「TEAM TENSHIN」始動 「天心すげーって思わせたい」9日プロテスト受験

那須川天心(2022年6月20日撮影)

キックボクシング42戦無敗で“神童”の異名を取った那須川天心(24)が8日、前日7日にリニューアルを発表した自身のYouTubeチャンネル「TEAM TENSHIN」を初めて更新し、ボクシング転向への思いを語った。

ドキュメンタリー調の動画で、腕にバンテージを巻いた那須川がリングに上がってシャドーをする映像と、インタビューの様子が交互に流れた。「もちろん応援してくれている人もたくさんいるし、逆にやばくねえぞって思ってるやつもたくさんいると思うんで、そういう賛否全てを巻き込んでしっかりと見せようかなと思っています」と決意を示した。

さらに「マインドは強くなりたいというのもそうですし、証明したいっていうのはあります。ボクシングは第2章。帝拳ジムに所属します。違う景色じゃないですけど、この年齢で挑戦できるというのは楽しいですし、自分の好きなことを見つけて取り組んでいる姿が最高なんだといろんな人に見せたい」と、改めて転向の理由を力説。「やるべきことは1つ。強くなるだけ。ボクサーとしてっていうよりかは那須川天心すげーって思わせたい」と誓った。この日、9日に東京・後楽園ホールでプロテストを受験すると発表された。

那須川は昨年6月にK-1の3階級制覇王者武尊と「THE MATCH」で対戦して判定勝利。昨夏からプロボクサーとしての準備を開始し、同11月には米国でボクシングの実戦合宿も敢行。今年1月には帝拳ジムでトレーニングを積みながらプロボクサーとして調整していることをSNSで明かしていた。

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那須川天心、9日にプロボクシングのプロテスト受験 B級6回戦 即日合否決定見通し

那須川天心(2022年6月20日撮影)

無敗を誇る人気格闘家でプロボクシング転向を表明している那須川天心(24=帝拳)が9日に東京・後楽園ホールでプロテストを受験すると8日、発表された。

プロ格闘家の実績を認められ、B級(6回戦)で受験すると同日、日本ボクシングコミッション(JBC)が発表。即日、合否が決定する見通しだ。

那須川天心は昨年6月にK-1の3階級制覇王者武尊と「THE MATCH」で対戦して判定勝利。昨夏からプロボクサーとしての準備を開始し、同11月には米国でボクシングの実戦合宿も敢行。今年1月には帝拳ジムでトレーニングを積みながらプロボクサーとして調整していることをSNSで明かしていた。

◆プロテスト 16歳から受験可能。スパーリング形式の実技、計量、シャドーボクシングなどの試験と検診、ボクシングの知識を問う筆記試験で構成。1日のうちに、ペーパーテストと2、3回程度のスパーリングを行って合否を判定。A級ライセンス(8回戦以上)、B級(6回戦以下)、C級(4回戦)が設定されている。

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ヘビー級王者ウシク「ロシアの選手が目指そうとしているのは血と死と涙のメダルだ」IOCを非難

ウクライナ旗

ボクシングのヘビー級世界主要3団体統一王者のオレクサンドル・ウシクが6日、母国ウクライナへの侵攻で国際大会除外となったロシアやベラルーシの選手の復帰を条件付きで検討している、国際オリンピック委員会(IOC)を非難した。「ロシアの選手たちが目指そうとしているのは血と死と涙のメダルだ」とインスタグラムにつづった。(共同)

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ラウンドガールのぽぽちゃんが事故に巻き込まれて携帯紛失、ケガ インスタで報告

ぽぽちゃん

ボクシングのラウンドガールなどで人気のぽぽちゃん(25)が7日、インスタグラムのストーリーズを更新。事故に巻き込まれて携帯電話を紛失し、ケガを負ったことを明かした。同日午後、ストーリーズで「事故に巻き込まれてしまいケータイも使用できない状況です 連絡が取れなく迷惑をおかけし申し訳ありません」と報告した。

さらにその約5時間後には「みんな心配ありがとう いまだにケータイは復活していなくて だけど怪我とかも少しだし 大丈夫だよ!! 大丈夫ってdmたくさんありがとう」と書き込んだ。

ぽぽちゃんは昨年、ボクシング井岡一翔戦でラウンドガールを務め、7月は黒ビキニ、12月は白ビキニで注目を集めていた。

ぽぽちゃん

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アジア2冠の吉野修一郎「心折るボクシングを」4・8米国で元世界2階級王者と世界挑戦者決定戦

記者会見したWBC世界ライト級5位吉野修一郎(中央)。左端は三迫貴志会長、右端は椎野大輝トレーナー

16勝(12KO)無敗を誇るプロボクシングWBC世界ライト級5位・吉野修一郎(31=三迫)が米初進出で、世界王座挑戦権を狙う。

4月8日(日本時間9日)、米ニュージャージー州ニューアーク(プルデンシャルセンター)で元世界2階級制覇王者で現WBC世界同級3位のシャクール・スティーブンソン(25=米国)とのWBC世界同級挑戦者決定戦に臨む。

7日には都内の所属ジムで会見し「米国にケンカしにいくぞ、と。打たれても打ち返す。心を折るボクシングをすれば嫌がるのではないか」と強気の姿勢を示した。

両者の対戦は4日(日本時間5日)、米プロモート大手トップランク社から発表されていた。拳を交えるスティーブンソンは16年オリンピック(五輪)リオデジャネイロ大会男子バンタム級銀メダリストで、スピードと技術を兼ね備えたサウスポー。プロでも19勝(9KO)無敗を誇る強豪で人気ボクサーとなる、。

攻守ともに穴のないボクサーで、米国では50勝無敗で現役引退した元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーになぞらえ「次代のメイウェザー」「サウスポーのメイウェザー」と呼ばれている。吉野は「(対戦オファーを)いただいた時は即決です。スティーブンソンに勝てば次につながる。どアウェーなので判定だと厳しい。TKOかKOで勝たないといけない」と口元を引き締めた。

現在も東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック同級王座を保持するアジア2冠の吉野は昨年、元WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪、米国で実績を残している元東洋太平洋同級王者中谷正義を下し、国内ライト級最強を証明。満を持しての米進出、世界挑戦者決定戦となる。吉野は「体格とパワーでは上回っていると思う。スティーブンソン選手はすごく強いし、リスペクトしていますが、勝てば知名度も上がる。有名人になれる。燃えますね。『みてろよ』と。『日本に吉野がいるぞ』と思わせたい」と気合十分だった。

4月8日、米ニューアークで元世界2階級制覇王者シャクール・スティーブンソンとWBC世界ライト級挑戦者決定戦に臨む吉野修一郎
4・8日に米ニューアークでWBC世界ライト級挑戦者決定戦で拳を交える元世界2階級制覇王者シャクール・スティーブンソンの写真を持つ吉野修一郎
4月8日に米ニューアークでWBC世界ライト級挑戦者決定戦に臨む吉野修一郎は対戦する元世界2階級制覇王者シャクール・スティーブンソンの写真に拳を向ける

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「ネガティブ・ボクサー」下町俊貴日本Sバンタム級タイトル戦へ「やられる展開考えてしまう」

日本タイトルに初挑戦の下町とグリーンツダジム本石会長(撮影・実藤健一)

ボクシングの日本スーパーバンタム級3位下町俊貴(26=グリーンツダ)が6日、初の日本王座挑戦に向けて、大阪市内の所属ジムで会見した。4月26日に後楽園ホールで行われる同級王座決定戦で、同級1位の石井渡士也(21=REBOOT.IBA)と対戦する。

17年度の同級全日本新人王でMVPを獲得したが、そこから日本タイトル挑戦に時間を要した。「新人王をとってから長かった。一発でものにできるようにしたい」と意気込んだ。

ただ、相手も将来を期待される強豪。バンタム級の世界主要4団体を制した“モンスター”井上尚弥(大橋)ら、複数の世界王者からスパーリングパートナーで呼ばれる実力者だ。

下町は「怖いなぁ」とぽつり。「やられる展開ばかり考えてしまうんで、試合までに気持ちも作っていきたい」。自ら認める「ネガティブ・ボクサー」。マイナスの思考回路も克服して念願の舞台に立つ。

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元WBC女子世界王者の真道ゴー、男子転向して復帰は今春決着へ グリーンツダジム会長は手応え

日本タイトルに初挑戦の下町とグリーンツダジム本石会長(撮影・実藤健一)

ボクシング・グリーンツダジムの本石昌也会長(46)が6日、大阪市内のジムで会見し、男性ボクサーで復帰を目指す元WBC女子世界フライ級王者真道ゴー(35)について、今春に決着の見通しを明かした。

同会長によると2月中旬にも真道の案件を審査する第3回の諮問委員会が開催され、その内容をもとに3月の日本ボクシングコミッション(JBC)理事会で審議されて最終的な結論が下されるという。

本石会長は、JBC特命担当事務局長の安河内剛氏(61)とは個人的に意見交換してきたことを明かし、「今の段階で悪い方向にいく感触はない」と手応えを得ている。ただ、今後も同様の事例に対応するルール制定か、真道に限った「特例」となるかは「不透明」とした。

性同一性障害に悩んできた真道は17年10月に引退。性別適合手術を受けて、戸籍も男性に変えた上で、ボクシングへの情熱を失わず21年5月に本石会長に男性としての復帰を直訴し、同会長も実現に向けて精力的に動いてきた。

昨年8月7日に大阪・枚方市で行った興行で、プロテスト受験を認めてもらうためのテストとして「事前評価スパーリング」を実施。JBC側はコミッションドクターに加え、外部の専門家もまじえ、リングサイドで見守った。

しかし、JBC側の回答は「あのスパーリングでは判断できない」であり、結論は先延ばしとなっている。

本石会長は3月の理事会で出される結論を「最終決着とする」と明言した。元女子世界王者が、男性ボクサーとしてリングに立てるのか。2年近くを費やしてきた問題が、本石会長いわく「最終局面」を迎えた。【実藤健一】

異例のスパーリングに臨んだ真道ゴー(左)。右はパートナーを務めた同ジムの森本(2022年8月7日撮影)
元女子世界王者の真道ゴー(2022年4月21日撮影)

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前WBOフライ級王者中谷潤人が井岡一翔戦決定の吉報待つ「決まったら会長から連絡がある」

袴田巌さん支援アピール集会に日本プロボクシング協会・袴田巌支援委員会やボクサーらと出席した前WBO世界フライ級王者中谷潤人

プロボクシング前WBO世界フライ級王者で現WBO世界スーパーフライ級1位の中谷潤人(25=M.T)が、同級王者井岡一翔(33=志成)への挑戦決定の吉報を自然体で待つ姿勢をみせた。

6日、東京高裁前で日本プロボクシング協会・袴田巌支援委員会メンバーや約50人のボクサー、ボクシング関係者とともに「袴田巌さん支援アピール集会」に出席。1月9日(日本時間10日)、WBOから井岡との対戦交渉の指令を受けており、交渉期限が30日間と設定されていた。

交渉期限が迫っている中でも中谷は「(現時点で)進展はないです。8日までに返答があれば。決まったら(村野)会長から連絡があると思うので」と自然体を強調しつつ、対戦交渉が速やかに進むことを期待した。既にアマチュア選手らとのスパーリングも開始しており、世界挑戦が決まり次第、恒例の米国合宿にも向かう予定だという。

1966年に静岡県の一家4人が殺害された事件で死刑が確定し、静岡地裁の再審開始決定を受け釈放された袴田巌さんの再審開始を認めるかどうかの決定が3月13日に決まった。約50人のボクサー、ボクシング関係者らと再審開始と無罪を訴えた中谷は「僕の思いが届けられたらと思っています。(今後も)お力になれればと思っています」と日本協会・袴田巌支援委員会とともに協力していく姿勢を示していた。

格闘家としても活動した元東洋太平洋クルーザー級王者西島洋介山(右)らと袴田巌さん支援アピール集会に参加した前WBO世界フライ級王者中谷潤人

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【ボクシング】16勝無敗の吉野修一郎、4・8に世界挑戦者決定戦 元2階級王者と対戦へ

WBOアジアパシフィック・ライト級タイトルマッチ 勝者の吉野修一郎(中央)と記念写真に納まるラウンドガールの雪平莉左(右)と天野麻菜(2022年11月1日撮影)

16勝(12KO)無敗を誇るプロボクシングWBC世界ライト級5位・吉野修一郎(31=三迫)が4月8日(日本時間9日)、米ニュージャージー州ニューアーク(プルデンシャルセンター)で元世界2階級制覇王者で現WBC世界同級3位のシャクール・スティーブンソン(25=米国)とWBC世界同級挑戦者決定戦に臨むと4日(日本時間5日)、米プロモート大手トップランク社から発表された。

16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)男子バンタム級銀メダリストのスティーブンソンはスピードと技術を兼ね備えたサウスポーで、プロでも19勝(9KO)無敗を誇る強豪となる。攻守ともに穴のないボクサーで、米国では50勝無敗で現役引退した元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーになぞらえ「次代のメイウェザー」「サウスポーのメイウェザー」と呼ばれている。

現在も東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック同級王座を保持するアジア2冠の吉野は昨年、元WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪、米国で実績を残している元東洋太平洋同級王者中谷正義を下し、国内ライト級最強を証明。満を持しての米進出、世界挑戦者決定戦となる。

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那須川天心「新人」テスト申込書の写真添付し受験ほのめかす ボクシング転向へ動き出す

那須川天心(2022年6月20日撮影)

キックボクシングなどの格闘技で47戦無敗を誇った那須川天心(24)が、ボクシング転向へ動き出した。4日、自身のツイッターを更新。

日本ボクシングコミッション発行の「プロボクサー新人テスト申込書」の写真を添付し、「新人」とコメント。近日中の新人テスト受験をほのめかした。

このツイートには「時が来た」「ついに!」とファンからの応援の声が多数寄せられた。

前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太ら世界王者12人を輩出した名門・帝拳ジムで、来るデビューに向けて準備を進めてきた。昨年11月には米・ロサンゼルスでスパーリング中心のキャンプを敢行。今月15日には自身のSNSで「みんなで一緒に戦おう」と呼びかけていた。

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【ボクシング】ユーリ阿久井が大差判定で世界前哨戦勝利、トラブル乗り越え1年ぶり試合

9回、バイソン(右)に左フックを決めるユーリ阿久井(撮影・菅敏)

<プロボクシング:フライ級10回戦>◇4日◇東京・後楽園ホール

WBA世界フライ級1位ユーリ阿久井政悟(27=倉敷守安)が世界前哨戦でフルマークの判定勝ちを収めた。東洋太平洋ライトフライ級13位ジェイソン・バイソン(21=フィリピン)とのフライ級10回戦に臨み、3-0(100-90×3)の判定勝利を飾った。KO勝ちを逃したことに苦笑いを浮かべ「倒せる場面はあったかなと思いました。もっと走ります。ちまたでは『ユーリ・タイム』と言って、1回(のKO勝ち)を注目されますが、10回を戦えることをみせられたと思う。ただ倒したかったですね」と貪欲な姿勢で振り返った。

試合前はコンディション調整に苦しんだ。練習中に左拳を負傷。痛み止め薬を飲んでリングに立った。昨年末に新型コロナウイルス検査で陽性判定を受け、発熱もした。さらにノロウイルスにも感染したという。昨年2月以来、約1年ぶりの試合で勝利したユーリ阿久井は「普段から1年間、練習してきたので試合できたと思う。世界を制するには左を制す。格言通りに左で支配してやろうと。だから左(ジャブやフック)の中心の試合になった」。トラブルを乗り越えたことに安堵(あんど)の表情を浮かべた。

リングネームは大好きなボクサーで雰囲気が似ている元WBC世界フライ級王者勇利アルバチャコフを意識して名付けられた。守安竜也会長は「(課題は)いろいろ挙げればきりがない。試合の点数は60点」と手厳しかったが、ユーリ阿久井は「厳しめがありがたいです」と気合十分。WBA同級1位ではあるものの「どの団体でも世界戦のチャンスがあるなら。ここまできたら1~15位までランキングは同じ。チャンピオンにならないといけない」と決意を口にした。

9回、バイソン(右)に左アッパーを決めるユーリ阿久井(撮影・菅敏)
9回、バイソン(左)に左ストレートを決めるユーリ阿久井(撮影・菅敏)
8回、バイソン(左)に左フックを決めるユーリ阿久井(撮影・菅敏)
8回、バイソン(左)に左フックを決めるユーリ阿久井(撮影・菅敏)
6回、バイソン(左)に右フックを決めるユーリ阿久井(撮影・菅敏)
6回、バイソン(左)の顔面に右フックを決めるユーリ阿久井(撮影・菅敏)
判定でバイソンを破り、トロフィーを手にポーズをとるユーリ阿久井(撮影・菅敏)
判定でバイソンを破り、勝ち名乗りを受けるユーリ阿久井(撮影・菅敏)
判定でバイソン(右)を破り、勝ち名乗りを受けるユーリ阿久井(撮影・菅敏)
10回を戦い終え、バイソン(左)と抱き合うユーリ阿久井(撮影・菅敏)
10回を戦い終え、バイソン(左)と抱き合うユーリ阿久井(撮影・菅敏)

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【ボクシング】元世界王者の岩佐亮佑が韓国で4月試合 井上尚弥のスパー相手務めた有望株と対戦

2022年10月、再起戦を勝利で飾りポーズを決める岩佐亮佑

プロボクシング元IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(33=セレス)が4月15日、韓国・仁川のバラダイスシティで、ジャフェスリー・ラミド(23=米国)とのフェザー級8回戦に臨むと発表された。

同興行は元WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪氏が手がける第2回大会で、同氏の運営するトレジャー・ボクシング・プロモーションの公式SNSで発表された。

対戦相手のラミドは10戦(4KO)無敗で、元3団体統一ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)や前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(大橋)のスパーリング相手を務めた将来性ある有望選手となる。昨年10月、世界王座挑戦経験もあるゼネシス・セルバニア(フィリピン)を4回KO勝ちして以来、約6カ月ぶりのリングとなる。また同興行には、東洋太平洋ミドル級王者竹迫司登(31=ワールドスポーツ)が参戦。WBO世界同級3位メイリン・ヌルスルタン(29=カザフスタン)とのWBOインターナショナル同級タイトル戦(国内未公認)に臨むことも合わせて発表された。

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【ボクシング】アマ4冠の軽量級ホープ松本流星がKO勝利デビュー 3回に2度のダウン奪う

2回、トリニダード(左)に右ストレートを決める松本(撮影・菅敏)

<プロボクシング:ミニマム級6回戦>◇4日◇東京・後楽園ホール

アマ4冠ボクサー松本流星(24=帝拳)が上々のプロデビューを飾った。エルソン・トリニダード(25=フィリピン)とのミニマム級6回戦に臨み、3回2分48秒、KO勝利を収めた。右利きながらサウスポーの松本はスピード感あふれる動きで試合を掌握すると。左ストレートを相手顔面にヒットさせた。3回には左強打でダウンを奪ってダメージを与えると、立ち上がってきた相手に左カウンターで2度目のダウンを奪い、勝負を決めた。

アマ77勝15敗と経験豊富な松本は、21年全日本選手権、国体フライ級制覇など4冠を獲得している軽量級のホープ。前日計量クリア後には「順調に調整できました。アマチュアよりも1発の緊張感はあるので楽しみ。(相手の)1発に気をつけて慎重に倒せれば」と口にしていた。その通り、冷静な試合運びだった。

「引退しても記憶に残るような選手になりたい」がプロでの目標となる。松本が、その第1歩を踏み出した。

1回、トリニダード(左)に右フックを決める松本(撮影・菅敏)
3回、トリニダード(左)に右フックを入れる松本(撮影・菅敏)
3回、トリニダード(左)からダウンを奪う松本(撮影・菅敏)
3回、トリニダード(手前)をKOで破る松本(撮影・菅敏)
3回、トリニダード(手前)をKOで破る松本(撮影・菅敏)

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元バンタム級王者カシメロが伊藤雅雪氏プロモート会社と契約「見たいカードをどんどん作って」

元WBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ

プロボクシング元WBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(33=フィリピン)が、元WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪氏の「トレジャー・ボクシング・プロモーション」社と契約を結んだと3日、発表された。

同社の公式ツイッターで報告されたもので、伊藤氏とカシメロのツーショット写真も添えられた。その後、伊藤氏も自身のツイッターで「カシメロとの複数試合契約を締結しました! みんなが見たいカードをどんどん作っていきます! ご期待ください!」と投稿した。

WBO世界バンタム級王座を剥奪されたカシメロは昨年12月、韓国・仁川でトレジャー・ボクシング・プロモーション主催の興行に参戦。元東洋太平洋スーパーフライ級王者赤穂亮(横浜光)とスーパーバンタム級10回戦で拳を交え、2回KO勝ちを収めていた。

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WBA世界フライ級1位ユーリ阿久井政悟が世界前哨戦へ「クリアしないと次はない」計量パス

世界前哨戦に向け、計量クリアしたWBA世界フライ級1位ユーリ阿久井政悟

プロボクシングWBA世界フライ級1位のユーリ阿久井政悟(27=倉敷守安)が世界前哨戦に臨む。

4日に東京・後楽園ホールで開催されるダイナミックグローブで東洋太平洋ライトフライ級13位ジェイソン・バイソン(24=フィリピン)とのフライ級10回戦を前に3日、都内の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、規程200グラム少ない50・6キロでクリア。対戦するバイソンは50・5キロでパスした。

昨年2月、粉川拓也(角海老宝石)に判定勝ちして以来、約1年ぶりのリング。1月に3度防衛していた日本同級王座を返上し、世界戦準備に入っている。ユーリは「(世界ランク)1位も15位も同じで世界王者にならないと関係ないです。明日は落ち着いて試合をしたい。これをクリアしないと次はない。明日はしっかり勝ちます」と静かに燃えていた。

2歳になる長女、昨年12月に誕生したばかりの次女の存在も大きく「励みになります。『頑張ってくる』と話してきた。無理には狙わないが、チャンスがあればKOしたい」と世界挑戦への“最終関門”を見据えていた。

世界前哨戦へ、計量パスしたWBA世界フライ級1位ユーリ阿久井政悟(左)。右は対戦相手のジェイソン・バイソン

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