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ボクシングニュース

ボクシング中谷正義が元3団体統一王者ロマチェンコと対戦へ 6・26

中谷正義(2014年5月7日)

ボクシングの元東洋太平洋ライト級王者中谷正義(32=帝拳)が6月26日、米ネバダ州ラスベガスで、元3団体統一同級王者のワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)と対戦すると24日(日本時間25日)、米メディアが報じた。同日の中継局となるESPNの中継の中でラスベガスのヴァージン・ホテルズで開催されると伝えた。

中谷は昨年12月、米ラスベガスのMGMグランドで世界ランカーのフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)に2度ダウンを許しながらも、逆転で9回に2度ダウンを奪い返してTKO勝ち。ライト級世界トップ戦線に名乗りをあげた。19年7月にロペスに敗れたのが唯一の黒星となる。

ロマチェンコは昨年10月、テオフィモ・ロペス(米国)との統一戦に敗れて王座陥落。右肩の手術を受け、中谷戦が再起戦となる。米老舗ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド(階級を超越した強さ)ランキングで1位に君臨し「ハイテク」と呼ばれていた世界最速の3階級制覇王者となる。

ロマチェンコ(2019年12月5日)

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V8寺地拳四朗が一夜明け会見「10いきたい、きりよく」年内2試合を希望

オンラインで一夜明け会見に臨んだ王者寺地(C)BMBジム

WBC世界ライトフライ級王座の8度目の防衛に成功した寺地拳四朗(29=BMB)が25日、京都のBMBジムからオンラインで一夜明け会見に臨んだ。寺地は24日、エディオンアリーナ大阪で挑戦者の同級1位久田哲也(36=ハラダ)を判定で下した。

19年12月末以来、約1年4カ月ぶりの実戦だった。フルラウンドの激闘を制した寺地は「久しぶりだったんで、疲れがドッときました。筋肉痛もある。ここも腫れてるし」と左目下を示した。2回にダウンを奪うが、その後はベテランの久田の粘りに苦しめられた。久々の影響もあった。「ボクシングの試合は判断が難しいとあらためて思いました。ここでまとめにいくのか、控えるのか。結果勝ったからよかったが、こうすればよかったというのはあります」。

昨年、泥酔騒動で3カ月のライセンス停止などの処分を受けた。その重圧もあり、試合後は珍しく泣きじゃくった。知人から、その姿に対する反応もあったという。「あまり見せなかった(姿な)んで。つられた(もらい泣きした)とか、いただきました。ちょっと恥ずかしいですけど」と照れ笑いを浮かべた。

今後は、新型コロナウイルス感染拡大防止の緊急事態宣言発出中の状況もあり、練習の再開も含めて未定だが、年内にあと2試合を希望。「(防衛回数)10いきたいですね。きりよく」。前夜は久々に実家に戻り「久しぶりに猫に会ったんで、なでて癒やされました」。しばしの休息をへて、元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏の防衛記録13回更新へ、真っすぐに突き進む。【実藤健一】

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寺地拳四朗が号泣8度目防衛「負ければ人生が」1年超の空白と重圧乗り越え

試合後のインタビューで涙を見せる寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇エディオンアリーナ大阪

王者寺地拳四朗(29=BMB)が、号泣の8度目防衛を飾った。同級1位久田哲也(36=ハラダ)から2回にワンツーでダウンを奪って優位に進め、大差判定3-0で勝利した。王者が泥酔によるトラブルで試合が延期された経緯もあり、「負ければ人生が終わっていた」という重圧から解放されて涙を流した。今後は元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏の連続防衛13回の更新、同級4団体統一を目標に掲げた。

   ◇   ◇   ◇

まるで子どものように泣きじゃくった。試合後の勝利者インタビュー。マイクを手にした寺地は、おえつで言葉が続かなかった。「ありがとうございます。本当、昨年は自分の不祥事で久田選手や関係者の方に本当にご心配をかけ、これからどうしたらいいんだろうという不安の中、今回勝てて。本当にうれしいです」。いつもクールを貫く王者が感情をむき出しにした。

7度目の防衛を飾った19年12月末以来、約1年4カ月ぶりの実戦は厳しい戦いだった。2回に鮮やかなワンツーでダウンを奪う。そこから「倒せるかと、力んでしまった」。ベテランの久田の粘りに苦しめられた。「流れは悪くなかったが思った以上に相手が前に出てきた」。死にものぐるいで戦いを挑んできた相手を受け止め、フルラウンドの死闘を演じた。出し切っただけに涙があふれた。

コロナ禍で自粛生活の中、昨年7月に泥酔して東京都内のマンションに不法侵入し、他人の車を破損させるトラブルをおかした。日本ボクシングコミッション(JBC)により、発覚した昨年12月1日から3カ月のライセンス停止。制裁金300万円に社会奉仕活動の厳しい処分を受けた。

それだけに「いろいろ不安があった。負けたら人生終わりますからね。負けられない。絶対に勝たないといけないと思っていた」。普段はひょうひょうとしたスタイルだが、心の底では重いものを抱えていた。その重圧に打ち勝った。

日本のジム所属選手で歴代5位タイの連続8回防衛を果たした。今後に向けて、これまでも公言している具志堅氏の13回超えに加え、「他団体も全部、ベルトはとりたい」と言った。「今回のことで、いい意味でメンタル的にも強くなれた」。1年4カ月のブランクをへて成し遂げたV8。ここから拳四朗の第2章が始まる。【実藤健一】

◆寺地拳四朗(てらじ・けんしろう) 1992年(平4)1月6日、京都府城陽市生まれ。奈良朱雀高→関大。アマ戦績は58勝(20KO・RSC)16敗。14年8月にプロデビュー。15年12月に日本ライトフライ級王者、16年8月に東洋太平洋同級王座を獲得。17年5月にWBC世界同級王座を獲得し8連続防衛。プロ戦績は18勝(10KO)無敗。身長163・8センチの右ボクサーファイター。

○…新型コロナウイルス感染症拡大防止のため25日に大阪府にも緊急事態宣言が発出される前日、ギリギリのタイミングで有観客の世界戦を実施した。プロモーターの真正ジム山下正人会長は「緊急事態宣言が発出される中で興行をできた。感染対策は万全にした。大成功だったと思う」。入場者制限で半分以下の2200人となったが、観客もルールに従って声を出さず拍手での応援に徹した。

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)
判定で久田哲也(左)を破り拳を握る寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

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元世界王者比嘉大吾が故郷マッチで王座陥落 プロ4戦目の挑戦者に敗れる

比嘉大吾(2018年2月4日撮影)

<ボクシング:WBOアジア・パシフィック・バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇沖縄コンベンションセンター

WBOアジア・パシフィック・バンタム級王者比嘉大吾(25=Ambition)が凱旋(がいせん)試合で初防衛に失敗した。

プロ4戦目でタイトル初挑戦となった挑戦者の同級5位西田凌佑(24=六島)に0-3(111-117×2、110-118)の判定負けを喫し、王座陥落した。

身長差9センチも上の長身サウスポー西田に対し、比嘉は重心を低くしながら強打を狙った。しかしテクニックある挑戦者の左ストレートなどを被弾。何度も前に出て右ストレートを打ち込んで激しく攻めたものの、終盤に疲労で動きが落ちて逆に西田に攻め込まれるシーンもあり、まさかの判定負けとなった。

比嘉は昨年の大みそかに同王座を奪取。WBC世界フライ級王者時代の18年2月以来、約3年2カ月ぶりとなる故郷沖縄での防衛戦だった。

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【評論】不調でも防衛の寺地拳四朗、日本記録可能性更にアップ/大橋秀行氏

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇エディオンアリーナ大阪

王者寺地拳四朗(29=BMB)が、号泣の8度目防衛を飾った。同級1位久田哲也(36=ハラダ)から2回にワンツーでダウンを奪って優位に進め、大差判定3-0で勝利した。

 ◇   ◇   ◇

<大橋秀行氏の目>

防衛に成功した寺地の出来は普段の50%ぐらいだったのではないか。過去の試合よりも動きがスローに感じた。2回に左ジャブの相打ちからの右でダウンを奪ったが、あの左ジャブが相打ちになるシーンは、これまで見たことがなかった。不祥事で謹慎し、奉仕活動を続けた上での世界戦は相当な重圧だっただろうと感じた。

不調の中でもペースを握ることができたのは、ステップの速さ、タイミングの良い左ジャブ、多彩な右を持っていたからだろう。ワンツーの右ストレート強度を巧みに変え、かつ同じモーションで右アッパーも放っていた。接近戦のボディーブローの打ち合いも勝り、技術が光った。本当はKOで倒したかっただろうが、不調を乗り越えて判定勝ちできたのは収穫。日本記録の13回防衛を破る可能性は、さらに高まったといえる。

一方の久田は全てを出し切った。王者の左ジャブをもらわず、持ち味の強打を狙う意図は伝わったが、中盤になるとパンチに力がなかった。中盤までに強打で勝負をかけても良かったかなと思う。ポイントは大差だったものの、久田は大健闘だった。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者)

試合後のインタビューで涙を見せる寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

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寺地拳四朗に敗れた久田哲也が引退表明「やり切って負けたので悔いはない」

8回、寺地拳四朗(右)に左ストレー打つ久田哲也(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇エディオンアリーナ大阪

王者寺地拳四朗(29=BMB)に0-3の判定負けを喫した挑戦者の同級1位久田哲也(36=ハラダ)が現役引退を表明した。

19年10月、WBA世界同級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)に判定負け以来、約1年6カ月ぶりとなるリングで、2戦連続の世界挑戦だったが、またもベルトをつかむことはできなかった。

これでプロ11敗目となった36歳は、試合後に「やり切って負けたので悔いはない。引退します。世界を取れなかったので悔いはないとは言えないが、やり切りました」とグローブを外す決意を示した。

昨年12月に食道がんのため79歳で亡くなったハラダジム先代会長の原田実雄さんの墓前に王座奪取を報告できなかったことに「ベルトを届けられなくて…会長、ごめんなさい」と謝った。会場には淳子夫人と3人の愛娘も応援に駆けつけていた。久田は「支えてくれた妻、応援してくれた子供にありがとうと言いたい。19歳から17年間、42戦しました。丈夫な体に生んでくれた両親にも感謝したい」と口にしていた。

判定で久田哲也(左)を破り拳を握る寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

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寺地拳四朗、涙ながらのV8達成「不安の中、今回勝てて。本当にうれしい」

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇エディオンアリーナ大阪

王者寺地拳四朗(29=BMB)が、挑戦者の同級1位久田哲也(36=ハラダ)を3-0の判定で下し、8度目の防衛に成功した。

日本ジム所属選手の連続防衛記録で5位タイ。目指す日本記録の元WBA世界ライトフライ級世界王者具志堅用高氏の13回更新へ、前進した。寺地の主な一問一答は次の通り。

 ◇   ◇   ◇

-V8防衛成功

寺地 (涙ながらに)ありがとうございます。本当、昨年は自分の不祥事で久田選手や関係者の方に本当にご心配をかけ、これからどうしたらいいんだろうという不安の中、今回勝てて。本当にうれしいです。本当に応援に来てくれたみなさん、ありがとうございます。こんなボクをこれからも応援してくれたら、本当にうれしいです。コロナの中、こんなたくさん来ていただいて本当にうれしいです。ありがとうございます。

-1年4カ月ぶり

寺地 本当に不安の中、自信もありましたけれど不安もありました。支えてくれる方がたくさんいて恵まれている。ボクシングを続けられていて幸せだと思います。迷惑をかけ、どうしようもないことなので、これからボクが勝って少しでも恩返しできれば、うれしいです。これからどんどん勝っていくので、応援してくれたら幸せです。

-今後の決意

寺地 もっと王者らしく、もっと強く、まだまだボクは強くなれると思っている。もっとボクシングを大好きになって、みなさんに強い姿をみせられるようにしっかりトレーニングしていくので、ぜひまた応援してください。

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

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寺地拳四朗が大差判定V8 負けられない戦いでファンに恩返し

判定で久田哲也(左)を破り拳を握る寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇エディオンアリーナ大阪

王者寺地拳四朗(29=BMB)が、挑戦者の同級1位久田哲也(36=ハラダ)を3-0の判定で下し、8度目の防衛に成功した。日本ジム所属選手の連続防衛記録で5位タイ。目指す日本記録の元WBA世界ライトフライ級世界王者具志堅用高氏の13回更新へ、前進した。

約1年半ぶりの試合となった。同カードは当初、昨年12月19日に組まれていた。しかし、王者寺地が泥酔し、他人の車をボコボコにする騒動を起こし、延期となっていた。日本ボクシングコミッション(JBC)から12月1日から3カ月のライセンス停止などの処分を受けた寺地は「たくさんの人に迷惑をかけている。ただ勝つだけじゃなく、内容でも圧勝で、ちゃんとしたところを見てほしい」と思いを詰め込んだ。

絶対に負けられない戦い。「一方的な試合にします」とあえて、自身にプレッシャーをかけて臨んだ。その上で新たな目標も掲げていた。「防衛回数もだが、統一戦もやりたい。ベルトの数を増やしたい。応援してくれている人のありがたさを感じた。恩返しをしたい思いが強い」。

具志堅氏の記録に挑むと同時に、今後はビッグマッチも画策していく。

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

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豊嶋亮太「むしろ強くなれる時間出来たと」王座統一戦が延期

東洋太平洋ウエルター級王者豊嶋亮太

東京・後楽園ホールで開催されるボクシングの日本ミドル級タイトルマッチ(5月1日)、東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック・ウエルター級王座統一戦(同6日)がいずれも延期されると24日、発表された。

3度目の緊急事態宣言の発出を受け、日本ミドル級タイトルマッチは5月19日、東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック・ウエルター級王座統一戦は20日にスライド延期となる。

WBOアジア・パシフィック王者別府優樹(30=久留米櫛間&別府優樹)とのウエルター級王座統一戦が2週間の延期となった東洋太平洋同級王者豊嶋亮太(25=帝拳)は所属ジムの公式サイトを通じ「延期となりましたが、もしならなくても自分のやることは同じと考えて、むしろ強くなれる時間が出来たと考えています。この2週間を有意義に使えるかどうかで勝負が決まるとも思っています」などとコメントした。

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ボクシング寺地拳四朗「一方的な試合に」 24日今年初の国内男子世界戦

計量を終えた王者寺地(左)と挑戦者の久田(2021・4・23 大阪市内 代表撮影)

コロナ禍で今年、国内で男子初の世界戦が24日にエディオンアリーナ大阪で行われる。WBC世界ライトフライ級タイトルマッチで王者寺地拳四朗(29=BMB)と挑戦者の同級1位久田哲也(36=ハラダ)は23日、大阪市内で前日計量に臨み、ともにクリアした。新型コロナウイルス感染症拡大防止で関西では大阪、兵庫、京都に25日に緊急事態宣言が発出される。その前日に行われる世界戦は、入場者制限をした有観客で行う。

   ◇   ◇   ◇

見えない敵に屈するわけにはいかない。コロナ禍が拡大している大阪でボクシングの世界戦を行う。大阪府が要請している緊急事態宣言の発出は25日。ギリギリで開催する興行に、プロモーターの真正ジム山下正人会長(59)は「明日は通常通りで、有観客で開催したい」。当初から会場の収容人数の半分以下、2200人を想定しており、前売りで約2000人分が売れているという。その観客の期待に応えるべく、全力を尽くす。

男子の世界戦は国内で今年初となる。山下会長は「コロナで厳しい中でも、選手の頑張りを無駄にはできない」と話していた。過酷な減量を伴う、ボクサーの試合までの調整は厳しさしかない。その努力を「無」にするわけにはいかない。

王者の寺地は、リミットを300グラム下回る48・6キロでクリアした。「余裕を持って調整してきて、代謝で落ちただけ」と余裕の表情を見せる。7度目の防衛に成功した19年12月以来、約1年半ぶりの実戦となるが「(試合のプランは)圧勝ですね。一方的な試合にします」と宣言した。

出口が見えないコロナ禍で苦しむ人たちを勇気づけたい。「コンディションはすごくいいです。KOにはこだわらないが、自然の流れで」。同カードは当初、昨年12月19日に予定も、王者側のトラブルで延期となっていた。その責めも負うだけに気合が入る。

世界戦で初めてメインを務める。「メインとかあまり意識しません。いつも通りやるだけ」。コロナ禍の大阪で「戦う」魂を見せつける。【実藤健一】

○…挑戦者の久田が勝てば36歳6カ月、日本選手最年長での世界王座戴冠となる。前日計量を48・9キロのリミットでクリア。「コンディションはいいです。早めに調整できた」と自信を示した。無敗の王者に対し、自身は10敗を喫している。「何度も泥水をすすってきていて、苦しい状況でも最後まであきらめずに戦う。そこが自分の強みだと思う」。2度目の世界挑戦で遅咲きが歴史を刻む。

前日計量をクリアした王者寺地(2021・4・23 大阪市内 代表撮影)

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亀田興毅氏「会長としてのデビュー戦で正念場」緊急事態宣言で手腕に期待

亀田興毅会長(2021年3月1日撮影)

新型コロナウイルス感染拡大防止で、25日にも緊急事態宣言が発出されることになった。関西は大阪、兵庫、京都の3府県にわたる。「またもか…」。見えない敵を相手に、どうしようもないもやもやばかり募る。

1年前はすべての興行を中止にしたボクシング業界も直撃するだろう。元世界3階級制覇王者の亀田興毅会長(34)の3150ファイトクラブは、5月5日に真正ジムとの共同でエディオンアリーナ大阪第2競技場で初の興行を予定している。興毅会長は「会長としてのデビュー戦で正念場を迎えてますよ」と言った。

メインは弟の元世界2階級制覇王者・亀田和毅(29)の8回戦。1年9カ月ぶりと久々の実戦になり、和毅も「8ラウンド、フルで戦いたい。タイミングで倒れたらしょうがないけど」と実戦勘を取り戻すプランを描いていた。その前に目に見えない敵が、立ちはだかる。

日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内事務局長は「(緊急事態)宣言が発出された段階で(対応を)考えたい」と話す。西日本ボクシング協会の会長でもある真正ジムの山下正人会長は、24日の世界戦を前に「JBCの判断に従う。無観客でとなれば、無観客でやります。選手が頑張ってきたことを無駄にはできない」と言った。

ボクサーは試合までにまさに「身を削る」。激しい練習を積み、厳しい減量に耐えてリングに上がる。その努力が「無」になってしまうのは、何とも表現する言葉がない。

興毅会長は「待つしかないですよね、JBCの判断を。興行していいのか」と話しつつ、発信の方法などさまざまな手も考えている。培ってきた人脈も幅広く、独自の経験値から逆に新たなチャレンジができる機会となるかもしれない。ピンチをチャンスに。若き会長の発想力と行動力に期待したい。【実藤健一】

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ボクシング比嘉大吾、故郷沖縄の防衛戦でKO宣言 WBOアジア太平洋王者

計量パス後、オンラインで取材に答える王者WBOアジア・パシフィック・バンタム級王者比嘉大吾(右)と挑戦者の同級5位西田凌佑

ボクシングのWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者比嘉大吾(25=Ambition)が約3年2カ月ぶりの凱旋(がいせん)試合でKO防衛を誓った。

24日、沖縄コンベンションセンターで同級5位西田凌佑(24=六島)との初防衛戦を控え、23日には沖縄県内で前日計量に臨んだ。西田と顔を合わせ、両者ともにリミットの53・5キロでクリアした。

故郷沖縄での試合はWBC世界フライ級王者時代の18年2月の2度目の防衛戦(沖縄県立武道館)以来となる。21日に沖縄に入り、22日にも沖縄で調整したという比嘉は「しっかり今までやってきたことを全部出せば、自然とKOにつながると思う。倒す姿を見せたいと思うので、全力を出して倒しきれたらと思います」と決意を新たにした。

世界バンタム級戦線は5月29日に米国でWBC世界同級タイトル戦(王者ノルディーヌ・ウバーリ-挑戦者ノニト・ドネア)、6月19日にも米国でWBAスーパー・IBF世界同級タイトル戦(王者井上尚弥-挑戦者マイケル・ダスマリナス)と防衛戦が組まれている。比嘉は「やっぱり世界王者のバンタム級は名前のある強い選手が多いので、そこに食い込めたら。自分は目の前の試合をクリアして、目指していけたら」と西田戦に集中していた。

一方、プロ4戦目で王座初挑戦となる西田は「予想では自分が不利な状況で比嘉選手がKOで勝つと思われているが、練習したことを出して勝ちたい」と下馬評を覆す覚悟を示した。もともとスーパーバンタム級を主戦場とし、今回は1階級下でのタイトル挑戦。身長も161センチの比嘉に対し、170センチのサウスポーというテクニシャンの西田は「身長差はだいぶあるなと感じたので、それを生かした戦い方で。リーチと距離を生かして勝ちたい」と静かに闘志を燃やした。

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王者寺地拳四朗、久田哲也が前日計量で闘志 大阪で有観客開催へ

計量を終えた王者寺地(左)と挑戦者の久田

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ(24日、エディオンアリーナ大阪)の前日計量が23日、大阪市内で行われた。王者寺地拳四朗(29=BMB)は48・6キロ、挑戦者の同級1位久田哲也(36=ハラダ)はリミット48・9キロでクリアした。

約1年半ぶりの試合となる寺地は、300グラムアンダーに「余裕を持って、代謝で落ちただけです」と話し、「コンディションはすごくいい。ホテルに戻って、ごはん食べてゆっくり過ごしたい」と7度防衛している余裕を漂わせた。

一方の久田も「コンディションはいいです。昨日の時点でリミット(に)いっていたし、早めに調整できた」と自信を示す。無敗の王者に対し、自身は10敗しているが「何度も泥水をすすってきてるんで、苦しい状況でも最後まであきらめずに戦う。それが自分の強みだと思う」と話した。

新型コロナウイルス感染拡大防止で、25日にも緊急事態宣言が発出され、大阪府の対象に入っている。試合はその前日となるため、入場制限を設けた有観客で実施の予定。通常の収容人数の半分以下、2200人を想定し、前売りで約2000人分が売れているという。プロモーターの真正ジム山下正人会長(59)は「明日は通常通り、有観客で開催したい」と話した。

計量後のオンライン会見に臨んだ王者寺地
計量後のオンライン会見臨んだ挑戦者の久田

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王者寺地拳四朗「圧倒的に勝つ」宣言 ジムは試合の実施を最優先に

24日の世界戦に臨む王者寺地(左)と挑戦者の久田(撮影・実藤健一)

WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(29=BMB)が、「圧倒的に勝つ」と宣言した。24日にエディオンアリーナ大阪で同級1位・久田哲也(36=ハラダ)との8度目防衛戦に臨む。22日に大阪市内で調印式が行われた。

同カードは昨年12月19日に指名試合として予定されていたが、王者側のトラブルにより延期となっていた。寺地は7度目の防衛に成功した19年12月以来、約1年半ぶりの実戦となる。ブランクも不安視されるが、王者は「圧倒的に勝つ。それだけです」と言った。

新型コロナウイルスの影響で、大阪府は緊急事態宣言を国に要請している。プロモーターの真正ジム山下正人会長(59)は「エディオンアリーナ大阪が閉館にならない限り、興行は行う。国から無観客を指示されたら無観客でやります」。

当初から定員の5割以下、2200人想定で2000人分のチケットが売れている。国の判断があれば、払い戻しする。「選手のここまでの頑張りをむだにはできない」と山下会長は試合の実施を最優先に掲げた。

この日、両者はPCR検査を受けた。ともに陰性判定で、試合は予定通り行われる方向となっている。

24日の世界戦に臨む左から寺地会長、王者寺地、挑戦者の久田、原田会長、山下会長(撮影・実藤健一)

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王者松永3度目防衛、初挑戦の中島に3-0判定「もっと強く」/ボクシング

3度目の防衛に成功した日本スーパーウエルター級王者松永

<プロボクシング:日本スーパーウエルター級タイトルマッチ10回戦>◇21日◇東京・後楽園ホール

20年10月以来、約1年半ぶりのリングとなった日本スーパーウエルター級王者松永宏信(33=横浜光)が、3度目の防衛に成功した。挑戦者の同級5位中島玲(22=寝屋川石田)に対し、3-0(97-93×2、96-94)の判定勝利を収めた。

体格とパワーで上回るサウスポーの松永はワンツー、右ジャブから左の強打を的確にヒットさせた。松永は「中島選手に勝つことだけを考えていた。結果が出てひとまず安心。やってきたことは結果として出た」と自ら及第点を出した。当初は昨年3月に予定されていた防衛戦はコロナ禍で試合10日前に中止が決定。試合が決まらない期間はフィジカルや体幹を鍛えてきた。「1分間(のインターバル)で回復できるようになった。効果は出ている」と手応えを示しつつも「やってきたことは間違っていないが、やらなくてはいけないことたくさんある。もっと練習して強くなりたい」と反省も忘れなかった。

WBOアジア・パシフィック同級王座には、世界挑戦経験もある井上岳志(31=ワールドスポーツ)がいる。松永は「向こうも世界しかみていないだろうが、日本人同士、いつか交わることもあるかも。お互いに頑張って、この階級を盛り上げられれば」と意欲を示していた。

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WBOアジア太平洋王者の重岡銀次朗「ピンチなく勝ちたい」防衛戦へ意欲

5月下旬のタイトル戦に向け、オンライン会見に臨んだワタナベジムの5選手。左から千本、谷口、重岡、谷山、湯場(ワタナベジム提供)

ボクシングのWBOアジア・パシフィック・ミニマム級王者重岡銀次朗(21=ワタナベ)が1年5カ月ぶりのリングで2度目の防衛戦に臨む。5月23日、東京・墨田区総合体育館で同級3位川満俊輝(25=三迫)の挑戦を受ける。20日夕方、2部で構成されるボクシング興行に出場する同門選手計5人でオンライン記者会見に出席した。19年大みそかの初防衛戦以来となる待望のV2戦に向け「(コロナ禍で試合延期が続き)何のために練習しているのかというのが1年続いた。くだらないパンチをもらわないように。ピンチなく勝ちたいと思います」とキッパリ。V1戦では挑戦者レイ・ロリト(大成)の左カウンターを被弾し、ピンチになった反省を踏まえながら気を引き締めた。

また日本ライト級ユース王者湯場海樹(22=ワタナベ)は日本ユースの2階級制覇を目指し、日本スーパーライト級ユース王者佐々木尽(19=八王子中屋)に挑戦する。昨年3月、2週間の予定でタイ合宿を組みながら、現地で新型コロナウイルス感染防止のロックダウン(都市封鎖)で帰国できず、実に半年間の合宿生活を過ごした。この経験でメンタル的にも強くなったと振り返る湯場は「自分のボクシング人生にとってポイントになる試合。落とさないように調整したい。勝てるようなイメージをしている」と自信をのぞかせた。

★元世界王者黒木優子(30=YuKO)と東洋太平洋女子ミニマム級王座決定戦に臨む元日本同級王者千本瑞規(26=ワタナベ)「コロナ期間にかなり成長できたと思うので、それを見せられるのが楽しみ。もちろん負けるつもりはない」

★日本ミニマム級1位仲島辰郎(26=平仲)との初防衛戦を控える同級王者谷口将隆(27=ワタナベ)「しっかり勝って世界ランキングもあげられるように。それ相応の実力をみせたい」

★日本女子バンタム級王座決定戦で同級3位平安山裕子(34=平仲)と対戦する同級1位谷山佳菜子(34=ワタナベ)「3度目のタイトル挑戦なので絶対に勝てるように頑張りたい」

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Sウエルター級王者松永宏信がV3戦へ計量パス「トータルで上回りたい」

日本スーパーウエルター級タイトル戦に向けた計量にパスした王者松永(左)と挑戦者の中島(写真提供:横浜光ジム)

ボクシングの日本スーパーウエルター級タイトルマッチ10回戦は21日、東京・後楽園ホールで開催される。

同級王者松永宏信(33=横浜光)、挑戦者の同級5位中島玲(22=寝屋川石田)は20日、そろって都内の病院で開かれた前日計量に臨み、両者とも100グラム少ない69・7キロで計量クリアした。

3度目の防衛戦を控える王者松永は6連続KO中の左ボクサーファイター。アマチュア経験豊富でプロ5戦目で王座挑戦する中島を警戒しつつも「KOでも判定でも、試合に勝ちたい。自分の長所、動き回るボクシングをする場面もあると思う。トータルで上回りたい。リングで強い方が上にいくと思う」と勢いある強敵を倒す意気込みを示した。

一方、挑戦者中島は昨年10月に元東洋太平洋ミドル級王者細川チャーリー忍(金子)を判定で下してランキング入り。これまで4勝はすべて判定勝ちだったこともあり「初タイトル挑戦で初KO勝ちが1番良い形かなと。KOで倒したい。テクニック、スピード、パワーと上回っているところをみせたい」と完勝を狙う。所属ジムの元WBA世界スーパーウエルター級暫定王者石田順裕会長(45)も巻いた日本同級ベルトを意識し「会長からは『任せたぞ』と言われた。自分が持って(大阪に)帰りたいと思います」と気持ちを高揚させていた。

3度目の防衛戦に向け、計量バスした日本スーパーウエルター級王者松永(写真提供:横浜光ジム)

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亀田和毅100万高級ガウン、YOSHIKI衣装手がけた京都老舗業者から

復帰戦に向けて超豪華ガウンを披露した亀田和毅(右)と亀田興毅会長

元世界2階級制覇王者の亀田和毅(29=3150ファイトクラブ)が、約100万円の高級ガウンをまとって復帰戦に臨む。

5月5日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で契約体重56・5キロの8回戦で三宅寛典(32)と対戦する和毅は20日、オンラインで会見。京都の老舗着物業者から約100万円の入場時のガウンを贈られたことを明かした。同社はX JAPANのYOSHIKIの衣装も手がけた実績がある。

和毅は「強い試合を見せないといけない」。興毅会長は「X TOMOKIやな」と新生を強調した。

100万円ガウンを披露した亀田和毅(右)と興毅会長(C)3150ファイトクラブ

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RK蒲田ジム柳光会長のライセンス停止処分撤回「再審査の必要性が生じた」

日本ボクシングコミッション(JBC)は20日、RK蒲田ジム柳光和博会長(48)への3カ月ライセンス停止処分の撤回を発表した。ホームページに19日付の文書を掲載し、「倫理委員会における15日付告示の柳光会長の処分に関し、再審査の必要性が生じたので処分の撤回をする」とした。

柳光会長は3月の前日計量時にJBC職員を怒鳴りつけたなどとして処分された。これに対して日本プロボクシング協会と東日本ボクシング協会が19日に、制裁手続きが違法、職員の発言が誘発し、処分内容は著しく重いと、処分の即日取り消しと謝罪を要請の抗議文を提出していた。

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ボクシング、新型コロナ対策ガイドライン一部改定 興行20時終了目標に

日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会は19日、新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、ガイドラインの一部改定を承認した。

出稽古では出向く選手だけでなく、受け入れる選手も検査を受けるなど。

関東地区でも感染が拡大していることを受け、今後は東京・後楽園ホールでの興行終了時間を現在の午後9時から8時に早めることを目標とした。大阪が緊急事態宣言の要請を表明したが、発出された場合は小委員会で迅速に対応していくことになった。

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