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ボクシングニュース

中谷潤人、米合宿で80ラウンド以上のスパーリング「充実した合宿」名指導者らとトリオで鍛錬

米ロス合宿で、ルディ・エルナンデス・トレーナー(右)の指導を受けたWBO世界フライ級王者中谷潤人(M.Tジム提供)

プロボクシングWBO世界フライ級王者中谷潤人(=M.T)が米修業で80ラウンド以上のスパーリングを消化した。6月5日に渡米し、今週中に米ロサンゼルスでの合宿を打ち上げる中谷は29日(日本時間30日)、所属ジムを通じて合宿内容を報告。計82回のスパーリングを消化したとし「いろいろな選手と経験を積めた」と手応えを示した。 

現地では、名指導者のルディ・エルナンデス氏、岡辺大介氏の両トレーナーとのトリオでジムワークなどに取り組み「(2人に)いろいろチャレンジさせてもらい、いろいろな武器を少しずつ手に入れることができたので、1カ月が早く充実した合宿を積めました」と収穫を口にした。

25日(日本時間26日)に米サンアントニオで開催された1階級上のWBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(米国)が元王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)を8回TKOで下し初防衛に成功した試合を視察。中谷は「サンアントニオで観戦させてもらい、近い階級の選手でとても刺激をもらいました。(ロドリゲスが)タフな選手にしっかりと手数であの結果に持っていくのは、さすがだなと思いました」と納得。近い将来、1階級上に転級する意向を持っており「この経験を意味のあるものにして行けるよう頑張ります」と報告していた。

米ロス合宿で計80ラウンド以上のスパーリングを消化したWBO世界フライ級王者中谷潤人(左)(M.Tジム提供)
ロス合宿で一緒にトレーニングしたメンバーと写真撮影するWBO世界フライ級王者中谷潤人(最前列左から4番目)(M.Tジム提供)

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アマ10冠今永虎雅が鮮烈KOデビュー「世界の強豪と戦えるよう」層厚いライト級で世界へ第一歩

2回KO勝ちして記念撮影に臨む今永。左はCHIAKI、右はジェニー(撮影・たえ見朱実)

<プロボクシング:62・0キロ契約体重6回戦>◇29日◇東京・後楽園ホール

史上初の高校8冠を含むアマ10冠ボクサー今永虎雅(たいが、22=大橋)が鮮烈なプロデビューを飾った。62キロ級契約体重6回戦で浜崎隆広(36=仲里)と拳を交え、2回2分49秒、KO勝利を挙げた。1回から鋭い右アッパーで顔をのけぞらせると、2回には左ストレートでダウンを奪取。右フックでダウンを追加すると、相手陣営の棄権申し出により、そのままKO撃破となった。選手層の厚いライト級で世界を狙う大物ルーキーが力強く1歩を踏み出した。

    ◇    ◇    ◇

冷静沈着に仕留めた。サウスポースタイルから今永が左ストレート、左アッパーで後退させた。2回、左ストレートを打ち抜き、ダウンを奪取。立ち上がった浜崎のこめかみに的確な右フックをヒットさせてダウンを追加すると、カウント途中に敵陣営の棄権申し出があり、白星デビューが決まった。

プロ初勝利を挙げ「めちゃめちゃ緊張しました。初めてのプロのリングでグローブも小さい。練習したことを出せずに力んでしまった」と苦笑しつつも、冷静に試合ペースをつかんだことに手応えもあった。「自分のやってきたことを試合で出すことを考えてやってきた。アマ10冠は重圧と考えず、アマとプロは違うと区切りをつけていた」と最後まで謙虚な姿勢を貫いた。

元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナーのフィジカルトレを受け、3月の入門時よりも肉体はビルドアップした。パンチのキレも増した。チケット購入してくれた後援者、スポンサーらに感謝しつつ「ボクシングに集中できる環境の中で結果を出さないといけないので、気持ちはアマ時代とは違う」と気を引き締めて初陣リングに立っていた。

階級は違うものの、同門の先輩となるWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29)を目標にプロ転向した。高校の実績では「井上超え」を果たしており、期待の新人として注目される。「世界の強豪と戦えるようにもっと練習して頑張りたい」。プロらしく、力強く、今永が白星発進した。【藤中栄二】

◆今永虎雅(いまなが・たいが)1999年(平11)8月9日、大阪・河内長野市生まれ。父裕之さんの勧めで幼少期から空手を学び、中学1年からボクシングを開始。奈良・王寺工高時代、同じ高校の荒本一成とともに総体3連覇、選抜2連覇、国体3連覇という史上初の高校8冠を達成。東洋大進学後の2冠を合わせてアマ10冠を獲得。得意パンチは左ストレート。家族は両親と弟、妹。身長177センチの左ボクサーファイター。通常体重は69キロ。

◆ライト級 リミット58・96キロ~61・23キロで全17階級中の真ん中。体重70キロ前後の選手が絞ってくる。男性の平均的ウエートで層が厚く、本場の米国や中南米でも人気が高い。デュラン(パナマ)、アルゲリョ(ニカラグア)、チャベス(メキシコ)、カマチョ、デラホーヤ、メイウェザー(すべて米国)などスターを輩出し、現在も元3団体統一王者の「ハイテク」ロマチェンコ(ウクライナ)、元世界3階級王者リナレス(帝拳)が主戦場とする。日本人で世界王座を奪取したのはガッツ石松、畑山隆則、小堀佑介の3人。

1回、今永(左)は浜崎に右パンチを見舞う(撮影・たえ見朱実)
1回、今永(左)は浜崎にパンチを見舞う(撮影・たえ見朱実)
2回、今永(右)は浜崎の顔面にパンチを打ち込む(撮影・たえ見朱実)
62キロ契約6回戦 2回、今永(右)は浜崎からダウンを奪う(撮影・たえ見朱実)
今永と井上の比較表
62キロ契約6回戦 ラウンドガールを務めるCHIAKIさん(撮影・たえ見朱実)
ラウンドガールを務めたジェニーさん(撮影・たえ見朱実)

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田中恒成、世界前哨戦飾る「決まったものを絶対に取ります」4階級制覇へ井岡一翔との再戦も視野

橋詰将義に5回TKOで勝利し新チャンピオンになった田中(中央)。左からラウンドガールを務めたCHIAKIさん、1人おいてJENNYさん(撮影・たえ見朱実)

<プロボクシング:WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇29日◇東京・後楽園ホール

元世界3階級制覇王者田中恒成(27=畑中)が世界前哨戦でTKO勝利を飾った。WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義(28=角海老宝石)に同級1位として挑戦し、5回2分52秒、レフェリーストップによるTKO勝ち。同王座獲得に成功し、世界4階級制覇に向けて前進した。

現在、世界スーパーフライ級はWBO王者が19年大みそかに敗れている井岡一翔(志成)、WBAスーパー、WBCフランチャイズ王者がフアン・フランシスコ・エストラーダ(32=メキシコ)、WBC正規王者がジョシュア・フランコ(26=米国)、IBF王者がフェルナンド・マルチネス(30=アルゼンチン)となっている。

IBFは王者マルチネスが前王者ジェルイィン・アンカハス(30=フィリピン)との再戦が決まりそうな気配。WBOは王者井岡が7月13日に元4階級制覇王者ドニー・ニエテス(40=フィリピン)との5度目防衛戦を控える。井岡との再戦について、田中は「それはWBOが井岡選手でもニエテス選手でもIBFでも勝った王者に挑戦します。もともと選んでやるタイプでもない。決まったものを絶対に取ります」と気合を入れ直した。

年内に地元名古屋で世界前哨戦を1試合行い、来年の世界再挑戦を目指すという。所属ジムの畑中清嗣会長は4階級制覇を狙う世界王座の選択肢として「第1はWBO、(第2に)IBF。10月のWBO総会にも恒成を連れていきたいと思います」と明言していた。

5回、田中(左)は橋詰にパンチを打ち込む(撮影・たえ見朱実)
4回、田中恒成(右)のパンチが橋詰将義の顔面にヒット(撮影・たえ見朱実)
62キロ契約6回戦 ラウンドガールを務めるCHIAKIさん(撮影・たえ見朱実)
ラウンドガールを務めたジェニーさん(撮影・たえ見朱実)

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ラウンドガールCHIAKIとJENNY激闘に花添える 華やかショートパンツ&ロングブーツ姿

2回KO勝ちして記念撮影に臨む今永。左はCHIAKI、右はジェニー(撮影・たえ見朱実)

<プロボクシング:WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇29日◇東京・後楽園ホール

大橋ボクシングジムの自主興行フェニックスバトル89大会は29日、東京・後楽園ホールで行われ、人気ダンサー&モデルグループのサイバージャパン・ダンサーズ所属の2人がラウンドガールを務めた。

やまなし大使も務めるショートカットのCHIAKI(チアキ)、現役女子大生でロングヘアのJENNY(ジェニー)がシルバーを基調としたショートパンツコスチュームとエナメル風の黒ロングブーツを着用。

メインイベントで開催された元世界3階級制覇王者田中恒成(畑中)が挑戦したWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチでもラウンドボードを掲げてリングウォークし、注目の興行を華やかに盛り上げていた。

62キロ契約6回戦 ラウンドガールを務めるCHIAKIさん(撮影・たえ見朱実)
ラウンドガールを務めたジェニーさん(撮影・たえ見朱実)
ライトフライ級6回戦 判定勝ちした内田(中央)左からラウンドガールのCHIAKIさん、1人おいてJENNYさん(撮影・たえ見朱実)
1回、ナクハリン・ハンギュにヒットにKO勝ちした松本(撮影・たえ見朱実)

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「ミライモンスター」松本圭佑42秒KOで無傷5連勝「早く終わってしまい言葉も浮かばない」

1回、ナクハリン・ハンギュにヒットにKO勝ちした松本(撮影・たえ見朱実)

<プロボクシング:58・0キロ契約体重8回戦>◇29日◇東京・後楽園ホール

「ミライモンスター」こと日本フェザー級12位松本圭佑(22=大橋)が42秒KOでデビュー5連勝を飾った。

タイ・スーパーバンタム級1位ナクハリン・ハンギュ(19=タイ)との58・0キロ契約8回戦に臨み、1回42秒TKO勝利を挙げた。ワンツーから強烈な左ボディブローをねじ込み、コーナーに追い詰めて一気にラッシュ。そのままレフェリーストップによるTKO撃破となった。

早期決着に松本は「試合内容は自分が思っていたよりも早く終わってしまい、考えることもなくて言葉も浮かばないです」と苦笑。元東洋太平洋フェザー級王者の父好二トレーナーとの最終調整には手応えがあったようで「左パンチの強化はできていて左ボディーを合わせられて良かった。トレーニングはレベルアップできるものでしたので」と強調した。

デビューから5勝(5KO)とプロ戦績を積み上げており、今回も無傷のままでの快勝劇だった。松本は「次の試合が決まり次第、また勝てるように練習していきたいと思う」と抱負を口にしていた。

1回、松本圭佑の左ボディーがナクハリン・ハンギュにヒット(撮影・たえ見朱実)
62キロ契約6回戦 ラウンドガールを務めるCHIAKIさん(撮影・たえ見朱実)
ラウンドガールを務めたジェニーさん(撮影・たえ見朱実)

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アマ10冠の今永虎雅が鮮烈2回KOデビュー「めちゃめちゃ緊張」カウント途中で相手陣営が棄権

62キロ契約6回戦 2回、浜崎からダウンを奪う今永(撮影・たえ見朱実)

<プロボクシング:62・0キロ契約体重6回戦>◇29日◇東京・後楽園ホール

史上初の高校8冠を含むアマ10冠ボクサー今永虎雅(たいが、22=大橋)が鮮烈なプロデビューを飾った。62キロ級契約体重6回戦で浜崎隆広(36=仲里)と拳を交え、2回2分48秒、KO勝利を挙げた。鋭い左アッパー、左ストレート、右アッパーでのけぞらせ、2回には左ストレートでダウンを奪取。右フックでダウンを追加すると、カウント途中で相手陣営からの棄権により、そのままKO撃破となった。

プロ初勝利を挙げた今永は「めちゃめちゃ緊張しました。初めてのプロのリングでグローブも小さい。練習したことを出せずに力んでしまいました」と苦笑しつつも「自分のやってきたことを試合で出すことを考えてやってきた。アマ10冠は重圧と考えず、アマとプロは違うと区切りをつけていた」と謙虚な姿勢ながらもプロの第1歩をしっかりと踏んだ。

元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナーのフィジカルトレを受け、3月の入門時よりもビルドアップ。所属ジムの大橋秀行会長からも「すごい体だな」と驚かれる肉体の仕上がりぶりだった。プロとしての意識も高まっていた。チケットを購入してくれたファンや後援者、スポンサーなどからの激励もあり「ボクシングに集中できる環境の中で結果を出さないといけないので、気持ちはアマチュア時代とは違う」と気持ちを引き締めてリングに立っていた。

大橋ジム期待の大物ルーキーとして注目も大きい。身長177センチのサウスポースタイルがさらにビルドアップされ、パンチにもキレが増している。今永は「デビュー戦で自分のボクシングがあまりできなかったですが、世界の強豪と戦えるようにもっと練習して頑張りたい」と決意を新たにしていた。

◆今永虎雅(いまなが・たいが)1999年(平11)8月9日、大阪・河内長野市生まれ。父裕之さんの勧めで幼少期から空手を学び、中学1年からボクシングを開始。奈良・王寺工高時代、同じ高校の荒本一成とともに総体3連覇、選抜2連覇、国体3連覇という史上初の高校8冠を達成。東洋大進学後の2冠を合わせてアマ10冠を獲得。得意パンチは左ストレート。家族は両親と弟、妹。身長177センチの左ボクサーファイター。通常体重は69キロ。

浜崎に2回KO勝ちした今永(撮影・たえ見朱実)
62キロ契約6回戦 ラウンドガールを務めるCHIAKIさん(撮影・たえ見朱実)
ラウンドガールを務めたジェニーさん(撮影・たえ見朱実)
2回、浜崎(左)にパンチを見舞う今永(撮影・たえ見朱実)
2回、今永(右)のパンチが浜崎の顔面をとられる(撮影・たえ見朱実)

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次世代選手発掘「ボクサーズロード」佐藤友規が120万円ゲット「良い戦い方」大橋会長も高評価

ボクサーズロード優勝者決定戦 ライト級4回戦 判定で優勝を飾った佐藤友規(右から2人目)(撮影・たえ見朱実)

<プロボクシング:ライト級4回戦>◇29日◇東京・後楽園ホール

大橋ジム大橋秀行会長監修の次世代ボクサー発掘プロジェクト「ボクサーズロード」の最終審査が行われ、佐藤友規(22=パンチアウト)が賞金120万円をゲットした。同じく最終審査に勝ち残ったプロデビュー戦となる小川魁星(21=伴流)とライト級4回戦に臨み、3-0の判定勝利を収めた。1回に右ストレートでダウンを奪取。手数が少なく、ガードの低い相手にワンツーを打ち抜き、主導権を握った。終了ゴングと同時に、ジム間の垣根を越えて指導してくれた大橋ジムのジャスティス・コジョ・トレーナーと抱き合って喜んだ。

リング上で大橋会長から賞金120万円の目録を手渡された佐藤は「すごくうれしいです。応援してくれたみなさん、ありがとうございました。(過去)3戦(2勝1敗)もしていてプレッシャーの毎日でしたが、それをなくすようにジャスティストレーナーらが支えてくれた。次、これから大橋会長から呼んでいただけたら出ますので、よろしくお願いいたします」と早くも自らを売り込んだ。

大橋会長は「思い出に残る企画でした。選考会の最後のスパーリングで佐藤選手はダウンを取られたが、良い戦い方していた。それが今日生きたと思います。戦い方もむやみにいかず、(小川の)左ストレートを警戒した動きはクレバーだった」と高く評価していた。

ボクサーズロード優勝者決定戦 ライト級4回戦 2回、佐藤(左)のパンチが小川の顔面をとらえる(撮影・たえ見朱実)
ラウンドガールを務めたジェニーさん(撮影・たえ見朱実)
62キロ契約6回戦 ラウンドガールを務めるCHIAKIさん(撮影・たえ見朱実)

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元世界3階級制覇田中恒成の挑戦受ける橋詰将義「なめるなよ、という感じ」王者のプライド見せる

計量クリアしたWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義

プロボクシングWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義(28=角海老宝石)が過去最強の相手との初防衛戦に臨む。29日、東京・後楽園ホールで同級1位の元世界3階級制覇王者田中恒成(27=畑中)の挑戦を受ける。

28日に東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、100グラム少ない52・0キロでクリアした田中に対し、リミット52・1キロでパスした。

計量時に田中と対面した橋詰は体格などをチェックし「全部、想定通りだった」と自信の笑みを浮かべた。世界ランキングでWBO3位、IBF5位、WBC6位に入っている田中の立場を意識し「世界ランクで1ケタに入っている。初防衛に成功すれば自分の評価は上がる。対戦の話が来た時、すぐにイエスと言った。真のチャンピオンに認められれば」と気合を入れ直した。

本来ならば、世界王者の田中に挑戦者として対戦したかったと明かした橋詰は「向こうは『世界』から(アジアに)ランクを下げている。『なめるなよ』という感じです」と王者としてのプライドをみせつける覚悟を示していた。

WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義(左)とにらみ合う挑戦者の元世界3階級制覇王者田中恒成
WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義(左)と挑戦者の元世界3階級制覇王者田中恒成

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井上尚弥、バトラー陣営製作のにらみ合う合成写真に「やる気なんだな、決まるんだなと」

WBO王者バトラー(右)と契約する米プロベラム社公式サイトに掲載された井上とのフェースオフ合成写真(プロベラム社公式サイトより)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が、WBO世界同級王者ポール・バトラー(33=英国)陣営製作によるフェースオフ合成写真をチェックし、気持ちを高ぶらせた。

7日にノニト・ドネア(39=フィリピン)を2回TKO撃破し、日本人初の3団体統一王者となった井上は29日、横浜市内の所属ジムで練習を再開した。

4団体王座統一戦の対抗王者バトラーが契約を結ぶ米プロモート、プロベラム社公式サイトに掲載された井上とバトラーがにらみ合う合成写真を見たと明かし「だから向こうのプロモーターもやる気なんだなと。(4団体統一戦が)決まるんだなと気持ち的にも高まりますね」と歓迎。「ここまで来たらバンタム級でやり残した試合は1つかなと。交渉がうまくいって、4団体統一戦が決まればしっかり勝ちにいきたい」と意気込みを示した。

約20日間のオフについて、試合当日に見舞われた空き巣被害にも言及しながら「試合が終わってから、いろいろあり、空き巣もあり、試合直後は気持ち的に休めることができなかった。3週間ほどゆっくり休んで気持ちの回復もできて頑張っていけると思う」と決意も新た。所属ジムの大橋秀行会長は「まだ発表できないが、必ず大きな試合になる。来るべき日に備えていきたい」とバトラー側との交渉が順調に進んでいることを明かした。

練習を公開した井上尚弥(撮影・野上伸悟)

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井上尚弥「まだ捕まっていない」試合当日空き巣被害「実際見たら腹立たしい」対策着手し警戒強化

練習を公開した井上尚弥(撮影・野上伸悟)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が7日のノニト・ドネアとの3団体王座統一戦当日に空き巣被害に見舞われたことを受け、今だ犯人が逮捕されていないと明かした。

28日、横浜市内の所属ジムで始動した後、報道陣との質疑応答で空き巣被害について言及。「(被害を)知ったのは試合直後ぐらい。まず想像がつかなかった。実際に(被害を)見たら腹立たしいですよ。試合直後はなかったですが、怒りは徐々に出て…」と心境を明かした。

犯人は防犯カメラの映像に残っていたものの、顔は覆面で覆われてたという。

これまで試合1カ月前からホテル生活するケースが多かった井上だが、残した家族らのことも心配のため「試合前のホテル生活はやめようかなと思っています。自分がいないのは心配ですし」とさまざまな対策を取り始めていると強調。海外遠征や走り込み合宿を行う場合には「誰かを家においていきます」と警戒心を強めていた。

神奈川県警によると、試合前の7日午後4時半ごろ、試合で不在だった井上の神奈川県内になる自宅に何者かが入り、かばんや貴金属など十数点を盗んだという。付近で男2人が目撃され、県警が行方を捜査している。

練習を公開した井上尚弥(撮影・野上伸悟)

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井上尚弥「12月ぐらい」バトラーとの4団体王座統一戦を想定し練習開始「照準を合わせている」

練習を公開した井上尚弥(撮影・野上伸悟)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が今年12月の4団体王座統一戦を想定し、本格的に始動した。

7日にノニト・ドネア(39=フィリピン)を2回TKO撃破し、日本人初の3団体統一王者となった井上は29日、横浜市内の所属ジムで練習を再開。残りの対抗王者となるWBO世界同級王者ポール・バトラー(33=英国)との4団体王座統一戦に向け「12月ぐらいを自分は想定して照準を合わせています」と明かした。

スパーリングも7月から開始する予定。元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナーとの走り込み合宿なども「試合が決まれば合宿も相談しながらやっていきたい」と意欲満々。既にダイジェスト映像ながらバトラーの試合動画もチェックしており、正式決定すれば本格的なバトラー対策に入る見通しとなっている。

さらに大橋秀行会長はバトラー戦を想定し、欧州から練習パートナーを招聘(しょうへい)する計画も明かした。

同会長は「試合直前の練習パートナーとして呼びたいと思っている。(バトラーが)強敵なのは間違いない」と警戒。井上は「バトラー戦が正式に決まれば、彼も王者だし刺激になる。(7日の)ドネア戦であれだけのパフォーマンスをしたので、期待されるのは重々承知している。(バトラー戦も)あれぐらいの試合をしないといけないですね」と自らハードルを設定していた。

練習を公開した井上尚弥(撮影・野上伸悟)

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アマ10冠の今永虎雅、プロデビューへ計量パス「すごい体だな」大橋秀行会長驚く仕上がり

プロデビュー戦に向けて計量クリアした史上初の高校8冠ボクサー今永虎雅

史上初のボクシング高校8冠を含むアマ10冠の今永虎雅(22=大橋)が29日、東京・後楽園ホールでプロデビューを果たす。所属ジム興行となるフェニックスバトル89大会で浜崎隆広(36=仲里)との62・0キロ契約体重6回戦を控え、28日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、100グラム少ない61・9キロでパス。元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナーのフィジカルトレを受け、3月の入門時よりもビルドアップ。所属ジムの大橋秀行会長(57)からも「すごい体だな」と驚かれる仕上がりぶりだ。

計量クリア後、今永は「今日は冷静ですが、緊張していますね」と率直な心境を明かした。チケットを購入してくれたファンや後援者、スポンサーなどからの激励もあり「ボクシングに集中できる環境の中で結果を出さないといけないので、気持ちはアマチュア時代とは違う」とプロ意識を高めた。

大橋ジム期待の大物ルーキーとして注目も大きい。身長177センチのサウスポースタイルがさらにビルドアップされ、パンチにもキレが増した様子。今永は「今までやってきたことを出し、一方的に自分のボクシングを展開していきたい。そうすればおのずと勝利はやってくる」と静かに燃えていた。

プロデビュー戦の相手浜崎隆広(左)と並ぶ史上初の高校8冠ボクサー今永虎雅
プロデビュー戦の相手・浜崎隆広(左)とフェースオフする史上初の高校8冠ボクサー今永虎雅

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田中恒成、コーンロウヘアで計量パス「差を明らかにみせつけようと思う」世界前哨戦へ自信

世界前哨戦に向けて計量クリアした元世界3階級制覇王者田中恒成

プロボクシング元世界3階級制覇王者田中恒成(27=畑中)が世界前哨戦で「アジア王座」を狙う。29日、東京・後楽園ホールでWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義(28=角海老宝石)に挑戦する。

28日に東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミット52・1キロでパスした橋詰に対し、100グラム少ない52・0キロでクリアした。長く伸びたヘアをコーンロウにまとめて登場した田中は「明日の試合が世界戦への最終ステップにするつもり」と試合の意義を設定した。

昨年12月に世界挑戦経験もある石田匠(井岡)に判定勝利し、再起戦を飾った。今春には米国修業し、イスマエル・サラス・トレーナーのもとで練習を重ねてきた。世界4階級制覇を狙う準備を着々と整えてきた自負もある。

日本ボクシングの「聖地」後楽園ホール出陣は14年10月、東洋太平洋ミニマム級王者原隆二(大橋)への挑戦以来約7年8カ月ぶり。田中は「この舞台は俺には似合わない。それを明日のリングで結果として表したいなと思う。KOします。世界王者になりたい人間と、必ず(世界王者に)なる俺のような人間は絶対に違う。その差を実力も、気持ちも、その差を明らかにみせつけようと思う」とハッキリと言い切っていた。

WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義(左)とにらみ合う挑戦者の元世界3階級制覇王者田中恒成
WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義(左)と挑戦者の元世界3階級制覇王者田中恒成

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矢吹正道、再起戦は9・10三重・四日市市総合体育館に変更 地元から世界王座奪取へ再出発

矢吹正道(2018年9月29日撮影)

ボクシングの緑ジムは27日、前WBC世界ライトフライ級王者・矢吹正道(29)の再起戦の日程変更を発表した。

当初は8月11日に愛知・刈谷市産業振興あいおいホールで、WBO同級5位タノンサック・シムシー(タイ)と契約体重50キロの10回戦が予定されていた。対戦相手は変わらず、9月10日に三重・四日市市総合体育館に変更となる。地元の三重テレビが中継する。

三重・鈴鹿市出身の矢吹は、高校時代を四日市四郷高で過ごした。やんちゃした時期ではあるが、青春時代の思い出が詰まった地。緑ジムの松尾会長によると「本人も地元でやりたいと言ってきたので、変更することになった」と説明。地元から、世界王座奪取へ再出発することになった。

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井上尚弥の野望「すごく理想なのかな」階級上げスーパーバンタムでの4団体統一王者同士の夢対決

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が4団体統一後、1階級上のスーパーバンタム級4団体統一王者との夢対決を希望した。

27日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で会見。WBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(33=英国)との年内の4団体統一戦交渉が進んでいることを明かした上で、来年に向けた理想プランを口にした。

井上は近い将来、1階級上のスーパーバンタム級への転級を目指している。同階級では、ムロジョン・アフマダリエフ(27=ウズベキスタン)がWBAスーパー、IBF王座を統一、スティーブ・フルトン(27=米国)がWBC、WBO王座を統一している。この2団体王座統一王者同士による4団体統一戦の待望論が挙がっている。

年内に4団体王座統一することを前提に、井上は「この両選手が(4団体王座)統一戦の流れになるのなら(自身が階級を上げて)4団体王者同士が戦うのがすごく理想なのかなと思います」との野望を口にしていた。

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

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井上尚弥、バトラーと年内4団体統一戦実現へ「流れ的に良いと聞いている」交渉順調と明かす 

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が年内の4団体統一戦に向けて順調に交渉が進んでいることを明かした。

27日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で会見。残り1人の対抗王者となるWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(33=英国)陣営と対戦交渉に入っていると明かした。

井上は「バトラーとの交渉につきましては(所属ジム)大橋(秀行)会長から交渉中で流れ的にはいいと聞いている」と明かした。具体的な日程、開催国については未定としながら「4団体統一戦が実現するなら日本でも米国でも英国でもどこでもいいと思っています」と口調を強めた。

7日にさいたまスーパーアリーナで元5階級制覇王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体王座統一戦を2回TKO撃破で勝利。日本人初の3団体統一王者となった。10日(日本時間11日)に世界的にもっとも権威のある米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」が階級を超越した最強ボクサーを決めるパウンド・フォー・パウンド(PFP)で日本人初の1位に選定して以来、初の公の場。 井上は「ドネア戦での勝ち方次第と言われていたので、1位になるのかなと(思っていた)。これ以上ない試合内容で終わることができ、PFP1位となり満足する結果でした。PFP1位という立ち位置もあるので、それにふさわしい試合をこなしたい。その上で4団体統一した上でスーパーバンタム級で新たな挑戦したい」と意気込みを示した。

プロボクシングの世界王者では過去にWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)、世界4階級制覇王者のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(志成)らが日本外国特派員協会で会見している。

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)
会見前、ファイティングポーズする井上尚弥(撮影・鈴木正人)
ポール・バトラー(ロイター)

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井上尚弥、那須川天心vs武尊は「見てましたし、刺激を受けることもありました」注目対決に言及

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が、19日に東京ドームで対戦したキック注目対決、那須川天心-武尊戦について言及した。

27日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で会見。世間的な注目を浴びたキック対決について「もちろん日本人として日本人の最強2人が戦った2人は見てましたし、刺激を受けることもありました」と口にした。

7日にさいたまスーパーアリーナで元5階級制覇王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体王座統一戦を2回TKO撃破で勝利。日本人初の3団体統一王者となったことを受け、会見をオファーを受けていた。10日(日本時間11日)に世界的にもっとも権威のある米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」が階級を超越した最強ボクサーを決めるパウンド・フォー・パウンド(PFP)で日本人初の1位に選定して以来、初の公の場となった。

プロボクシングの世界王者では過去にWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)、世界4階級制覇王者のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(志成)らが日本外国特派員協会で会見している。

会見場入りする井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

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井上尚弥、PFP日本人初1位に「メディアの注目を浴びてありがたいこと」外国特派員協会で会見

会見前、ファイティングポーズする井上尚弥(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が「世界最強ボクサー選定」に感謝の言葉を口にした。

27日、東京・千代田区の外国特派員協会で会見に臨んだ。10日(日本時間11日)に世界的にもっとも権威のある米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」が階級を超越した最強ボクサーを決めるパウンド・フォー・パウンド(PFP)で日本人初の1位に選定して以来、初の公の場。井上は「ドネア戦が終わって結果的にPFP1位にランク付けされましたし、メディアの注目を浴びてありがたいこと」と感謝した。

7日にさいたまスーパーアリーナで元5階級制覇王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体王座統一戦を2回TKO撃破で勝利。日本人初の3団体統一王者となったことを受け、会見のオファーを受けた。

既に残り1人の対抗王者となるWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(33=英国)陣営とは対戦交渉に入っている。年内の4団体統一戦実現に向けて今月中にはジムワークを再開する予定となっている。

プロボクシングの世界王者では過去にWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)、世界4階級制覇王者のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(志成)らが日本外国特派員協会で会見している。

会見場入りする井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

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女子対抗は盛岡南V「良い経験になった」金田咲貴3回RSC勝ちで貢献 高校ボクシング東北大会

女子学校対抗で優勝し記念撮影する盛岡南の選手たち(撮影・濱本神威)

高校ボクシング東北大会の女子学校対抗で盛岡南(岩手)が優勝した。

ライトフライ級決勝では金田咲貴(2年)が西目・工藤結菜(3年)に3回1分25秒のRSC勝ち(アマチュアボクシングでレフェリーが行う勝敗宣告)、ライト級決勝では畠山和(3年)が五所川原工・三戸舞(3年)に3-2の判定勝ちを収め、団体優勝に貢献した。金田咲は、「東北大会に出ることはとても価値のあることだと思っています。出られてうれしい、良い経験になりました」と語った。盛岡南から今大会に出場した4名の中で唯一の2年生である金田咲は今後に向け、「自分の良さを出せるボクシングをしていきたいです」と意気込んだ。

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WBC世界スーパーフライ級王者ロドリゲスが初防衛成功 元王者シーサケットを8回TKOで撃破

<プロボクシング:WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇25日(日本時間26日)◇米フロリダ州サンアントニオ・テック・ポート・アリーナ

WBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(22=米国)が初防衛に成功した。元同級王者の同級2位シーサケット・ソールンビサイ(35=タイ)の挑戦を受け、8回1分50秒、TKO勝利を収めた。

サウスポー同士の対決でロドリゲスが技術、速さで上回った。コンパクトなパンチを的確にヒットさせた。シーサケットのボディー攻撃をしのぎ、7回には左フックでスリップ気味ながらもダウンを奪取。8回に左ストレートからの連打で攻め切り、元王者をレフェリーストップに追い込み、地元サンアントニオで快勝した。

ロドリゲスは今年2月、元WBC世界同級王者カルロス・クアドラス(メキシコ)との同級王座決定戦で3-0の判定勝利を収めて新王者となっていた。

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